答弁者 : 大橋市長
高野・熊野の参詣道が世界遺産に認定されたことや全国大会誘致和歌山市議会議員連盟の皆様方の御尽力により,和歌山市を訪れる観光客数は平成15年から平成16年にかけて,宿泊客数で約7%の増加となっており,経済波及効果や雇用の創出効果の高い観光産業への今後の期待は非常に大きくなっています。
また,本市においても「観光の振興」を市政運営の重要施策に位置付け,世界に開かれた交流都市を目指し,和歌山城や海を中心とした観光拠点づくりに取り組んでいるところであり,観光学部設置による人材の育成が重要であると考えています。
そこで,これまでも具体的な支援として,平成17年5月28日に和歌山大学が観光学部設置に向けて開催した「21世紀型観光を展望する・国際シンポジウム」に対し,後援のほか告知に関する支援を行っています。
そして,今後の支援については,県や商工会議所とともに設置促進に向けた協議会を立上げ,関係機関と連携を図りながら適切な支援をしていきたいと考えています。
次に和歌山市内への観光学部設置に向けた私の考えについては,人材育成や観光関連産業の育成のためにも,実現を支援していきたいと考えています。
また,大学側には旧丸正ビルの活用案もあるとのことですが,和歌山大学や民間事業者が主体的に旧丸正ビルを活用していただくことは,歓迎すべきことであると考えています。
いずれにしても、本市としては設置を予定しています協議会の中で,県や商工会議所と連携を図りながら市が担うべき役割をしっかり果たしていきたいと考えています。