活動報告・レポート
2013年3月9日(土)
東ライオンズクラブ式典
東ライオンズクラブ式典
東ライオンズクラブ式典

わかやま東ライオンズクラブ結成50周年記念式典にお招きいだきました。同クラブは昭和37年3月に結成されてから活動を開始し、本年度は結成してから50年を迎えています。

50年の記念の年の式典に参加できたことは喜びであり、招待してくれたことに感謝しています。

50年も継続した活動を行うことは簡単なことではありません。メンバーも変わり、時代背景も変わり、そして社会の要請も変わっている中において、ライオンズクラブとして変わらない社会貢献活動を行っているのです。変化に対応しながらも真の社会奉仕による平和の実現を目指した理念は変わるものではありませんから、その大変さをうかがい知ることができます。自由を守り、知性を重んじ、われわれの国の安全を守ることがライオンズ精神ですから、変わらない精神を創設当時から今も変わらないで受け継いでいるわかやま東ライオンズクラブの凄さに敬服しています。

また来賓の挨拶の中にもリーダーとしての役割について触れてくれました。地域社会、会社、そして組織はリーダーによって姿を変えるものです。リーダーの資質によって組織が発展する場合もありますし衰退する場合もあります。正しいことを毅然とした態度で行い続けることは発展のために必要なことであり、ライオンズクラブは社会、世界の進歩と発展を目指して活動しています。その中のリーダーですから、会員と地域社会を引っ張れる資質を備えている人が役員に就任しリーダーとして活動することになります。

継続することは力です。組織として50年も活動を継続しているのですから、大きな力を備えてクラブだと言えます。先輩クラブの式典に参加させてもらい、自クラブの結成10周年記念式典に向けて弾みがつきました。

式典に引き続いての祝宴でもおもてなしの気持ちを受け取らせてもらいました。日本舞踊で出迎えてくれ、紀州よさこい踊り、ジャズ演奏、抽選会などで私達を楽しませてくれました。祝宴における閉会の挨拶で「私の言葉を終えて会員はホッとできると思います」と話してくれたように、記念式典は会員が団結して実施するものです。クラブの力量が試される機会でもあります。来週は和歌山西ライオンズクラブ結成50周年記念式典があり、4月13日にはわかやまゴールドライオンズクラブ結成10周年記念式典となります。今日の勢いをそのまま受け継げるように取り組みたいと考えています。

あがらの和歌山
あがらの和歌山

紀州文化の会が主催するあがらの和歌山の懇親会があり出席しました。この懇親会は冊子「方言てほんまにおもしゃいでぇ」の出版記念を兼ねたパーティで、350人を超える方が参加していました。「あがら」とは和歌山弁で「私達」の意味ですから、私達の和歌山という文化の会が冊子を刊行、懇親会を主催したものです。

和歌山の方言を一冊にまとめた大作で、和歌山弁について話を伺いました。和歌山弁は、きたない言葉のように感じますが、実はルーツは京言葉、公家言葉であり品の良い言葉なのです。一例ですが「おんしゃ」という言葉があります。あなたのことを「おんしゃ」と言うのですが、この方言「おんしゃ」を漢字で書くと御者となります。あなた様というような感覚があります。このように和歌山弁の多くは京言葉から来ているもので、そこに訛りが入っているものです。

方言は地方の文化であり、地域として大切にすべき文化でもあります。近年はインターネットなどの活用から共通語が全国均一的になっています。地方にいる若い人達は方言を使いません。地域にある言葉が失われつつあり、そのため紀州文化の会は和歌山弁を調査しまとめ上げたのです。

和歌山県のひとつの文化が守られようとしています。継承するか途絶えさせるのかは、将来の和歌山県民の皆さんに委ねることになりますが、和歌山弁を知っている世代は途絶えさせることなく文化として伝えたいものです。

懇親会では日頃からお世話になっている皆さんと会うことができ、楽しい一時を過ごすことができました。感謝申し上げます。