遺伝子工学の村上和雄先生の著書「スイッチオンの生き方」の中に、ノーベル賞をもらう天才と普通の人は遺伝子レベルで見ると、99.5%が同じだそうです。問題なのは、眠っている残り0.5%の遺伝子をどうやってオンにするかどうかだそうです。
残りの遺伝子を目覚めさせる方法は次のようなものです。
- どんな時も明るく前向きに生き切ること。
- 思い切って今の環境を変えてみること。
- 人との出会い、遭遇を大切にすること。
- 感動すること。
- 感謝すること。
- 世のため人のためを考えて生きること。
以上の項目を実践すれば、眠っている遺伝子を呼び覚ますことができるようです。遺伝子をオンにする方法は意外と簡単です。
「そんなことは実践しているよ」という人は遺伝子が100%オンになった状態で毎日を過ごせていますから、自分の能力によって日々を切り拓き、幸せな毎日を送っている筈です。
「できていない」という人は、今日から遺伝子を目覚めさせたら、たった今から昨日までと違った日を過ごすことができます。
もう一度見返してみると、五項目は自分の心を入れ替えるだけで良いことです。感動、感謝、世のため人のため、そして明るく生きることです。自分でできることですから、他人に左右されないので自分だけで何とかなります。
残りの一つは環境を変えること。職場や住居を変えることは簡単ではありませんから、簡単なことから始めたいところです。それは一緒に食事をする人を、意識的に変えてみること。営業の訪問先に関して、一日一ヵ所だけでも新しいお客さんを開拓すること。
この程度を変えることなら自分で実践できます。
自分の心を変えて、できる範囲で少しだけ環境も変えてみる。それだけで遺伝子のスイッチが入るのですから、やってみることです。やってみても時間は無駄になりませんし損はありませんから、信じて実践したいものです。
それにしても天才と私達の99.5%は同じで、その差を分けているのは、わずか0.5%だけだという事実に驚かされます。たった0.5%の努力をしていないことで、差をつけられているのです。それならばあと0.5%の努力をすれば良いのです。しかもその0.5%が、心の持ち方と少し環境を変えるだけで達せられるのですから困難な挑戦ではありません。少しだけ困難なのは、その気持ちを毎日継続させることだけです。
遺伝子を目覚めさせるための0.5%は、いつも明るく前向きに、感動、感謝と人のためを実践することです。100%目覚めた自分を生きたいものです。