和歌山NICeの会代表と懇談しました。とても前向きな方で、活き活きとした生き方をしていると感じました。自宅兼オフィスで皆さんをお迎えし、楽しい雰囲気を提供しているようです。朝から夜までお客さんでいっぱいという雰囲気がありました。2月に研修会が計画されているので参加することにしました。
また尊敬し会いたい人がいるとお聞きしたので、その人との出会う場をセットすることができました。願うと叶う。そんな時間を共有できて嬉しい時間と空間になりました。
株式会社阪本商会の阪本晴彦会長が和歌山市に来てくれました。阪本会長は和歌山市の城東中学校の卒業生で、15歳の卒業と同時に、大阪へ修行のため移り住んでいます。平成24年11月に自伝を発刊し城東中学校に寄贈したところ、この本を読んだ校長先生が感銘を受け、城東中学校を卒業した先輩から在校生に向けての講演を依頼したのです。阪本さんは、自分の苦労した経験が若い人の役に立つのであればという思いから講演を受諾してくれたのです。時代背景は違うものの坂本さんの経験談は在校生の心に響き、これからの人生の役に立つことと思います。
講演会に先立って、阪本会長と昼食を共にいたしました。お会いして感じたことは、苦労した経験を前向きに取り入れていることと過去から将来に亘っての安定感があるということです。激しさを内包しながら安定している人柄で、会社の親分と呼ぶのに相応しい人柄を感じました。この人であれば従業員さんは信頼して付いてくると思います。
阪本会長の著書は事前にいただき読破しているので、書かれた人生は分かっているつもりですが、実際にあって話を伺うと自伝以上の奥行きが感じられます。
素晴らしいエピソードを聞かせてもらいましたが、その中の一つを紹介します。自伝の装丁は名久井直子さんが担当しています。この世界で有名な方です。当初、阪本さんは名久井さんに装丁を依頼したところ断られています。名久井さんにすれば、知らない誰か分からない人からの依頼に応える必要はないと思うのは当然のことです。そこからは、決して諦めない阪本さんの凄いところです。名久井さんに面会し、その場で自分の生き方と生きてきた道を説明したのです。その自伝に感銘を受けた名久井さんは装丁を引き受け、素晴らしい自伝に輝きが増したのです。仕事や生活において命懸けの生き方をしている阪本さんの熱意が名久井さんの心を動かせたのです。
その装丁を施したページには青空を飛んでいる鳩と共に「喜び、悲しみ、達成感、感動、感謝」と記されています。ここでぐっと阪本さんの自伝に入り込んで行きます。
15歳から苦労した末に独立、そして浪速区に自社ビルを持つ会社にまで成長した立身出世の物語がここにあります。「苦労したけれども今がある」と呟くように言った言葉が印象に残ります。
著書をいただき読んで「是非、この人に会いたい」と依頼して、今日の講演会の前の時間に会うことができたのです。人は出会いによって変わるものですが、阪本会長との出会いも、これから何かの影響があるような気がしました。私から先輩に対して「城東中学校の生徒は幸せです。阪本さんの話を聞く機会があるからです。何人の生徒が聞くか分かりませんが、200人に1人でも阪本さんのように人生を変えようとする生徒が現れたら、それで講演会を実施する意味はあります」と話したのですが、今日の出会いと講演が契機となって人生を変えてしまう生徒がいると思います。
そんな出会いを予感し演出してくれた校長先生も素晴らしい方です。贈られる冊子はたくさんありますが、その中から阪本さんの自伝を読み、その感銘を受けた結果から生徒に聞かせたいと感じたことが凄いのです。人は複数の前向きな要因に導かれて人生を変えて行きます。阪本さんが卒業したのと同じ15歳の中学三年生も講演会に参加していると思います。同じ15歳を過ごした先輩と生徒の出会いがあったことを嬉しく思います。交わる筈のなかった卒業生と在校生がつながったのです。
津波から避難するために高速道路などの斜面に取り付けられる避難階段があります。従来品よりも軽くて取り付け易い製品が完成しています。その製品を拝見させてもらいました。従来品と新たに開発された製品を比べると、重さも扱い易さも違います。津波の到来が予測されている地域での設置は必須だと感じました。
いつ到来するか分からない津波に対して、できるだけ早く広範囲に取り付けられるように検討したいと考えています。
夜は喜志八郎さんの通夜式のお手伝いに行きました。同じ和歌山ゴールドライオンズラブ会員として活動してきただけに残念でなりません。現役会員であり、私達のクラブ結成10周年記念行事実行委員会委員長の役を担ってくれていただけに悲しみが増しています。
結成10周年記念式典はこの4月13日に迫っているだけに、何としてもやり遂げて欲しかったと残念な気持ちです。ライオンズクラブ会員も数多く弔問に訪れてくれてお別れを伝えました。
放置自転車の取り扱いに関して問題の共有と解決方針について協議しました。他人の敷地内に自転車を放置する人が悪いのですが、夜間や早朝に放置された側は堪りません。知らない間に放置されているのに処分ができないこともあるのです。廃棄した後に所有者が現れて損害を求められることもあるため、適性かつ迅速に放置自転車を処分できないかどうか検討しています。