活動報告・レポート
2013年2月21日(木)
社会見学
社会見学
社会見学

和歌山市内の某小学校4年生の生徒の皆さんに日高港新エネルギーパークと御坊発電所、そして濱口梧陵記念館と津波防災教育センターの見学に行きました。小学生の時の社会見学は大人になっても記憶に残るものです。学校の勉強は大切なことは言うまでもありませんが、社会見学も生徒の財産になります。子ども達が大人になった時、新エネルギーは新エネルギーでなくなっているかも知れませんし、メタンハイドレートも実用化されている社会になっているかも知れません。小学校で社会見学に行った思い出が、その時になって蘇えってくるかも知れませんし、もしかしたらそれらの研究者になる可能性もあります。

子ども達の新エネルギーに対する興味は相当のものがあり、理科や社会に関心を持つことになれば今日の成果です。

社会見学

日高港新エネルギーパークは全国に48箇所ある新エネルギーパークの中で最も早く完成した施設です。今では地域に欠かせない施設として存在しています。それは新エネルギーの普及啓発の拠点であること。地域の皆さんの憩いの場所になっていること。そして子ども達の社会見学の場所として定着していることなどが理由です。

管内の展示物は充実していて、メタンハイドレートやレアメタル、そして地熱発電の仕組みなどの解説があります。時代を先取りした展示物があることに驚きます。これらの将来のエネルギーについて学ぶことはこれからを生きる子ども達にとって役立つものになります。随行してくれた担任の先生が授業の一環として社会見学を取り入れて実現した見学会ですが、このような機会が広がることを期待しています。和歌山県はエコとエネルギーに適した県です。和歌山県に暮らす私達がエコとエネルギーについて学べる施設が日高港新エネルギーパークです。生徒と一緒に新エネルギーに付いて学べる機会となりました。

そして御坊発電所も訪れました。出力180万kWの発電能力がある火力発電所です。和歌山県で最大使われた電気の量は約140万kWですから、和歌山県全地域の電力を賄っても余りがある大きな出力を持っています。日本で始めての人工島方式の火力発電所であり、外海に築く工事は関西空港のモデルになったとも言われています。

和歌山県がエネルギーの供給県であることが分かりますし、新エネルギーの拠点にも成り得る潜在能力のある県であることも分かります。

最後に訪れたのは濱口梧陵記念館と津波防災教育センターです。子ども達の関心事はゲーム感覚で津波から逃げることや防災について学ぶことでした。説明も映像も大事な説明ツールですが、自分で機器を操作して必要な知識を学べる方式の方が覚えるように感じました。子ども達は興味があるものに対しては貪欲な姿勢があります。大人がどれだけ子どもに興味のある方法で大事なことを伝えられるかが鍵となります。

会議室での説明や3D映像は生徒が興味を持ってくれる内容でしたし、ゲーム感覚の展示物も興味の対象でした。今日の社会見学を機会として、学ぶことも楽しさを感じてもらえたら幸いです。

小学生の興味の持ち方に触れて、学ぶ対象に向けて関心を持つことの大切さを学びました。小学生と共にした社会見学の半日は楽しく学べる機会となりました。

Hさん

社会福祉関係の会議を終えたHさんが訪ねてくれました。昨日の夜に「明日、県庁の会議で和歌山市に行くから」と電話をいただいたHさんです。会って話をしたところ25年振りに会ったことが分かりました。本当に久し振りですが、覚えてくれていて、会いに来てくれたことが嬉しいのです。平成24年度の叙勲を受けられたHさんに対して、その時に叙勲の祝電を送りました。叙勲の氏名の中にHさんの名前を見つけたので嬉しく思い祝電を送ったのですが、そのことをHさんは大変喜んでくれました。

「長い間、会っていない私に対して祝電を送ってくれるのは、本当に祝福してくれてのことだと思います。その気持ちに感謝の気持ちを直接述べたい」と思って会いに来てくれたのです。その気持ちが有り難いのです。

ただただ感謝の気持ちと懐かしさを感じた1時間30分の時間でした。こんな嬉しい時間を作ってもらえたことに感謝しています。

講演会
講演会

夜の時間、講演会に出席しました。講演をしてくれたのは防衛省自衛隊和歌山地方協力本部の淵本信一募集課長です。淵本課長が東日本大震災や紀伊半島大水害の現場で体験したことを話してくれたものです。自衛隊のご苦労と現場の緊張感、そして自衛隊がいてくれることの心強さを感じることができました。自衛隊でなければ救助も復旧作業も進まないことがあります。瓦礫の中での救助や行方不明者の捜索など、誰でもできるものではない役割があります。何週間も厳しい現場で作業を続けることは、訓練された人でなければ出来るものではありません。訓練された自衛隊の皆さんでも、一週間も風呂に入れないで着替えもできないで作業を続けることは大変なことなのです。そんな状態が何週間も続きますからその体力、精神力は訓練された人でなければ務まりません。

日本を背負っている気概と現場を任された責任感が任務の遂行につながっているのです。これは自衛隊でなければ出来ない役割です。訓練された自衛隊員でも被災地現場は辛い仕事になるのです。現地での活躍の写真や映像を見て説明を聞くと感謝の言葉しかありません。人を助ける、そして助け合うという行為に接すると、人に感謝する気持ちが生まれてきます。絆という言葉以上に責任感や使命感、そして人と国を愛する力という言葉が浮かんできました。

素晴らしい責任感溢れる講演を聞かせてもらって、日本の誇りと素晴らしさを感じることができました。