活動報告・レポート
2013年2月14日(木)
最後の一日
最後の一日

間もなく会社を退職する日を迎える方と、懇談および昼食の時間を共有しました。58歳ですから定年まではまだ時間があります。しかし次にやるべきことがあり早期退職を決断したのです。今日は会社人生の最後の日となりました。正確に言うと退職の辞令発令の日が残っていますが、実質的に最後の一日となります。そんな人生の中で最も大切な一日を私と一緒の時間に充ててくれたことに感動と感謝をしています。会社生活の最後の昼食の相手に指名してくれたことは光栄であり、忘れられない日となりました。

これまでの仕事に関するたくさんの思いとこれからの生活への期待感について話を伺いました。希望という文字が輝いています。これから何かを始めるための時間が十分あります。これまで拘束されていた時間が自由時間として活用できることになるからです。

素晴らしいその夢は、長男と一緒に仕事をすることです。国家資格を取得して現在修行中の長男が独立して地元に戻ってきます。独立開業への支援と、独立後の子どもを支援することを目指しています。そのため、子どもと同じ国家資格は無理だとしても、仕事をサポートできるように初心者向けの学校に通い仕事の一端を学ぼうとしています。

子どもと一緒に仕事ができることは夢のような話です。これまでの会社生活に別れを告げ、家族と共に新しい人生をスタートさせようとしているのです。ゴールでもありますがスタートでもある一日の今日、昼食と会話を楽しむことができたことは喜びです。

新しい人生を踏み出す勇気と決断に敬意を表しますし、子どもと仕事ができる幸せに拍手を贈ります。

人生は感動するドラマのように素晴らしい。そんな思いで話し合いました。私にとっても忘れられない一日となりました。ありがとうございます。

エネルギー問題への取り組み

和歌山県では平成25年度に向けた予算や計画が公表され始めています。詳細は決まっていない項目もありますが、平成25年度の姿が見え始めました。期待感が溢れる時期が今なのです。

組織では新エネルギーを中心とした県の取り組みを強化するための組織が誕生します。メガソーラー、風力発電、バイオマス発電、小型水力発電、そしてメタンハイドレートなどの開発と支援を強化する目的です。和歌山県には火力発電所がありますし、再生可能エネルギーに適した場所がたくさんあります。そして調査を開始しているメタンハイドレートへの期待もあります。

これらのエネルギー問題に取り組むことは大きな課題であり、希望の感じられる政策でもあります。これらの取り組みが実質的にスタートする新年度に期待しています。

再生可能エネルギー

県内で再生可能エネルギーを計画している方と今後の進め方について協議しました。二箇所の候補地があり、どちらも平成25年事業として計画しているところです。最初は地球環境問題に貢献するために計画していたのですが、地域防災や再生可能エネルギーを計画することで和歌山県や電力会社に貢献できると考えて計画を進めてくれています。

事業主体の方は計画の推進に積極的で、新年度内にやり遂げる意思と投資を決めています。可能な限りの支援を行う予定です。

初期対応

「仕事は人を相手にしているものであって、お金や仕事を効率的に進めることはその次の問題である」という話から始まりました。「金銭や効率化が優先され人の気持ちをその次だと考えて仕事をしている人が増えているようです」と続けてくれたように、合理的判断は時には人間関係を壊すこともあり得ます。

日頃からの付き合いや相手に対する思いやり、そしてこれからの付き合いをしていくことを考えると、今この時の信頼関係を大切にすべきだと気付きます。仕事は短期的な損得ではなくて中長期的視点で考える必要があります。

仕事は表面的なことは誰でもできるものですが、組織には問題が発生しそうな時、発生した直後の対応ができる人が必要です。何事もなかったように仕事を終わらせる人が頼りになる人なのです。夕刻発生した問題に対して、電話で連絡を取り合って二人で現地に走り対応に当たりました。二人とも走りながらだったことから意思疎通を図れないまま問題に向き合ったため解決の手段はない状態で話し合いに入りました。しかし即座に直接話をする機会を持てたこと、気持ちを通わせられたことから、大きな問題に発展する前に気持ちを理解し合えました。

やり切れない気持ちがあっても、信頼できる人同士としての付き合いがあれば、納得できるまで話し合えます。問題が発生した時に人は試されます。