活動報告・レポート
2013年4月14日(日)
余韻

昨日開催した和歌山ゴールドライオンズクラブチャーターナイト10周年記念式典についての感想を寄せてもらっています。クラブの皆さん、出席していただいた皆さんのお陰で成功という結果をいただきました。心から感謝申し上げます。一年前に発足させた実行委員会で話し合い、企画、準備、そして当日までの役割分担を行い、全員の力を結集して結果を出せたものです。一日が明けても嬉しさが込み上げてきます。大きな仕事をやり遂げた後の開放感は格別のものがあります。

そして一人だけ名前を挙げて今日の話を書かせてもらいます。初代会長の甲山亨さんから連絡をいただきました。甲山さんは平成15年4月24日に結成したクラブの初代会長で、同年の6月19日に開催した発足のチャーターナイトを実行してくれた方です。そして平成16年6月30日まで会長職を務めてくれました。通常は1年なのですが1年余り会長を務めてくれただけでも大変なことですが、発足時のメンバーは規約も運営方法も分からないことから、言えないような苦労があったと今になって分かります。

そんな甲山さんから「本当に大成功でした。よくやってくれました。キャビネットや参加してくれた皆さんからゴールドライオンズは素晴らしいクラブだと褒めてくれていましたよ。若い会長と幹事が立派に務めを果たしている姿を皆さんが見てくれて評価をしてくれました。本当にご苦労様」と声を掛けていただきました。初代会長からこのような言葉を頂戴することは光栄ですが、成功の要因はメンバー全員の力を合わせたからです。企画段階から意見交換を行い、時には見解の相違もありましたが、チームワークが良くなるに連れて団結していく空気がありました。目的を明確にしてゴールを目指した、それが成功の要因です。

続けて甲山さんから「10周年を見事にやりきってくれた姿を見届けられたので、私の役割は終わりました。視力が回復していませんしアクティビティに参加できないのでは、ライオンズの一員としての役割を果たせないことになります。今回の10周年を一緒にお祝いできたこと、そしてゴールドライオンズがこれからも力強く活動を続けることを見届けたので安心しました。平成24年度の活動と共にライオンを引退することにします。後は任せます」という寂しい言葉がありました。

甲山さんの視力のことは知っているので、本人の気持ち、家族の負担、体調管理、そして安全の観点からも引き止めることはできませんが、寂しい気持ちになります。初代会長であり精神的支柱であった甲山さんがライオンズを去る時が訪れたからです。10年の区切りがついたのでもう止めることはできません。チャーターメンバーとして10年間、一緒に活動できたことは大きな誇りです。甲山さんはそのポジションや付き合いの広さから立派な人物として和歌山県内でその名前は通っていました。

その大先輩と同じ舞台で活動できるとは思ってもいませんでしたし、同じ会長職を務められていることは大きな自信になっています。勿論、追いつくことはできませんが、少しでもその場所に到達できるように、これからも頑張ります。

甲山さんからお褒めの言葉をいただき、昨日を振り返ることはなくなりました。全てが素晴らしい仲間との活動の記憶として心に留めることになります。もう11年目に向けて助走段階に来ています。あとは11代目の会長にバトンを渡すだけです。

甲山さんには「いままで導いてくれてありがとうございました。そしてクラブの活動はこれからも続くので安心して下さい。本当にご苦労様でした」と心の底から伝えました。

一つの事業を仕上げると区切りが訪れます。そこには喜びと寂しさが交錯します。楽しいこと寂しいことを繰り返して人生は続いていくのです。それが人生の節目となり、逆風や大きな波に負けないで強く歩いていける力になるのです。

和歌山ゴールドライオンズクラブ記念誌に掲載した私の挨拶文です。甲山さんの功績にも触れさせていただきました。

結成10周年を迎えて

和歌山ゴールドイオンズクラブ会長 片桐章浩

ここにお集まりいただいた皆さんと、皆さんのクラブからのご支援とご指導のお陰で、私達、和歌山ゴールドライオンズクラブは結成10周年を迎えることが出来ました。心から感謝申し上げます。

ライオンズクラブは何をしているクラブなのか、分からないままスタートした私達のクラブですが、チャーターメンバー、これまで一時期であっても会員として活動してくれた元メンバー、そして現在現役会員として活動してくれているメンバーがいて、小さいけれども温かく行動的なクラブに成長しています。

どんな社会奉仕をすべきか。メンバー同士で熱い議論を交わすことがありますし、この先活動について意見交換をすることもあります。今が最高の姿であるのではなくて、将来とも発展を続け、いつも過去最高の状態のクラブでありたいと思っています。

結成10周年の春に皆さんをお迎えして記念式典を開催できる喜びを感じながら、メンバー一同、ようやく皆さんと同じ経験を積み重ねることによってスタートラインに立てたように感じています。ポスト10周年として新しい11年目の役員体制も確立し、次を目指した活動も視野に入れています。

以降、自クラブのことで誠に恐縮ですが、ここに至るまでクラブを支え続けてくれている誇るべきメンバーについて触れさせていただきます。

チャーター年に会長を務めてくれ、組織と活動の基礎を築いてくれた甲山初代会長に深く感謝しています。二代目以降の会長、幹事を初めとする全ての会員の思いと行動が、こうして10周年を迎えられた最高の宝物です。

そして10周年記念式典実行委員長を務めてくれ、志半ばでこの世を去った貴志八郎さんの企画力と実行力があってこの式典開催に漕ぎ着けたことを、ここに記したいと思います。

結成10周年記念式典の開催年である2013年に入った段階で急遽、実行委員会会長を引き受けてくれた瀬川会長の尽力にも深く感謝する次第です。

そして全てのメンバーが思いを結集して今日の式典に至りました。皆さんには是非とも記念式典をお楽しみいただき、これからの活動についてのアドバイスや激励をいただけると幸いです。

本日、参加してくれた皆さんに感謝申し上げお礼とさせていただきます。ありがとうございます。