活動報告・レポート
2013年2月8日(金)
議会報告会
マーチング
マーチング

マーチング。聞きなれない言葉ですが、紀の国マーチング委員会の出展があったので会場のアバローム紀の国を訪ねました。マーチングとは、地域のまちづくりを指して「まち+ing」と称しているものです。具体的にはまちの光景をイラストで表し、そのイラスト入りの絵葉書を活用しようというものです。地域のまち並みをイラストで表現し、展示会や絵葉書作成などによって地域文化を育て、地域に誇りを持てるように意識啓発につなげるものです。

マーチング

出展ブースには和歌山城や和歌の浦の光景が絵葉書になって展示されていました。ブースを訪れていた地元の会社の方は「会社に来てくれたお客さんにお礼の葉書を出すことを検討していたので、地元の光景が絵葉書になっているのであれば活用したい」という意見がありました。

これからどのように活用の幅が広げられるのかは委員会の取り組み次第ですが、全国で発信され始めたマーチングの活動を注目したいと思います。

ウインズ
ウインズ

和歌山県を中心に活動しているウインズ。ボーカルの平坂さんと話しをする機会をいただきました。丁度、エフエムワカヤマのバナナスタジオで平坂さんの公開放送があり、番組終了後、約1時間の懇談時間をいただいたものです。27歳の時にデビューしてからの話しや社会問題、エネルギー問題について意見交換することができました。30年以上も芸能活動をしている実に魅力的な方でした。

考え方のバランス感覚をとっていますし、自らの領域である芸能だけではなくて社会問題も深く考えています。スタジオで歌ってくれた「全力投球」のように、今を全力で駆け抜けていることが分かりました。芸能活動は今に全力を尽くすことが求められます。今は手を抜いて次の仕事は全力を尽くそうと思っていたら、放送局やスポンサーから見放されてしまいます。常に今が大事な瞬間なのです。

輝いている平坂さんとの貴重な時間を楽しみました。

議会報告会
議会報告会

市内のTさんの自宅で議会報告会を行いました。準備から今日まで大変ご苦労をしてくれたTさんに深く感謝しています。人に集まってもらうことは大変な仕事です。イベントでも報告会でも、準備に80パーセントの力が必要で、本番は20パーセントの力配分です。前段階の準備をしてもらえたことから素敵な議会報告会にすることができました。Tさんと参加してくれた皆さんに感謝しています。

話をした項目は事前に質問として寄せてもらっていたものを中心に据えました。順に、経済状況、公衆トイレのウォッシュレット導入、公立学校の耐震化、学校教員の採用基準についてです。

経済状況はアベノミクスのやろうとしていること、それに呼応した和歌山県の取り組みを説明しました。金融緩和と公共工事の良い面と気をつけておきたい一面について話をしました。現在は期待感から株が高くなり輸出関連企業に歓迎される円安に振れています。そして都会の一部では土地の値段が上昇する気配があり、経済状況としては好感を持たれています。デフレ的要素に支配されて20年以上が経過しています。好景気という言葉は過去の遺物になるほど遠い感覚があります。今年、成人を迎えている人達はバブル経済を知りませんし、生まれたときから日本はデフレ経済ですから好景気の感覚を知らないことになります。

この状況からインフレ化を目指しても、インフレのどこが良いのか分からないという話を聞きました。インフレは物価上昇を意味しています。2パーセントのインフレ目標は物価を2パーセント上昇させるということです。物の価値が上がるのと同時に給与や所得も2パーセント以上増えたらインフレ目標を掲げ成長を目指すことは歓迎です。ところが所得上昇の気配が無いままインフレが進むと今よりも生活は苦しくなります。2パーセントの物価上昇と平成26年度からの消費税増税によって7パーセント物の値段が上昇することになります。同じものなのに値段が高くなるのです。その時点で所得が増えているなら問題はありませんが、据え置かれているとすれば生活苦になります。

企業の収益が増えた場合、将来不安に備えて内部留保に回すのではなくて従業員の給与に回してくれたら良いのですが、果たしてそう動くのかどうかは現時点では不透明です。

またインフレ目標に備えて企業が設備投資をしてくれると経済は好転に向かうのですが、内需拡大への反応が鈍ければ、期待しているような設備投資は見込めなくなります。経済対策はこれからの市場の動きを眺めなければ現時点で評価できません。

ただし政治への期待感はここ数年なかったものです。政治も経済も期待感があるところから始まります。2013年の経済対策は国も県の対策も期待して欲しいと伝えました。

そして公衆トイレのウォッシュレット化についての意見です。公衆トイレをきれいに改修することや清潔に保つことは大歓迎です。そのための出費は賛成なのですが、参加した全ての女性からひとつだけ問題提議がありました。女性は公衆トイレでウォッシュレットを使用しないということです。公衆トイレは全ての人が利用者ですから、自分の前に誰が使用したのか分かりません。知らない他人が利用した後にウォッシュすることはしないという意見です。無駄な設備改修になるので、ウォッシュレットを導入するよりもその予算で一箇所でも多くの公衆トイレ改修と美化を進めて欲しいというものです。

女性の視点からの意見として承りました。公衆トイレのウォッシュレットの問題点については気がつきませんでした。これだけでも議会報告会を開催した意味があります。問題提起をしたいと考えています。

教員採用に関しては採用試験において、学力重視から人物重視の観点も取り入れています。面接を一次面接と二次面接の二度実施することによって人物像を見ることにしています。教師の学力レベルは大事ですが生徒との関わりや教師間を含めたコミュニケーション能力も大事なことです。いじめや体罰を見逃さない姿勢、そして指導力を重視したものにしています。

公立学校の耐震化に関しては、平成27年度までに全ての学校の耐震化を終えるように文部科学省から指示がきています。和歌山県では小中学校の耐震化は平成24年4月1日現在で89.4パーセントです。平成27年度までにほぼ終了する計画があります。ただ一部統合を予定している学校もあるので100パーセントにはなりません。県立高校に関しては97.7パーセント耐震化を終えています。平成25年度に県立和歌山高校の耐震化を終えると県立高校は100パーセント耐震化を終えることになります。

以上が議会報告の内容です。その他の意見として、市民図書館の駐車料金が高いことの指摘がありました。本を借りるのに選ぶ時間が必要なので、せめて1時間までは無料にして欲しいという意見です。現在、15分までは駐車料金は無料です。これは本の返却者のための措置だと思いますが、借りる人のためにも無料時間の延長をお願いしたいということです。

併せて、出口が一箇所だけなので、隣の市民会館でコンサートなどがあれば、駐車場を出るのに時間が掛かりすぎるという意見がありました。二箇所出口を設置してくれたらこの問題は緩和されます。意見提起することにします。

議会報告その2
議会報告会

午後7時から10時までも別の場所で議会報告を行いました。今日は二箇所で議会報告をさせていただきました。この議会報告では、経済状況の説明、和歌山南インターチェンジと都市計画道路についての説明を中心にしました。

詳細は割愛しますが、皆さんとも経済の動向に関心を持っています。アベノミクスへの期待感がありますし、好景気になることを望んでいます。ただこれからの見通しが分からないので、先の経済見通しについて強い関心があります。ただこれは分かりません。円安が進行するのか、円高に反転するのか市場の動きも分からないのです。

ただ円安に振れて感じていることはガソリンや灯油価格が上昇しているので冬の寒さが厳しくなっていることです。今日は今年一番の寒さだったように感じますが、東北などでは灯油価格上昇の煽りを受けている人もいると思います。円安はわが国の富を稼いでくれている輸出関連企業にとって歓迎すべきことですが、国内で生活している私達にとって利点ばかりではありません。ガソリン、灯油、電気などのエネルギーコストはこれから上昇していくことになります。個々人が物価上昇に備えて生活防衛をしていく必要があることも伝えました。