活動報告・レポート
2013年2月3日(日)
机上整理
ライオンズ記録ビデオ

和歌山ゴールドライオンズクラブ結成10周年記念式典に向けたビデオ編集について話し合いました。式典当日、今年一年の取り組み内容を伝える素材を集めています。結成10年記念事業のDVDや記録写真などを基にして映像を作成することにしています。打ち合わせを済ませたので、後は編集作業に委ねることにしています。

机上整理

机の上や中に溜まりに溜まった書類や資料、雑誌などを整理しました。数年分の資料類を見て保管するか否かを判断していくのですが、実に約95パーセントの種類を処分することになりました。その時は必要だと判断して保存しておいた種類ですが、時間の経過と共に必要性はなくなっているのです。書類の価値のひとつは情報の鮮度です。その時は必要な情報でも数年が経過すると鮮度がなくなり、情報としての価値はゼロになっている書類があります。保存しておいてもこの先見ることはないので処分しました。

もうひとつが保存しておくと役立つかも知れないという書類です。事案が継続しているものが該当します。今起きている事象の初期のことが分かる書類があります。しかしこれもインターネットに掲載されている場合が多いのです。事業などの初期段階はある程度の方針が固まるまで試行錯誤を繰り返し、修正しながら計画案をまとめていくので、どうしても書類が多くなります。関わっている事業であれば、内容を修正する都度書類が増えていきます。経過が大事な場面があるので保存しているのですが、これらの種類も時間の経過と共に役割を終えている場合が多いのです。修正前の種類は不必要ですし、現在事業が進行中のものに関しては、然るべきところのインターネットサイトにその後の動きも含めて掲示されているので、これらの書類も不要ということになります。

ですから5年もすれば、約95パーセントの種類は不必要となっているので処分することにしました。

残しておいたのは自分の活動記録や掲載記事、写真などです。自分が行ってきた仕事に関する書類は、誰もどこにも保存されていませんから自分で保存すべきものです。こうして机の上も中もすっきりしました。今後は極力、種類を増やさないように心掛けたいと感じました。

読書
読書

二冊の本を読み終えました。元スターバックスジャパンCEOの岩田松雄さんの「ついていきたいと思われるリーダーになる51の考え方」、もう一冊は最近好きな経済学者浜 矩子さんの「超入門グローバル経済」です。

岩田さんは現場主義の人です。この中でひとつだけ印象に残ったものを私見を交えて記します。

机でいると現場で発生した問題の事実と判断の区別がつかないからです。現場が大事なのは事実と判断を見極めるためです。事実とは現場で発生した問題点そのものです。判断とはその問題に対応した人の考え方や意見のことです。

判断した結果、問題が混乱してしまった場合、対応した人は、起きた問題に対して自分の判断が如何に正しかったかということを報告するものです。問題を小さく見せようとする意思、問題への対応は誤りではなかったという報告として管理箇所に報告されるのです。

ですからリーダーは現場に行くか、それとも報告書の内容を事実と部下の判断に分けて報告を受けることが必要となります。判断だけの報告を受けても事実が伏せられているので、対処が正しかったのか否か、またはこれ以上問題が大きくならないかの責任者としての判断がつかないのです。

そして浜教授の内容です。アベノミクスの効果に対して懐疑的な考え方を述べています。面白いことに昨日の為替専門家の意見とほぼ同じ考えなのです。

アベノミクスはデフレ下のインフレ化が進んでしまうことになると伝えています。中央銀行に圧力をかけて金融緩和を行い、積極的な財政支出をすればお金が余る状態に陥り実体経済には効果がないことを記しています。

加えて、現在効果が現れている株や不動産など投機的商品は上がるので資産のインフレは進行していきます。ところが実物の世界は今と変わりなくグローバル競争に曝されるので上向くことにならないので、資産インフレと実物デフレが進行する最もタチが悪い状況となるとしています。つまり1980年代のアメリカで発生したスタグフレーションのことを指しているのです。

もうひとつ述べているのは、為替市場での円安傾向に関しては、自国の通貨が安くなることを誇らしげに言うことは異様なことであるとした上で、輸入物価が上がり、資材や燃料の高騰から企業にとってコスト高要因につながるものであり、コスト削減のため賃金が一段と抑え込まれ消費も伸びなくなると、給与が上がらないという見通しを述べています。

インフレが進行したとしても給与が上がらなければ、国内経済は今以上に厳しいものになるのです。

それぞれ考え方の違う意見を知ることは知識の幅を広げてくれます。精神のバランスを取るとこが必要なのです。