平成21年12月9日(水)
B.平成21年12月
 和歌山県議会一般質問 再質問
【再質問】 「要望」

 環境税に関して。導入されると産業界だけではなくて一般家庭にも影響があると予測されています。環境省の試算によると、環境税導入による負担額は16,728円の増加、暫定税率廃止による負担減は16,094円と相殺される形になっているため、それほどの負担にはならないとされています。
しかし各税の年間負担額に関して、一般的なモデルによると、灯油が422円から997円に増加。プロパンガスだと1,643円から1,897円に。都市ガスの場合だと255円から706円に、電気は2,839円から5,719円の増加になるとされています。
 間接的な増税ですし、特に自動車を持たない家庭の税の負担額は大きくなるなどの問題もあります。私達は新しい税に関して、具体的に受ける経済的な影響や国民負担を示されていませんから、環境税が財源確保のために導入されようとしていないのか、十分な議論を尽くした上で導入を考える必要があると思います。
 知事の発言力に期待しています。

 次に、和歌山市中心市街地住宅供給促進事業についてです。ようやくJR和歌山駅前の再開発が動き出すことは朗報です。再開発によって和歌山市の中心市街地が活性化することを期待しています。この次に関してですが、後は和歌山市中心市街地の中で南海和歌山市駅前の再開発が残っています。
 市駅前再開発に関しては、昭和59年に推進計画が策定されていますが、依然として具体化されていません。当時、開発対象地区の皆さんが準備組合を設けて、検討していたようですが、25年が経過した今もそのままの状態が続いています。
 昨日も一般質問があったように和歌山市の西の玄関口であり、県内で乗降客の多い駅のひとつですから、賑わい創出、バリアフリー化なども含めて、もう一度、市駅周辺の再開発計画にも関心を払って欲しいところです。勿論、準備組合と事業者があって話ですが、今回の再開発が成功事例となった暁には、和歌山市と協働して取り組んで欲しいと要望しておきます。以上です。
 以上

平成21年12月 和歌山県議会一般質問について


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