活動報告・レポート
2013年3月27日(水)
和歌山市の課題提言
和歌山市の課題提言

和歌山市の課題について意見を頂戴しました。和歌山市で建設中のイオンモールは平成26年4月に開業を予定しています。大型ショッピングモールのため周辺の道路事情が変化することが予想できます。和歌山大学とふじと台から国道に合流する交差点は現在でも朝夕の渋滞が激しいため、イオンが開業した後の交通渋滞に関しての対策が必要だと思います。第二阪和自動車道と現在の交差点よりも北側に道路を建設する計画がありますが、イオン開業の後に完成する予定です。せめて和歌山市方面行きの道路だけでもイオン開業と当時に完成して欲しいという要望があります。

もうひとつが和歌山市中心市街地の活性化についての意見です。中心市街地の賑わいは取り戻せていないというのが全てではありませんが聞いている限りにおける皆さんの評価です。歩いている人が少ない、商店街としての魅力に欠ける、そして定住人口が少ないとうのが主な意見です。

中心市街地をこれ以上衰退させにないためにも定住人口を増やす取り組みが必要だという意見です。そのために低層階は商業施設で、三階以上の階層はマンションのビルの建設により定住人口を増加させる対策が必要だという提言です。

参考になるのが高松市の丸亀町商店街です。所有権と使用権を分離して経営できる人に店舗を活用してもらい、所有者は家賃収入を得る方式も検討しても面白いと思います。同意を得ることは簡単ではありませんし、資金調達や店舗の配置などの課題もありますが、参考になる事例が存在していますから、絶対に無理だというものではありません。

また場外馬券場の設置も賑わい創出のための効果があれば検討して欲しいものですし、統合が予定されている伏虎中学校と本町小学校、雄湊小学校の跡地利用に定住者を増やすための宅地化なども検討すべき課題だと提言がありました。

交流人口が少ないので定住人口を増やすことから取り組みを始めたいという意見です。定住人口が増えるとある程度の商圏はできます。商圏ができると新しい店舗と人通りも増えますから、まずは定住者を増やす対策から着手すべきです。

町が外に広がると行政コストが増大することになります。中心市街地に定住と交流の地点が形成されるとインフラが整っている地域なので行政コストの増加は避けられます。開発しなければならない場所に定住する取り組みは、まちが伸びる分、行政コストが増えることに成ります。

これらの視点から和歌山市の都市計画の再検討や中心市街地を活性化させる取り組みを再度行って欲しいというものです。

まちづくりに関する提言と意見交換を行いました。前向きな提言は、話していて楽しいものがあります。楽しさや明るさの中から元気が誕生するものです。時々、今日のような意見交換を行うことを話し合いました。

防災対策
防災対策

和歌山市内の某自治会会長を訪ねました。地域内の高齢者や介護が必要な人のために軽量のリヤカー2台を購入しました。災害発生時に災害要支援者を救助するために自治会として購入し防災倉庫に設置しています。まず逃げることが大事ですが、それと同時に自治会としては災害要支援者を助けること、つまり共助の考え方が大事です。自分は絶対に助かることを目指すのは当然のことです。大災害発生時は余裕がなくなりますから、平日の昼間であれば家族が別々にいることが多いので、親が自分の子どもを、子どもが親を逃げおくれていないか心配しないように、「あの子(私の親)は間違いなく助かるために逃げている」と思ってくれるように、日常から意識を高めておく必要があります。

そして子どもが高齢となった親の心配を軽減するため、自治会は日頃から災害要支援者対策のためのリヤカーを持っていることや、共助の精神を持つ自治会であることを認識していれば、勤務中であっても親の避難に関する心配は少なくなります。

リヤカーを購入し、災害要支援者も視野に入れた防災対策を講じているこの自治会の会長と副会長の熱意と取り組みに共感しました。

着実に防災対策を進めつつある姿勢と接し、安全意識の高さと行動力に拍手を贈りたいと思います。自治会として防災対策に真剣に向き合っている姿に感動しました。

ライオンズクラブ

和歌山市内のライオンズクラブ会長・幹事会が開催されました。本年度で三回目の会長・幹事会です。議題は次年度以降に計画している学生の海外派遣事業について、社会養護児童の自立支援事業支援について、次年度役員への引継ぎ事項の確認についてなどでした。それぞれ各クラブの結論を発表して参加者で確認を行いました。

結果として、海外派遣事業はライオンズクラブが従来通り全額負担すること。自立支援事業は協力すること、そして引継ぎ事項に基づいて次年度の準備を進めることを確認することができました。

本年度はガバナー諮問委員会と会長・幹事会をそれぞれ1回残すだけになりました。本年度体制による活動も残り三ヶ月に迫りました。最後まで皆さんの協力をお願いします。

懇談会

夜の時間は懇談会を実施しました。それぞれ経営者として活躍している方々との時間は、具体的事項も話し合いを行えた有意義な機会となりました。異業種で集まって話し合うと、事業の組み合わせ次第で仕事が拡大することも考えられました。今日の会合参加者を、信頼関係に基づいた取り組みにつながらせたいと考えています。