活動報告・レポート
2013年2月9日(土)
文化祭
文化祭

日頃からお世話になっている慶風高校の文化祭が開催されたので会場を訪問しました。生徒と保護者、慶風高校の応援団の皆さんが参加して賑わいを見せていました。私はプログラムの中でフラダンスと演劇「リア王」を鑑賞しました。

フラダンスは和歌山フラダンス協会の皆さんによる友情出演です。慶風高校は地域との交流が盛んな学校なので特別に踊ってくれたようです。

文化祭

そして演劇はシェークスピアの悲劇「リオ王」です。この演劇は演出家が愛情を込めて喜劇と評価したように、シリアスな劇ですが楽しく観賞することができました。「世界一笑えるリア王です」と感想を述べてくれたように、とても楽しい仕上がりでした。日常の姿と舞台の姿のギャップが大きいことから喜劇という評価になりましたが、正統派の素晴らしい演劇でした。

スタッフに聞いたところ、劇の練習期間が短かったことから、朝昼晩そして夕食と入浴時間まで台詞の練習に費やしたそうです。約一週間は演劇の台詞の練習を続けたことから、立派な舞台になっていました。やると決めたらとことんやることがモットーなのです。

そしてフラダンスの出演者から感想を伺いました。生徒に本物を見せたいと舞台に立ってくれました。文化祭に向けてハワイから先生をお招きして練習を続けてきたのです。生徒には本物と同じ感動を与えたいとフラダンスを踊ってくれました。フラダンスは腕や指の使い方で訴えたいことを表現しています。ハワイアンの歌詞は理解できなくても踊りと表情から、それぞれに感じるものがあったと思います。高校生は卒業した後はたくさんの感動に出会いますが、今日の文化祭もそのひとつです。

文化祭

生徒と先生が同じ舞台に立ち、演劇を通じて学校の雰囲気を高めているようです。生徒の皆さんは学習とクラブ活動があるので、文化祭の練習は大変だったと思いますが、思い出に残る祭典になったと思います。高校時代の文化祭の思い出はいつまでも心に残るものですが、高校三年生にとつては高校最後の思い出となりました。楽しい思い出を抱えて春を迎えることになります。楽しい文化祭をありがとうございました。

津波への備え

津波への備えに関して意見をいただきました。東日本大震災以降、沿岸部を中心とした地域では津波対策が講じられています。ハード対策は元より、ソフト面での対策も実施されています。また紀伊半島では南海トラフの大地震に伴う津波想定が公表されています。現在、紀伊半島の各地域での津波高想定を算出しているところですが、不安を感じている人が多くいます。

懇談の中でこんな意見がありました。高齢者の人が津波を恐れて必要以上と思うような家屋の改修や塀の設置をしている人がいます。そんな投資はもったいないと思います。残りの人生と大きな津波が到来する確率を考えると、残りの人生の方が少ない場合があります。人生は一度限りですから必要以上津波を恐れることもありませんし、津波対策として費用を費やす必要もありません。人生を楽しむことにお金を費やす方が充実した人生を過ごせると思いますという意見です。

全くその通りです。国や和歌山県そして沿岸部の市町はできる限りのハード対策を実施ようとしていますし、安全対策を講じようとしています。公共的な必要な津波対策は行政に任せると良いのです。自助の観点から、津波から逃げるための対策は自分や家族が行うべきものですが、必要以上の重装備的で費用の伴う対策まで必要ないと考えます。大災害への恐れは必要ですが、必要以上に恐れることはありません。それよりも人生を楽しむことの方が重要です。

働いて楽しむことに時間とお金を費やすことは人生において大事なことです。恐れる余り過大な防災への投資をするよりも日々楽しむことです。中央防災会議の専門家からこれと同じような意見を聞いています。災害への備えをしつつ、日々楽しむこと、時にはお金を掛けて旅行をすることなどが人生です。日常から小さくまとまるよりも大きく人生を楽しみたいものです。