活動報告・レポート
2013年2月17日(日)
訪問活動

午前9時30分から外出し、約30人の方の自宅を訪問いたしました。歓迎してくれた皆さんに感謝しています。午前中は比較的暖かかったのですが、夕方からは風が冷たくなってきました。皆さんから温かいおもてなしをいただいたことに感謝しています。

Tさん。「来月、3月に写真展を開催するので作品を選定しているところです。新しい作品にタイトルをつけています。是非、今年も会場に来て下さい。また来月には富士山まで撮影旅行に行く計画です。作品を制作できることを嬉しく思っています」。

Tさんの自宅を訪ねた時、奥さんが玄関で迎えてくれました。奥さんは二階で写真の編集中であるTさんに向かって「嬉しいことがありますよ。嬉しいお客さんが来てくれましたから降りてきて下さい」と呼び出してくれました。いつ訪問しても御夫婦ともに暖かい気持ちで出迎えてくれます。帰りには、前回の写真展にお邪魔した時の私達が写った記念写真をブリントして手交してくれました。ありがとうございます。

Hさん。「以前一緒に仕事をしたことのあるKさんはどうしていますか。とても熱心だったので立派になっていると思います。会ったらよろしくお伝え下さい。若い時に苦労する部門にいたことがあったけれど頑張っていました。成長した姿に会いたいですね。

年を取ったら動かなくてはいけないので昨日も奈良までドライブに行ってきました。途中、雪が降ってきたので引き返しましたが、今はドライブであちらこちら行くことが楽しみです。片桐さんは変わらないですね。でも健康には留意をして下さい。無理をしたら活動できなくなりますから、くれぐれも健康でいて下さい。こちら方面に来ることがあれば、いつでも立ち寄って下さい」。

Mさん。「厳しい時代になりましたね。給与が上がらないのに仕事は増えるばかりですから。ガソリンなどエネルギーコストが高くなっていますから給与が上がらないし、貯蓄をしていても預金利率が今までと変わらなければ生活は厳しくなりますね。増やすことよりも守ることを前提に生活設計しなければなりませんね。地域を引っ張るためも頑張って下さい」。

Tさん。「現役時代は社会で必要な設備形成の仕事をしていました。今でも仕事の結果は残っています。一つの設備を建設するためには数年が必要となります。地主さんとの交渉から始まり設計、工事完成まで、それぞれの工程に思いが詰まっています。現代社会はそんな仕事の積み重ねの結果誕生したものであり、簡単に今の姿になったものではありません。社会に必要なインフラの維持コストが高いという議論がありますが、全てのコストが積みあがった結果のものであることを知らないで言っているような気がします。土地が高いこと、山間部など起伏に富んだ場所の建設費が高いこと。多くの人が関わった仕事であることなど、設備形成と維持にはコストがいるのです。もっと現場の意見を聞いてもらいたいと思います」。社会資本を形成していた方からすると、現場を知らずして机上での検討により、過去の仕事を批判されることは辛いものです。社会はこれまで多くの人の仕事の成果が詰まって現在の姿になっているのです。

今回も訪問に際して迎えてくれた皆さんに感謝しています。今の社会は多くの皆さんの仕事の結果が形になっているものであり、私達の思いが現代社会を作り出していると感じました。つまり私達は今のような社会を理想として描き、それを実現させようと懸命に働いてきたのです。豊かで快適な現代社会は、多くの人が求めていた社会が姿を現したものなのです。誰も想像しなかった社会がここに存在しているものではありません。

多くの人の思いと苦労、そして汗が詰まった現代社会は素晴らしいと思いますし、それを維持発展させることが私達の役割です。過去の仕事を否定するようなことは先人に対して失礼ですし、いま安全で快適な社会を生きていられるのは先人の仕事のお陰ですから感謝しなければならないのです。先輩方を訪ねて話をさせていただくと、それぞれの皆さんの功績に感謝する気持ちになります。一人でも社会に必要な仕事で手を抜いていたなら、現代社会の姿は今と違ったものになっていたかも知れません。そう思わざるを得ない先人の残した仕事に接することができました。