408.元日に思う
 2007年の幕開け。毎年思うことですが、12月31日と1月1日ではたった一日の違いなのに全く違った気分になるから不思議です。同じ日は二度と帰ってこないことは承知の上で述べると、同じ2006年であれば、仮に一日を無駄に過ごしたり失敗をしたとしても取り戻せる気持ちになりますが、2007年になると昨年の出来事は取り返せない過去のものになってしまいます。

 一日違いですがそこには大きな壁があり、二度と戻れない日々があったことを実感することが出来ます。過去と現在を別ける分岐点が元日ですから、この日に目標を立てることは何よりも重要なことです。目標がないとこの一年、何を目指した活動をするのか、どんな生き方をすれば良いのか路頭に迷うことになるからです。
 目指すべき目標を定めて、後は個別に数値を設定する作業を行えばよいのです。

 さて2007年の目標は「挑戦」です。
 ここに至った経緯を記すために、過去の目標を振り返ります。
 2004年(平成16年)の目標は「行動する」でした。市議会で活動させてもらって初めての新年だったことから、まず行動することから始めようとの思いで目標を定めました。
 2005年(平成17年)の目標は「継続する」でした。目標設定の初年度は、行動して活動の基礎を設けられたので、継続して取り組むことを目指した目標としました。
 2006年(平成18年)の目標は「一段高く」でした。これは市議会での活動も三年目となると、同じことを繰り返す場面が出てきますが、周囲との関係や空気によって少し変化を持たせることで時代に即した内容のものに仕上げることを目指しました。

 そして迎えた2007年(平成19年)。過去三年間を総括した上で、新しい「挑戦」の一年と位置づけることにしました。思い描いたように「行動」し、それらを「継続」させ、そして「一段高く」仕上げ、新しいことに「挑戦」します。自分でも過去三年間の活動を総括していますし、そこから次の舞台に向かう準備を整えています。次の区切りは5年間。何かを達成するためには長い時間をかけるよりも、比較的短期間で仕上げる必要があります。それは初心を持ち続けるのは容易ではなく、目標達成のゴールとして5年先を目指すことで、実現させる可能性が高いと思っているからです。余程の独創的なリーダーなら別として、それ以上、時間的に先の目標を立てても、弓矢が弧を描くように一直線に突き抜けることは難しいからです。また5年以上先のことは不確定で、時代の進捗に応じて時代の要請も変化しますから、仕上がりが曖昧なものになってしまう恐れもあるからです。

 今年を挑戦の年と位置づけ、今年を起点に5年先を見据えたいと考えています。周囲にいる多くの人にとっても「挑戦」の年だと思える節がありますから、歩調を合わせて一緒に前進したいところです。挑戦して結果が得られると、確実に何か変化があります。逆に言えば、人は変化を求めるために挑戦を続けるのかも知れません。時代は常に前を向いて進みますから、何もしなくても変化は感じられるのも事実ですが、時代を進めているのは誰かが挑戦して得られた結果なのです。私達はその結果を享受していますが、現役世代にいる私達であるなら、自らの挑戦で変化を求めたいものです。
 時代について行くだけではなく、時代を築いていく気概を持った一年にしたいものです。 

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