活動報告・レポート
2013年3月28日(木)
議会報告会
エネルギー問題

小学生を初めとする次世代層にエネルギー問題への関心を持ってもらうことが、わが国の置かれているエネルギー事情からすると大切なことだと捉えています。私達は将来世代が豊富で安定したエネルギーを享受できる社会を築かなければなりません。エネルギーが足りない社会、エネルギー供給が安定していない社会、資源価格の高騰と連動してエネルギー価格が高くなっている社会を申し送ることはできません。

既存のエネルギーである水力、火力、原子力、そして再生可能エネルギーのメガソーラーや風力、波力、バイオマスや地熱などの実用化が図れようとしているエネルギー。そしてシェールガスやメタンハイドレートなどの次世代エネルギーなどを適切に組み合わせたベストミックスを構築していく必要があります。

今日の研修会を通じて考える契機となりました。

議会報告会
議会報告会

午後7時から9時過ぎまで議会報告会を行いました。今回の内容は、和歌山南スマートインターチェンジ計画について、南海トラフや東海・東南海・南海地震の三連動地震の和歌山県の発表内容について、そして公立学校でのいじめの問題についてを中心に話を進めました。

和歌山南スマートインターチェンジ計画は平成30年度に完成を目標にしています。総工事費は35億円。本線直結型のフルインターチェンジの計画です。フルインターチェンジですから、和歌山南から大阪方面と田辺方面に走ることができます。和歌山南スマートインターチェンジ計画は利便性の向上は勿論のこと、産業振興にも寄与することを目指しています。和歌の浦への観光ルートとなり、工業団地へのアクセス性の向上、企業誘致につながること。そしてこの地域の農業の振興につながることが期待できます。

また防災機能の強化が図れます。この地域は大丈夫だと思いますが、ここに防災拠点を設置することで沿岸部の救助、救援ルートを設けられるので防災と災害からの復旧支援活動につながります。

さらに都市計画道路である南港山東線の計画を変更し、和歌山南スマートインターチェンジと直接接続することによって周辺地域の渋滞緩和につなげます。計画では和歌山県立東高校と和歌山市東部コミュニティセンターの間に道路を通行させることでインターチェンジとのアクセス性を良くします。この計画によって地域発展への期待が持てます。

今日参加してくれた皆さんからも夢のある政策であり、将来の地域発展の期待が持てると評価を得ました。政策には夢が必要ですから、平成30年に向けての夢が提供できました。

地元の皆さんからは農業振興と地域の発展、道路網の整備、そして防災拠点となることへの期待と、和歌山南スマートインターチェンジが岡崎地域の新しい玄関となり、都市機能を備えられることで地域の将来が明るくなるという意見を頂戴しました。

明るい話題があると笑顔が溢れます。夢の力の大きさを実感しています。同じようにインフレ2パーセントの目標を掲げ経済成長を図ろうとしている政策に関しても、夢と明るさを創出していることから期待感があるのです。夢を与えることがどれだけ大切なことか、そして経済を動かすのかが分かります。

議会報告会

政府がデフレ脱却と2パーセントの経済成長を目指していることから、必要な公共事業計画が承認されています。必要なインフラとは現代世代も恩恵を受けられるものであり、例えばそのインフラが50年後でも利用可能であれば50年後の将来世代も恩恵を受けられることになります。現役世代、そして将来世代が恩恵を受けられるのであれば、借金して建設しても世代を超えて予算を負担することになりますから、得られる利益が大きく必要な公共事業であるといえます。

このような夢と将来を感じられる政策について前半説明しました。

後半は南海トラフや三連動地震について説明を行いました。和歌山県が想定したシミュレーション結果を基に話を進めました。巨大地震への備えはしておくべきですが、逃げ切れないと思うことはしないで欲しいこと。そのための意識を高く持ち防災への備えと災害発生時の時の逃げる方法を考えておいて欲しいことを伝えました。和歌山市の場合、これらの巨大地震発生から約60分の時間的余裕があります。冷静に行動できる時間があるので、個人として地域としての逃げる方法を検討できる環境があります。

また県庁や和歌山市役所の浸水予想も出されているので、地域としての安心感があります。浸水予想を説明することによって参加してくれた皆さんの防災意識を高められたと感じています。

そして学校でのいじめの問題については、地域の大人が学校を見守るしくみを検討する必要性を提言しました。学校任せや問題が発生してからの対応では良くないのです。地域で見守ることと問題の芽を摘み取る感性を持ち、地域の大人が早期発見と対応をすることを訴えました。

報告会後、皆さんと意見交換を行い、既に発生している、または発生しようとしている問題に関心を持つことの大切さを分かってもらいました。

その他
  • 洋上風力発電の可能性に関して協議を行いました。平成26年度以降の取り組みとして海の上に風力発電設備を設置できないものか話し合っています。可能性はゼロではないので引き続いて検討していきます。
  • 伊太祁曽神社前の河川の氾濫について意見がありました。少しの大雨でこの河川が増水して道路に溢れる状況にあるようです。和田川の改修に伴いこの地域の増水も解消されるのかどうか確認します。