活動報告・レポート
2013年1月6日(日)
フラメンコ協会新年号
フラメンコ協会新年号

和歌山フラメンコ協会の森久美子先生と新春に懇談したことには昨日触れました。その中で協会を維持運営していく大変さを知りました。森先生も協会誌新春号で語っていますが、経済情勢が厳しい中、会社経営や本来業務を最低限守ることに全力を傾ける時期が続いています。文化や芸術を楽しむ余裕が少なくなっていることから協会運営も厳しさを増しています。

歴史を見ても文化や芸術が花開くのはゆとりのある時代です。ある時は時の皇帝が、ある時は篤志家がスポンサーになって分野や芸術を支援し発展させています。わかき国の元禄文化、ルネッサンス時代が文化や芸術が発展した代表的な時代です。対して、経済危機の中においては文化や芸術の停滞期になっています。

和歌山市ではまちにお金が流れていません。一番早く影響が現れるのがタクシーだと聞くことがあります。確かに知り合いのタクシーのドライバーに聞くと「厳しい」以外の回答はありません。稼働率も売り上げも落ちているようで、そんな中、文化、芸術活動に傾注できる人は少ないのです。

それでも森先生は、ぶれないでこの道を行くと力強く語ってくれました。目指すところは和歌山市から和のフラメンコを発信し世界から認められることです。森先生率いるフラメンコ舞踊団と共に、平成25年はまず東京公演を目指す準備を進めています。力強い夢が叶いますように祈っています。

さて、和歌山フラメンコ協会が発行する協会誌の平成25年新春号に私の顧問挨拶が掲載されました。フラメンコ協会会員の皆さんのところに届くと思いますが、以下挨拶文を掲載します。

新年の挨拶  和歌山フラメコン協会顧問 片桐章浩

新年おめでとうございます。平成25年も私達会員が力を合わせて、和歌山フラメンコ協会から素晴らしい情報発信ができることを期待しています。経済環境が整わない中、文化活動への影響も多少なりとも感じることがありますが、和歌山フラメンコ協会の活動はなくてはならない存在であるばかりか、和歌山県の文化を支えていると言っても良いと思っています。これは近くでこれまでの活動を拝見していること、新しい挑戦を続けている姿勢から誇りを持って皆さんに伝えたいと思うことです。

そのひとつとして、平成24年末に森久美子先生と和歌山市長を訪問したことを挙げたといと思います。この訪問は、平成24年11月にスペインバレンシアで開催されたジャパンウィークに出演した森久美子フラメンコ舞踊団の結果報告と、バレンシア市長からの親書を和歌山市長にお渡しするためでした。舞踊団の演じた和のフラメンコ「アマテラス」は大入りで観客から喝采を浴びました。和歌山市からスペインに向けて和のフラメンコを発表したことは大きな成果ですし、和歌山市に優れたフラメンコが存在していることを知らせてくれました。和歌山市代表ではなくて、日本代表として和のフラメンコを演じてくれたことを和歌山フラメンコ協会顧問の一人として誇りに思っています。本場スペインのフラメンコは勿論、素晴らしいのですが、日本人だけが演じられる、もっと言うなら森久美子フラメンコ舞踊団だけが演じられる和のフラメンコはわが国独自の文化です。

そう、私達はフラメンコを演じることで、支えることで文化を創造している過程にいるのです。発展の過程にあることは、まだまだこれからの可能性を秘めていることを意味しています。

まだ完成していない、そして発展途上にあるこのフラメンコを、私達が身近で鑑賞することができ、そして一人ひとりが支える存在でいられることを嬉しく思っています。

森久美子先生が育て上げた情熱のフラメンコと、私達だけが演じられる和のフラメンコを、これからも和歌山フラメコン協会として発展させていく期待のある新しい年にしたいと考えています。

皆さんと一緒に今年もフラメコンを楽しみたいと思っています。

誕生日
誕生日

日赤に入院中の父親が誕生日を迎えました。昭和6年1月6日生まれですから82歳になりました。見舞いに病室に行くと、「今日は誕生日やて」と話してくれました。入院中ですが自分の誕生日を覚えていたことを嬉しく思います。と言うのも昨日、母親と話したのですが、「明日は誕生日だけれども、本人分かっているのだろうか」と話しをしていたからです。「多分知っていると思う」と言ってみたものの、入院していると時間の経過が怪しくなくなり、今日が何日なのか分からなくなるのです。

年末から入院しているのに日時の感覚がしっかりとしていたので安心しました。昨日は38度の熱のため静かでしたが、今日は熱が下がりやや回復傾向にあります。病室で迎えた82歳の誕生日。おめでとうございます。食事制限があるためお祝いの一品はありませんでしたが、会話できたことが嬉しい出来事です。82歳の1年間も元気でしっかりと人生を楽しめますように。

新春の集い準備

平成25年1月19日に予定している桐章会の事前準備を行いました。当日配布する予定の資料類を作成し必要部数を印刷し揃えました。作成した資料は、和歌山県議会のこれまでの活動経過報告書と最近のコラムから6編抜粋したものです。当日、来てくれた皆さんに配布し報告する予定です。年が明けてからの一日の経過も既に早く感じています。