ライオンズクラブ335複合地区女性会員の集いが大阪市の中之島リーガロイヤルホテルで開催されました。和歌山ゴールドライオンズクラブからは5名が参加しました。
冒頭335B地区の管ガバナーから「ライオンズクラブの本質は高校時代の同窓生のような関係」にあることが伝えられました。いつも仲間と共に社会貢献や余暇を楽しむ活動できることがライオンズクラブであり、それは高校の同窓会のような雰囲気になることが理想であるというものです。利害や駆け引きのない純粋な関係であることがライオンズクラブであり、その精神に基づいた活動を行っていきたいものです。
また335D地区の瀧北ガバナーからも挨拶がありました。瀧北ガバナーは335地区で初めての女性ガバナーです。女性の視点からライオンズクラブについて語ってくれました。
矜持の心を忘れないで愛のある行動をして欲しいという主旨の挨拶でした。矜持とは誇りであり、節度であり責任のことです。自分の所属している団体やその活動に誇りを持つことが基本なのです。誇りを持たない団体や活動があれば、やがて消滅していきます。また団体を拡大することもできないのです。
ですからライオンズであることの誇りを持って日常の行動を取りたいものです。
私達は前進しようとしています。前進するためには変化に対応すること、つまり自身が学び、気付くことが必要なのです。学び気付いたことで変化することに気持ちが向くのです。学び気付いたのに変化するための行動を起こさなければ何にもなりませんし、変化は起きません。人の足を引っ張るのではなくて、人と手を携えて引っ張り上げることを求めたいものです。足を引っ張るよりも手をつないで前進する方が気持ちが良いのは間違いありません。そんな関係を保ちながら活動をしたいと感じました。
さてこの集いで他にも学べたことがあります。
自分は不完全であるということを知ることで大胆な行動ができるということです。完全を求めすぎると人前で話をすることも行動することもできなくなります。ですから不完全で発信することが必要なのです。不完全であっても前進している間に不完全さが減少して行きます。人の行動や気持ちに完全はありませんから、不完全のままで発信させても良いのです。有名な司会者の事例として紹介くれました。話し上手で有名なある司会者でも、毎日自宅に帰っては反省の日々を過ごしているそうです。
「こう話しておけば良かった」、「ゲストのあの話をもっと引っ張り出してあげたら良かった」など、自分のコメントを振り返っては反省し、次に活かそうとしているのです。そしてその次の日も、自宅で番組内容の反省をしています。専門家であっても経験者であっても完全でないことを自覚して前進しようとしているのです。
ですから発展途上の私達は不完全で良いのです。不完全なしゃべりで人前に立っても当たり前なのです。不完全な自分に誇りを持って発言をして行動に移したいものです。
そしてもとひとつです。一流のものは透明性と公平性が必要だということです。一流になるためには特定の人に便宜を図ったり、公で発言できないことを減らす必要があります。透明性を高めることが一流への道です。そして透明性があれば公平性へとつながります。
透明で公平な対応をすることで世論の支持が得られるのです。そして透明で公平な発言をしていると、一流の人物からは学びを得られたという意見が寄せられますし、二流の人物からは批判の声が届けられます。この際、二流の人物の声を聞いて腹を立てる必要はないので聞かなくて良いのです。それよりも少数派ですが一流の人物の意見に気持ちを傾ければ良いのです。批判を前に萎縮する必要はありません。
一流を目指すことで、一流の人物からの意見が寄せられるようになります。
寒い中、朝から大阪市まで行って参加した甲斐がありました。得られるものがある集いとなりました。
夕方までに和歌山市内に戻り懇親会に参加しました。20歳代の若手も多数参加する会合の中で、県政報告をさせてもらいました。和歌山県の経済対策について触れながら、アベノミクスの支持する点とそうでないと思う点について説明しました。懇親会の中で、「現在の政府の経済対策を分かり易く説明してくれたので勉強になりました」という意見を頂戴しました。少しでも役に立てたら幸いです。