活動報告・レポート
2013年4月23日(火)
消費税
消費税

税理士の先生と懇談しました。確定申告は終わっていますが企業決算が2月末、3月末のところは税金の納付期日が迫っているので、変わらず慌しくされています。昨年度も赤字決算の会社があり全体として法人税が減少していると伺いました。そんな環境ですから源泉徴収、消費税の徴収に向かっているようです。消費税の滞納は税務署から厳しく対応されるようです。それは、消費税は商売人が消費者から預かっているお金だからです。預かり金は期限が到来したら支払いをするのが当然です。商売人が預かり金を支払わないとすれば厳しく対応されるのは当然なのです。

でも預かり金だから何時でも支払いできる状態にあるかというと、現状として別問題です。商品は本体価格と消費税で構成されていますが、受け取ったお金は色分けされていません。そのためこれが本体のお金、これが消費税のお金と仕分けしていないのが通常です。決算は年度末で締めて消費税を確定してから支払うことになりますから、きっちりと積み立てしていれば問題はありませんが、商品の仕入れなどの運転資金に回しているとしたら支払いは厳しくなります。

商売をしている人からは、消費税の支払いは本当に厳しいと聞くことがあります。確定申告をして税金と消費税を同時に支払う訳ですから、決算によっては厳しい事情は分かります。しかも会社が赤字決算をした場合、法人税は課税されませんが消費税は課税されます。赤字会社でも消費税は支払う必要があるのですから経理は大変です。

また会社の規模が大きくなれば売り上げは増えますが、同時に仕入れも増えて行きます。それに伴い仕入れするための資金、つまり運転資金の調達が必要となりますから金融機関とのつきあいと連携などが必要となります。事業計画書や資金計画書などの作成する力や利息、借入期間などの協議力も必要となります。金融機関に強い人の力も必要となっていきます。会社が大きくなるにつれて、それまで必要としなかった人材や交渉能力、資料作成力が必要となるのです。そこでそれらの人材や支援が得られなければ、業績が拡大しているのに黒字倒産という事態になることがあります。業績が良いのに突然倒産するのは事業拡大によって運転資金が必要となり、その資金が調達できなくなることから起こります。会社が伸びていく時、または耐えている時などは、税理士としての経営指導の手腕が問われることになります。

ライオンズクラブ

チャーターナイト10周年の支払いや資料、写真整理をする時間がありました。これらの資料を整理してまとめること、写真の配布などもう少し業務があります。もう直ぐ大型連休に入るので、休み明けに最終の整理をすることにしています。

懇談

株価が上昇していることから明るい話題が増えてきました。株を触っている人ばかりではありませんが、気分的に上昇志向に向かっている雰囲気があります。保有していても売却しなければ利益を確定できないので現時点で得にはなっていないのですが、気分は得をしたようになっているようです。経済は気持ちから入りますから、前向きの話が広がればそれで良いと思います。

所得が増えると思うと消費が増える、企業の売り上げが増え生産が拡大する、雇用が増える、賃金が上昇するという循環に向かうことになります。株価が上昇、社会全体の賃金の上昇はこれから次第ですから期待しています。

また参議院選挙に関しての話も行いましたが、大方の意見は現時点での盛り上がりがなく話題にもなっていないといことです。自民党の相手となる政党がなく、経済指標は上向きですから経済に関る争点もありません。投票率の低下や関心の低さを感じます。

ムードが盛り上がるのはこれからだと思いますから、争点を出し合っていただき国政への関心を高めて欲しいものです。