活動報告・レポート
2013年4月26日(金)
議会報告会
仕事について

午後8時から翌日の午前8時まで事務所の管理の仕事をしている方と約束をしていたので、予定通りに訪ねてくれました。つまり勤務明けに立ち寄ってくれたのです。夜間の管理業務は一人での勤務になるため、仮眠する時間が無く翌朝は疲れている筈ですが、顔を見て話したいからと言って訪ねてくれたのです。

「仕事は体力的にきついけれども、会社の信頼と期待に応え、家族のために頑張っています」とこの時は笑顔で話してくれました。ただ一ヶ月の勤務日程が決まっていること、一日あたりの日当額が決まっていることから、将来的に昇給の見込みは低いのが不安材料です。「家族がいるので安定的に収入があることは有り難いことですが、長年勤務しても、成果を出せるように頑張っても昇給しないので不安はあります」という話もしてくれました。

アベノミクスで昇給している企業がありますが、「うちの会社には無縁です」とも話してくれました。仕事は事務所の管理ですから、管理を委託している会社からの委託費が上がらない限り昇給はあり得ないのです。景気回復への期待感だけで昇給することはありません。しかし委託してくれている会社の業界での競争は厳しいため、価格競争や消費税額の小売価格への吸収などによって委託費が上がる可能性はゼロに近いのです。ですから事務所管理費用が上がることはなく、勤務している人の所得も上がる見込みはないのです。

「どれだけ勤務しても、どれだけ成果をあげるために寝ないで仕事をしても昇給しないことから、家族を養う上での不安はあります」という本音も聞かせてくれました。

一方で「こんな厳しい時代において、雇用してくれて安定して給与を支払ってくれている会社には感謝しているのです」という気持ちもあります。現状に感謝しているけれど将来への不安は隠せない複雑な気持ちが伺えました。

仕事への不安を解消することが幸せへとつながります。家族の笑顔を見たいと思い懸命に働いているご主人さんの気持ちが伝わってきます。地方都市で真面目に、そして懸命に働いている全ての人が幸せになれる社会を築きたいものです。

将来への不安は健康面でもあります。夜間の勤務のため昼夜が逆転していることから、食欲がなくなり、特に夏場は日が高く寝られないようです。それでも懸命に仕事に向かっているのです。休むと日当が消えていきますから、無理をしてでも勤務に向かっています。

全ての人の所得が向上するまでには長い時間が掛かりそうですが、改善できるようにしたいと思います。

小学校の環境

和歌山市内の公立小学校には空調設備がありません。教室に冷房や暖房が設置されていないので、教室の環境は決して良いとは言えません。公立中学校や公立高校では教室に空調設備が設置されているのですが、公立小学校には設置されていないのです。体力的に不安のある小学生の学ぶ教室に空調設備がないのは疑問です。黄砂やPM2.5などの影響を受けやすい地域の学校は窓を開けられませんから、空調設備が必要だと考えています。夏場に窓を開けないで授業をしているのは、教師や生徒にとって厳しい環境です。

少子化で各学年が一クラスの小学校があります。この場合、空調設備は六クラスの教室ら設置すれば良いことになります。公平性からすると全ての小学校に同時に導入するという考えになりますが、立地条件や周囲の環境などによって空調設備の設置を優先させても良いと思います。

小学校の教師と生徒が勉強できる教室の環境を求めたいと考えています。

議会報告会

午後7時から10時まで県議会報告会を開催しました。熱心に聞いてくれた皆さんに感謝しています。ただ今回は笑いが耐えない話となったことから、健康的で楽しい会合となりました。時間の経過が分からなくなるほどの笑いがあり気がついたら午後10時になっていました。

知識、理論と実践の両方が思いを実現するめたに必要なことが今日の報告会の大きなテーマでした。知識だけでも世の中は変えられないし、実践だけでも変えられないのです。知識と理論に基づいた実践が自分の周囲を変える力となります。知識に実践が伴っているということは、信念があるということです。これらを持ち合わせて初めて、自分も社会を変えられる力を持っているといえます。

県政的には、大災害時の津波への備え、和歌山南インターチェンジ計画、そして学校でのいじめ問題への対応を大きなテーマとしました。中でも今回は大災害への備えして、ラジオによる情報把握について説明しました。和歌山県では、新政策としてラジオ通じるプランを実施することになっていますし、地震発生時などに自動にスイッチが入る防災ラジオもあることを紹介しました。和歌山市内でもラジオがつながらない地域があり、議会報告会に参加してくれた人の自宅でもラジオが聴こえないところがありました。  県の制度を活用してくれることをお知らせしました。

もうひとつ。地方紙に掲載されたコラムについても説明させてもらいました。人から聞いた話がどれだけ良かったとしても、聞いただけでは次の日になれば忘れてしまいます。聞いて良いと思ったことはメモするなどして忘れないこと、自分の中で消化することが必要です。そして自分の言葉として誰かに伝えることや活字にすることで言葉が生きるのです。

地方紙に掲載してくれたことで、伝わる範囲や速度が違ってきます。良いことはより多くの人に伝えて共有することで社会が良くなります。悪いことは伝えなくて良いので、良いことだけを伝えたいものです。そしていつの日か善党という言葉ができるような社会にしたいと話をしました。

今回の片桐章浩を応援する会での議会報告会は通算13回目となりました。一年以上続けていることになります。毎回、違うテーマで話をしていますが、皆さんの政治への関心が高まっています。これはとても嬉しいことなので、これからも継続することにしています。