活動報告・レポート
2012年12月31日(月)
大晦日

本当に早く感じます。平成24年も大晦日を迎えました。今年も感謝に満ちた一年でした。感謝できるのは、素晴らしい皆さんと仕事ができたこと、囲まれていたこと、そして助け合いができたからです。大晦日の今日も何人かの皆さんと懇談する機会をいただきました。

Kさんは大晦日でしたが事務所で仕事をしている途中でした。「今日もお仕事ですか」と聞くと、「年内は今日までです」と凄い回答があり、二人で微笑みました。

今年後半は大変でしたということから話は始まりました。大変だった理由はアメリカの大統領選挙があったからです。Kさんはオバマ大統領の支持者で、ご夫婦の一人の国籍はアメリカにあるため投票も行っています。オバマ大統領は頭が良くて人格者であることを伝えてくれた上で「オバマ大統領が敗北していたら、アメリカにとって大きな損失になっていたところでした」と振り返ってくれました。アメリカでも日本でもリーダーは人物で選ぶべきですし政党ではないことが分かります。アメリカはリーダーには人格者を求めています。アメリカですから国民だけではなくて世界のリーダーになり得る人物を選ぶ心得があり、そんな選択を下しているのです。

オバマ大統領の最後の期となる二期目に期待して、平成25年1月6日からアメリカに飛び立つと伺いました。Kさんの子どもさんはボストンの大学で学び、現在ニューヨークのブロードウェイの劇場で仕事をしています。ライオンキングというミュージカルを鑑賞した人もいると思いますが、来年から日本語の通訳サービスが導入されます。その日本語の語りをするのがKさんの子どもさんです。元々演劇をしていたのですが、舞台裏の仕事もするようになっています。「ニューヨークは厳しいですから」と話してくれたように、ブロードウェイの舞台で活躍するのは簡単ではありません。

世界から人材が集まり、素質と練習の結集を観ることができる舞台だからです。以前、現地で聞いた言葉が蘇えります。「ブロードウェイの凄さは、脇役や舞台の隅で踊っているメンバーでも一流だということです」という言葉です。舞台に登場する全ての人が一流であることが誇りであり、ミュージカルの質を高く保っているのです。ここで脇役であっても、他に行くと主役級になれる俳優もいると思いますが、それをしないのはブロードウェイで試したいと思っているからです。舞台の隅々から溢れ出るエネルギーを感じられる舞台がブロードウェイです。そんな夢の舞台でライオンキングの日本語訳を仕事にする日本人がいます。平成24年の最後に出会えた嬉しい出来事です。

Oさんも今年大きく飛躍した人です。事務所を設立して丁度一年が経過したところですが、Oさんの頑張りに接すると励まされるのです。今日は事務所の仕事を終えていましたが、昨日関係者の方と打ち合わせをしたばかりの新しい年の抱負を語ってくれました。

これから始まろうとする嬉しい企画ですから、少しでもお役に立ちたいと考えています。

ここで話題になったのは、駅前に賑わいが欲しいということです。具体的にはJR和歌山駅前の美園町商店街と南海電鉄和歌山市駅前の再開発です。どちらも和歌山市の玄関口ですから賑わって欲しい場所です。市内の人にとっても、県外からお客さんを向かえる市民の一人としての立場としても、今のままでは寂しく感じます。

私達が関与できるであろうこれからの10年間で、和歌山市の再生に向かった活動をしたいと話し合いました。共通の現状認識として、和歌山市は元気がありませんし、和歌山市中心市街地の活性化も不発に終わっています。この現状認識を持って活性化対策を考えないことには再生に向かうことになりません。

平成25年からの10年間。やれる時期にやれることを実行したいと思います。

他にもたくさんの皆さんと今年最後の話し合いができました。バイオマス発電のこと、メガソーラーのこと、森林再生のことなどが話題です。こんな話題が実現に向かう平成25年にしたいと考えています。

平成24年もお世話になりました。心から感謝申し上げます。皆さんにとって、私達にとって素晴らしい平成25年であることを祈っています。