活動報告・レポート
2013年2月15日(金)
同級生
同級生

中学校時代の同級生が和歌山市に戻りました。昨日から和歌山市入りしているもので、和歌山市にある自宅を訪ねて話し合いました。現在、東京で事業を行っていて和歌山市に戻るのは三ヶ月に一度程度ですが、普段は誰も暮らしていない自宅の維持管理のため帰宅しているのです。

昨年は子どもの進学などがあり事業活動を縮小していたのですが、今年の春から活動を再開することにしています。活動を縮小しているといっても相当の収益は得ているのですが、春からは5つある会社のひとつの事業を強化することを話してくれました。とても夢を持ち大きな活動に向かっています。

子どもの教育に関しても国際的な人に育ってもらいたいと考え、現在高校二年の在校中ですがニュージーランドに留学しています。1年間の留学生活で数学や物理と比較して苦手な英語力の強化と国際人としての考え方を身に付けようとしています。尤も在京のこの私立高校の二年生の大部分の生徒は1年間留学していて、学校の二年生の教室は静かな環境になっていると聞きました。理事長の方針で、全ての生徒は高校在学中に留学することを義務付けしているようです。高校の様子を伺うと素晴らしい環境にあります。国際人を育成するカリキュラムが完成されていて、ここから日本を背負う将来の人材を輩出しようとしています。和歌山県の教育も負けてはいられないと感じました。

英語力と国際人育成という課題に対しては、外国語力と日本人としての総合力が必要です。和歌山県では国際人育成教育を平成25年度も継続することにしていますが、現在の延長にあるだけではなくて発展的取り組みにしたいものです。

それにしても同級生の活動は刺激になります。東京を拠点としながらも故郷和歌山市を誇りに思い、今も時々帰ってくれています。新しい事業も成功することを期待しています。

再生可能エネルギー

再生可能エネルギー事業者を訪問し、これからの取り組みに関して代表取締役会長と話し合いました。既に平成24年度に事業化するものは確定していますが、平成25年度の事業計画について話を伺いました。全国に事業予定地があり、これだけの規模の計画があるのはこの会社だけだと思います。買い取り単価が30円台後半に下がったとしても、事業規模があれば採算は採れると考えて計画を進めています。

和歌山県でも大きな規模の再生可能エネルギー計画がありますから、将来のエネルギー事情を安定させるための話し合いは継続させたいと考えています。事業が展開できている会社の表情は積極的姿勢で明るいものがあります。再生可能エネルギー部門への新規採用もあり、本業に続く柱に育てていく姿勢が見えています。

元教師との話

元中学校の教師の方と約1時間懇談する時間をいただきました。直接話をすると学べることばかりです。今も昔も学校教育には問題がつきものです。如何にして問題を発生させないようにするのか。万が一問題が発生した場合の対応はどうするのかが大事なことです。

問題の本質は教師と一人ひとりの生徒の信頼関係があることです。教師は生徒が抱えている悩みや行動に本気で向き合うことが必要です。今のようないじめはそれほど問題になっていなかった時代ですが、当時は学校が荒れている時代だったのです。校内暴力や学校崩壊などの言葉があったことを思い出しました。卒業式に生徒が暴れて式典が中止になったり、体育館の窓ガラスが割られたりする事件があった時期です。当時は学校が荒廃していたイメージがあります。

この元教師はそんな状況でも生徒と向かい合っていました。当時、中学生なのに暴力団の事務所に出入りしていた生徒がいました。やがて学校には来なくなってしまいました。家庭から事情を聞きだしてそのことを知り、話をするために事務所に行ったそうです。

「この子はまだ中学生です。学校がありますから返してもらいます」と話をして学校に戻しました。眉毛は全て剃っていたので眉毛を書いて登校させたのです。

そんなある日。この教師がクラスの生徒がゲームを教室に持っていたので取り上げました。勿論、ゲームを学校に持っていくことは禁止されています。取り上げた時、ゲームが机から落ちて壊れてしまったのです。この生徒は体重100kgほどある大柄な生徒で怒って教師を睨み付けました。この元教師は女性ですから体力では圧倒されます。一瞬、竦みましたが、生徒に立ち向かおうとしたところ、教師の前に一人の生徒が手を広げて立ち塞がりました。その眉毛を剃っていた生徒でした。「先生に手を出すことは僕が許さない」と言って守ってくれたのです。

学校に登校してなかった生徒であり、問題のある生徒でしたが、自分を助けてくれた教師との信頼関係が築かれていたのです。助けを求めている時に守ってくれる教師が生徒の人生を変えてくれます。

この生徒は中学校卒業と同時に会社に就職して、現在も正社員としてその会社に勤めているようです。

一つのエピソードだけを紹介しましたが、生徒と教師の信頼関係が問題の発生を防いでくれますし、問題が発生しても大きくならないで止まることが分かります。

素敵な話を聞かせてもらえたことに感謝しています。

懇親会

定年で長年の会社勤めを終えたIさんの送別会に参加しました。30人を超える皆さんでお祝いすることができました。主に労務の仕事をしてきたIさんは仕事柄、面倒見が良く、人を大切にする方です。仕事は人なりです。仕事を通じて得た関係が会社を終えた後も続くことになります。第二の人生も明るくなることを予感しました。長い間、お疲れ様でした。これからもご指導いただくようお願いいたします。