活動報告・レポート
2013年3月15日(金)
本会議最終日
本会議最終日
本会議最終日

県議会定例会も最終日となりました。本日は開会後、会派会合、議会運営委員会などを行った後、再会され討論と採決がありました。議案に関しては一部反対する意見もありましたが、国と連動した積極的な公共投資などによって経済再生を図ろうとする予算編成であることなどから予算案は可決されました。予算案に関しては予算特別委員会と常任委員会で審議と議論が交わされ、それぞれ委員会として適切であると判断しています。

また人事案件では副知事選任の同意についての投票が行われました。結果は賛成全員で下宏副知事が再任されました。全議員から同意されることは副知事の手腕と人柄が高く評価されてのことだと思います。副知事の挨拶でもありましたが、紀の国わかやま国体開催などこれからの4年間は和歌山県にとってとても大事な4年間となります。知事の二期目県政と共に4年間、県政を担ってもらえることになりました。これからの活躍を応援していますしとても期待しています。

なんくま会同窓会
なんくま同窓会

夕方から和歌山市内で「なんくま会同窓会」が開催されました。とても楽しみにしていた日です。「なんくま会」とは1999年に和歌山県で開催した南紀熊野体験博の実行委員会メンバーで構成しているもので、当時のメンバーの同窓会組織のようなものです。同じ目的で集まった仲間で博覧会を仕上げた期間が凡そ2年間でしたが、その期間、仕事をした仲間の会です。優れた地方博覧会に対して経済産業省が認定する制度であるジャパンエキスポに認定された博覧会が南紀熊野体験博でした。1998年に実行委員会が立ち上がり199年の開会から閉会まで、そして実行委員会解散までの期間、一緒に仕事しました。どの仕事も大変で記憶に残るものですが、県をあげての大イベントで成功させる使命を帯びた博覧会の仕事ですから一層忘れられない仕事です。

知事が推進した博覧会でありジャパンエキスポの認定を受けたものであり、和歌山県から全国に紀伊半島の歴史と自然の素晴らしさを発信した博覧会であり、それまでの博覧会のイメージを打ち破る冒険でもありましたから、期待とプレッシャーは相当なものがありました。メイン会場となる会場がない、オープンエリア型という前例がない博覧会でした。

熊野地域全体がパビリオンとして見立てた博覧会は画期的なものだと思います。それが後の世界文化遺産につながり、体験型観光や地域興しにつながっているのです。現在、和歌山県の観光政策として取り組んでいる原形がこの博覧会にあります。体験型観光、体験型修学旅行の誘致、地域イベントや世界文化遺産の活用や追加指定につながっています。

当時、新人だった職員さんと話をすると「県庁に入って何も分からない環境の中で仕事をしていたのですが、今の観光行政の基礎になっていると感じています。今は観光の仕事をしていますが、当時のことが基本になっていると毎日のように感じています」という意見でした。

あれだけの大きなイベントにスタッフとして関る機会は、今後もないと思います。そして県の皆さんと仕事ができた貴重な経験でした。博覧会終了後、早いもので14年目を迎えています。現在の大門商工観光労働部長は、当時はまだ班長職でした。出向して博覧会に行った時に、最初に挨拶をさせてもらったのが大門班長でした。班長から部長へと立場が変わっても人柄は変わっていません。平成25年3月末で退職される予定であり、今回は同窓会兼送別会となりました。

大門部長は挨拶の中で「長い県庁生活の中で、最も記憶に残っているのが博覧会の仕事でした。この(準備段階から含めた)3年間は県庁生活の大切な思い出として残っています」と話してくれたように、普段の仕事では体験できないことを体験できた機会でした。

確かに記憶にも思い出にも残っていますし、形のない博覧会が形のある世界文化遺産や体験型観光として残っているのですから、後につながるようなしくみを作った素晴らしい仕事であったと思います。当時の班長以上の人が退職する時期を迎えました。当時中堅だった人が課長職となり、当時の若手が副課長や班長になっています。今では県政を支えている中核になっている皆さんです。

当時の垣平実行委員会局長は「これから局長や部長になって県庁を支えていく人材が揃っています」と語ったように、成長したメンバーとの久し振りの再会は、とても楽しい時間でした。既に退職されている当時の垣平局長、嶋田次長の懐かしい顔もあり、あれだけ熱く仕事ができた経験を誇りに思います。

当時は分かりませんでしたが、部門間調整や議会対応など、当時の上役のご苦労が今になると分かります。上司は難しい局面を自分で被ってくれて、部下に降ろしていなかったのです。約2時間の同窓会でしたが、何とも懐かしくて嬉しい時間でした。

皆さんに感謝すると共に、長く県庁を支えてこられた大門部長、本当にお疲れ様でした。心から感謝申し上げ、ありがとうございますと述べさせていただきます。

その他
  • NPO法人設立のための協議を行いました。障がい者スポーツの活動をしている皆さんがNPO法人を立ち上げ、平成27年の紀の国和歌山大会に向けて弾みをつけようとしています。そのお手伝いをさせてもらっています。
  • 海洋での新エネルギーに関する打ち合わせを行いました。波力、海洋温度差、洋上風力などの新しいエネルギーが研究されています。平成26年度に実証実験することを目指した取り組みが開始されようとしています。そのことに関して協議を行いました。
  • 和歌山市内公立中学校の花壇の整備に関しての打ち合わせを行いました。花いっぱい活動をしている方との共同作業などに関して協議を行ったものです。連携できるとお互いの活動領域が広がるので支援したいと考えています。
  • 和歌山ゴールドライオンズクラブ結成10周年に関する記念誌作成などの作業を行いました。集まって作業をしてくれた会員さんに感謝しています。何でも責任を持って任務を遂行するとは大変な仕事です。