活動報告・レポート
2013年3月17日(日)
訪問活動

恒例の訪問活動を続けています。午前9時に訪問を開始して午後6時過ぎまで続けました。本日は60軒を訪問する計画にしていて、計画通り訪問し終えることができました。快く迎えてくれた皆さんに感謝しています。そして同行してくれた二人の方にも深く感謝しています。

以前、少し体調を崩していたNさんですが、すっかり元気を取り戻していました。毎日1万歩歩いていますし、アルコールも飲めるようになっています。仲間との楽しい時間も以前のように過ごすようになり、先月は白浜旅行に出掛けたと伺いました。心身とも健康でいられることは何事にも変えがたいことです。「無理はできないけれど、健康にいられることに感謝しています」と話してくれたように、人は大病をした後の生き方を良い方向に変えています。健康に気をつけてやりたいことをやる。そんな生き方に変わっているのです。

人生は思うほど長くはない。そんなことを感じ、今やるべきことをやらなくてはと思いました。

Mさんの奥さんと話をしました。Mさんは今日ゴルフに出掛けて不在でしたが、奥さんが対応してくれました。Mさんは昨年、団体の役員を降りたことから自由な時間が増えています。肩の荷が下りたように趣味のゴルフを楽しんでいるようです。尤も、自治会や民生委員などの役が回ってきそうだという話で、地域活動を行っている人は周囲の人が自由にしてくれません。人柄が役を引き連れてくるようです。

Tさんを訪ねました。水彩画の制作活動を行っていますし、Tさんに水彩画を教えて欲しいという希望があることから希望者に教室を開いています。Tさんの凄いところは、自分の技術を生徒に全て開示して教えていることです。技術や蓄積したノウハウなどを具体的に教えているのです。生徒の皆さんはその技法を習って短期間に上達しています。平成24年には生徒の絵画展を開催したほどですから、生徒の自信と楽しむことに対する意欲が伺えます。

そして絵画教室は楽しく明るいことが特徴です。テーマを決めて描くのですが、Tさんは見本を見せるために生徒の前で課題の絵を描きます。その時の説明や描き方を見て、生徒は真似ていくのです。基本を教えた上で真似ることから入り、そこから自分の描き方を確立していくことになります。そしてこの教室はティータイムもあり、生徒同士で楽しく会話する時間を設けています。

Tさんは「苦しいだけなら習うことは続きません。必要以上に厳しく指導しても続かなくなります。習うことを続けるためには楽しいこと、おしゃべりができることが必要です」と話してくれました。

プロ目指す教室ではありませんから楽しく学べる雰囲気が大切です。今まで一人も教室を辞めた生徒はいないのです。楽しく学び、絵画展をしたいという要望にもTさんは応えて生徒の絵画展を実現させています。作品を展示して皆さんに見てもらえる喜びを感じた生徒達は創作意欲が高まり、また上手に描けるように練習を続けることになります。楽しさが長く続ける秘訣であり、上達する秘訣でもあります。

そしてTさん個人の第二回目の絵画展を平成26年に開催する計画があります。前回の絵画展以降の作品は約100作品仕上げています。その中から約30作品を選定して開催することを考えているようです。今から楽しみにしていますし、前回のように来場者に感動を与えてくれる絵画展になると期待しています。第一回目の作品集は私の書棚にありますが、その横に新しい作品集が届くことも楽しみです。Tさんの夢が詰まった作品は見ていて楽しいですし励みになります。

そして水彩画とは関係ありませんが、Tさんは毎日散歩しているのですが、道で出会う人に対して大きな声で「こんにちは」などの挨拶を自分からしています。最初の頃は挨拶に反応しなかったり、無視した人もいたのですが、今では全員がTさんの挨拶に対して挨拶で応えています。そこから会話が始まり、とても良い人間関係を築いています。今では近所でTさんを知らない人はいなくなり、「もし道で倒れていたとしても近所の誰が見つけたとしても、直ぐに私だと分かってくれる」と笑って話してくれました。そこまで有名人になればたいしたものです。良い行いが加速し、反対に悪い行いはできなくなります。今以上にもっと人格が磨かれていくと思います。その人格が水彩画に表れることになりますから、今もそうですが、これからの作品はもっと次元の高いところまで届きそうです。

絵画は技術だけではなくて人格や生き方が表れると思います。Tさんの生き方が作品になっているので、作品は楽しくて和まされるのです。

Tさんに楽しい時間を頂戴したことに感謝しています。

訪問活動を終了しました。休憩なしに回ったことから、やや無理をしましたが、楽しい一日になりました。