NPO法人花いっぱい推進協議会の平成25年度総会が開催されました。平成24年度活動報告と決算、平成25年度活動計画と予算案について提案があり、全ての議案が承認されました。平成25年度の活動が始まることになります。
平成24年度は国道24号沿いの40箇所の花壇の維持と管理、JR和歌山駅前花壇の維持と管理、市営大新地下駐車場で入り口花壇の維持と管理などを中心に活動しています。また和歌山市役所前において第12回花フェスタを開催、この時は寄せ植え無料体験コーナーを設け多くの方に寄せ植え体験をしてもらいました。
国道沿いの花壇や和歌山市の玄関口であるJR和歌山駅前の花壇を維持管理する活動は誰でもできるものではありませんし、年間を通じて花を咲かせ和歌山市を訪れる人に好印象を与えています。花壇の花が枯れていたり、四季を通じて花を咲かせていなかったりすると和歌山市の印象は低下します。水やりや季節に応じた植え替えなど、和歌山市の品格と観光を陰で支えてくれています。
平成25年度も同様の活動を行う計画ですし、紀の国わかやま国体開催が近づいていることから和歌山市を花でいっぱいにして迎える基礎作りの年にしたいと考えています。行政機関と協働して、花いっぱいのまちづくりにつながることを目指して士気を高めています。
この協議会森川会長からは、「振り返ると素晴らしい先輩に導かれた人生であったと思っています。花いっぱいの活動は3年前に10周年を迎えましたが、これも先輩方がいたから節目の年を迎え、そして13年目を迎えているのです。10周年記念式典の時に、片桐さんから10年が経過しましたが、これからの10年継続することが大事なことですと挨拶があったことを今も覚えています。それどころか、それからの活動は来るべき10年を迎えるために気合の入った活動にしていこうと決意が高まっています。
あれから3年が経過して20周年まで7年となりましたが、あと7年と思うのではなくて、これからも10年後を目指した活動をしようと思っているところです。会員の皆さんも20年で終わりだと思うのではなくて、これからの活動の方が長くて充実していると思って下さい」。総会での挨拶がありました。
10周年の時の私の挨拶の一部を覚えてくれていたことに感謝していますし、そのことを目指して活動を実践していることにも感動しています。挨拶は聞いてくれる人は聞いてくれている。そして話の中身がとても大事なことを再認識しました。挨拶の言葉に触れて、それを目指してくれる人がいるからです。
考えてみれば、式典や総会での挨拶は、挨拶する立場の人が何かを持って帰ってもらいたいと考えて、考え抜いて言葉にするものです。一つの言葉だけでも、一人の方だけでも琴線に触れて、或いは感動して覚えてくれていると嬉しいことです。その後の活動の指針になったり、目標になっていれば、こんな嬉しいことはありません。
今日の総会の挨拶の中で、森川会長から3年前の挨拶の言葉を話してくれるとは思ってもしませんでした。自分にとっても挨拶や言葉に意味を込めることの大切さを痛感できましたし、それを覚えてくれていることに感動しました。
平成25年度の活動も楽しくて花いっぱいの和歌山市を目指したいと考えています。
ユニバーサル旅行に関して話し合いました。高齢者や障がい者の方が和歌山県を訪れてくれる時の対応として、ユニバーサルのお迎えをしたいものです。全国の主要観光地ではユニバーサル旅行の受け入れ態勢があります。以前であれば、和歌山市でそんな概念が聞くことはなかったのですが、現在はユニバーサル旅行やお迎えする態勢を整えつつあります。観光面でのユニバーサルサービスがスポーツ大会や国体にも関係してきます。
応援団の中には高齢者も障がい者もいると思います。「和歌山市に行くと全ての人に優しい応対をしてくれる態勢が整っているよ」と言われるように、今から準備を行う必要性を感じています。
急ごしらえの対応では心が入ったものになりませんし、施設整備や案内板の設置などを含めて十分に対応し切れないと思います。常にユニバーサルサービスの精神を持った和歌山県でありたいものです。
新エネルギーの推進と、化石燃料系の発電所のあり方、そして原子燃料サイクルと六ヶ所村の整備を初めとするエネルギーのベストミックスの考え方について協議を行いました。
これらの組み合わせ比率を政府はどう考えるのか、大きな課題です。六ヶ所村の整備は必要だと言う話をいただきました。これからも人類は必要なエネルギーを得るべきであって、そのサイクル方法の確立と廃棄物の処分と保管体制を整えることがわが国にとって大事な問題であると話してくれました。このようなエネルギーに関する議論を交わしました。
学校空調の問題を協議しました。これから夏を迎える時期になりました。和歌山市内の公立小学校には空調が設置されていません。教育委員会は必要性が低いと判断してのことだと思いますが、果たして節電の夏に際して教室に空調がなくても生徒の健康は大丈夫なのかどうか話し合いました。市内の学校を訪れ状況の確認を行った上で、必要な対応があれば考えることにしました。