活動報告・レポート
2013年4月24日(水)
基礎力
基礎力

経営者KさんをMさんに紹介してもらい懇談する時間をいただきました。本当に素晴らしい経営者で、経営理念と方針には聞き入りました。今の事業を始めたのは17年前のことです。つまり17年前に起業して現在まで経営を続け事業を拡大しています。現在新しい事業所ビルを建設中で、現在の事務所ビルと合わせて事業規模は大きくなる予定です。

経営方針で徹底していることは、従業員教育と研修機会を数多く持っていることです。企業は人材で成り立っていますし、企業の成長は人材にかかっています。教育予算を厚めにして徹底して教育を行っています。今の従業員に対しては当然のこと、今年入社したばかりの4人にも研修を行っています。何も分からないまま仕事の補助をしてもらうところもある中、この会社は机上教育、現場教育、研修を繰り返して早く一人前になってもらうのと同時に社会人、企業人としての資質を高めるための幅広い教育を実施しています。

予算額は伏せますが、今の時代にこれだけの教育予算を組んでいるところは少ないと思います。人材育成に力を入れることによって、将来の会社を担う人材を育てることと選抜することを目指しています。今日の教育の効果は明日出ることはありませんが、5年後、10年後には違いが出てきます。その時のために教育と研修機会を多く持っているのです。

そしてインプットだけではなくてアウトプットの機会を持っています。研修後はレポートの提出、教育で学んだことの感想を翌日に提出してもらうなど、研修成果と考え方を発揮する機会と訓練を行っています。レポートを書くと力がつきます。事例の研究と理論武装や論文の引用、そこから事例を変えるための考察など考える力が身につくからです。

しかし若い従業員はレポートが苦手だそうです。レポートを書く訓練の時間が少ないからです。仕事と勉強時間の両立は難しいのですが、厳しくとも若い時はやりとげなければなりません。実務経験と勉強をすることで成長していくのです。学ぶ時間と苦しい時間を持つことが成長するために必要なことだからです。

この経営者は将来の投資を行い、従業員は将来の成長のための機会が与えられているのです。これだけ前向きでやる気に満ちた経営者とご一緒できて学ぶことができました。

そして紹介してくれたMさんからもためになる話を聞かせてもらいました。ひとつは、音楽は基礎が大事であるということです。楽譜に基づいた歌を歌うこと、演奏することが基本です。それができて自分流にアレンジしていくことになります。基礎ができていないのに歌手の歌い方を真似しても、物真似に終わり自分らしさが表現できません。自分らしさは、基礎ができている上で表現することができます。

基礎は徹底的に繰り返すこと、一度指摘されたことは時間がなくても、練習が苦しくても、次回のレッスンまでに習得しておくことが必要です。指摘された課題があっても、それを身に付けなければ進歩はありません。基礎ができて応用、そして自分流へと発展させられるのです。自分を確立していくためには基礎を徹底的に繰り返すこと。そこから歌の意味やその方が誕生した背景、歴史などを理解することです。

基礎を確立して応用力が身につくというのは音楽だけではなくて、どの分野にも通用する事です。基礎トレーニングは分かっていることばかりなので退屈でやりたくないものですが、考えなくても身体が勝手に自然に表現できるまで徹底することが必要なのです。

仕事も基礎が大事です。ビジネスパーソンなら文書を書けることが基礎力です。自分のやりたいことを文章で書けることが基礎です。これができなければ企画が実現することはありません。口だけで文章がなければ企画は通らないからです。

仕事も音楽も芸術も、基礎力があって自分らしさを表現できるのです。

MさんとKさんとご一緒させていただき、楽しさと学びがありました。今日の全ての話題は明るくて成長性を感じるものばかりでした。楽しい会話は、席を同じくしている時間の速度を速く感じさせます。

その他
  • 議会活動に関する費用の考え方について整理する機会がありました。政務とそうでないものの線引きが難しく、はっきりと割り切れない性質のものがあります。和歌山県として共通項をつくり、それに準じて予算を伴う活動の報告することは大きな進歩です。
  • 教育関係者と学校教育に関する協議を行いました。教育は指導方法や学校の環境にも影響を受けます。生徒が学べる環境にあるかどうか、その視点でも教育現場を見てみます。
  • 就職に関して協議を行いました。学校を卒業しても正職員になれなくて、アルバイトをしている若い人が多いのです。アルバイトが悪いとは言いませんが、若いうちに一度は組織で働き、人間関係や組織について学習することは大事なことです。組織が窮屈だと思っていたとしても、社会人としての基礎を身に付けるために正職員を経験することを勧めました。