人は環境変化よりも慣れた場所を好むものです。慣れた場所とは居心地の良い場所であり、安心できる場所でもあります。不思議なもので今は慣れた場所になっていても、最初は慣れなくて居心地の良くない場所だったのですが、自分なりにポジションを確立していく中で居心地良くしていくのです。
職場は端的な例で、今いる場所が居心地良くなっています。自分で自分の居場所を確保できているからです。それは自分が既に職場から頼られる存在であり、経験を積んでいるため基準などに頼らなくても自分で問題解決できる能力が身に付いているからです。
ところが新しい職場では自分の存在が知られていませんし、仕事も分かっていませんから不安になり、居心地が良くないと感じるものです。
でも人は新しく慣れない環境に適応する能力を持っています。前職場であって新しい職場にないものを得ていくからです。得ていくものとは、先に言いましたが頼られる存在になろうと仕事に励むことと基準などを読み込み基本的なことを理解していくことにあります。その取り組みを怠らなければ、やがて新しい職場でも前職場と同じように頼られる存在になり、自分で居心地の良い職場へと変えて行ける筈です。
そう思うと、人は環境を変えることで成長していくものだと理解できます。新しい環境で成長していく姿が見えたら、前の職場の仲間も喜んで自分達も頑張らなければという気持ちになる筈です。そして会社全体のレベルが向上していくことになれば、その会社は成長を続けることになります。
職場を変える時、人は成長する機会を与えてもらったと思い、今まで支えてくれた皆さんに感謝し、これから迎えてくれる人に敬意を示したいものです。
新宮市にある新宮警察署の移転計画があります。平成25年度に移転計画に伴う基本設計などの予算が計上されることになります。紀伊半島南部の警察署や消防署など災害発生時に指令塔となる施設は高台への移転を検討すべきです。指令塔が津波に襲われる場所にあったり、非常時に建物が機能を果たさなければ、そこで暮らしている皆さんが困ることになります。そんなことがないように、事前に防災対策として高台移転を計画しているのです。地域を守る。そんな使命を帯びた計画を検討していることを聞かせてもらいました。
平成24年秋に叙勲を受けた方を訪問しました。叙勲のお祝いの会を終えていますが、改めてお伺いさせていただきました。訪問を歓迎してくれ、改めてこれまでの話を聞かせてもらいました。スポーツで全国大会に導いた教師経験があるのですが、生徒への接し方は参考になりました。それは私生活でも生徒と信頼関係を持てる付き合い方をしていたことです。日曜日で部の練習が休みの時、教師は部員を自宅に招いて休日を一緒に楽しむのです。自宅近くにある海岸で潮干狩りやバーベキューを楽しみ、教師と生徒の信頼関係を固めるのです。私生活、つまり人としての信頼関係を固められたら、部活で少々辛い思いをしても生徒は好きで入った部活を続けられるのです。3年間耐えたその結果、全国大会出場という栄誉を得ることができたのです。
それは卒業してからも続く信頼関係になっています。叙勲パーティの時は当時の教え子が多数参加していましたし、今日も元教え子の方と一緒に訪問したので、当時の話で盛り上がりました。ここには今に続く信頼関係があり、これからも師弟関係は続くことが分かるものでした。
信頼関係の秘訣は、お互い批判はしないということに尽きます。部員の誰か、同級生の誰かを批判するどころか、良いところを伸ばすように指導していることです。暴力を振るわれたり批判されて感謝する人はいません。励ましてもらうことや褒めてもらうことで、人はやる気を高められるのです。
叙勲を受けた元教師の当時の姿勢と考え方に触れ、更に深く教育問題について考えさせられました。
イケてる腹プロジェクトに参加しました。手足が冷たくなる季節ですが、今日のメニューを消化していくと手足と共に身体が温まりました。心地良い身体が作られ、気持ちも良くなるのです。月曜日の最終の活動を、身体を動かすことで締め括りました。一週間の始まりとしては最高のスタートです。
心身とも新しい気持ちで今週もスタートできました。