活動報告・レポート
2013年3月29日(金)
追加合格
退職の日

本日付で退職される先輩の皆さん、本当にお疲れ様でした。そしてこれまでのご指導本当にありがとうございます。辞令発令前にお話をさせてもらいました。長い現役生活のように思いますが、過ぎてしまうと早いと感じるようです。40年近く勤め上げて退職の日を迎える気持ちはどのようなものがあるのでしょぅか。心中は分かりませんが、話をしているとホッとした思いと寂しさが交錯しているように思います。

ただ一人の方は退職した後の生活にも夢があります。子どもが資格を生かして今年の秋に開業することから、子どもと一緒に仕事をするために退職前から既に専門学校に通っています。春から秋までの半年専門学校に通い、簡易な資格を取得した後に子どものアシストをする予定です。子どもが独立して一緒に働けることは楽しみであり、子どもの成長に夢を描く姿は感動です。

退職した後は萎んでしまうのではなくて膨らみ続ける生活が待っていると思うと退職の日は通過点になります。エンディングではなくてプロセスに変える力は夢の力です。やはり何歳になっても夢は持ち続けたいものです。

追加合格

和歌山県内の公立高校では入試も終え、桜の中で静かに4月の入学式を待っています。

和歌山市内の某高校では、追加募集で合格した生徒の説明会が開催されました。そんな中、同校の校長先生と話をする機会を得ました。

一般的に和歌山市内の立地条件の良い高校が定員割れをすることは考え難いことです。追加募集をしても定員を割っていますから、実にもったいない事態です。定員割れの原因はいくつか考えられるのですが、そのひとつに大阪府下の私立高校の授業料が無償になっていることも大きな要因です。これまで大阪府下から和歌山市内の私立高校を受験していた生徒が、昨年から大阪府下の私立高校を受験する傾向があります。和歌山市内の私立高校の方が大阪府下の私立高校よりも授業料が安かったため、大阪府の南の地域在住の私立高校志望の生徒が和歌山市内の私立高校を受験していたのですが傾向が変わっています。

そのため和歌山市内で私立高校も志望校と考えている生徒が併願で私立高校を受験しています。大阪府下の受験生は大阪府の私立高校に合格した場合は、そちらに進学する傾向にあることから、今年は和歌山県内の併願合格の生徒が多かったようです。そのため併願合格をした生徒が、より上位ランクの公立高校を受験することになりました。和歌山市内の二つの公立高校の受験倍率が高かったのはそのためです。

その結果、この公立高校の受験生が減少したのです。定員割れの事態は好ましいことでありません。事前にこのような傾向を予測して定員を決めておく必要があります。しかし、見通しが甘かったのかも知れません。

追加募集で合格した生徒は希望する高校に不合格をしたのですが、気を取り直してこの高校を受験して見事合格しました。二度目の受験で合格したことはとても素晴らしいことです。定員割れは歓迎すべきことではありませんが、一度受験に失敗した生徒が現役で高校入学を果たせる機会が生まれたのですが、これは嬉しい出来事です。一度不合格の通知を受けてから立ち直るには強い精神力が必要です。そんな精神力で追加合格した生徒に拍手を贈りたいと思いますし、そんな生徒を迎える学校も大いに期待しています。

合格者説明会では、「受験生の希望に応えられる環境がこの高校にはあること。安心して進学して欲しい」ことを伝えています。不本意ではなくて、元々の志望校よりも楽しくて、勉強によって学力が向上するような高校であることを伝えたのです。学校側の本気度と生徒の本気度がぶつかりあう素晴らしい追加合格の合格者説明会になったと思います。

受験体制に関しての課題はあるものの、この高校に追加合格者が誕生したことは、本来ならあり得ないことですから合格者は強い運があるということです。安心して進学して欲しいと思います。これから迎える高校生活を心から楽しんで下さい。

説明会

夜は市内の某自治会長の自宅を訪問しました。南海トラフなどの浸水想定と和歌山南スマートインターチェンジの説明を行いました。この自治会では防災倉庫を設置することを決めたので準備中です。自治会地域にある公園内に備蓄倉庫を設置して非常時に備えることにしています。会長の行動力に期待しています。