7/31(土)「海南支部大会」

【海南支部大会】

午前9時からの関西電力組海南支部の定時大会にお招きいただき出席いたしました。朝からでも暑くて夏日になりそうです。さて大会挨拶の主旨は次の通りです。
 おはようございます。第42回目を迎えた定時大会のご盛会をお祝いいたします。そして今回もお招きいただきましたこと、心からお礼申し上げます。ありがとうございます。
 早いもので皆さんからご支持をいただき県議会に送り出してもらってから3年と少し経過しました。平成23年4月には県議会2期目に挑戦することの推薦をいただきました。期待に応えられるようにしっかりと取り組みたいと思いますので、今までと変わらないご支援のほど、よろしくお願いいたします。
 さて夏になると海南発電所の稼動状況について聞かれます。海南発電所が電気を送ってくれている。そこには一人ひとりの仕事の力があり、その力が結集した結果、夏の電力供給を支えてくれ、私たちの生活を守ってくれています。一人の力が小さくても大きな仕事ができている。このことを誇りに思っています。
 そして私の知人が、市議会補欠選挙のお手伝いをしているのですが、時々、連絡をもらっています。昨夜も連絡をいただきました。感想を伝えるとすれば、他の陣営のお手伝いをしていると、片桐を支援している皆さんの素晴らしさがとてもよく分かりますというものです。選挙を応援する限り、同じ価値観を共有していることが条件です。かなり考え方が違うのに応援することはありませんし、もしそんな状態になるとしたら違和感を覚えることになります。同じ職種で働き、同じ組織内で物事を考えた経験を持っている私たちは、同じような価値観を有していると思います。それは勤勉さであり、社会貢献であり、社会にお役に立つことを使命と考える価値観であります。自分のことだけで地域のことを思っていない候補がいるとしたら、それは問題だと思います。私たちと同じような価値観を持つ人が、例えば国会にいる、連合にいる、組合の本部や地区にいる、そして県議会や和歌山市議会、御坊市議会にいることが、どれだけ素晴らしいことでしょうか。違う価値観を持つ人と話をしても、お願いをしても、その依頼の実現性は決して高くありません。身についているものや、その問題に対する真剣さが違うからです。何よりも私たちの思いがあるのであれば、代表する人が存在している限りそれを実現できる機会を持つことになるのです。もし働くことを尊いと思えないような価値観の違う人の集団になってしまうと、私たちの思いは彼方に追いやられてしまいます。社会で解決を図るべき問題はたくさんあります。それに取り組もうとするのであれば、私たちが大きな力となって向かっていきたいものです。
 同じ価値観を有している皆さんから推薦をいただき、そして頑張ることができることを嬉しく思いますし、感謝するばかりです。
 最後になります。この大会を最後に副委員長、書記長、若き執行委員の三人の方が退任されます。嬉しい大会なのですが一抹の寂しさを感じています。三人の方にはお疲れ様と伝えたいものですし、会社の仕事面で頑張ってくれることを期待しています。
 私が最近いただいた言葉を伝えて感謝の気持ちにさせていただきます。
 多くの仕事が自分のところにやってきて、時間いっぱいになっている時期がありました。そんな時にこの言葉に触れました。仕事をした報酬はどんな形で帰ってくると思いますか。その答えです。仕事の報酬は仕事の形となって帰ってくるのです。この言葉に元気をいただき、それ以降、私の心に持っています。
 三人の皆さんはこれから仕事が本筋となりますから、仕事の負担感は高くなると思います。でも仕事をしたら、またそれ以上に遣り甲斐のある仕事が帰ってきます。そんな仕事になることを期待しています。本当にお疲れ様でした。
 そして第42回の定時大会の開催、おめでとうございます。ありがとうございました。

【宇宙がやってきた】

フォルテワジマにおいて宇宙航空研究開発機構(JAXA)、和歌山大学観光学部が主催する宇宙イベント「宇宙が和歌山にやってきた”JAXA タウンミーティング&ユース・スペース・プログラム in和歌山」が開催されました。開催に至るまでに沢山の壁がありましたが、関係者の熱意によって全てクリアさせて実現に漕ぎ着けることができたものです。共催が和歌山東ライオンズクラブで、運営のお手伝いをしてくれました。また後援は、ボーイング・ジャパン、和歌山県教育委員会、和歌山市教育委員会、和歌山大学宇宙教育研究所、株式会社 島精機製作所 フュージョンミュージアム・ニット&トーイで、ボーイング・ジャパンからも幹部の皆さんが会場に駆け付けてくれました。和歌山県とボーイング社の技術と情報力を活用した、防災面からを含めた協力関係を築けることを期待しています。
 和歌山県は災害多発が予想されている県であり、防災には力を注いでいます。現に和歌山県と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は防災協定を締結していますし、県内外の専門機関と対策に努めています。
 そして和歌山県教育委員会の戸川指導主事が「ボーイング2010年度・教師のためのスペース・キャンプ・プログラム」を体験してきたところですが、その体験報告と宇宙授業を、県内の子ども達を対象として実施してくれました。戸川さんは英語の教師であり、本来であればスペース・キャンプ・プログラムの候補の対象ではありませんでした。対象者は理系の教師なのですが、文系の先生にこそ宇宙体験が必要であることを訴え、日本で初めて文系の教師としてこのキャンプに参加しています。
 理系でない戸川さんが選ばれたのは、一歩前に出る気持ちと自分の考えを表現する力があったこと、和歌山県が宇宙教育に取り組む姿勢を持っていたことなどが挙げられます。
 宇宙の共通語は英語ですから、理系の先生が宇宙体験をすることも大切なことですが、英語力のある先生が宇宙体験をすることによって、和歌山県内や子ども達への横への広がりが期待できます。コミュニケーション力の高い戸川さんがスペースキャンプを体験したことによって、和歌山県が宇宙に近づきました。
 宇宙に最も近い県、和歌山県。これを売り出したいと考えています。素晴らしいイベントがこの夏、和歌山県で開催されました。
 参考までに、「ボーイング2010年度・教師のためのスペース・キャンプ・プログラム」と戸川さんが選ばれた理由を簡単に記します。
 2010年度・日本代表(1名枠)として、和歌山県から戸川さんが選ばれました。これは「宇宙を切り口とした教育による地域再生」を推進している和歌山大学観光学部の推薦による快挙で、日本からは今回で10人目、西日本からは初めての「代表」となります。
 このプログラムはボーイングカンパニーが、1992年から教師の教育スキル向上で、次世代を担う子どもたちへの宇宙への興味関心を高めることを目的に、世界各国から選抜された教育者をNASAの宇宙教育訓練プログラムに招待しているものです。
 その内容は、座学による数学、NASAのエンジニアリング設計、月での仮想滞在、宇宙でのガーデニング実験、無重力状態での物体の動き方実験、その他無重力飛行など本物さながらの宇宙飛行士養成訓練となっています。
本来、このプログラムは、公立小学校4年生から中学2年までの理数系を担当する教師が対象となっていますが、JAXA宇宙教育センターとの連携による「宇宙を切り口とした総合的教育システムの構築による地域再生」に取り組む和歌山大学観光学部が提唱する「宇宙の可能性は無限。宇宙教育は理数の分野に限らない」という概念に基づいて、英語教育を専門とする戸川定昭指導主事の推薦が認められ、見事、日本代表に選ばれる結果となったものです。
 戸川さんは、高等学校および中学校の英語教員を経て、平成17年4月から県教育庁に勤務し現在に至っています。主に小学校外国語活動、中学校外国語教育等を担当しています。今回の抜擢は、より広い分野の教師に「宇宙」を教育に取り入れる可能性を示すと共に、より多くの教師に「ボーイング・教師のためのスペース・キャンプ・プログラム」へチャレンジする夢と可能性を広げたものです。

【セーリング前夜祭】

北山村から小学生の子ども達を招待して、セーリング体験をしてもらう企画が明日、実施されます。今夜はその前夜祭として、セラヴィ・セーリングチームによる歓迎会を開催しました。北山村は全国でも珍しい飛び地で海のない村ですから、和歌山市の海でのセーリング体験は初めての体験となります。
 北山村村長も歓迎会に参加してくれて、セラヴィ・セーリングチームのメンバーと北山村の皆さんとで交流を深めることが出来ました。

【懇談会】

本日の最後は懇談会に参加しました。御坊と海南から集まった皆さんとの素晴らしい会となりました。この場にお招きしてもらったことに感謝しています。御坊市からも、そして海南市からも応援してくれる皆さんが和歌山市まで来てくれたことに感謝するばかりですし、心に満足感がいっぱい詰まった感じがしました。
 「選挙権はないですが、片桐さんの活動の素晴らしさは伝わってきます。応援してくれる人が大勢いますから、どこまでも走っていってください。私たちはどこに行こうとも応援します」。嬉しい言葉をいただきました。
 「普段の活動の様を伝えることは難しいことなのです」と話したところ、「そのままで大丈夫ですよ。みんな見てくれていますから。そしてみんな片桐さんのことが大好きですよ。
 今日、一緒にいるだけで最高です」と感想を話してくれました。
 毎日、時間との勝負でもある活動が続いていますが、知ってもらわなくても見てくれている人がいる。そのことを知りました。選挙区であっても、なくても、活動には関係ないことも分かりました。
 「どこまで行ってくれるのか。楽しみにしています」。そんな言葉で送り出してくれました。

【その他】

  • 就職に関しての依頼がありました。高校を卒業してから定職に就いたことのない人ですが仕事がありませんかというものです。コミュニケーション能力や人との接し方に間違いがなければ、実務経験が必要のない会社もあります。そんな会社では職場内教育や研修で必要な技能を教えてくれます。ただ入社のための試験を突破することが問題なのですが、それは社会で生きていけるだけの実力が必要となります。すがることの出来ない世界があります。
  • 紀州レンジャーズの主催試合でのイベント出演に関しての協議をしています。ミュージシャンやよさこい踊りなど、和歌山県を元気にしている皆さんとの協調を考えています。

7/30(金)「関西独立リーグ」

【しじま】

いつもお世話になっているYさんと懇談する時間をいただきました。会社経営者のYさんは、古い体質の議員に飽きがきていて、和歌山県を再生させるためには新しい力が必要であると話してくれています。時期統一地方選に向けて支援体制を取ることを約束してくれました。感謝申し上げます。
 懇談の中で、大切なことを教えてくれました。今はこの一瞬しかないので、この時に会っている人を大切にすることです。今を大切にしないで何時を大切にするのか。流れる雲さえ、この一瞬と同じ雲は二度と現れません。雲は流れているけれど、遠くにあるので刻々と違っていることが分からないように、今を生きている私たちも今の姿が分からないのです。一瞬を大切にすること。大切にしたい心掛けです。
 そしてYさんは毎日午前4時頃に起きています。4時頃の時間は「しじま」とも言える時間帯だそうで、夜と朝の間の不思議な時間が存在しているようです。夜の暗さでもなく、朝の暗さでもない独特の空間があるのです。沈んでいる深い黒ではなく、明けて行く薄く黒でもない空間は、とても不思議な気持ちになるそうです。Yさんはこの時間帯に般若心経を書写しています。14年前から書写を始めていて、それも毎日書き続けています。出張の時も旅行の時も、一日も欠かさないで書写を続けています。その数は5,000枚を超えています。目標は10,000枚に置いていますから、まだ10年以上の年数を必要としています。
 1日一枚書いているだけなのに、5,000枚になっているとも言えますし、毎日書いてもようやく5,000枚を達成したとも言えます。いずれにしても書き続けることの偉大さが分かります。般若心経を書き続けることができる人は、それ程多くないと思います。
 「しじま」の空間の中で般若心経を書写していると、例え迷いがあっても決断できるそうです。簡単に取り組めるように思っても、実は誰にでもできることではないものを続けるのが大切なのです。出張などで一日だけなら4時に起きることが出来たとしても、毎日4時に起きることは出来るものではありません。それを簡単に達成しているYさんが、経営者として他をリードしているのは当然のことです。

【喫茶店】

地域の方が集まれる気の遣わない喫茶店があります。朝の時間帯と午後からの時間帯に人が集まってきて、意見交換を行っている空間となっています。お店の方は気さくで話しやすい人で歓迎してくれました。和歌山県の道路の問題に触れてくれました。道が良くならないし改修が遅いことの指摘がありました。和歌山市を巡る幹線道路では、平成22年8月に第二阪和国道が地籍調査を終える見込みで、平成27年度の、きのくに和歌山国体までに開通する計画になっていることを伝えました。幹線道路を早期に完成させて欲しいという希望をいただいています。
 また何をしているのか分からない首長や議員が多すぎるので、そんな人には退場してもらいたいという依頼がありました。和歌山県を元気にすると言い続けて何の変化も起こさせていない議員は今後とも期待できません。今までできなかったことが、財政が厳しくなる今後に出来る筈はないからです。喫茶店はアンテナショップの役割を果たしてくれています。地域の情報や首長選挙の動向が話し合われています。

【ひきこもり対策】

和歌山県内でも、ひきこもりの人数の実数把握はされていないようです。表面に現れない要素が多くて、実態把握は簡単ではありません。公務を司っている行政機関が実施することに限界があり、勤務時間の壁が少ない民間事業者に委ねることも対策として必要なことです。和歌山県内に、ひきこもりの人や虐待を受けている人を引き取ってくれる施設は少ないのです。今日話し合った皆さんは、これらの施設を民間で運営していますが、行政機関の支援がないと運営は厳しいそうです。これからはボランティアスタッフなどグループ化した取り組みが必要となってきます。今まで点在していたこれらの活動家が意見交換を図れて、今後の活動上でのつながりも期待できる話し合いとなりました。
 今の子ども達は、生命の価値を低く見ている傾向にあるようです。小学校低学年までにゲーム脳が形成されていると、生命が大切なものであることの意識が希薄になっているようです。生命の大切さから教えることを始めているようです。

【登校拒否】

これも実数が把握しにくい登校拒否の問題です。和歌山市内の公立高校の生徒が、早くも登校拒否に陥っています。一年生なので入学して日が浅いのに登校拒否となり、全く通学することができなくなっています。ただ学校に行きたくないので登校拒否しているのではなくて、学校に行きたいのに朝起きができない症状が現れています。そのことを学校側が知らないので、学校に来る意思がないと判断しているようです。
 ところが家庭内、保護者は、学校に行かせてあげたいと思っているのです。ただ学校側が保護者と生徒に対する個人懇談の機会を与えてくれないので、単なる登校拒否が続いていると思っているようなのです。
 実態は違っていることを学校側に伝えました。通学したい意思がある生徒であれば、学校側は学校に来られる環境を整えて欲しいところです。そんな問題提議を校長先生に依頼しました。

【関西独立リーグ】

関西独立リーグの公式試合が紀三井寺野球場で開催されました。対戦カードは紀州対韓国です。久しぶりの試合観戦でしたが、カクテル光線に照らされた試合は美しく輝いていました。球場には会社帰りの皆さんが観戦に訪れていて、試合中ずっと賑わっていました。
 思っている以上に、友人達とナイターを観戦しながら応援することは気分爽快なのです。和歌山県に紀州レンジャーズが存在してくれていることで、会社帰りに野球観戦ができているのです。和歌山県には存在していない文化であることを痛感しました。
 皆さんと一緒に地元チームを応援するライフスタイルは素晴らしいものです。今までにないものを地域で受け入れてもらうことは容易ではありません。しかし今日の試合を見る限り関西独立リーグは、和歌山県で地元チームの試合を応援して懇親を深められる機会を提供してくれています。
 これからも応援したいので、次の機会も観戦に訪れたいと思っています。

【その他】

  • うつ病の方に関する支援方法を協議しました。うつ病と不安症の合併によって生活を不安視しています。不安感は不安を増長させることになります。逆に安心感を持っていると、不安は感じなくなります。
  • 行政機関からの支援費を受けている会社があります。ところが昨日、会社内部からの告発によって行政機関が現場調査を行っています。県政に関して大きな影響はないと思いますが、来週、調査結果の内容をお聞きして対応策を講じたいと考えています。
  • 医療に関する話し合いや、県の建築物建設による電波障害が発生した場合の対応に関して協議を行いました。また県立武道館建設に伴う課題に関しても話し合いました。

7/29(木)「定時大会」

【観光学部】

和歌山大学観光学部を訪問しました。平成23年に初めての卒業生を輩出する和歌山大学観光学部に注目が集まっています。先の三県議員会議でも和歌山大学観光学部の動向に関する質問があった程です。
 また、現在の四年生の就職も約80パーセントが決定していますから、初年度としては良いスタートを切れていると思います。
 本日は、大阪府阪南市から観光学部の学生にフィールドワークとして参加して欲しいイベントの紹介がありました。今回からの参画は時期的に難しいため、平成23年度の企画段階から参画して欲しいとの依頼でした。
 このイベントは毎年約1万人の方が訪れているように阪南市では定着していますが、観光の視点からすると集まっている人の割合と比較して経済効果が少ないようです。つまりイベントにだけ参加しているので宿泊や飲食でお金を使ってくれる人が少ないようです。そこで観光学部としての知見を加えてもらって、経済効果のあるイベントとして継続実施したいとの意向がありました。
 お客さんが集まっても経済効果がないと、本質的には観光産業と言えないところがあります。経済効果をもたらす方法を考えることも検討していく姿勢を見せてくれました。和歌山大学観光学部が、地域の活性化に寄与しているのかどうかの指標となり得るひとつに経済効果があります。和歌山県の誇る観光学部が他の府県の地域振興に関わるイベントへの参加依頼があることは歓迎すべきことです。和歌山大学観光学部の認知度は向上しているように感じています。

【和歌浦振興】

国の名勝指定を受ける予定の和歌の浦地域。名勝指定を契機として、和歌山市の宝物とし保全と活用を図りたいと考えています。県としての取り組み策は進めていますが、お膝元の和歌山市の協力は不可欠です。観光案内板やトイレの問題は、和歌山市が地域に協力を求めることも必要です。
 地元団体では、和歌の浦のフィールドワークの一環として、歩いて和歌の浦を巡る企画を計画しています。8月に入ってからの企画ですが、歩いて和歌の浦の良さを発見してもらい、地域振興策を提言したいと考えています。和歌の浦の国の名勝指定に関して、現状の延長線上にいても活性化は図れないばかりか、外的要因があっても、何も変化を起こさない地域としての印象を深めてしまう恐れがあります。歩いてウォーキングコースの検討も図りたいと考えています。

【生活支援】

経済的な問題から生活支援を受けざるを得ない方の相談を受けました。働きたくても働けない環境にする人が数多くいます。働く場所がないと当然、所得がありませんから、仕事が見つかるまでの間は生活支援を受けたいと思います。しかし生活支援を受けるに際しては働く意志が調査されます。現役世代の人が市役所に対して、このことを客観的に両立させることは簡単ではありません。経済力を優先させると生活支援は適用されなくなりますし、生活支援を優先させると働く意志がないと判断される危険性があるのです。働くことが可能な世代が生活支援の適用を受ける際の難しいところです。
 生活支援の形態は様々ですが、実態として生活ができていない人に対しての支援策は必要だと考えていますので方法を検討しています。

【定時大会】

関西電力労働組合和歌山電力所支部の定時大会がありました。定時大会にお招きをいただき、今回は県議会に向けての必勝推進決議を議決していただき、挨拶の機会を頂戴しました。
 今回は二期目の県議会挑戦に向けての推薦決議をいただきまして、誠にありがとうございます。皆さんに心から感謝申し上げます。平成19年4月に皆さんからの支援をいただき、県議会に送り出してもらってから3年と少しが経過しました。この間、議会での一般質問や委員会での提言など、私たちを取り巻く県政の諸課題に関して送り出してもらっている皆さんが恥ずかしくない活動をしてきたと自負しています。和歌山県は経済再生と雇用確保が大きな課題となっています。そこにエネルギーと環境問題への取り組みも大きな課題になっていると認識しています。
 これらを別々に論議するよりも、エネルギーと環境で経済効果のもたらす取り組みを行い、そこから雇用を確保することにつなげたいと考えています。既設の発電所と新エネルギーの供給地としての役割を果たし、県外にエネルギーを輸出する県としての役割があります。これは関西では和歌山県が担える大きな役割です。エネルギーは国策であり、経済活動の血液ともいえるものですが、その拠点が和歌山県にあるのです。大きな産業がこの地域にあることを誇りに感じていますし、地球環境問題にも関与していく地域であることに可能性を感じています。先の議会でも取り上げましたが、国内クレジット制度の活用を図ることによって、県内事業者が県外から外貨を獲得することができますし、温暖化防止に努めることが可能となります。県内事業者で国内クレジット制度を活用しているところは少ないので、ここに意識を高めてもらい、和歌山県が環境先進県になりたいと考えています。
 このように経済と雇用、エネルギーと環境問題への対応など、私たちが取り組むべき課題は多くありますから、向こう4年間の県議会は大切な場所になります。再び、ここで仕事をさせてもらえるように活動を開始したいと考えていますので、一層のご支援をいただきますようお願い申し上げます。今回は皆さんから推薦決議をいただきましたこと、心から感謝申し上げ、お礼と挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
 挨拶は以上の通りです。皆さんから推薦をいただいたことに心から感謝しています。

【橋本市】

橋本市議会議員のMさんが訪ねてくれました。遠いところまでお越しいただき、そして約2時間、意見交換をさせていただきました。厚く感謝申し上げます。若い力が市議会に登場していることを知りました。ややもすると保守的な地域ですが、それまで議員経験のなかった人を議員として送り出している地域の力を感じました。
 懇談は、公設民営の保育園の課題、経済対策と農産業の課題など多岐に及びました。一年目の若い議員との話し合いは楽しい時間でした。私からは、地域に必要なものは経済力、つまり外からお金を獲得するだけの力が絶対的に必要であることを話しました。域内でお金を回しあっていても経済は上向きません。そのためには県外から資金を呼び込む力が必要です。勿論、県内産業の活性化は必要ですが、日本経済全体が活発化しないと、余程の何かがない限り、和歌山県内の産業だけが成長することは考えにくいことです。関西を活性化させるためのしくみの一つである関西広域連合への参画も必要なことですし、行政への口利きではなく民間企業との信頼関係を構築することは経済の視点を持って活動するためにも大切なことです。
 橋本市にも知り合いはたくさんいますから、次回は橋本市を訪ねて懇談したいと思っています。

【懇談会】

夜は懇談会に参加しました。一つ目の懇談は午後7時30分からの参加となりました。来年に向けての支援を約束してくれた皆さんとの意見交換を図る機会となりました。若いメンバーが多く、これまで政治参加の経験が少ない人もいたのですが、私たちの生活環境を維持するために仕事で解決できるものもありますが、政治の場で決定されるものがあることに気づいてくれました。まず仕事で経済的にも精神的にも自立することが最初ですが、そこから社会参画や周囲の皆さんと高め合う関係を構築していくことが生活を豊にしてくれます。仕事以外の多くの人と交流する機会を増やすことが、結果として、仕事の成果も高めてくれますし、将来に役立つ経験になります。
 仕事で解決できない問題の中には、政治で扱えるものがあると思います。連携して地域の課題に挑戦して行くことを確認しました。

【懇談会2】

引き続いて午後8時30分からの懇談会に参加しました。福祉関係者の皆さんと意見交換をさせていただきました。現在の福祉の仕事の最大の課題で解決に取り組んで欲しいことは、介護職員さんの給与を倍に増加させることだと意見をいただきました。福祉分野に人材が集まらないことや、製造業と比較して人の入れ替わりが激しいのは賃金水準が低いことに起因していると伺いました。福祉分野に携わっている方の所得が低いことは認識していますし、解決を図りたい問題であることも認識していますが、少しくらいの賃金上昇では人材は集まらないと言います。
 将来、高齢社会が進展することは確実ですから、福祉分野に人材を集めることがこれからの日本の社会を良くすることになります。介護保険制度としてのしくみはあるのですが、人材が集められる制度設計が求められています。それが賃金なのです。医療と福祉を比較すると賃金の差は歴然としています。賃金の差が人材確保の差となっている現実があるようです。
 所得を倍増させることが福祉分野の未来を切り拓くことになります。そんな本気を感じました。「誰に言っても取り扱ってくれないので、どうしたものかと思っています」と話してくれましたが、現実に福祉で仕事をしている方の意見は大切に取り扱いたいと考えています。

【懇談会3】

和歌山フラメンコ協会会長の森久美子先生、そして副会長の松本恵昌さんと懇談の時間をいただきました。森先生の目標であり、和歌山フラメンコ協会としての目標が和歌山県の誇る地域資源であり、芸術の題材として魅力のある道成寺です。道成寺を和のフラメンコとして真っ先に取り上げて上演を成功させているのが森久美子先生です。本場スペインの新聞でも取り上げられていますし、和歌山県の文化振興に大いに寄与していることから県の支援を受けた実績もあります。
 フラメンコの世界で誰が道成寺を取り上げて公演をしたとしても、森先生が開拓した分野でありテーマであることは言うまでもないことです。平成22年11月、東京のフラメンコ舞踊家が道成寺の公演を行うと聞いたことがあります。どのような舞台になるのか分かりませんが、道成寺で時間を過ごして伝説の舞台を肌で感じた経験や、和歌山県の文化を身体で感じ取っていることが本物の道成寺を公演するために必要だと思っています。
 和歌山県の題材を東京で公演してくれることは、和歌山県の文化を知らしめてくれることになりますから感謝すべきものであり、そんな公演よりももっと早くに、道成寺を和のフラメンコとして取り上げて公演している森久美子先生の先見の明を素晴らしいと思うばかりです。東京のフラメンコ舞踊家が取り上げるほどの道成寺です。このことで、一番最初に公演を成功させている森久美子先生に注目が集まると思っています。

【懇談会4】

日ごろからお世話になっている皆さんと懇談の機会をいただきました。今日の日の案内をいただき会場に赴くと、既に賑やかな会となっていました。和歌山県を元気にしている塊の力を感じました。頑張っている。他人に頑張れの言葉を発することは気をつけたいものですが、自分でこの言葉を胸にしている人は素晴らしいと思います。自分が頑張っていると思わないで、誰が、「あの人は頑張っている」と思うのでしょうか。
 頑張っている人がこのまちを支えています。頑張っている人の汗や苦悩、そして悩みは素敵です。今日も一日、頑張りました。そんな日になっていることに感謝しています。

7/28(水)「雇用問題」

【雇用問題】

厳しさを増す雇用問題に関して、この問題に詳しい方と話し合いました。従来は採用してくれていたような人材でも、今は採用されない場合が多くなっています。それは仕事を求める人が多いので会社が人材を選べるようになっているからです。同じ会社の事例ですが、昨年は採用されていたレベルの人と同等の経歴や技術を持っている人でも、今年は不採用になりました。会社にとっては、求める人材のレベルを高くして募集しているので、求めているレベルよりも低い能力の人材は採用しなくても良いのです。
 ある会社では、必要な資格を所持していて性格も良い人が不採用となりました。会社が求める資格を持っていても難しいことになっているのです。
 ある会社の事例ですが、無事内定を受け、翌日の研修会初日の午前中に時々居眠りをし、午後からは本格的に寝てしまった新人が初日の態度で内定取り消しになりました。これは問題がある事例ですが、紹介があっても不真面目な人材は雇用してくれないのです。
 「自分の給料分は自分で稼いでくること」。本日、話し合いをしたある会社の方針です。無理なら、自分で稼げる適正な給料水準にまで役職を降格されるようです。厳しいと思いますが、当たり前のことだそうです。
 雇用をなめている人が多いと話してくれました。稼げない人材は誰の紹介であっても不必要だそうです。それどころか人財でない人材を紹介すると、紹介者が恥をかく場合があります。会社は誰でも良いのではなくて求める人材を探していますから、最低限、紹介する前に会って、この人なら人に紹介しても大丈夫だと思う人だけを推薦して下さいと依頼がありました。
 雇用情勢は益々厳しさを増しています。働く場所を見つけることを簡単に思うことのないようにして欲しいものです。自分が雇用したいと思うような人材以外は紹介して欲しくないとの意見がありました。給料を支払って会社に来てもらうのですから、紹介者が自分の会社で採用しないと思うような人材が、他の会社に採用されることはないのです。
 資格があれば採用される、やる気があれば採用されることはないのです。

【ジンジャエール】

和歌山市の特産品の一つに生姜があります。全国で第二位の出荷量を誇ると聞きましたが、この品質の高い生姜を材料に和歌山発のジンジャエールが評判を得ています。生姜の味が感じられて、これこそがジンジャだと思います。和歌山から売り出そうとしている飲料水を応援したいと思っています。商工会議所で特産品などの話し合いをいたしました。

【医療関係者】

和歌山市役所内で医療の仕事に携わっている方と会いました。大阪市内から和歌山市まで来てくれました。全国レベルの医療に携わっているのですが、和歌山県に関しては未知の領域だそうです。大阪から近いのですが、紀伊半島に位置していることが遠いというイメージを形成しているのです。地形で隔離された地域は、情報と技術の交流が少なくなります。そこから独自の文化が発展して行くのです。
 医療に関しても同様の傾向があると伺いました。県内にいると分からないことですが、県外の専門家と話をすることで分かることがあります。

【福祉施設】

4名の皆さんの事務所を訪問させていただきました。訪問させてもらったのは、福祉関係の仕事を経営されている皆さんの事務所ばかりでした。雇用を生み出してくれているのは福祉職場が多いので、雇用確保と高齢化社会への対応の観点からは大切な職場です。ところが人材の入れ替わりが激しいことや、入居者を集めることの専門家が必要となること、そして行政機関からの監査が厳しいので対応が大変なことを伺いました。
 現場経験のない行政機関からの指導が厳しいので、福祉関係の人は実態を知らない人への対応に困っているようです。福祉の問題に関しては、これをご縁に意見を伺って対応したいと考えています。

【レオクラブ】

ロイネットホテルにおいて、和歌山レオクラブ育成協議会が開催されたので出席いたしました。議題は平成22年度活動方針案と予算案の説明と承認などでした。また和歌山レオクラブ結成30周年を迎えることから、30周年記念式典の実施内容に関しても協議を薦めることが決定しました。会員は40名ですが、大部分は和歌山大学の学生です。大学生の元気な活動が和歌山県の元気を構成しています。
 私からは、いつも私たちの行事への参加を呼びかけていますが、喜んで来てくれている人に感謝していることを伝えました。そして和歌山レオクラブ単独で実施するのではなくて、合同でイベントを実施することも方策ですから、今後の検討課題として認識することができました。

【通夜式】

同じ自治会会員のOさんがお亡くなりになりました。心からご冥福をお祈りしています。ちょうど受け付けのお手伝いに来ていた方と話し合う時間をいただきました。「片桐さんの活動の素晴らしさは私たち全員が分かっていますよ。次に向かっていって欲しいと願っているのですよ」と意見をいただきました。期待感を感じてくれていることに感謝するばかりです。「次も出るのかぁ」と思われるのと「もっと大きな舞台に行って欲しい」と思われるのでは、地域としての期待感と展望が違ってきます。
 地元のことは任せてくれたら良いと、力強い言葉をいただきました。

【その他】

  • 某設計事務所を訪ねることになりました。和歌山県の建築物でも、県外大手設計事務所と県内の設計事務所が組んで落札する場合があります。大規模な建築物の場合は特に多くなっています。その辺りの事情調査に伺う予定です。
  • 留学生の受け入れに関して報道関係者と協議しました。初めての日本が和歌山県滞在だったことから、和歌山県の印象を高めて帰国して欲しいと思い実社会研修の機会を持っていますが、その取り組みに関して提案しました。
  • 生活支援に関しての依頼が多くなっています。職を失っている人や病気で働けなくなっている人などですが、先ほどまで働いていた人への適用は厳しいものがあります。働く意欲のない人が適用され、働きたいけれども働けない人への適用は厳しい感じがあります。明日も協議を続けます。

7/27(火)「農業電化」

【農業電化】

農業電化に関する会の総会がありました。平成21年度の活動報告と決算、そして平成22年度の活動方針案と予算案の全てが可決されました。農業を取り巻く環境は厳しく、水耕栽培やLED照明を活用した新しい農業を志向していますが、コスト面で投資効果を見込めない実態があります。
 参加した委員の一人は、沖縄でも新しい農業に携わっています。沖縄県からの依頼を受け、設備投資の90パーセントの補助金を受けながらビジネスを行っていますが、採算を取るのは難しいようです。最大の問題は人件費で、どれだけ新しい技術を持ってしても東アジアに対抗することは出来ないと断言していました。水耕栽培やLEDを採用しても、東アジアの栽培においては光熱費が無料の太陽を活用していますから太刀打ちできないのです。
 この委員の方はタイでも農業を行っているのですが、人件費は一日当たり100円という水準ですから、日本で効率の良い農法があったとしても対抗できないのです。日本は人件費と光熱費の単価が高いので東アジアの農業には対抗できませんし、新しい農法をパッケージ化して売り出そうとしても、成功する可能性は低いと発表してくれました。
 ただ砂漠地帯に水耕栽培やLEDを活用した農法を輸出することに関しては、可能性があると指摘してくれました。元々農業に適していない国に日本の技術を輸出することは可能性があるというものです。
 またLED照明を農業に取り入れることは賛成ですが、問題は使用電力と照度の問題があるようです。LED照明は照度が低く、農業で使用できるか試験をしていますが、どのメーカーのものも使えないそうです。それに高コストのため採用しても割に合わないと話してくれました。
 夢の広がる都市型の水耕栽培とLED照明ですが、農業をビジネスにしている人にとって採算ベースに乗る実用化には達していないようです。高コスト体質からの脱却が、新しい農業の鍵を握っています。

【消火器】

火災の被害を最小限に食い止めるための機器が開発されています。既に東京都では消防局で採用されている製品ですが、地方都市までは行き渡っていないようです。炭素を詰めたビンを火災発生時に火の元に投げると、ビンが壊れて一瞬で火が沈下します。信じられない速さで消火することができるのです。原理は簡単で、酸素をシャツトアウトすると火は消えますから、その原理を適用したものです。
 もしも火災が発生した場合、家庭に消火器を設置していたとしても、使い慣れていないと活用することは困難です。ところがこの製品の場合は、火の中にビンを投入するだけで消火されますから、技術も練習も不要です。消防署や学校、病院などで設置して欲しいと思いました。

【福祉施設】

和歌山市内で複数の福祉施設を経営しているNさんと懇談しました。福祉施設の問題点の一つにヘルパーの問題があるようです。優秀なヘルパーを確保することは容易ではなくて、探しているのですが見つからないそうです。転職を重ねているヘルパーは採用してもまた嫌になると転職する可能性があるので、教育訓練を行っても戦力になる頃に辞めてしまう恐れがあり、採用は躊躇する傾向にあるようです。
 福祉施設としては優秀な人材を採用したいのですが、求める人材が少ない点が問題だと指摘してくれました。仕事がきついことや賃金が低いことなどが人材の参入を妨げているようです。今後とも定期的に話し合いを続けることによって、福祉施設の問題点を、洗い出したいと考えています。

【サマーライブ】

和歌山県をライブで盛り上げたいと思っている皆さんがいます。夏はライブが良く似合います。全国ではビーチでのライブや屋外ライブによって地域興しをしているところがあり、和歌山県もやれば出来るところを見せたいと熱い思いを伝えてくれました。
 まだまだアイデアと思いの段階ですが、化けさせたいものです。和歌山県の夏が熱い夏になることを目指している皆さんの思いを感じました。

7/26(月)「三県議会会議」

【三県議会会議】

奈良県、三重県、そして和歌山県の三県の議会代表者が集まる紀伊半島三県議会交流会議が開催され、和歌山県議会として参加させていただきました。この会議は今回で第四回目を向かえるもので、紀伊半島として観光や林業、そして道路の問題に関して同じ課題を抱えている三県が合同して取り組むことや国に対して提言することを目的として発足しているものです。今回の主債県は奈良県だったため、奈良市を訪問させていただきました。
 議題は、観光振興について、林業振興について、道路整備についての三点でした。和歌山県からは、世界文化遺産は三県にまたがっているため、三県合同の旅行を企画して誘客キャンペーンを行うことや、紀伊半島一周高速道路の早期完成を国に求めることなどを実行することにしています。
 いずれにしても、紀伊半島に位置している三県は観光にしても道路にしても、何か行動を起こさなければ何の変化も起きない地域ですから、協働した取り組みを図ることを決議しました。
 観光振興に関しては「吉野・高野・熊野の国」の建国宣言を行ったことを契機として、三県が連携して世界文化遺産の情報発信の必要性について共通した認識を持ちました。そして東アジアに向けた観光商品づくりに関しても共通した認識を持つことができました。中国を対象とした観光商品づくりを行いたいものだと認識しています。
 また林業振興に関しては、輸木材や流通コストの軽減を図ることや、三県共通の課題として国内産木材の需要拡大対策と作業道に関する基準の見直しについて、国に対して要望書を提出することの確認を行いました。
 最後に道路整備に関しては、紀伊半島の観光資源を有機的に結びつけ、効果的な地域振興を図るためには、京奈和自動車道と近畿自動車道紀勢線、そして名阪国道の期間道路のネットワーク形成が必要であり、国に対して道路整備に関しての提案を行うことを確認しました。
 三県の議員を代表して意見交換を図れたことは大変勉強になりました。そして共通した課題が多いことも再認識することができました。中国向けの観光施策の必要性や関西広域連合における取り組み、特に観光施策に関しては関西広域連合と三県での観光への取り組みの関係を整理することも必要だと思いました。
 私の意見としては、三県において共通の課題があることから、平成22年9月議会において中国向けを初めとした観光施策を実行することや、関西広域連合への参画については時期を同じくして議論することを提案しました。また紀伊半島として観光に力を入れるのであれば、和歌山大学観光学部との連携を図れるように仕向けることも大切であることを提案しました。
 そして中国の皆さんに向けた観光施策に必要なものは健康であることを提案しました、日本の医療は信頼性があることから、中国の皆さんも日本の医療を受診したいという希望があります。ペット検査を受診できる医療機関があれば観光の受け皿になり得ることの提案を行いました。健康と温泉が、中国から日本に来られる皆さんの観光に対する要望です。
 自然環境に恵まれた和歌山県は、自然と健康を維持増進できる県であり、これからもこの分野で他府県を引っ張っていける立場でありたいものです。
 平成23年度の三県議会会議の幹事県は和歌山県となりました。一年間、三県が連携した取り組みを図ることによって、実効性のあるものに仕上げたいと考えています。
 机上での議論が長引いたため、予定していた時間が経過してこの会議のまとめを行いました。緊張感のある、そして三県の共通した課題が認識できた会議となりました。
 そして会議終了後、平城京遷都1200年を迎えたことによる、平城宮復元などによる展示会会場を訪問しました。奈良時代の都の印象が分かるものでした。その昔、奈良県が都でしたから、平城宮の復元した建築物があるとしたら、これから先も後世に誇るべきものになっていることを言い伝えました。

【その他】

  • 奈良県から和歌山市に戻り、予定していた懇親会に参加しました。人が生きていくことは大変なことです。問題が起きない日はない程です。それを乗り越えてこそ自分のやりたいことが見つけられるのです。明日に希望を持って生きたいものです。
  • フォルテワジマで開催予定のJAXAシンポジウムに関しての打ち合わせ行いました。和歌山県が宇宙に最も近い県であることをシンポジウムを通じて訴えたいと思います。参加者が出揃って、いよいよ宇宙教育の可能性を検証する時期に差し掛かりました。

7/25(日)「夏祭り」

【夏祭り】

午前から午後にかけて、橘寮の夏祭りに参加してきました。今回で第七回目を向かえる夏祭りですが、私も慰問活動で何度かお邪魔させてもらっている関係から参加させてもらいました。大勢の入居者の皆さんが参加され、またご近所の皆さんの顔も見える賑やかな夏の祭典でした。
 ゲストには男性デュオの「恭やん&ひでっさん」がやって来てくれました。約30分のライブでは、懐かしい「かぐや姫」の歌を中心に披露してくれました。最後はオリジナル曲の「風の道しるべ」で締めくくってくれた情緒あるライブとなりました。
続いては小林舞弥さんの力強い演歌ライブでした。和歌山県出身の演歌歌手で、歌と踊りで会場を魅了してくれました。入居者の方も参加するような雰囲気を作ってのライブでした。参加したのに楽しませてもらえた夏祭りでした。

【夏祭り2】

紀北支援学校の夏祭りに参加させてもらいました。今回で30回目を向かえる学校内での夏祭りです。先生と保護者が手作りで仕上げた夏祭りはバザーと模擬店などが並んだ楽しい祭りでした。紀北支援学校は小学校、中学校、そして高校が併設されている学校ですから、先生を初めとする職員さんは199名も在籍しています。6歳から18歳までの子ども達が学校生活をしていますから、年齢差を考えた学校運営が必要となっています。先生に伺うと、高校生が小学生の面倒を見てくれているので、環境は良いと思いますという答えが返ってきました。学校生活は楽しい環境にあるようですし、生徒達は夏祭りを本当に楽しみにしているようです。
 心配事は、私もかねてから懸念している高校卒業後の進路の問題です。企業への就労機会は少なくて、作業所が中心になっているようです。勿論、和歌山市を代表するふたつの会社の名前を出してくれたように、支援学校の卒業生を雇用してくれている会社もありますが、狭き門になっています。先生方との話や夏祭りに来ている子ども達と接して、もっと就労の機会が必要だと感じました。
 そして紀北支援学校は校舎の新築に着手しています。既存の校舎の老朽化もあるのですが、支援学校に入学する生徒が増加していることから、教室が不足していることが原因です。発達生涯の子ども達が増加している原因は分かりませんが、等しく教育を受けられる環境は整えたいものです。紀北支援学校は県立学校ですから、校舎新築を初めとする支援を行いたいと考えています。問題解決は、その問題に関心を持つことから始まります。

【夏祭り3】

地元津秦天満宮の夏祭りに参加しました。多くの人で賑わった楽しい夏祭りでした。この祭りの特長は、地元の子ども達による鼓笛隊が天満宮で奉納演奏を行うことです。5月頃から練習を始め7月25日に備えます。クラブ活動などで楽器の練習に参加できない子どももいますが、毎年、夏祭りを目指して練習を続け本日を迎えています。
 土用の日は一年で最も暑い日ですが、この時期は子どもが大きく成長する季節です。仲間との楽器の練習や新しいことに取り組む姿勢はきっと将来の肥やしになります。ひと夏を超えて成長して行く子ども達の逞しく、楽しい鼓笛隊と共に津秦天満宮に向かいました。
 私からの挨拶は、子どもが輝く季節は新しい太陽が昇りますが、子どもこそが輝く太陽なのです。津秦天満宮が皆さんを、今か今かと待っています。自分達で作り上げている夏祭りを地域の誇りとして盛り上げていきましょうという主旨のものでした。夏の暑さを感じているのは大人で子ども達は暑さを輝きに変えて、それを吸収しているのです。成長するのは当然のことです。

 今日は夏祭りに始まって夏祭りに終わりました。この季節は地域が賑わう季節でもあります。祭りは地域を元気にしてくれますし、政も祭りと同じように多くの人の参加で盛り上げて行くものです。夏を元気に、そして地域を元気に、ついでに自分も元気を取り戻しましょう。夏の太陽のエネルギーを吸収することで人生を輝かせましょう。

7/24(土)「きんでん大会」

【きんでん大会】

和歌山市内で「きんでん」さんの定時大会があり、お招きいただきました。感謝申し上げます。毎回、来賓として招いてくれていることに改めて感謝申し上げます。冒頭、挨拶の時間をいただきました。挨拶の主旨は以下の通りです。
 本日はお招きいただき誠にありがとうございます。皆さんから県議会に送り出していただいてから4年目に入っています。これまでの間、執行部と連携を保ちながら地域を元気にするための活動を実践してまいりました。和歌山県は地球環境問題とエネルギー問題を解決するための活動に適した県です。環境とエネルギー問題に関しては積極的な取り組みを行っています。
 本日の議案書の表紙にもあります風力発電に関しての取り組みに関しても、和歌山県は適地を抱えている地域であります。風力発電は地元の皆さんの同意が必要な取り組みですが、地球環境問題を考えた場合、必要な発電方法のひとつです。和歌山県には太陽光発電と風力発電、そして既設の発電所を含めてエネルギー輸出県であり、他の地域からの投資が見込め、そして電力輸出県として経済効果があります。今後とも新エネルギーの誘致を含めて有望な地域ですから、地球環境問題における経済効果を生み出したいと考えています。ただ風力発電設置の場合、立地点の地元同意は必要であり、これがクリアできると和歌山県は推進県のひとつですから、産業としての新エネルギーの導入は有望です。
 新エネルギーへの取り組みを推進している県として、そして地球環境問題の先進県としての役割を果たしたいと考えています。
 また和歌山県には景観条例が設定されています。これによると工作物の高さ規制があり、高さ12メートル以上の工作物の設置に関しては県への届出による審査が必要となっています。しかしこの規制があると電柱工事や電線の張替え工事に際しては届出が必要になることから公共工事としての電気工事に大いに支障をきたすことになります。県への届け出によって許可を得られるまでの期間が工事期間に付加されるため、大いなる停滞を招きます。そこで電力と通信関係者の意見を聞きながら当局と協議を進め、電柱や送電鉄塔などの建設や戦線の張替え工事に関しては、環境条例の適用除外としています。このことによって公共工事の停滞がないようにしています。このような意見をいただくことによって、公共工事とそれ以外のものに仕分けを行い、景観と公共工事の共生を図るようにしています。
 これからも環境とエネルギーに関しては同様の問題が発生するかもしれませんが、皆さんと意見交換を図ることによって適切な解決を図りたいと考えています。
 また平成23年春は県議会の改選期となっています。再び皆さんのお力をお借りして、県議会に送り出していただきたいと思っています。今後とも連携を深めながら、地球環境や新エネルギー分野を中心として一緒に活動できることを楽しみにしています。本日の定時大会のご盛会、誠におめでとうございます。ありがとうございました。

【告別式】

正午から玉三郎さんの告別式が執り行われました。葬儀委員長としての役割を果たすために精一杯お手伝いをさせていただきました。生前の活動を思い出させてくれる皆さんの参列をいただき、心から感謝しています。式場内で泣き崩れる人もいるなど、功績の大きさを実感しました。告別式は約45分で終了し、最後のお別れを述べた後、遺族を代表して挨拶をさせていただきました。
 本日は公私とも大変お忙しい中、葬儀告別式、前日の通夜式にご会葬いただきました皆さんに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。後藤利幸さん、私たちにとっては玉三郎さん、または玉ちゃんといった方が、馴染みがあるかも知れませんが、他人の幸せのために生きた人生でした。私も何十回と福祉施設への慰問にご一緒させてもらいましたが、入居者の皆さんの笑顔と幸せそうなお顔に接して、踊りと歌を通じて本当に幸せを運んでいる人だなぁと思っていました。
 玉三郎さんの目標は福祉施設への慰問活動1,000回達成でした。慰問活動の最中、常に「1,000回の慰問を達成できたら死んでも本望です」と話してくれました。
私は「死んだらダメですよ。玉ちゃんを待ってくれている人がたくさんいるから、体調を整えて、健康でいて1,000回を達成しましょうね」と話していました。
 玉三郎さんの慰問活動の記録は965回で止まることになりました。最後の慰問活動は平成22年8月23日、今から丁度一ヶ月前のことでした。最後の慰問活動を終えた翌々日、入院することになり、その後は慰問活動することなく本日を迎えました。踊りと舞台に賭けた幸せな人生でした。
 そして皆さんもお気づきになっているかも知れませんが、お亡くなりになった7月22日、病院の部屋に和歌山市長から感謝状が届けられました。これは福祉施設への慰問活動の功績を称えたものでした。
 玉三郎さんがお亡くなりになったのは午前8時過ぎで、感謝状が届けられたのはその後でしたから、玉ちゃんは感謝状を見ることなく天国に旅立ったのです。しかしご家族の皆さんが感謝状を受け取り、大いに喜んだと聞いています。家族の喜びが天国の玉ちゃんに伝わって、天国の玉三郎さんは大いに幸せを感じてくれたと思っています。
 皆さんの幸せのために踊り続けて良かった。そう思ってくれている筈です。玉三郎さんは天国に旅立たれましたが、ご家族の皆さんがここにいます。玉三郎さんの生前のお付き合いと同様に、残されましたご家族の皆さんとも、今までと変わらず一緒に交流を続けて欲しいと思います。
 本日は大変お忙しい中、参列いただきましたことを心から感謝申し上げ、皆様への挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
 本当に素晴らしい告別式でした。そして尽くしてきた皆さんに見送られた素晴らしい人生だったと感じています。きっと天国でも踊りを続けているに違いありません。もう一度、一緒に慰問活動をしたかったなぁと、心の底から思っています。それが残念です。心からご冥福をお祈りしています。

【岡崎先生】

向陽高校3年生の時の担任の先生が岡崎先生です。同窓会でお会いして以来に会いました。あの頃と変わらずにとても元気で、十分すぎるほどの久しぶりに先生と生徒の会話を楽しむことができました。岡崎先生は昭和16年生まれですから、昭和54年当時は38歳だったのです。18歳の学生から見ると、もっと年齢が高かったように思っていたのですが、意外と若かったのです。社会経験を積んできた当時の学生は、先生と話をすることができる知識と経験をようやく持ち合わせてきました。約1時間の懇談時間は、楽しいという言葉が通用しないような楽しい時間でした。
 もしあの時、同じような気持ちで話を聞いて勉強していたら、今頃はどうなっていたのかと思いますが、自分のこととして勉強していなかったことが今を形成していると感じています。学生の真っ只中、現役社会人の真っ只中、そして議員活動の真っ只中にいると、見えないことがあり、過ぎ去ってから分かることがあります。後から振り返ると、あの時、何故それをしなかったのだろうと思うことがありますが、今でも同じ思いを繰り返していることからすると、余り変わっていないようです。
 過ぎてから分かるけれど真っ只中にいると分からないものは、今の自分という時間かも知れません。
 岡崎先生は卒業生のことを、今でもよく知ってくれています。これから先、どこまで行くか分かりませんが、見守ってくれている担任の先生がいることは心強いものです。先生と生徒の立場では、怖かった先生ですが、今では笑顔のやさしい先生に変身しています。
 懐かしく嬉しく、そして学べた1時間でした。感謝しています。

【その他】

  • 障害者の夏祭りに参加してきました。和歌山城内の西の丸広場で繰り広げられた夏祭りは、多くの福祉施設の皆さんが企画、運営していました。暑い中、お疲れ様でした。
  • 国の名勝指定を受けた和歌の浦のこれからの活性化方法に関して話をいただきました。県議会で取り上げて筋道が見つけられたと認識していますが、具体化させるのはこれからなので来週、協議を行うことにしました。
  • まちの八百屋さんIさんのお店を伺いました。暑い中、家族経営で頑張っている姿に接すると、こちらも元気になります。夏の暑さを感じない元気な八百屋さんに時々お邪魔しています。まちの元気を支えてくれている一人です。

7/23(金)「関西総連大会」

【関西総連大会】

兵庫県舞子で関西総連大会があり参加しました。和歌山市から電車で約2時間の距離ですが、他にも関西一円から参加者が集まってきました。
 来賓として井戸兵庫県知事がお越しでした。井戸知事は、地球環境問題とエネルギー問題の大切さに触れていました。二酸化炭素の排出量の少ない電気の優位性に触れ、日本こそが環境問題をリードしていく国であることを訴えていました。また吉田治衆議院議員は、エネルギー問題は国家として議論すべきものであり、地球環境と引き換えにエネルギーを失わせるようなことがあれば国力を殺ぐことになると強く訴えていました。また先の参議院選挙で二期目の当選を果たした小林正夫参議院議員も会場に来てくれました。早い段階からの全国に向けた活動によって当選を果たしています。生活する私たちの立場に立った政策立案の必要性を訴えていました。

 さて現在のところ、経済力と地球環境問題を天秤にかけ、地球環境問題を解決することが日本の使命だとしていますが、日本の排出量はアメリカや中国と比較すると小さく、むしろ日本の技術をこれらの国に技術提供するべきです。わが国の二酸化炭素排出量は1990年当時から省エネルギーが進んでいるので、それ以降の排出量を抑えることは他の国と比べても相当ハードルが高いのです。各国と一律に削減をする目標を持つことは、経済を犠牲にする必要が生じます。現在の日本から経済力を弱めるとどうなるのか。想像するだけでも恐ろしいものがあります。只でさえ、中国の経済力を脅威に感じている中、今よりも経済を衰えさせることは、将来に亘って世界の中の日本の地位を低下させることになります。
 資源がなく経済力と技術力で世界の中で地位を築いてきた日本。そして世界で一番美しい心を持ち、自然崇拝と自然と共存する生き方で尊敬されている日本人。経済力と美しい心を持ち続けることが世界の中の日本でいられるために必要なことです。
 現在政府で検討されている地球温暖化対策に関して、余りに経済界の力を弱めるような文面を入れると、経済力の回復が先送りになります。財源不足は税収不足の現われですから、経済を立て直すことが財政健全化のためにとるべき方策です。税収よりも国債発行高を多くして予算を組むことは、将来に亘って返済できる当てのないものです。財政健全化をする方法は、借金を返さないと、デフォルトを宣言するか、インフレ施策に転じて、私たち国民の資産を目減りさせるかの二つがあるだけです。
 先進国としてデフォルト宣言はできることはありませんし、インフレ施策により円の価値を下げることは国力を下げることになりますから適切ではありません。つまり税収をあげるための経済対策と、緩やかなインフレ施策を実行し、まじめに借金を返済する以外にないのです。
 福祉国家を目指すことは大切ですが、福祉国家で栄えた国は歴史上ないと思います。福祉国家を目指す前提に国力があります。現代社会における国力とは経済力です。経済を支えているのがエネルギーであり、二酸化炭素排出量の少ないエネルギーを作っているのがわが国のエネルギー産業なのです。国家の骨格を理解したうえで、議論を進めたいものです。経済力なくして福祉国家はあり得ないのです。お金はどこから生み出しているのかを考えると直ぐに分かることです。お金がないのに福祉を指向しても、やがて今以上の借金国家になるだけです。

【新エネルギー】

中国におけるエネルギー政策に関して打ち合わせを行いました。中国では新エネルギーと原子力に国家予算をつぎ込み、力を入れることになっています。地球環境問題の分野でも、経済力を指向しながら世界をリードしようとしています。2010年から2020年までの10年間で65兆円の予算を投入することになっています。既に骨格が固まっていると聞いていますから、その投資額といい環境分野への特化という、経済力と環境技術で世界一を狙っているのは確実です。この規模で、本気で新エネルギーに取り組もうとする国力を羨ましく感じます。日本のスピードは遅い。いつからこんなに意思決定が遅くなったのか分かりませんが、古い組織の意思決定の遅さと同じように国の意思決定速度も遅く、高齢化した国家になっているような気がしています。
 世界第三位の経済力を持つ日本ですから、国も地方も若さに転換させて経済力を高めたいと話し合いました。

【通夜式】

新堀玉三郎さんの通夜式当日です。舞子から難波での打ち合わせを行って和歌山市に戻ってきました。葬儀委員長の大役の依頼を受け、立礼に立たせてもらいました。玉三郎さんの慰問活動の歴史が示すように、懐かしい顔と再会しました。式場内では涙ぐむ人の姿が目立ちました。
 お亡くなりになった当日、入院していた日赤に和歌山市長から感謝状が届けられましたが、その推薦状を書いてくれたのがTさんでした。式場内でお聞きして、改めて人のつながりの素晴らしさを実感しました。お亡くなりになった直後、感謝状が届けられたため玉三郎さんは受賞の事実を知りませんが、自分のやり遂げたことについて、きっと満足していることでしょう。通夜式会場に燦然と輝いていました。
 舞台で生きた玉三郎さんのご冥福を心からお祈りしています。

 通夜式の後、玉三郎さんに関する思い出話を伺いました。心が温まるショートストーリーのような情景が浮かぶ内容です。
 「さみしい夜ですね。昔〜昔・・新堀に父と伺い玉三郎さんのおでんをいただきました。素朴であたたかでした。お店のハイチェアは停車駅で皆さん玉三郎さんにもてなしてもらい優しくされて、また明日から駅を元気に出発するような、止まり木は安らぎのホットスペースだと。お店には一度でしたが記憶にあります。
 玉三郎さんは雲に隠れてしまいさみしいけれど、天国で綺麗に華麗に踊ってくれますように。とてもお写真やせられていました。永遠にがんばって慰問されたのですね。
 ご信頼厚い皆さんにお見送りされ、その優しさに、安心して旅立たれたと思います。ほんとうに玉三郎さんお幸せだと存じます」
 とても温まる話です。玉三郎さんは、いつも良い行いをしていました。ありがとう。

【その他】

  • 県立体育館建設に伴い地上はデジタル放送の難視聴地域が発生するようです。その対応策として対象となる地域の各家庭にケーブルテレビを引き込むことになっています。県事業によって電波障害が生じるものであるため県予算で実施するものですから、工事費や視聴に関して各家庭の負担はありません。
  • 債権回収機構に送られた債務に関しての協議を行いました。債務者が死亡したため残金の支払いが厳しくなり、回収のため機構に送られたものです。分割支払いか一括支払いかの選択が迫られています。善処したいと考えています。
  • 地元津秦天満宮の夏祭りに関しての協議を行いました。当日の演舞の舞台の変更や当日の進行に関するものでした。
  • 地上はデジタル化の難視聴地域の皆さんと昨日話し合いの場を持ちましたが、その対応として民間事業者に間に入ってもらうことになりました。明日話し合いをすることになっていますが、まとまった加入世帯があれば導入検討も可能性がありそうです。少しだけ前進しています。
  • 認知症に関する依頼と、社会的ひきこもりに関する依頼がありました。即座に対応したいところですが、全く時間が取れなくて来週末になりました。また保育園に関しての依頼については、8月第二週の面談になりました。早い日程の予定が組めなくて申し訳なく思っています。先送りしているのではなくて、これでも一日中、全く休みなく活動していても量が多くて仕事が減らないためです。

7/22(木)「デジタル化」

【デジタル化】

平成23年7月、テレビ放送の地上波デジタル化が開始となります。デジタルテレビへの買い替えにより対応している方が多くいると思います。和歌山県内は地形面から難視聴区域が多い県のため、説明会や対策が講じられようとしています。また県庁所在地である和歌山市においても難視聴地域があるのです。通常、県庁所在地はその県の政治と経済の中心となる市ですから、この地域内でデジタルテレビが見られない事態が発生するとは思いもしないことです。ところが現実問題として発生しているのです。
 難視聴地域となる自治会役員の皆さんと話し合う機会がありました。自治会の中で約40軒、デジタルテレビが受信できない家庭があるようです。本当はもっと多くの家庭の方がデジタルテレビの受信ができないのですが、民間事業者の光テレビなどに切り替えているため問題はなくなっているのです。ただ一般的に光テレビに切り替えている家庭は、若い世帯が多く、インターネットや光電話と同時に加入しているなど、現役世代のため対応が早くなっています。
 現在、困っているのが高齢者の家庭です。インターネットは不要なので光テレビに切り替えることは難しく、また年金生活の方にとっては光テレビ契約による月々の負担増はできないことです。そのため民間事業者との契約を行わない方のために、デジタルテレビ受信用の共同アンテナの設置が必要となるのですが、工事規模にもよりますが工事費は1,000万円以上必要となります。国からの半額補助はあるにしても、このデジタル化のための共同アンテナ設置を必要とする人で費用負担をすることになります。その場合、必要とする家庭が少なければ個人負担は増えることになります。この地域の場合、約30軒の家庭が対象となるようですから、一軒当たりの負担額は約20万円となります。大きな負担ですから、この持ち出しができる家庭は多くはありません。
 国の考え方は、テレビを見るのは個人であり、見たければ受信できる対応を個人ですべきだというものです。つまりデジタル化に対応する共同アンテナの設置は、個人で負担すべきだということになります。
 一方、デジタルテレビが受信できない地元からすると、今まで見られていたテレビが見られなくなるのは国の責任なので、国の責任において全ての家庭でデジタルテレビが見られるようにすべきだという考えになります。見解の相違から意見が対立しているのです。
 和歌山市では共同アンテナ設置費用の負担はしないと結論付けていますから、これに関する補助金支出は困難です。個人で何とかしなければならないのが現状です。
 ただそうは言っても、市民の皆さんがデジタルテレビを見られることを目指したいものです。県庁所在地でデジタルテレビが映らないことは情けない話です。
 結論としては、地方自治体としての費用負担は厳しいものがあり、和歌山市固有の問題にするのではなくて、全国で問題が発生しているのであればスクラムを組んで国に難視聴地域の現状を提言するのを検討することにしました。デジタルテレビを見る権利に関しての判例は現時点ではないと思いますから、権利が発生しているとは言い難いものがあるので、市民サイドに立つと今後の展望が厳しくなります。
 年金暮らしのおじいちゃんやおばあちゃんの楽しみであるテレビが見られなくなることは避けたいものですが、テレビを国民生活に絶対に必要なものと捉えていない国との見解の相違を埋める方法を求めたいところです。東京と違う地方の課題を垣間見たようです。

【常任委員会】

平成22年8月2日に開催予定の環境福祉委員会の実施内容に関して打ち合わせを行いました。新しい委員による初めての会合のため、当局から課題の説明を受け質疑を行います。質疑を終えた時点で委員会は閉会し、その後、休憩を挟んで和歌山県立医科大学の板倉理事長から県立医科大学と付属病院の現状と課題について、そして新理事長の抱負と決意を聞かせてもらう時間を持つことにしました。
 和歌山県立医科大学の所管は、従来は総務委員会でしたが、今回から福祉環境委員会が所管することに変更しています。そのため委員の皆さんに課題を認識しておいてもらうことが必要と考えました。
 委員会実施内容を決定したため、各委員の皆さんに連絡を行いました。皆さんの協力に感謝しています。

【学校】

県内の私立学校経営者と学校運営に関する協議を行いました。私立学校では特長を持たせ学校運営を行っていますが、ここではスポーツにも力を入れています。スポーツ環境を整えるための方法に関して話し合いました。大きな夢を持って学校運営に努めていることが分かりました。夢のある地域は将来の発展性があります。

【和歌山巴里祭】

平成22年も盛大に開催した和歌山市民まつり「和歌山巴里祭」。皆さんの協力を得て無事開催することができましたが、この入場チケットや広告掲載に関しての精算を行いました。和歌山巴里祭実行委員会会計さんと精算を行い、反省と今後の取り組みに関して話し合いました。9月のティータイムシャンソンの時間で、来年度の実施内容や運営方法の話し合いが予定されていますが、会員の皆さんの意見に基づいた運営を実行する予定です。
 7月も過ぎ去ろうとしていますが、もう収益金の秋の贈呈式と来年度の開催内容についての話は進んでいます。

【仕事と家庭】

先日、和歌山市長選挙のミニ集会の会場を提供した方と話しました。その時に私の話も出たようです。内容は伏せておきますが、私にとっては感謝すべき意見を言ってくれたと聞きました。会合の場の話の中で話題として登場することは歓迎すべきことです。
 その他、仕事と家庭の両立の話や、女性が働きながら育児をすることの大変さについて学びました。

【駐車禁止適用除外】

平成22年9月から、公安委員会の細則が変更され、鍼灸の先生に対しての駐車禁止適用除外が適用されなくなります。平成19年に制度改正があり、3年間の猶予を見て、実際に実施するのが平成22年9月となります。鍼灸を希望する方は、比較的高齢者で、家から外出を控えている方がいます。そんな皆さんのために鍼灸の先生は各家庭への出張をしていますが、駐車禁止ができなくなると出張サービスが困難になります。各府県の警察署長が緊急性を認めてくれたら、その場合に限って指定除外が適用されるのですが、都度の申請は、現実的にはできないと思います。
 これは和歌山県固有の問題ではなく、他の府県においも同様の問題が発生していると思います。今後、この問題の詳細を一つずつ見ていきますが、制度改正によって受けられていた利益が適用されなくなることで問題が発生します。問題提起をしましたが、和歌山県に対して、今回と同じ要望が鍼灸の各先生から来ているようです。

【通夜式】

後援会活動で大変お世話になっているHさんがお亡くなりになりました。享年82歳の人生でした。今も笑顔が浮かんでくるように、突然のご不幸を現実だとは思いたくない気持ちがありますHさんの入院治療の期間は約一ヶ月でした。Hさんの奥さんと話をしたところ、入院した時から、もう家に帰れないと覚悟を決めていたようです。
 それにしても元気なHさんがこの世を去るとは思いもしないことでした。10年前、Hさんが笑顔クラブを立ち上げました。60歳以上の人が集まって楽しいことに講じようとする目的で設立されたものです。10年間、毎月一回の会合を重ねてきました。平成22年で11年目を迎え、Hさんから新会長に会長職は移っています。平成21年の秋に、Hさんから突然に「次の会長を引き受けて欲しい」と依頼があり、現在の会長が引き受けたのです。その時既に、覚悟を決めていたのかも知れません。
 新会長は一年後にHさんがこの世を去るとは思ってもいないことでした。大役を引き受けた大変さを実感していると伺いました。Hさんが設立して10年間も活動を継続している笑顔クラブの活動の灯を絶やさないで欲しいものです。
 そしてHさんが入院してからの約一ヶ月間、Hさんのお店、所謂、駄菓子屋さんはお休みでした。閉められたお店は寂しいものです。Hさんに「ご主人さんと一緒にいたお店を閉めないで下さい」と話したところ、涙顔で「お店は開けます」と答えてくれました。笑顔クラブ、そして駄菓子屋さんを残してくれたHさんに感謝しています。地域に伝統を根付かしてくれているからです。
 マジシャンであったHさんの舞台での姿が浮かんできます。「オリーブの首飾り」の音楽に合わせたマジックを思い出しています。ありがとうございました。

【お悔やみ】

通夜式の後、お悔やみに伺いました。お亡くなりになったのは新堀玉三郎さんです。多くの人に愛された玉三郎さんの人生は素晴らしいものでした。生涯の活動と位置づけていた福祉施設への慰問活動は通算965回を数えました。玉三郎さんの目標は1,000回達成で、いつも一緒に慰問活動に行った時には、「もう少し、何とか達成させてあげたい」と思っていました。玉三郎さんの体調が思わしくないことは知っていましたし、痩せているのに足が水脹れで太くなっている姿に接して、いつも「無理をしないように」と話しかけていました。
 「舞台で死ねたら本望」と話していた玉三郎さんは病院で亡くなりましたが、実質、舞台で踊りながらなくなったと思っています。最後の舞台は平成22年6月22日でした。この時ばかりは苦しくなり最後まで踊りきれずに、途中で踊ることを中止したのです。その後、入院することになるのですが、凄まじいばかりの執念です。
 慰問活動をしていると気付くのですが、病院から抜け出して慰問活動に出てきて、そして病院に帰っていることがありました。点滴を受けているのに、慰問活動に出ていることもありました。これほど皆さんを楽しませるために活動した人はいないと思います。
 慰問活動通算1,000回の夢は消えましたが、大きな足跡は残りました。
 お亡くなりになったのは本日7月22日の午前8時過ぎのことでした。呼吸が止まった直後、和歌山市長からの感謝状が届きました。
「感謝状 老人福祉施設の慰問を通じ高齢者福祉の増進に寄与されました。その功績は誠に大であります。よってここに深く感謝の意を表します。平成22年7月22日。和歌山市長」。
 病院に届いたのは、息を引き取った直ぐ後でした。あと少し早く届いていたら、玉三郎さんの喜ぶ顔が見ることができたかも知れません。遺族の方は、それでも感謝していました。
 父親であり、おじいちゃんである玉三郎さんの社会貢献が世間に認められたからです。誰に何を言われようとも、踊りという自分の信じた道を歩き通した玉三郎さんの人生は素晴らしいものでした。
 そして驚くことがありました。病院のベッドで書き残していた遺書を拝見させてもらいました。残された家族の方が困らないように、連絡すべき友人の名前と連絡先。慰問活動をした福祉施設の名称と連絡先。葬式に関する注意事項。焼香順位。希望する葬祭場などが全て記載されていました。死を覚悟していたことが分かります。
 そのノートには私の名前も書かれていて、そして名刺も大切に保管されていました。涙ものです。そんな玉三郎さんの意思を受け取り、明日、葬儀委員長を務めさせていただきます。生前に受けたご恩、心から感謝申し上げます。

【その他】

  • Fさんとの懇談。私のホームページを見た感想を聞かせてくれました。「考え方が分かりますし、活動の様子がとても良く分かります。もつと早く見たら良かった」というものでした。お褒め言葉をいただき感謝しています。
  • ある方が抱えている債務の問題に関して債権者の方と協議しました。債権者は当然のことですが債権回収のための手段を講じていますが、そのことが連帯保証人に迷惑を掛けているようです。債務者が支払う意思がないので、友人だと思って連帯保証をした人が被害を受けています。債権者と話し合い、法的ではない良識に基づいた対応を依頼しました。
  • 数箇所の福祉施設訪問に関して日程調整を行いました。お願いをすることがあり、来週訪問する予定です。

7/21(水)「知事」

【県立医科大学】

地元の和歌山県立医科大学の定員は100名に増えています。少し前までは60名定員だったのですが、医師不足に対応するため増やし続けてきました。医科大学の学生は授業時間が多く、勉強漬けの学生生活を過ごしているようです。三年生になると毎週月曜日に試験があるそうで、土曜日曜も勉強をしている学生が多いと伺いました。医療を支えることの大変さを実感しました。また、学生を支える事務局の支援体制も素晴らしいものがあることを知りました。明日の医師たち、頑張って下さい。
 また、板倉徹理事長と懇談しました。マスコミにも登場していますし、著書もあるので和歌山県下では知られた先生です。とても気さくで話しやすい理事長でした。認知症にならない職業を三つ教えてくれました。議員と音楽家と、料亭の女将さんだそうです。常緊張を持ち、頭を働かせている人は認知になりにくいと伺いました。
 県立医科大学は県議会の総務委員会から環境福祉委員会に所管が変更になりました。その常任委員会に関して依頼もお願いいたしました。和歌山県の医療を支えてくれている医科大学の新学長の方針や決意などを伺いたいと思っています。

【研修】

各会社からの依頼を受けて研修会の講師を担当しているのがSさんです。塾の先生を夏期講習前に指導し終えています。夏は受験生にとって志望校を目指した正念場ですから、先生も真剣勝負です。そこには志望校に合格できるための学力向上を目指す力も必要ですが、子ども達に人の生き方を示せるような熱い思いと指導も先生には必要なのです。
 熱い思いは、先生が言葉と態度で示すことで生徒に伝播します。頭の心を鍛えることが受験生を世に送り出すことになるのです。頭だけの生徒を送り出しては社会力が低下するだけです。
 最初は受講態度がいい加減だった先生が、二ヵ月後には涙を流して生徒を指導できるような先生に生まれ変わったそうです。この先生に教えられている生徒の人間力が伸びるのは言うまでもありません。
 ところでこの研修会はとても厳しいことで評判です。発表用の原稿はかなり修正されることや、発表では原稿に頼らずに自分の言葉で相手に訴えることが求められています。本当に相手に思いを伝えるためには、流行語や受け売りの言葉ではなくて、自分の言葉で熱く訴えることなのです。
 人を変え人格を変えてしまう研修です。これを行える講師が和歌山市にいます。活躍の場が欲しいところです。

【知事】

元県幹部職員の方から、歴代の知事の人柄を伺いました。それぞれの知事には誇りと重みがあり、素晴らしい方だったそうです。その中でお一人の元知事の話を紹介します。
 従来の地方自治体では、他府県の制度導入の進捗や取り組み内容を確認した上で、県としての取り組み要否を決めていた時代があったそうです。大阪府と兵庫県が実施している施策でも、例えば滋賀県が実施していない段階であれば和歌山県も時期尚早で採用しないと判断することもあったようです。進んで政策を実行するのではなくて、後追いで失敗しないようにすることが仕事だと考えていた時代もあったと聞きました。
 ところがそれでは和歌山県と他の府県との差は広がるばかりだと思い、他府県が実施していないことを企画して実行するように求めた知事がいたのです。職員さんの意識改革はその時行われました。後追いの仕事から自ら企画した仕事が採択される風土に変化したのです。言い古された言葉ですが、その時期は改革に向かっていたのです。
 当時の仕事においては、10の施策を実施して1つ成功すればそれで前進であると考えていたようです。何もしないよりも何かを実施して、そのうち一つでも県民の皆さんに受け入れられたら、それは県としての仕事であると誇りを持った時期だったのです。
 また人事課長に指示した内容も素晴らしいものでした。「国会議員や県会議員が人事に口を出してきても絶対に聞いたら駄目ですよ。もし人事に関して口利きが発覚したら、あなた(人事課長)には、どこかに行ってもらいます」と強い口調で言われたのです。人事権を手放すようでは首長とは言えません。自分で人事を動かせないトップがいるとしたら、権限による影響力は低下します。絶対にそんなことはさせないと人事は守り通したそうです。
 他からの影響を受けないで仕事で評価されることから、その知事は職員さんから人気があったようです。
 ある人事異動に関して「初めて横槍を挟ませないで人事ができた」と大喜びした幹部職員さんがいたようですが、それほど思うような公平で能力を発揮してもらえるような人事を実行することは難しいことのようです。
 「県庁の空気が変わったのはあの頃かなぁ」と思い出しながら話してくれましたが、内部のことよりも県民の皆さんのことを思った素晴らしい知事がいたようです。
 今回の知事選挙の話が噂されていますが、「知事には人間として魅力が必要で、軽いものではありませんよ」と話してくれました。人格と品格が求められる位置なのです。

【ライオンズ理事会】

和歌山ゴールドライオンズクラブ理事会が開催されました。新体制での理事会は顔ぶれが変わり、新鮮な感じがします。次回例会の議事に関して、一つずつ内容を決定していきました。理事会としては、会員が楽しいと思ってくれるような例会やイベントを実施したいと考えています。

【ボーリング大会】

その後、ボーリング大会に出席しました。仕事を終えての帰りの大会でしたから疲れているのかと思ったのですが、全く逆で熱気溢れるイベントでした。挨拶させていただきましたが、ゴルフとボーリングのスコアが逆だったら、どちらも優勝できるかも知れませんと参加者の声を紹介しました。上手い例え話をするものだと感心したので、挨拶の中で紹介させてもらいました。参加された皆さん、お疲れ様でした。

【その他】

  • 岩出市内の都市計画道路に関して調査をしました。道路拡幅を伴う都市計画道路は早期着工が期待されていますが、中々、進捗しないものです。この道路は平成22年度に史跡調査に着工して、この調査に2年から3年をかけます。その後は地元説明会と地元同意を得られた後に着工となります。もう少し時間を要することになりそうです。
  • 和歌山大学観光学部に関する問い合わせがありました。観光学部には地域再生学科があることから、もっと地域活性化の取り組みに参画して欲しいという依頼でした。地域づくりを考えている人も学生にとっても、協働できることは意味のあることです。
  • いつも支援してくれているIさん。参議院選挙の結果について、そして統一地方選挙に関しての支援について話してくれました。今から応援してくれる人がいることは心強いものです。

7/20(火)「オマーン共和国」

【マッサージの効能】

昨日、告別式をあげられたばかりですが、今日から仕事に復帰しているのがU先生です。
ご縁をいただきお付き合いをさせてもらっていますが、プロの仕事には感心させられるばかりです。福祉施設へのマッサージと機能回復訓練などで訪問しているなど、幅広い活動を行っています。今日詳しい仕事内容をお聞きしたのですが、例えば有料老人ホームで取り入れると付加価値のあるサービスがあります。老人ホームに入居されている皆さんの自然治癒を高めることや内臓を強くする訓練などは効果的で、人は最後の瞬間まで自分の身体を高められることを知りました。
 福祉施設に入居しながら健康で暮らせるのは素晴らしいことですから、機能回復訓練を取り入れた施設が増えて欲しいと感じました。和歌山県内の高齢者が健康で元気に暮らせるような取り組みのお手伝いをさせていただくことを嬉しく思っています。

【駐車禁止】

駐車禁止の指定解除に関しての法律があります。平成19年度に改正があり、例えば鍼灸の治療を行う先生であっても、駐車禁止の指定解除が認定されなくなるそうです。時期は平成22年9月ですから、間もなく駐車禁止の指定解除期間が過ぎることになります。
 鍼灸は国民健康保険の対象となりますから、出張サービスを行っている鍼灸治療院の先生は、今後十分な出張サービスができなくなる恐れがあります。できたとしても駐車料金を上乗せするような形を検討しなければならないことも考えられます。
 駐車禁止の適用除外に伴う経費負担は、利用者のへの負担転嫁となり治療を受けている人が不利益を被ることは歓迎できるものではありません。
 ただこの適用に関しては全国一律ではないようなので、和歌山県の取り扱いを確認し意見を申し上げたいと考えています。違法駐車は許されるものではありませんが、医療行為やそれに順ずる行為、つまり国民健康保険が適用されるような行為に関しては、従来と同様に駐車指定解除の取り扱いを依頼したいと考えています。

【エコ大学】

堺市が計画している堺エコロジー大学。堺市民の皆さん全員が受講可能な地球環境保全のための取り組みです。平成22年度中に発足されると聞いていますが、この取り組みを伺ったところ、水平展開が可能なものだと感じました。他地域の先進事例でも、地方自治体は真似をすることは嫌う傾向にありますが、良い事例を取り入れることで経費削減や、成功事例を導入することから効果の面にも有効な場合があります。堺市はクールシティ・堺の取り組みで名前をあげていますから、堺エコロジー大学でも先進的な取り組みを考えているようです。秋口から本格的に実施するようですが、その成功を期待しながら環境先進県を目指している和歌山県としても匹敵するような施策を検討すべきだと思います。
 この計画を聞かせていただき、少しですが関わらせていただけることに感謝しています。

【オマーン共和国】

和歌山県教育委員会から、オマーン共和国に日本人学校の教師として派遣されているN先生がいます。夏休みで帰国されているので報告会の時間をいただきました。余り馴染みのない国ですが、報告を受けたところ、日本よりも治安が良く安全で、暮らしやすい国であることを知りました。そして産油国であることから税金はゼロ、国立病院の治療費は無料、オマーン国民であれば成人すれば土地が与えられるなど、生活しやすい国であることが分かりました。  ただ夏場は気温が摂氏50度を超えることから昼間は外に出られないことと、イスラム教の国であることからお酒が禁止されていることが難点です。
 日本との関係では、大阪ガスの天然ガスの輸入量の約30パーセントがオマーン共和国からのものだと知りました。知らないけれど近い国なのです。
 平成21年にN先生がオマーン共和国に赴任してからの活躍は素晴らしいものがあります。就学前の児童に対しての教育。これは日本語の授業や読み聞かせを実施していることや、図書2,000冊を超えた図書館の設置など、今まで実現し得なかった取り組みを実現させています。現地の日本人の知識欲求レベルが高いため、それに見合った教育を取り入れようとしています。
 和歌山県が誇る素晴らしい先生です。N先生曰く「折角、関わりを持ったのですから、オマーン共和国の教育水準を高めてこの国を去りたい」という目標を掲げています。赴任期間は分かりませんが、帰国することを指折り数えて待つのではなくて、現地で溶け込んだ、そして現地の教育レベルを高めることを目指す活動はわが国の誇りとも言えるものです。
 今回は8月16日にオマーン共和国に戻りますが、この経験を和歌山県の教育界に持って帰って欲しいものです。外国で学んだものを私たちに伝えてくれることで、私たちの視野が拡がります。世界の中の日本は、色々な国によって支えられていることと文明が成り立っていることを知るのは勉強です。
 奇しくも、NASAのサマーキャンプに行っていた教育委員会の戸川先生もアメリカから帰国しました。元気な声を聞かせてもらいましたが、このように和歌山県の教育界は人材が豊富です。外国から学んだことを子ども達に、そして地域の財産として伝える機会を持つことが地域力の向上につながります。
 オマーン共和国の話を伺った懇親会。日本にいながらにして外国体験ができました。実体験を聞くことは本を読むよりも勉強になります。

7/19(月)「廃園問題」

【期待感】

ある方と懇談いたしました。「今までは別の県会議員を応援していたけれど、もう応援は止めています」という話を伺いました。理由は簡単で、いるだけで存在している理由がないからというのが一つ。もうひとつが、将来性がないので応援しても将来の地域発展のために役立たないからだというものでした。
 納得させられるものです。存在している理由がなければ、その場所に存在することはできません。そこに存在すべき理由がなければ、役割のある別のステージに移動する方が全体の調和が図れます。
 将来性がないのは、期待感がなくなっているのが理由です。その場所に留まっているだけでは期待感がないのです。新人の野球選手がルーキーイヤーに勝ち投手として10勝の成績を残すとすると、二年目は10勝以上、例えば15勝の期待感を抱かせてくれます。ファンは若い投手に応援するチームのエースになれると期待するのです。
 ところが20年目のベテラン投手が10勝の勝ち星を挙げたとしても、次のシーズンで20勝してくれるとファンは期待することはないと思います。来年は10勝することは難しいので若手の台頭を期待するような心理になると思います。このことはベテランを貶しているものではなくて、チームが将来も勝ち続けることを希望するには、若い投手に期待をするのは当たり前のことだからです。
 議員も同じで、今まで存在していて実績が分からない人に対して、次の期は期待できるからとは思えないのです。応援している人も年齢を重ねていきますから、自分の世代よりも年齢が下の世代の将来のことを考えるようになります。そうした時に、会社を定年退職した自分よりも年上の議員に、将来の和歌山県を託すことがベストの選択だとは思わないのです。
 子どもや孫の世代の和歌山県が輝いている県にしたいと思うと、将来性のある議員に県政を期待する向きがでてくるのです。
 期待感は将来を託すための、とても大きな要素なのです。「いつまでも同じ人が県議会議員を務めていても良い時代ではなくなっています」と話してくれたように、時代に応じて、そして次の時代も背負ってくれる人の登場が望まれています。
 「和歌山県は大丈夫ですか」と不安な目で訴えてくれました。「早く飛び出して欲しい」という期待を受けたことに感謝しています。

【仕事】

毎日、仕事に終われて時間がないと感じている方がいると思います。細切れの時間もないような日が続く場合があります。携帯電話のメールの返答も返せない時や、電話の返信もできない日もあります。仕事の質が高まっているかというと、そうでない場合もあり、焦ることがあります。
 そんな時、奇跡のような言葉に出会いました。
 「仕事のご褒美は仕事で帰ってくる」。素晴らしい法則です。仕事の報酬が金銭やお礼ではなくて、仕事の姿をしてやって来る。そう思うと、今の仕事量があるのは、過去に仕事をしてきたからなのです。仕事をさせていただくことは感謝すべきことですから、仕事の報酬が仕事であることは、期待通りの結果を呼び寄せているのです。
 仕事に充実感があるので、その充実感をもっと感じさせてくれようとして仕事が訪れてくれます。困難に案件が増えてくるということは、それを解決できる時期になっていることだと思いますし、困難な仕事の達成感は、これまで以上のものがあるかも知れないのです。
 やってきている仕事を仕上げた後には、どんな仕事や役割が巡ってくるのでしょうか。それが楽しみになりました。但し、予定を入れ過ぎて実質的な時間が不足しないように気をつけたいものです。

【廃園問題】

議員になった時の原点を思い出させてくれました。活動報告を読んでくれた方から、「公立幼稚園の廃園」問題に関わった時の活動が素晴らしいと意見をいただきました。
 市議会議員として活動をさせていただいた直後の大きな問題が和歌山市にある二つの公立幼稚園の廃園問題でした。和歌山市の教育委員会は行財政改革のため廃園、保護者の皆さんは廃園反対の立場をとり、対立していました。行財政改革は必要ですし、地域の、それも直接廃園の影響を受ける保護者と園児の心も分かります。対立する利益をどう判断するのかとても難しい問題でした。
 大きな利益を優先させると、行財政改革によって財政健全化させなければ和歌山市全体の利益が損なわれますから、廃園に賛成することになります。
 しかし議員として地域にある小さな意見を小さいと考えることはいけません。行政組織は大きな組織であり、個人は小さな存在です。小さな存在を無視することは自分達のことを否定することになりますし、当事者の意見を聞くことが民意を預かる議員として必要な態度です。新人議員が経験のない時期に扱うには大きすぎる問題であり、廃園に至る経緯を知っている先輩議員と意見の対立があり苦心した記憶は残っています。
 自分の苦心したことは自分で分かるのですが、当時、この問題に関係していなかった第三者にこのことを知ってもらい、そして関心を示してくれたことに感謝していますし、活動記録として残しておいて良かったと感じています。
 活動の足跡は風化するものではなくて、残って原点を形成してくれているものだと認識することができました。
 「この時の思いを伝えることが今も大切なことではないでしょうか」。そんな意見をいただきました。大きな戦いの記憶と記録を示すことが、大切なことかも知れません。
 和歌山市の教育の歴史の中では1行の問題ですが、当時、廃園問題に関係した私たちにとっては、歴史に埋もれてはいない問題なのです。行間にしないで記録にすることは、議会活動の歴史を示すことでもあります。
 何が消えて何が残ったのか。大切なものが残ってくれていると良いのですが。当時を知る人に会いに行きたくなりました。あの時の園児も今は小学生。廃園に反対する運動があったことを覚えているのでしょうか。あの時の保護者の熱い気持ちは消えていないのでしょうか。気になるところです。結果がその後、前向きな道に向いてくれていたら、正しい選択だったと言えますし、何か心に残っていたとしたら誤った選択だったかも知れません。その後を検証して、あの問題について再確認したいと考えています。
 結構、遠くまで来たような気がしています。原点に戻る機会になりそうです。

7/18(日)「議会報告会」

【議会報告会】

日曜日のお昼でしたが、議会報告会を行いました。応援してくれている方の自宅にお邪魔して、友人の皆さんと懇談する、所謂ミニ集会を行いました。日曜日の昼間の時間、来ていただいた皆さんに感謝しています。
 集会では活発な意見交換が図れました。私からは県議会と県政のしくみとあり方について話をさせていただきましたが、皆さんからの関心事項が多く、楽しい会合となりました。
 主な意見交換は次のようなものです。

  • 道州制に関して、和歌山県の考え方が見えてこないのが残念。大阪府では推進の意見を首長が述べているが和歌山県はどうしていくのか分からない。道州制は賛成なので進めて欲しい。
  • →私は道州制導入に賛成ですし、早く移行して欲しいと思っています。ただ法律や政府の考え方によって導入時期は相当先になると思います。道州制は中央の権限と予算を身近な場所、つまり関西州に持ってくるので、より生活者に近いところで予算配分が図れるので、関西や和歌山県にとっては有利に働くと思っています。それに先立って道州制とは切り離した議論と組織になりますが、関西広域連合が平成22年度中に発足することになります。
     私は行政改革に関わる特別委員会に所属して、関西広域連合の議論に参画していますが、本年中に発足することは確実です。和歌山県議会として決議をすることになると、関西広域連合に和歌山県が参加することが決定します。現在のところ、一部に慎重意見はあるものの可決されると思っています。
     広域連合が発足すると、まず観光や防災計画が広域連合の仕事として移管されることになります。関西を一つとして捉えた施策を立案できるので大いに期待しています。和歌山県だけでは観光力も防災力も及ばない部分がオール関西で取り組めると前向きに進むことがあります。関西の観光ルートに和歌山県の観光地が組み込まれることや、和歌山、大阪、兵庫の府県で防災対策を講じることで、広域的な防災対策に発展させることができるので、関西広域連合に参画するべきだと考えています。
  • 地方では道路、防災、下水などの施策に力を入れるべきだと思いますが。
  • →地方自体の役割は県民生活の安全確保と生活基盤を確立させることにあります。大きく国家の役割は、防衛、外交、エネルギー施策にありますが、地方自治体において、道路と防災対策、インフラ整備は施策の基本となります。快適に生活できる環境を整えることと、安全を脅かすものからの回避を図ることから着手しなければ、生活を守る県政とはいえません。当然の施策を当然のように実行して欲しいと意見を述べているところです。
  • 第二阪和自動車道などは計画通りにできるのですか。
  • →政権交代によって、道路予算が削減されています。和歌山県の道路予算も削減されていて、第二阪和自動車道の予算も削減されています。計画では平成27年度の紀の国わかやま国体の開催に間に合わせることになっていますから、それに間に合わせて開通するものと考えています。そのための要望活動を行っているところですから、引き続いて計画通りの開通に向けた活動を実行していきます。
  • 教育が荒廃しているように感じます。道路や川にゴミを捨てることは最低のことだと思いますが、そんな子どもがとても多いのです。道徳教育が必要だと思いますが如何でしょうか。
  • →教育の問題は学力と生きる力の問題でもあります。生きる力とは社会生活において他社に迷惑を掛けないことが基本となります。自分本位の行動を慎むことや、社会で違反とされているような行為を慎むことは社会人になる前に身につけておくべきことです。それらを道徳として教育することは当然のことです。
     最近ゴミを道端に捨てる平気な子どもが増えています。これは家庭内で教育ができていないからです。ゴミを捨てることは悪いことではないと、家庭で示していることから道路や川にゴミを捨てる行為につながっているのです。
     社会人として生きていくためには社会のルールを守ることです。そんな生きるための力をつける教育は必要だと考えています。
  • 学校でのいじめの問題に関して。放置している場面があれば大きな問題です。いじめの多いといわれる学校には教師を重点的に配置して、監視を強化すべきだと思います。
  • →いじめの問題は認識しています。委員会でも実態に基づいて提言していますし、現場にも訪れています。いじめを見ない振りをすることは大人のすべきことではありません。教師と教育委員会が連携して取り組みを進めてくれていますが、その対策の一つとして臨時的にでも教師を配置して現場を強化することも方法です。いじめをすることは恥ずかしいことだと教えていきたいと考えています。
  • テレビ番組に関して。昔のテレビ番組は、松下電器や東芝など、大手企業が単独スポンサーをしていたことから良質の番組が多くありました。最近は小口のスポンサーを集めて番組作りをしているので、番組の程度が落ちているように思います。低レベルな番組は、子どもの教育に影響を与えるので対策が必要だと思います。
  • →テレビの影響力は依然として強いものがあります。スポンサーが監修できる番組ばかりだと良いのですが、テレビ局が番組作りの主導権を握っていて、思うように誘導しているのであれば問題だと思います。大人が規範を示せるような生活態度を示すことで、テレビに頼らない家庭内からの教育を実行したいものです。

本日いただいた意見は大切に持ち帰らせていただきました。また意見交換は楽しい時間でした。県政は皆さんの意見で動いています。人生の経験者の意見、いつものような生活をしている皆さんの意見こそが大切なものです。これらの意見を議会に持ち込んで、政策に反映させることも議員の仕事です。
 多くの意見交換ができたことに感謝しています。

【夏祭り】

恒例のセラヴィ神前の夏祭りに行ってきました。午後4時からの準備を含めて最終まで会場で楽しませていただきました。夏祭りはエフエムワカヤマが音響を受け持ってくれたので、プロによる素晴らしい音楽を楽しむことができました。
 出演は紀州よさこいチームの「舞乱」による紀州よさこい踊り、ボンネットバスの皆さんによるフォークソング、そして演歌歌手山口智代さんによるライブ、最後はよさこいの総踊りで締めくくりました。
 セラヴィ神前は平成22年12月で5周年を迎えます。5年目を迎えて更に地域に愛される施設として存在してくれています。夏祭りに関しても、地元の皆さんとふれあい、一緒に楽しみたいとする想いからです。地域で頼れる施設として、食事場所として、そして防災拠点としての役割を果たしてくれているセラヴィ神前の夏祭りを楽しませてもらいました。そして多くの知人と会うことができて、交流も楽しませてもらいました。

【その他】

  • お二人の方の通夜式に参列されていただきました。どちらの方も突然のご不幸ごとで、残念に思っています。最後のお別れに行ってきました。

7/17(土)「全国大会」

【全国大会】

「日本自閉症協会全国大会inわかやま」が開催されました。昨年は熊本県の開催で、今回は和歌山県に順番が回ってきました。和歌山県で全国大会が開催されることは歓迎すべきで、関係者の皆さんのご尽力に敬意を表しています。早い段階から実行委員の方から相談をいただいていましたが、実現したことは素直に嬉しく思っています。
 そのご縁もいただいたことから、開会式典から参加させていただきました。全国の皆さんと一緒の空間を共有させてもらったことに感謝しています。
 そして茂木健一郎さんの講演も聞かせていただきました。圧倒的な話の渦に巻き込まれたような感じがします。主な講演内容を、私的な解釈ですが以下に伝えます。
 私たちは誰かの支えを受けて育ってきています。一人で生きてこられた人は誰もいません。一人ひとり違うことが当たり前なのに、日本の教育は人を育てることを標準化しています。そのためビル・ゲイツやスティーブ・ジョブスが誕生しないのです。ビル・ゲイツもスティーブ・ジョブスも日本で生まれていたら、WINDOWもAPPLEも誕生していなかったと思われます。個人の能力は標準化の中に納まりきらないものですから、それを標準化して、その中に適応しない能力は無駄な能力だとして評価しない教育システムや社会のシステムは疑問が残ります。
 人は長所の近くに短所があり、短所の近くに長所があります。つまり自分が得意と思っていることが他人からすると短所と評価されている可能性もあるのです。最大の短所の近くに最大の長所がありますから自信を持ちたいものです。
 脳は毎日挑戦を続けています。ですから、生まれたころの子どもは毎日冒険をしているようなものです。言葉を発すること、歩くこと、立ち上がることなどは、全て冒険した結果なのです。大人になってからも、脳は毎日挑戦してくれています。脳が挑戦しいるということは、私も挑戦していることなのです。挑戦し続けている毎日を過ごしている私たちですから、本質的には冒険家の人生を過ごしています。考えて立ち止まることや躊躇している時間はないのです。
 特に、子どもは毎日挑戦しています。挑戦している姿を打ち消すことを大人がしてはならないのです。保護者がすべきことは、挑戦している子どもを守り続けている安全基地になるべきなのです。大人が安全を守るから、子どもは安心して挑戦できるのです。子どもの挑戦を支えられない大人は役割を果たしていないことになります。
 さて私たち人間の致死率は100パーセントです。残念ながら、一人の例外もありません。人生の終盤に老いとの戦いと死が待ち受けているのです。老いや死は自分と向き合う時間を作り出してくれます。人生の最後に人生で最も厳しい挑戦が待っているのです。老いと死に向かい合うためには、脳が欲している挑戦と情熱の気持ちが必要なのです。挑戦する気持ちで情熱を持ち合わせていると、対応ができるのです。
 挑戦と情熱を持ち合わせた人物でありたいものです。私たちには、人生の最後に大勝負が待ち構えています。大きな挑戦に向かって生きているのが私たちですから、生きている間は思いっきり挑戦すべきものなのです。
 生きている間に楽しむためには、好きなことをすることです。楽しんでいる時には脳は喜んでいますし、ストレスが勉強、学習の最大の敵になります。ストレスのたまらない社会が理想なのですが、ストレスに囲まれて生きているようなものです。そのためには「いやし」が重要です。いやしとは都会の人が地方都市の生活を過ごすことが代表的ですが、和歌山県の人が東京に行くこともいやしになります。つまり普段の生活環境と正反対の体験がストレス緩和になり、そのことがいやしなのです。
 「いやし」が必要な段階は、片方の脳を使うだけなので、もう片方の脳は使われないでいるようです。本来であれば、偏った脳を揉み解して、脳全体として脳を意識した活用を継続して欲しいと願っています。脳に欠乏しているものを取り入れることができたら、脳は挑戦と情熱を取り戻し、再び脳をほぐしてくれるものになりそうです。
 以上のような講演でした。

【雇用】

久しぶりに元気な会社経営者に会いました。和歌山県の雇用を守りたいからと言って、大阪市内から和歌山市に来てくれました。約10人の雇用を図りたいとして、和歌山市内に会社事務所を設立してくれることになりました。本日が事務所の仮契約の日だったそうで、これからは「週に二回は和歌山市に来るから」と話してくれました。
 そして和歌山事務所開設に伴い、インターネットで従業員の募集を行っているのですが、東京と大阪からの応募が大半で、地元和歌山県からの応募は少ないのが難点となっています。社長と話をしたところ、従業員を育てることは会社の役割なので、社会経験のない人でも、採用の基準を満たしていれば採用も考えたいと話してくれました。
 「できれば地元雇用を図りたい」そんな力強い言葉がありました。和歌山県に進出してくれることは大歓迎です。社長の経営方針を伺ったので、雇用確保と拡大に関して支援したいと考えています。

【夏祭り】

和歌山市内の福祉施設において夏祭りが開催されたので、早速、応援に伺いました。2年前から開業をしている高齢者施設ですが、入居されている皆さんは元気で、施設の評判も良いので嬉しく思っています。良いご縁をいただきました。親切な皆さんに応対していただきました。運営に携わっている方からは、明日も明後日も福祉施設の夏祭りなので、嬉しい日が続きますと励みになっている様子がありました。お祭りは人を元気にさせてくれます。

【懇談会】

夜は懇談会を行いました。一人は東京から、もう一人は大阪から和歌山市に来てくれました。そこで県外の人から見た和歌山県の魅力を伺いました。二人は多くの府県を訪問しているので、県の印象を聞いてみました。
 太陽が近くてキラキラしたまちだとの意見。色彩は鮮やかで、透明感があるようです。熱いけれども気持ちが良くて太陽の恵みがあるまちだという感想です。
 光の透明感がある県は、和歌山県と宮崎県にその印象があるそうです。東京や大阪と比較して、太陽が近くて輝いているまちが和歌山県。光の透明感のあるまちが和歌山県。素敵な印象を与えてくれるものです。
 光が透明、色がある、太陽が近いは和歌山県を表す言葉として素晴らしいものです。問題は暮らしている人がそう思っていないことです。中にいると気づかないので、良いものに気づいてもらう作業が必要です。参考までに、大阪は埃っぽい、四国は伊勢に似ている感じだそうです。
 さて、元気なまち和歌山県を目指すには、これらの表現を具体化させることが必要なのです。キラキラしているまち和歌山県。印象の通り、私たちは夏に向かっています。

【その他】

  • 事務所において事務局長と懇談の時間を取りました。平日は時間が合わなかったため、休日に話し合うことになりました。今後の進め方について意見交換を図りました。
  • 和歌山県内のこれからの選挙に関して意見交換を行いました。また市長選挙の見通しに関してのデータも拝見しました。和歌山市内の世論調査の結果は予想通りでした。流れというものは不思議なもので、人の意識の通りには進まないものです。

7/16(金)「教育関係」

【自然保護】

和歌山県内の野鳥を守る会の代表の方と協議しました。紀の川市での密猟を防止するために自動車用マグネットステッカーを制作するためです。既に和歌山県警察と打ち合わせを行っていますが、所管の岩出警察署あてに、正式にステッカーへの和歌山県警察マスコットキャラクター使用許可申請を提出しました。
 野鳥を守るための活動に関しては和歌山県警察も理解を示してくれていますし、和歌山ゴールドライオンズクラブも協力を約束してくれています。密猟者が増える時期ですから自然保護団体の活動に期待しています。

【教育関係】

和歌山県教育委員会と、皆さんからいただいている意見について懇談の機会を持ちました。学校教育に関する意見はたくさんいただいていますが、その中から数点について、提案を行いました。
 一つが、高等学校内の禁煙の取り決めに関してのことです。現在、公立高校は数年前のクリーンスクールを目指すため、学校内は全面禁煙になっています。生徒は当然のこと、先生も訪問者も学校内は全面禁煙です。先生がタバコを吸うための分煙室もありません。これは歓迎すべきことですが、ここから問題が発生しています。休憩時間になると学校の先生が校門から外に出てタバコを吸っている姿が度々目撃されていることです。先生が学校の外でタバコを吸っている姿は、学校の外から見ると良い印象にはなりません。
 学校内の規律は良いとしても、そのしわ寄せが近隣の人の迷惑になったり、通行している人から見苦しいと思われることは、公学校教育として問題だと認識しています。
 事実、公立高校数校の近隣の方から、先生のタバコに関して意見をいただいていますから、個別の問題ではなくて多くの公立高校にまたがっている問題だと感じています。そうだとすると、現在の規則の見直しを含めて解決すべき問題だと捉えています。
 今後の取り扱いをどうするか、この問題に関して協議を行いました。予算が伴いますが、分煙室の設置が好ましいと思います。県庁内や市役所内にも分煙室があるように、高校においてもタバコを吸う先生用の分煙室、または喫煙場所が必要だと考えています。
 もう一つの協議は、和歌山県内の起業者のインタビューをまとめた記事を冊子にして、公立高校の図書室や進路指導室に設置することの提案です。就職を考える上において役立つ冊子を発行しても、それが活用されなければ発刊する意味はありません。これから社会に旅立つ高校生が読んでもらえるための環境作りが必要です。高校の図書室や進路指導室に、約50人の起業物語の冊子がおかれていることは参考になるものです。
 高校への冊子受け入れを依頼したので、冊子の記載内容に関して協議を行うことにしました。

【ひきこもり対策】

和歌山県内において発生している社会的ひきこもり問題を解決するための方策に関して協議を行いました。社会的ひきこもりの人数の実態は確認できていませんが、約2,500人いるとも推定されています。実数把握は困難ですが、不確実なものに対応していくことが求められています。虐待を受けた子どものための受け入れ施設や相談窓口が開設されているようですが、県内の皆さんが連携できるしくみを構築することも、依然として課題のままです。適切な精神的ケアと医療を組み合わせた解決方法も検討すべき課題になっています。

【県内の課題】

和歌山県内の課題について意見を交わしました。大きな争点はないと感じている人が多いのですが、和歌山市内においては、和歌山電鉄貴志川線と南海加太線を結ぶことや、関西空港から乗り換えなしの和歌山行きのダイヤを設けて欲しいというものがありました。自動車だけではなくて高齢化社会に突入している和歌山県においては公共交通機関の活用も重要な施策ですから、利便性を高める方策を講じたいところです。
 尤も、民間事業者の範疇のため県から協力に推進させることは困難ですが、公共交通網の整備は必要な大きな施策です。
 和歌山県の良さであり悪さであることは、現状が厳しくてもじっとしていることが多いことや、当たり障りのないことを好む傾向にあることです。じっとしていても、現状が改善されることは稀なことです。当たり障りのないことをしていても、ホームラン性の施策が出てくることありません。
 果敢に挑戦する姿勢こそが求められています。失策のないことよりも、成功に賭けるために挑戦することが大事なのです。転換期の中にいる和歌山県であることを意識して欲しいものです。それたけで、これからのことが変わってきます。

【観光施策】

中国から日本に来る旅行客の査証要件が緩和されたことから、日本を訪れる中国人が増加しています。和歌山県にも観光や事業で来て欲しいものですし、逆に中国へ安全に進出して欲しいと考えています。これからの発展が著しい中国東北三省との関係構築に関しては、和歌山県にとって必要なものです。一万人を引っ張ってくる意気込みで中国向けの観光対策を図りたいものです。

【宇宙教育】

和歌山県発の、宇宙を切り口とした英語教育に関して協議を行いました。既に和歌山県教育委員会の戸川指導主事がNASAへのトレーニングに出発しているように、宇宙に最も近い地方自治体は和歌山県なのです。宇宙での共通語は英語であり、英語でのコミュニケーション能力が求められ、世界でも必要な言葉になっています。日本企業においても楽天やファーストリーティングなどは、社内会議を英語で実施することを決定しているように、英語が共通語の地位に立つ日は遠くありません。言葉の覇権を握っている英語教育は日本の子ども達にとって必要なものであり、そのためにも宇宙を切り口とした英語教育がこれから必要なものだと認識しています。

【内覧会】

和歌山東急インホテルにサマーバイキングが戻ってきました。この企画は7月17日から8月29日までの夏休み期間中に、和歌山東急インホテル4階で開催されるものです。和歌山城の近くに位置している和歌山東急インホテルにこの企画が戻ることを楽しみにしている人が多いことが分かりました。招待をいただき内覧会に参加しましたが、ホテル宴会場は休ませておくよりも活用する方が格段に良いことを再認識しました。

【その他】

  • 生活支援に関して必要条件の確認と、具体的事例に基づいた適用可否について協議を行いました。家賃、所得、預貯金、自動車の有無、親族の支援や生命保険加入をしていないかなどが、生活支援を受けるに当たっての審査する対象となります。依頼者が生活支援に関して、週末に検討してくれます。結果に基づいた必要な行動をとることにしています。
  • 海草、向陽同窓会会長の会計事務所を訪問しました。母校の春のセンバツ甲子園出場で盛り上がっている同窓会活動ですが、各クラスでのクラス会は実施されているのですが、それぞれの学年全体にまたがっての盛り上がりまでは発展していないようです。

7/15(木)「県庁見学」

【貸付金打ち合わせ】

国の制度である、中小企業に対する貸付金についての制度変更に関して打ち合わせを行いました。平成22年2月定例会の予算特別委員会で質問したものに関して、一部制度が変更されることになりました。経済状況が厳しい中、コスト削減などによって収益を上げている会社が、自らの借受金ではない連帯責任における負担によって経営が圧縛されている場合があります。その要素を少しでも取り除けたら、随分経営が安定し、その結果、業績が回復することで税収が増えることになります。その流れを作りたいと考えて質問したのですが、今回の制度変更の動きは、前向きな施策であると考えられます。詳細は確定してからお知らせいたしますが、成果が得られることは嬉しいことです。

【県庁見学】

和歌山県庁に留学生の案内を行いました。7月初旬から、アメリカとベルギーからの留学生を受け入れていますが、本日は県庁を訪問し、議場の案内と和歌山県の観光と食に関しての説明を行いました。
 二人とも和歌山県は初めての訪問なので、観光地と名産品を知ってもらいたいとの思いから企画しました。高野山は外国からの観光客が多いこと、白浜は海水浴のお客さんで賑わい、ハワイのワイキキビーチと姉妹提携を行っていることなどを伝えました。
 また食に関しては、和歌山県はフルーツ王国であり果物を輸出している県であることを伝えました。和歌山県に滞在してから、桃を食べてもらっていますが、本国の桃と比較すると甘くておいしいとの感想がありました。
 議会では、アメリカの裁判と比較した質問がありました。アメリカの裁判では証言を一字一句でも間違いがあれば、判決が無効でやり直しになる場合があるようです。それほど発言には責任があり、議事録を書きとめることも正確さを求められるものなのですが、県は議会においての議事録はどうなのかという質問でした。
 県議会においても議事録の誤りは許されませんし、仮に修正の必要が生じた場合は、本人と議長の承認が必要であり、簡単には直せないことを伝えました。特に主旨を変えてしまうような変更はできせんし、アメリカの裁判と同じように厳正なものになっています。
 二人とも19歳の学生ですし、異国の議会や県庁を見学することはそれほど多くない経験です。今秋からの大学生活に、この経験を活かしてもらって欲しいと思っています。
 二人が議会に入ったのは初めてのことだそうで、良い経験になると大変喜んでくれました。二人の19歳の夏に、日本と和歌山県があったことを、いつまでも忘れないで欲しいものです。

【野鳥保護】

野鳥保護に関して協議を行いました。和歌山県は野鳥の宝庫であり、それらを大切に育んでいますが、他府県からの密猟者は後を絶たないようです。自然保護団体からは何とか防止したいとの呼び掛けがあり、各界と話をしてきました。巡回パトロール中のマグネットステッカーを作成して会員の自動車に貼り付けて巡回することを計画しています。
 この巡回によって抑止効果があることを期待しています。明日、所管の岩出警察署を訪問することになっています。

【挨拶】

嬉しいお知らせがあります。知人のMさんが先ほど結婚したので、挨拶に来てくれました。数年前、虐待によって精神的に大きなダメージを受けていたのですが、懸命の頑張りで克服し、見事社会復帰しています。それ以降、福祉関係の資格を取得して、福祉施設で働いていたのですが、ご縁があって結婚することになりました。
 「何としても幸せになりたい」と言っていたことが実現しました。人生で追求したいことは「幸せ」ですが、自分の頑張りでこれを掴んだのです。「数年前の落ち込んでいた時には考えられないことでした」と話してくれたように、その当時の事情と姿を知っているだけに、ここまで立ち直ってくれて本当に嬉しく思っています。
 顔色と表情を見るともう大丈夫ですが、これからの人生で、今以上に幸せになって欲しいと伝えました。ひとつでも嬉しい出来事があると、何が起きていたとしてもその日は一気に良い日になります。勿論、今日は素晴らしい日でしたが、そこに花を添えてもらったような気がしています。

【会合】

夜に和歌山県を盛り上げるための企画会議に参加しました。集まったのは10名。みんな和歌山県のことが大好きで、このまちを若い力で盛り上げたいと思っている人ばかりです。数年後に向けて、和歌山県が誇れる県になるような企画を立案しています。目的は高校生が和歌山県から旅立つことが寂しくて、進学や就職のために、一旦、県外に出たとしても、大好きな和歌山県に戻って来たいと思ってくれるようなまちにすることです。大きな目標なので実現までの道のりは長いと思いますが、まず踏み出すことから始めようと集まりました。
 同じ目的を共有することと、集まれる母体を作ることから始めています。夜遅くまで話し合い、次回の会合につなげることになりました。夏の暑さに負けない熱い会議となりました。

7/14(水)「関西電力労働組合地区大会」

【関西電力労働組合地区大会】

終日、関西電力労働組合の和歌山地区本部定時大会が開催されました。定時大会は組合活動の最高決議の場であり、本日、平成22年度の活動方針を樹立することができました。初めて大会に参加した代議員の意見を聞いたところ、「厳粛な雰囲気」と感じたようです。
 平成22年度活動方針の議案においては、平成23年4月の統一地方選挙の和歌山県議会議員選挙において、二期目の挑戦に向けて、関西電力労働組合から推薦をいただくことができました。心強く感じますし、心から感謝しています。ありがとうございました。
 組合本部からいただいた推薦状を和歌山地区本部澤田委員長から受け取らせていただきました。冒頭、委員長からは「推薦をするということは全力を挙げて勝つことを意味しているもので、全員の支援によって二期目に送り出すことを意味しているもの」だという主旨の言葉をいただきました。推薦状と言葉の重みに、感謝するばかりです。
 推薦を受けて挨拶の機会をいただきました。
 去る平成22年6月22日に本部の推薦決定をいただき、そして本日、推薦状をいただけたことに関して皆さんに感謝していますし、期待の大きさを実感しています。振り返りますと、平成19年の4月に初めて、和歌山県議会に送り出していただき、この三年間は和歌山県発展のために全力を尽くしてきた自負があります。皆さんの代表として送り出してもらっていますから、議会毎に課題の解決に向けた質疑を交わしていますし、決して恥ずかしくない活動をしてきたつもりです。個別の活動に関しては、この後、訪問させてもらう予定の各支部大会の場において報告書とともに説明させてもらいますが、少なくとも和歌山県発展のために、私たちの組織が必要であることの認識を持ってもらっていると感じています。
 和歌山県は環境先進県を目指していますし、その土壌がある地域です。既存と新エネルギー、環境対策に関しては、全国で一番の敵地であると思っています。和歌山県がリードしなければ、どの府県がエネルギーと環境問題に取り組むのかと思います。
 このように地球環境問題とエネルギー問題を扱う和歌山県は、電力事業者と相性が良いのです。私たちの生活を支えるために必要なエネルギーと、将来に向けて取り組むべき地球環境問題を率先して解決を図れる県が和歌山県だと考えています。
 これからの時代、益々重要になってくる課題ですから、二期目に送り出していただき、両方の課題を解決するための活動をさせていただきたいと、心からお願いする次第です。
 エネルギー問題、地球環境問題、そして雇用問題などは、今すぐに着手すべき大きな課題です。一期目で種子は蒔くことができました。二期目に果実を得るための活動をさせていただきたいとお願いいたします。
 本日は、推薦をいただいたことに深く感謝申し上げ、来年に向けて全力で取り組むことを報告させていただきまして、挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

【ライオンズクラブ】

地区大会の合間を縫って和歌山ゴールドライオンズクラブ理事会に出席いたしました。平成22年度の予算案と活動方針案について協議を行いました。理事会に引き続いて例会に出席いたしました。大雨のため出席者は少なかったのですが、留学生も参加してくれた楽しい例会になりました。
 また任意の参加ですが、週末のセラヴィ神前における夏祭りへの参加と、翌19日の港祭り花火大会を見ながらのバーベキュー大会の企画など、会員相互が楽しめる行事を検討しています。会員同士、とても仲の良いライオンズクラブですから、これから迎える平成22年度の活動も楽しみです。

【セラヴィ打ち合わせ】

セラヴィ神前において週末の夏祭りの打ち合わせと、今後の事業展開に関して意見交換を図りました。この施設は大規模な有料老人ホームで、入居者の皆さんに生き甲斐のある暮らしを提供することを目的としています。そのため事業展開に際しては、このホームの目的を理解していない人や与えられている目的が不明確な人は務まらないと思います。
 今回の夏祭りは、地域の皆さんに盛り上がっていただくため、よさこい踊りとライブなどの計画を策定しています。私たちで作り上げている夏祭りですから、来年以降の開催も視野に入れて、次につながる夏祭りに仕上げたいと考えています。

【その他】

  • 昼間は、告別式に参列させていただきました。突然のご不幸ごとに接して言葉はありませんが、喪主さんを通じて私たち気持ちの何かが故人に伝われば良いと思っています。
  • メジロ捕獲の厳正化と、自然保護パトロールに関する打ち合わせを行いました。今月からメジロ猟が解禁となっていますから、より一層パトロールを強化したいところです。民間で協力してくれる団体があれば、一緒に取り組みを始めたいものです。
  • エフエムワカヤマに就職に関する新番組が誕生しました。リスナーである学生のためのリクルート活動支援方法や、雇用したい意向のある会社経営者からの採用の告知などに活用して欲しいところです。
  • 関西電力労働組合和歌山支店支部では、代議員や会計監査、大会構成員にこれからの活動に向けての参画を呼び掛け、団結を高めるための懇親会を実施しました。
  • デジタルテレビ化が図られた後、難視聴地域になる地域へのデジタル対応の必要性に関して協議を行いました。依頼者は、当然のことですが、テレビを見るための地元負担は回避したい意向があり、県当局との話し合いを行うことにしました。

7/13(火)「紀州おどり」

【教育打ち合わせ】

和歌山県内の教育施設を網羅したパンフレットが発行される準備が進められています。この秋に県内の小学4年生から6年生に配布される予定で、水族館や博物館などに行って学習に役立てて欲しいと思います。
 また制作に関わっている関係者は和歌山県の子ども達のために懸命の取り組みを進めています。是非とも成功させて欲しいと思います。

【紀州おどり】

和歌山市における夏の風物詩、紀州おどりが8月7日に開催されます。練習用のグラウンドをお借りするために所有者を訪問しました。先に依頼をしていたところ、快く応じてくれていました。和歌山市を盛り上げるため、連に参加することを歓迎してくれているのが分かりました。土曜日当日に練習を実施し、本番の踊りに参加することになります。

【生活支援】

市内の方から生活支援に関しての相談に応じました。相談に来てくれた本人が母親の面倒を見ていましたが、その本人が病気治療のため、介護に時間と費用を割くことができなくなっています。相当悩んだ結果、母親が生活支援を受けられるように検討して欲しいと依頼があったものです。病気のため、椅子に座ることや立ち上がることも辛そうな様子がありました。母親も働き続けて70歳を超えていると聞きましたから、何とかお手伝いをさせてもらいたいところです。

【就職支援】

平成23年に卒業予定の高校生の就職戦線に入ろうとしていますが、就職は依然として狭き門です。今日はHさんから、若い人たちに向けた冊子を発刊して学校に届けたいとの相談がありました。この企画は地元の地方新聞に連載している記事をまとめたもので、この記事に登場しているのは、和歌山県内の起業家や創業者の皆さんです。
 一代で事業を興した経営者が、学生時代から起業するまでの対談をまとめたものになっています。学生時代の夢と社会での苦労話、そして転職までの物語が綴られています。県内の起業家に限定されているので身近な人も登場しており、県内の高校生や大学生に読んでもらいたい内容になっています。発刊された後には、できれば学校内の図書館に設置してもらいたいところです。
 その他にも就職支援のために民間人として間接的な支援方法を話し合いました。記事に登場する起業家の方に学校で講演してもらうことなども考えられます。若い学生の皆さんには、何としても厳しい就職戦線を乗り切ってもらいたいものです。

【こうへい】

夜はお好み焼き「こうへい」に行ってきました。「こうへい」は中学の時の同級生が経営しているお店で、私にとってとても寛げる雰囲気があります。時々、同級生が集まって懇談する場所にもなっていて、今日も突然、そんな雰囲気の中、楽しい懇談とお好み焼きをいただきました。
 私たちの年代になると、それぞれの立場で責任が発生することがあります。若い時代には誰かが責任をとってくれていたのものが、今は責任の所在になっていることが多いのです。組織ではなく、個人で責任を背負うことの精神的な重みは相当大きなものがあります。
 例えば「こうへい」の店主も、お店を守っている責任を背負っています。お客さんへの食事を提供することは、心を込めていることです。単に調理した食事を提供しているものではありません。その責任を背負っていることから、お客さんとの接し方は実践を伴わない解説者による人生相談よりも深い人生哲学を持っています。独立してお店を持って以降の人生論は成功哲学として素敵なものでした。
 また松本恵昌さんも来てくれました。松本さんは、報恩寺の住職として和歌山県には絶対に欠かせない存在の方です。元同級生の自慢としては、和歌山県に松本さんがいてくれ、困っている人や悩んでいる人の相談に応じ、解決に導いてくれていることです。心の問題は、心を磨いている人だけがその人を包み込み、解決方法を導けるものです。
 どれだけ立場が上っていったとしても、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の精神で皆さんの相談に応じてくれています。できれば、松本さんの下に相談に来て心が晴れやかになった人には、この世を去る時に「しまった」と思わないように生きて欲しいと思います。
 私たちは、いつも謙虚に、そして後悔をしない生き方を心掛けたいものです。どれだけ全力で生きても、この世を去る時は「しまった」と思うでしょぅから、その「しまった」を少しでも少なくできるように毎日を楽しく幸せにしたいものです。
 できることであれば、早く時代をぐっと手元に引き寄せて、現在よりも明るくて幸せな姿に変えたいものです。そして一歩でも時代を前向きに進めて、次に時代を背負う人たちに引き渡したいものです。
 私たちは社会生活においてそれぞれに責任を背負っています。苦しい時は、誰かと笑って話し合うことが一番の解決方法です。苦しい顔をしていても問題は解決しません。明るくて笑っている中から、小さな光が射す道筋が見えてきます。小さな光の到達地点は、いま立っている場所からは見えませんが、前進することでゴールは見えてきます。そのゴールは特別な場所ではなくて、今よりも少し先にあることが多いのです。
 歩くことでゴールが近づいてきます。正義と真実に基づいた当たり前のことを実践したいものです。

【その他】

  • 地球環境問題に関しての講演会の講師について協議しました。某政令指定都市で計画されている講演会ですが、テーマに沿った講師の方を見つけるつもりです。
  • 市営住宅に関しての依頼がありました。市営住宅に入居しているのですが、健康状態が芳しくないため暫く介護施設に移動したいというものです。早速、対応することができました。
  • 農業電化委員会総会に備えて会計監査を依頼しました。平成21年度決算について承認をいただきました。

7/12(月)「雇用」

【雇用】

和歌山県内の雇用が少ない事情がありますが、雇用される側に問題があることの指摘がありました。昨日、面接の結果、採用内定の人があったのですが、面接や個別の話し合いの中で問題が見受けられたと伺いました。まず態度が悪いこと。雇用してもらう立場なのに挨拶もしなければ礼儀にも欠けていたようです。今春、卒業したばかりの人だからは通用しません。社会人として踏み出す限りは、これから働く会社に対する態度には気をつけてもらいたいところです。そのため会社からは母親に対して、「態度が悪いところは直っていない」と伝えたそうです。多くの人の支援を受けて内定をもらったのですが、せめて態度の悪さを指摘されるようなことはなくして欲しいところです。
 会社に入ってからは、いままで支援してきた私たちの意見を反映させることはできません。雇用してくれた会社の方針に口を挟むことは、決してしてはならないことだからです。
 これからは自力で会社生活を過ごさなければなりません。態度不良で解雇されたとしても自己責任です。そのことを理解して社会人としてスタートして欲しいものです。私たちのエールが届いているのでしょうか。朝いただいた報告からは不安を感じました。

【昼食】

昼食をとりながら打ち合わせを行いました。福祉施設での仕事のこと、事務所体制について、そして参議院選挙の結果に関しても意見を聞かせてもらいました。国政選挙は争点によって大きく世論は動きますから、結果を出すのは難しいものです。投票日の翌日、結果の総括が行われていますが、世の中の大きな流れが民意を支配しているのか、民意が流れを形成しているのか分からないところがあります。ただ、選挙結果が民意だということは間違いありません。誤った民意の結果はありませんから、この結果を感じ取りたいものです。

【夏祭り】

津秦天満宮の夏祭りが7月25日、午後6時から開催されます。夏祭りの内容に関して打ち合わせを行いました。最初は長唄とお三味線による奉納演奏。続いて鼓笛隊による天満宮入場があり、地元女性会による盆踊り、太極拳演舞と続き、最後はフラダンスで締めくくります。
 地元の出し物を中心として夏祭りを盛り上げる企画を準備しています。勿論、夜店も出展することから、併せてその打ち合わせも境内で行われていました。
 長唄の師匠と大道具さんと一緒に打ち合わせを行いました。出演時間と舞台の設営について、また演奏曲目などを決定し本番に備えることにしました。今年の夏本番はもう間もなくです。

【事務所打ち合わせ】

事務所体制に関して打ち合わせを行いました。皆さんの要望を聞かせてもらえる体制を構築しています。事務所と政治経済エネルギー研究会を設立して、相談目的に応じた体制を整えつつあります。そのための人員配置や必要機材の問題について協議を行いました。
 皆さんに来ていただける事務所作りに取り組んでいます。

【懇談会】

夜は懇談の機会を得ました。和歌山市内の経営者の方がお忙しい時間を縫って事務所に来てくれました。このことだけでも感謝しています。県政に関して建設的な意見をいただきました。「このままでは和歌山県はつぶれてしまう」という経営者が感じている危機感から来たものです。「任せられる政治家は全くいなかった。今回は応援する政治家を見つけたので応援したい」と駆け付けてきてくれたものです。
 成功している経営者に共通していることは、当たり前のことを、毎日、当たり前に実践していることです。当たり前のことをしないで、不満を述べていても、一発逆転を狙っても、そんなことは実現するとこはありません。不満を言う前に不満の原因を止めるための行動を起こすべきですし、一発逆転を狙う気持ちがあれば、毎日の当たり前の活動に切り替える方が目指すべき頂上に近づきます。
 優れた経営者は、自分達にできることを当たり前のように取り組んでいます。事務所の清掃やお客さんに感謝する気持ちを持つことは当然のことですが実践しています。従業員にも伝達して会社として発展させています。
 県政においても同じことが言えます。和歌山県を浮上させる一発逆転はありません。他の府県が一歩進んでいるのであれば、和歌山県が二歩進むような取り組みをすることです。
 相手が十歩先を歩いていても、二倍のペースで歩くと10日で追いつくことができます。
 優れた経営者は当たり前のことを当たり前のように実践しています。このことは絶対に見習うべきことです。
 県政への励ましをいただき、誰にでも必要な当たり前の精神を受け取りました。

【その他】

  • お世話になっている社長が緊急入院しました。即座に手術をしたため生命の危険はなくなりましたが、倒れた原因は過労でした。働き続けてきたので、最近、少し疲れたと思っていたようですが、それでも大丈夫だと自分に言い聞かせて仕事を続けていました。無理は禁物。そんなことを思いました。
  • ある商店の経営者。昨年から続けて売り上げが落ちているため、お店をしているだけでは生活が厳しくなっているようです。空いた時間に仕事を探しているのですが、雇用される側になると時間の制約がありアルバイトを探すのも難しいようです。本来の仕事だけでは生活が厳しい、まちとしてそんな事態を打破しなければならないのです。ここにある地域経済の危機を乗り越えたい。そんな気持ちが益々強くなっています。

7/11(日)「参議院選挙」

【可能性】

「これからの発展性がない県会議員には魅力を感じない」という言葉をいただきました。県議会議員を何期も務めている人がいますが、その次に何かを目指すのでなければ応援しても仕方ないというものです。次のステップを目指すことが発展性のある人がとるべき道で、その場で留まることを考えているような人には魅力がないということです。
 この次があると思えるからこそ応援したくなる。そんな気持ちを伝えていただきました。ここで終わるのであれば、その程度ということです。話をさせてもらった一人の方は、以前、ある県議会議員を応援していました。ところがいつまで経っても県会議員から先に進もうとしないので、もう応援してなくなったと聞きました。次を目指す姿勢がないので応援しても仕方がないということです。厳しくても、辛いことがあっても次を目指す姿勢を応援する人は求めています。
 ここで終わりと思うと、一緒に夢を見ることはできません。この次は次のステージに進むと思えると、一緒に夢を見ることができます。一緒に歩けることが素晴らしいことなのです。将来を見ることができないのでは夢はありません。ここにいると将来があると思うから、一緒に見る将来の夢に賭けることができるのです。
 どこまで大きくなれるのか。どこまで発展していけるのか。どこを目指そうとしているのか。未知の可能性こそが夢なのです。
 ですから自ら可能性を閉ざすことはできません。一緒に見る夢は世界を変えることができます。そんな存在でありたいものです。

【選挙】

参議院選挙に行ってきました。期日前投票が多かったのですが、私は今日、地元会所に投票に出掛けました。政権選択の選挙ではありませんが、民主党政権の今後を占う参議院選挙ですから、結果如何によっては国会がねじれることになります。
 そんな中、Aさんから連絡をいただきました。「今回は片桐さんの選挙ではなかったのが残念です。でも来年に向けて、私の友達に片桐さんのことを話しています」と暖かい言葉でした。

【隊友会】

昼間に隊友会の懇親会があり出席させていただきました。和歌山県の隊友会は昭和34年に結成されていますから、今年51年目を迎えています。全国的には今年が50周年の隊友会支部が多いのですが、和歌山県が先行しています。
 役員の方の挨拶の中で、災害救助や国防の観点から自衛隊の役割は大きくなっていることを示してくれました。併せて役員の一人が熊野古道を歩いたことを話してくれました。熊野古道で生まれ変わるような体験ができたこと。そして一歩歩くと目的地に一歩近づき、立ち止まると永久に目的地に辿り着かないことを感じたようです。私たちの人生も同じで、少しずつでも前進することが大切です。一日立ち止まると、一日、目的を達成するのが遅れてしまいます。多くの人が毎日歩いていますから、最低限、同じ一歩を、できれば二歩のペースで歩いていたいものです。

【その他】

  • 夏の地元のお祭りに関する打ち合わせを行いました。7月に入っていますが、今月、各地でお祭りが開催されます。地元の神社でも夏祭りが開催されますが、境内でわが国の伝統文化であるお三味線の演奏を計画しています。具体的には明日も現地で打ち合わせをすることにしていますが、出演時間や場所に関して調整を図りました。
  • 和歌山県内の某地域出身者の会がありました。嬉しいことに、私のことを話してくれたようです。会場から連絡をいただき、参加していた知人と話をすることができました。励ましの言葉をいただき感謝しています。
  • 腹部の手術のため入院している方の様態について連絡をいただきました。腹部にかなりの量の水が溜まっていて、お腹と足が膨れ上がっていると聞きました。一刻も早い回復を祈っていますが、苦しい状態でも病気と戦ってくれています。携帯からのメールは、数行文字を打つのに1時間も費やしていると聞きました。私からも返信していますが、まず回復させることが第一ですから、それ以外のことで無理をしないように伝えています。

7/10(土)「同窓会」

【入試要望】

毎年開催されている和歌山県中学校PTA連合会からの「県立高等学校入学者選抜実施に関する要望」ですが、今回も要望書をいただきました。過去、この要望に基づいて、高校受験制度を前後期制から変更をした経緯あります。この要望は実際に受験生が家庭にいる皆さんからの要望ですから、願いに沿った形で県教育委員会と協議を図りたいと考えています。
 今回の主な要望は、和歌山市の生徒が異に反した市外通学が余儀なくされることのないように、生徒の進路希望状況を反映するような募集定員を決定すること、志願者が募集定員を大幅に下回っているのに不合格になる場合があります。高校教育を受ける機会を失うことのないように選抜にあたって慎重な配慮をして欲しいというものです。
 来月8月に和歌山県中学校PTA連合会と和歌山市選出県議会議員との意見交換会を予定しています。従来は9月県議会定例会の開会中に実施していたものですが、今回は要望を最大限に反映できるように前倒しして実施することとしています。

【エフエムワカヤマ】

エフエムワカヤマ、通称バナナエフエムのスタジオを訪問し、理事長と懇談してきました。理事長は和歌山市を元気なまちにしたい、そして災害に強いまちにしたいとの強い思いを持っています。今日もまちを元気にする企画に関しての話し合いを行いました。
 ひとつは、7月からの新番組で「バナナリクルート」を放送していることについてです。和歌山県を元気にするためには雇用の機会を増やすことが大切であることから、この番組で社員募集を募っている会社情報をお知らせしています。雇用企画を確保するためには、大変ありがたい企画です。始まったばかりの番組を、雇用を検討している会社と仕事を探している個人に聞いてもらえる機会を増やすための方法を協議しました。
 経営者側と労働者側の双方に情報を届けることから始めることにしました。番組は毎週水曜日の午後2時から3時まで。再放送は毎週日曜日の午後6時から7時までとなっています。番組で紹介させていただく会社には費用をいただいていませんので、希望する方がありましたら、エフエムバナナまでお問い合わせお願いいたします。
 和歌山市を元気にする企画についても話し合いました。現在バナナエフエムで番組を持っている「QU-E(クエ)」と「TONPEI」さん。二人が出場するイベント内容について、二人の音楽を聴きながら話は弾みました。音楽には人に力を与えてくれる威力があります。その時々の心境に応じた歌が私たちのところを訪れてくれます。二人の歌は、今日も誰かを励ましてくれていると思います。
 そしてもう一つ、和歌山県を元気にする企画案の検討を行いました。構想は大きいため実現に至るまでには相当の時間を要すると思いますが、和歌山県を元気にするために活動を行いたいと考えています。

【同窓会】

向陽高校の同窓会に出席しました。この企画は、平成22年の春、向陽高校硬式野球部が春のセンバツ甲子園大会に出場した時に、三塁側アルプススタンドに陣取った元同級生たちが久しぶりに再会し、懐かしさを確認しあい、もう少し大きな規模で同窓会を実施しようと話し合ったことがきっかけでした。
 甲子園に応援に行ったメンバーが中心となって企画しました。高校三年生の時の3年F組の担任の岡崎先生を初め多くの元同級生が集まってくれました。昭和55年卒業ですから、実に30年振りに集まったことになります。卒業してからも、小さい単位では時々集まって懇親を深めていたのですが、クラス会となると実現できていませんでした。
 これも甲子園の力なのでしょうか。当時よりも30歳も年齢を重ねた同級生の顔がありました。当時は、自分が18歳から48歳に変化するなんて思いもしないことでした。30年の時を経て再会した熱い夜でした。
 担任の岡崎先生はとてもお元気で、懐かしさと安心感が交錯しました。年齢をお聞きしたところ68歳でした。30年前の担任の時は、38歳だった訳です。相当の年齢だと思っていたのですが、今の自分よりも若い先生だったことに驚いています。今日の岡崎先生は元気いっぱいで、「今日の同窓会を楽しみにしていた」とのことでした。と言うのも、岡崎先生も向陽高校の昭和35年の卒業生なのですが、当時の同窓会を毎年開催していたそうです。岡崎先生が幹事をしていたのですが、先生の担任の先生が90歳を迎える時に盛大に同窓会をしようと企画して、一年同窓会を開催することを見合わせたそうです。そして先生が90歳の時に集まろうとしたところ、90歳を前にして、その先生はお亡くなりになっていました。「毎年同窓会を楽しみにしていた先生に悪いことをした」と今も思っていると伺いました。私たちのクラスを担任してくれたのは30年前のことですが、今も名前を覚えてくれていたことに感謝しています。多くのクラス担任をされていますが、教え子の名前は覚えているそうです。
 そして民主党の平野前官房長官も岡崎先生の教え子であることを伺いました。岡崎先生が始めて教師に採用され、赴任したのが笠田高校で、その時の高校一年生の中に平野前官房長官がいたのです。多くの教えの中で、私たちの3年F組のことを強く覚えてくれていることは嬉しいことです。
 さて皆さんと話をしていると、高校を卒業してから30年も経過しているとは思えませんでした。つい先ほどまで高校生だった自分を思い出しました。あれから30年というセリフは信じられないものがあります。随分遠くまで来てしまったようです。
 何も知らなかった高校生が30年の時を経て人生を知り、そして生きている。それが人生なのです。人生は選択肢の連続ですから、何かを得て、何かを捨て去り今を生きています。取捨選択を繰り替えした結果が、今の自分なのです。
 岡崎先生の言葉に、「同窓会に来られる幸せを感じて欲しい。経済的にも社会的にも、ある程度のところにいるので参加できているのです。参加したくてもできない人がいるのですから、今の幸せを感じて欲しい」というものがありました。今を生きていることに感謝し、同窓会に参加できることにも感謝しています。
 それにしても長い年月が過ぎ去っています。今まで何をしてきたのか、そしてこれから何ができるのか考えてしまいます。残された時間の方が少ないのですから、今まで以上に濃い生き方をしたいと思います。みんなが生きてきた人生は素晴らしいものがあります。それぞれに、かけがえのないものであることが分かります。かけがえのないものを蓄積している旅が人生ですから、これからも大切なものを蓄積する人生を歩くことになります。
 何も持たなかった高校生が、何かを得た元高校生になっています。尤も、高校生という響きは似合いませんが、今日の日は18歳に戻ったような気がします。
 元同級生が言いました。「自分の子どもは大学一年生と高校一年生になっています。子どもを見ていると羨ましく感じます。今が一番輝いている人生を過ごしていると思うからです。私もあの頃に戻れたら、もっと輝いていきたいと思います」。とても素敵な言葉です。
 過ぎ去った日は決して戻りませんが、輝いている時間たちを間近で見て今の自分にとって、大切な時間を大切に過ごすべきだと思うものです。昔が輝いていたのであれば、今からでも輝ける人生を築くことができます。輝いたことのない人生ではなくて、何かで輝いたといえる人生をこれからも過ごしたいものです。
 男性も女性も素敵に年齢を重ねていました。当時の3年F組でいられて良かったと思い返しています。
 最後に。18歳の自分が座っている場所で時間だけが経過して、同じ場所に48歳の自分が座っているような気がしました。楽しいひと時をありがとうございました。

7/9(金)「リーダー論」

【リーダー論】

リーダーに立つ人に必要な資質は、人格と説得力にあると伺いました。長く役員生活を経験されたSさんは、本当に心から人を動かすものは強制力や人事権ではなくて、人格にあると言います。「この人にだったら」と思わせるような人格と、相手を納得させる説得力が求められます。
 そして立場に応じてつきあう人が違ってきますし、その人たちとのつきあいが人格を磨いてくれます。あくまでも相手から学ぶ姿勢を持っていることが必要ですが、学ぶ姿勢を持って接する限り、何か学べるものはあります。
 そして最近のリーダーに不足していることは、自分の経験したことを将来リーダーになるであろう後輩に自らの経験談を伝えないことです。自分が学んだことや優れた経験は、後輩に話をすることが責務です。まだ経験の浅い人が責任のある地位を引き受けるに当たって、先輩からの説得力のある話を聞かないことには、経験不測からくる誤ったリーダーになる恐れがあります。何でも言うことを聞いてくれると思ってしまうことや、自分のしたいことが相手もしたいことだと勘違いすることがあるのです。それどころか、リーダーになることは自分にとって何の役も立たないので引き受けない場合もあるようです。これは将来の可能性をつぶしてしまうことになります。
 切望されて役を引き受けることは決してマイナスにはなりません。むしろ役を引き受けた時は、時間の制約があり辛いことが多いのですが、いつかその役を退任した時、引き受けて良かったと思うものです。
 経験があって今の自分がある。世話役活動を行うことで、そのことが分かるからです。自分だけで人生の道を切り拓くことはできません。多くの人に支えられて人生を歩くことができますから、自分が誰かを支えるための役を引き受けることは大切なことです。

【給料日】

Aさんの奥さんは、会社で働いているご主人の毎月の給料後に必ず携帯電話に「お父さん。毎日頑張ってくれてありがとう。お父さんのお陰です」などの主旨のメールを送信しているようです。素敵な話です。今では給料は自動振込の会社が多いので、外で働いている人が給料を得ているのではなくて、銀行からお金を貰っているような感覚を持っている扶養者もいます。少しの気配りですが、これが明るい家庭を築き、楽しい家族でいられる、そして働くことに頑張れる秘訣のようです。
 そしてこの話を教えてくれた方は、かつて多くの奥さんに次のような話をしたことがあります。「奥さんの支えがあってご主人さんは会社で働けるのです。家族のために働いているご主人さんのために、給料日には一品でも良いので普段よりも追加して欲しいと思います。いつも働いてくれてありがとうの気持ちを込めて、給料日には一品多い食事を家族で楽しんで下さい」というものです。
 頑張って働いてくれている人に感謝する精神は同じです。給料日を思い出させてくれる、そして働いていることに感謝するためにも、給料日は特別な日でありたいものです。

【知事講演会】

日進中学校において和歌山県知事の講演会がありました。中学生に夢を与えるために開催したものです。知事の発言を基にして、私の考え方を追記しています。
 情熱を傾けられるものを見つけるのが大人の生きる道であること。考える訓練であり、考える癖を身につけることが中学生時代にすべきであることを教えてくれました。
 そして気をつけて欲しい5つの訓示を与えてくれました。

  1. いい奴であって欲しい。テレビの主人公のように、見ている人が応援したくなるような人を目指すことです。いい奴であれば人は集まってきます。仕事のできる人、頭の良い人よりも、人はいい奴と一緒に仕事をしたいと思うものです。いい奴のところには仕事が集まってきますし、大きな仕事も舞い込んできます。頭の良い人よりもいい奴といる方が良い出来事が発生します。
  2. ひたむきに頑張ること。懸命に何かに夢中になることは大切なことです。この時期できることをひたむきに取り組むこと。それができると大人になった時も、苦しいことにも立ち向かうことができます。
  3. 人は皆それぞれ。風貌や性格など、人はみんな違うのです。持っている役割も違いますし、実現したいことも違います。人は違って当たり前ですから、妬みや嫉妬は禁句です。
  4. なぜ、どうして。疑問に思うことを大切にすることです。なぜか分からないのに、そのまま考えないでやり過ごすことは避けたいものです。物事に直面した時は、なぜ、どうして、と考えたいものです。
  5. いつか終わる。苦しいことがあっても、嫌なことがあっても、そのことはいつか通り過ぎて終わりを迎えます。ですから絶望的になることなく、このことはいつか終わるから大丈夫と思うことです。随分気持ちが楽になります。

中学生に贈る言葉ですが、大人も気をつけたい5項目です。いい奴で溢れる和歌山県を作りたいものです。

【後援会】

後援会の主な皆さんに集まっていただき、後援会の今後の活動方針や協力のお願いをさせていただきました。早いもので、平成19年4月の統一地方選から3年強が経過しました。  改選期を迎えるに当たって、後援会を再構築し強化したいと考えています。その基盤作りのために協力をお願いいたしました。後援会活動に携わっても得になることは少ないと思いますが、和歌山県を良くしたいと思う皆さんの気持ちが伝わってきました。これがあるから頑張れるのです。私たちの思いを県政の場に届けられるように、今回も頑張る覚悟です。お集まりいただきました皆さんに心から感謝しています。

【その他】

  • 原油動向に関して話を伺いました。ガソリンを取り扱っている事業者の多くは厳しいことを知りました。私たちの生活に欠かせない石油製品ですが、それだけを取り扱っているだけでは経営が厳しい実態があることを知りました。人口減少や地球環境問題への関心増大から、脱石油が進んでいるようです。
  • 昼食を兼ねて打ち合わせを行い、いくつかの事例に基づいて、人との信頼関係を維持することの難しさを聞かせてもらいました。信頼構築には長い年月が必要ですが、失うのは瞬間の出来事です。しかし行き違いが原因で失ったものは、誠意を持つことで取り戻すことは可能です。ただ双方の信頼関係が完全に壊れていなければの話です。どこの場面でも、どのつきあいの中でも、人間関係は難しいものです。

7/8(木)「見学会」

【住友金属】

和歌山県を代表する企業の住友金属和歌山製鉄所を訪問しました。昭和36年に第一高炉に火入れを行って以降、和歌山市で生産活動を続けてくれています。和歌山市の最盛期は住友金属が形成してくれたと言っても良いと今でも聞くことがあります。それほど和歌山市の経済活動に占める割合が高いのです。
 和歌山製鉄所の主力製品はシームレスパイプです。これは地底不覚から原油をくみ上げる油井管に採用されているもので、世界でのシェアは80%に達しています。地層にパイプを挿入するに際しては、3kmの深さと10kmの深さでは全く性能は違ったものが要求されるそうです。地層深くなると温度が高くなりますし、岩盤の質も違うなど予測できない要素が潜んでいるため、より高性能のパイプが求められます。住友金属和歌山製鉄所のシームレスパイプは、その厳しい要求に応えられる製品であるため、石油資源の発掘に欠かせないものになっています。
 現在、世界的に大問題になっているメキシコ湾の原油流失事故ですが、このパイプは住友金属製ではありませんでした。世界一の品質を誇るシームレスパイを採用していたら、このような大きな事故は起きていなかったかも知れません。
 約1,000度の鉄の塊が押し出されてくる工場のスケールは見る人を圧倒します。最近の高炉から最高の品質の鉄を製造しているのです。今日の工場見学によって、和歌山市に世界一の製品を世に送り出している製鉄所があることを誇りに思いました。

【海南発電所】

午後からは、お客さんと一緒に関西電力海南発電所の見学も行いました。製鉄所に続いて発電所の見学を行って感じたことは、和歌山県の製造業の規模の大きさと、私たちの生活を支えてくれているのは巨大技術であり、巨大技術を支えている人であることです。日常生活では感じることができないものが源流を遡ることで分かります。自動車のボディは鉄でできていること、石油を使用できているのはシームレスパイプがあるから、そして電気を使えるのは発電所があるからです。日常生活から隔離されている巨大プラントが、陰になって私たちを支えてくれているのです。
 企業や工場を批判する勢力がありますが、私たちの生活を支えてくれている工場を批判して、一体私たちの生活をどこに持っていこうとしているのか分かりません。高い法人税を課して企業を弱らせるか、外国への移転を求めているのでしょうか。地域に工場が存在していることを是としないで他の地域に移転を求めることが地域の幸せなのか、考え直す必要があります。
 大企業が法人税を支払ってくれていることや雇用を図ってくれていることが日本経済を支えている側面があります。私たちの生活と経済を支えてくれている企業や工場が存在しているから日本は成り立っているのです。
 製鉄所はいらない。発電所もいらない。現代社会においてそんな議論は成り立ちません。もし江戸時代に時計を戻すことを選択するのであれば議論は違ってきますが、そんな前提条件に立つことはあり得ません。
 石油火力発電所は地球環境問題の標的になっている部分がありますが、温室効果ガスを削減するために発電所の稼動停止という選択肢はあり得ません。国民である私たち全員が現在の生活を犠牲にする覚悟があればあり得る選択肢ですが、どこにもそんな選択肢はありません。
 少し違いますが大相撲のNHK生中継を中止と決定する前は、中止の世論が大半でしたが、中止を決定した後は中止を決定したことの批判の意見が過半数を占めているようです。世論は誠におかしなものです。文明的な現代生活と地球環境問題の両立は図るべきですが、文明的な生活と経済活動を犠牲にして地球環境問題に大きくシフトするようなことがあれば、政府や生活を支えている企業は忽ち批判に晒されると感じます。
 何が私たちの生活を支えてくれているのか。根本的な議論を忘れてはいけませんし、現代文明の源流を見ることが最も大切なのです。

【歓迎会】

アメリカからの留学生を今週から受け入れていますが、その歓迎会を実施しました。関係者約20名での歓迎のセレモニーで交流を深めました。19歳の留学生は日本語で「こんばんは。どうかよろしくお願いいたします」と挨拶をしてくれました。関西空港に迎えに行った時から感じていることですが、常に英語を日本語訳する辞書を持参して、人の話を聞いてくれます。分からない単語があれば、即座に日本語訳をしているのです。この姿勢に好感を持っています。
 参加した皆さんも大変歓迎してくれていました。今月末までの滞在期間が楽しみになってきました。

【懇親会】

その後、福祉施設の従業員さんの懇親会に出席させていただきました。従業員さんや家族の方が出席する夏の会で、皆さんと話し合う機会をいただきました。福祉の職場でもあり女性が主導権を握っているような感がありました。経営者によると、男前の女性が増えていて能力と信頼を持ち合わせているとのことでした。
 最後まで残っていたのが女性陣だったように、懇親会の場を明日へ向けての情報交換の場としていたように思います。
 そして政治にも関心のある人が多くいました。ただ、投票したい候補者が少ないので関心を持てないということでした。求めているものは、高い能力と爽やかさ、そして人の意見を聴いてくれることでした。最近は、即座に反応してくれる政治家が減少していると伺いました。昔であれば、和歌山市においてはTさん。国会議員ではNさんが、人の話を良く聴いてくれたそうです。

7/7(水)「七夕の活動」

【打ち合わせ】

地球温暖化に関する和歌山県の取り組みについて協議しました。産業用に加えて家庭からの二酸化炭素排出量の削減を図るためのコンサルティングと成果把握が必要ですが、家庭用のコンサルティングを補えるだけの体制はありません。体制を組むためにはエネルギー業務に従事した経験者を集める必要がありますし、成果を測定するためには器材とフォロー活動も必要となります。人材と時間、費用の問題から家庭用の省エネ対策にまで踏み込むことは困難なのです。とすれば地球温暖化対策に関しては、個々人の意識に頼る他ないというのが現状です。
 任せることは対策とは言えませんから、何か策を講じることを始めたいところです。和歌山県では平成16年当時、NPO法人地球人学校が家庭用の省エネルギー対策を目指したコンサルティングを行っている実績がありました。成果をあげて和歌山県に報告した後、活動は消えています。和歌山県下に支部を設け、エネルギー業務の経験者を集めて家庭を訪問し、省エネコンサルティングを行っていただけに残念なことです。
 同じことを今、実施しようとしても人材を集めることが困難だと思います。和歌山県にとって残念な空白の6年間になっています。
 和歌山県知事選挙について協議を行いました。参議院選挙の最中ですが、ゴールが見えてきたことから、関心事は一気に年末の知事選挙に向かっています。まだ候補者の公約がありませんから政策の比較はできませんが、激しい選挙戦になることは確実です。双方の動きについて確認し合いました。
 紀の国わかやま国体のロゴやキャラクターに関して協議しました。キャラクターやロゴ制作は平成23年に入ってからとなりそうですが、キャラクターとデザインが出揃ってから機運は盛り上がりを見せると思います。現段階では紀の国わかやま国体開催に向けたムードは少ないのですが、セーリングの支援では先行して盛り上げを図ろうとしています。
 選手強化のためには指導者や資金面での支援体制の確立が不可欠ですから、できるところから着手したいと考えています。
 平成22年7月12日からNASAスペースキャンプに行くのが教育委員会の戸川さんです。NASAの訓練において、和歌山県のキャラクターである紀州レンジャーのポロシャツを着用してもらうことになりました。これは戸川さんと一緒に知事を訪問した際に、知事から和歌山県のPRのために、紀州レンジャーポロシャツを着てくれたらと話があり実現したものです。紀州レンジャーが和歌山県を飛び出してNASAに向かうことになりました。

【和歌山巴里祭】

先日開催した和歌山巴里祭に関して協力していただいた方と話し合いました。無事成功し終えたばかりですが、既に秋の福祉施設への協賛や、次年度開催に向かっています。一年をかけて準備を進める企画ですから、和歌山シャンソン協会の皆さんのご苦労が分かります。懇談した相手の方と、来年度も協力してくれることについて話し合いました。

【打ち合わせ】

後援会事務所体制に関して打ち合わせを行いました。参議院選挙が行われていますが、夏が過ぎると一気に知事選挙、そして統一地方選挙へと向かいます。県議会議員の和歌山選挙区の定数は現行の16名から15名に減少となりますから、厳しい戦いとなります。体制の確立と活動方針などについて協議しました。
 また参議院選挙の終盤戦の得票予想データをいただきました。風のない場合は、現在の勢力図または自力が得票数に表れそうです。

【その他】

  • 住友金属と海南発電所見学研修会に関しての最終調整を行いました。集合時間と開催内容を関係者で確認しました。
  • 高齢で傷害の抱えている方の住居改装の費用負担について調査と対応を行いました。所得などによって条件は異なりますが、市役所で負担してくれる場合があります。個別の協議となりますから話を詰めたいと思っています。
  • 細菌を活用した消臭対策と汚泥の肥料化について話を伺いました。不燃物を産業廃棄物にするのではなくて、肥料として再生させるしくみができていますから、和歌山県でもその方法を採用すべきだとの意見でした。その方法に関しての技術検討が必要ですが、効果のあるものであれば対応したいと考えています。

7/6(火)「環境問題への取り組み」

【国体】

平成27年に、和歌山県で開催される予定の二順目国体は「紀の国わかやま国体」と命名されています。開催までの時間は相当ありますから、盛り上げを図るのはこれからの仕事ですが、競技によっては準備を整えているものがあります。例えば、男子470級セーリング競技は、国体優勝とロンドンオリンピック出場を目指している有力ペアですから、和歌山県として支援をして目標を達成したい競技のひとつです。
 飲食メーカーがこのセーリングチームのペアを応援したいと申し出があり、支援方法を協議してきました。方向性が定まったので具体的支援に向けて動き始めることになりました。小さな支援の広がりが大きな支援に発展します。紀の国わかやま国体総合優勝を目指した動きが始まっています。

【環境問題への取り組み】

地球環境問題を解決するキーワードは、大きく考えて身近なところから実践することですが、平成16年頃まで和歌山県下でNPO法人地球人学校による家庭用の省エネコンサルティングが実施されていました。これは京都議定書の温室効果ガス排出量削減宣言を受けて、いち早く和歌山県が取り組んだ活動です。
 平成16年に活動の報告を和歌山県に行った後、これから報告に基づいて実践を実施しようとした段階で、活動は立ち消えになりました。実施した結果を検証して、その報告書をあげてから実践活動に入る段階で、この事業は消えたのです。不思議なことですが、和歌山県からの支援がなくなったことが要因だと伺いました。
 当時の活動記録や家庭用省エネルギー診断結果データ、そしてワカヤマ県知事宛の文書などを拝見したところ、時代を先取りした活動をしていたことが分かりました。省エネルギー診断を希望する家庭に仮設電力メーターを取り付け、1年間に亘って測定しています。
 クーラーや冷蔵庫、照明設備の使用方法のコンサルティングをして、電気料金削減などの効果をあげているのです。産業用のコンサルティングは数多くありますが、家庭用にまで踏み込んでデータを測定して改善を図っている事例を他に知りません。
 これだけの家庭用省エネルギーに関する宝物が眠っているのに、平成17年以降は活かされていないことは残念です。理由を調査する必要性を感じていますが、5年前からは知事も変わっていますし、事情を知る人も少なくなっていると思います。家庭用省エネルギーに関して和歌山県が先進的な取り組みをしていたことに感心すると共に、当時この活動に携わった人材が散らばっていることを残念に思いました。
 技術コンサルティングができる人材は単なる講習会では育成できないため、それほど多くいません。家庭用の省エネルギーが、温室効果ガス削減目標を達成するために是非とも必要なことです。和歌山県としての取り組みを確認することから調査を行う予定です。

【夏祭り】

セラヴィ神前で開催予定の夏祭りの企画会議がありました。今回は7月18日の日曜日にセラヴィ神前内で午後5時から8時までの時間、開催されます。ステージイベントは午後6時からで、よさこいチームによる演舞、ユニット「ボンネットバス」によるフォークソング系統のライブ、そして山口智世さんによる歌謡ショーとよさこいの総踊りを予定しています。夏の暑さを吹き飛ばす内容に仕上がりました。
 運営はエフエムワカヤマが請け負ってくれることになり、これで万全の体制を整えました。今日の企画会議から、大勢の人がステージを楽しんでいる光景が浮かびました。成功することは間違いないと確信していますが、多くの人の参加で楽しい時間を共有できることを期待しています。

【懇親会】

夜は和歌山市内の懇親会に出席しました。途中、激励の時間を設けてくれるなど、温かさを感じた懇親会となりました。決意表明を終えた後に、嬉しいことに皆さんから励ましていただきました。「全力で頑張りましょう」、「やる限りは上位で行きましょう」、「もっと上を目指して欲しい」などの声をいただきました。
 皆さんの期待に応えられるように活動を行います。本日の懇親会、本当にありがとうございました。

【その他】

  • 働く場所の相談をいただきました。それは、「正職員として働く場所が少ないので、生活の安定が図れません」というものでした。どれだけ能力を発揮しても正社員でないと生活が安定しません。特にこれから社会を支えてくれる若い年代の人の仕事がないと、地域としての将来性に不安感があります。仕事のない和歌山県にいるよりも、仕事のある地域に出て行こうと思う人もいるのです。
     働く場所と生活の安定はここで暮らすために必要なものですから、改善を図るような施策が講じられるように取り組みたいと考えています。
  • ストレスの凄まじさを伺いました。ある人のことです。かつて職場内の人間関係の出来事で、厳しい状況にあったそうです。通勤の電車で駅から降りて会社に向かおうとしても、会社が近づいて来ると足が止まって動けなくなったのです。或いは、お腹が痛くなったり、公園内で立ち止まって動けなくなったり、身体がそんな状態になるようです。
     相当強い意志を持って自分と向き合わないと、抜け出すことができないと聞きました。笑って話せる人だと良いのですが、人に話せない人の方が問題なのです。ストレスとは心の状態が身体に現れることだと思いました。

7/5(月)「留学生受け入れ」

【情報交換会】

月曜の朝の情報交換会に出席しました。県下の物件の動向や経済情勢に関して確認を行いました。動きが少ないことは経済が停滞していることを表していますし、補助金をとれていないのは連携に問題があるような気がします。
 緊急経済対策か耐震補助事業、環境対策などによって事業展開が進む場合がありますから、事業の内容と補助事業の性質を考え合わせた取り組みに期待しています。

【紀州レンジャーズ】

関西独立リーグの紀州レンジャーズ。組織をNPO法人に変更して事業運営を行うことになりました。野球を続けるのに厳しい環境ですが、何とか野球を通じて地域を元気にして欲しいものです。サポーター募集の支援策について議論を交わしました。妙案はでてきませんでしたが、紀三井寺球場でのナイトゲームの観戦や前売りチケットの活用から着手しようと考えています。

【太陽光発電】

大規模太陽光発電に関して協議を行いました。世界では数万kW級のメガソーラーが登場しています。エネルギー問題と環境問題を両立させるための方策の一つがメガソーラー発電所です。わが国の取り組みは止まっている感がありますが、世界においては大規模な計画が発表されています。日本の技術は世界でもトップクラスですから、世界の地球環境対策に貢献するための取り組みをしたいものです。そのことについて協議を行いました。

【古い家屋】

古い地域にある家屋が空き家になっていて、しかも子ども達がその家に住まなくなっているため廃墟のまま存在しているところがあります。それを放置しておくことは安全性や地域活性化のためにならないので、家屋の取り壊しや道路拡幅などの手段を講じたいところです。ただ建て替えとなると道路幅の問題があるため、どう対処すべきか事例に応じて対応することにしました。持ち主であり地域の活性化を考えているMさんと連携した活動を行いたいと考えています。

【選挙動向】

お邪魔させてもらったのがK社長。先日、お願いをしていたことがありお礼を兼ねて訪問させていただきました。いつもお忙しい社長ですが、大変貴重な時間をいただき懇談させてもらいました。話題は選挙の話に及びました。参議院選挙情勢は固まりつつありますが、この後、和歌山市長選挙、和歌山県知事選挙と続きますから、和歌山県にとって大切な時間が続くことになります。
 ところが社長の感想ですが、「これで良いのかどうかは分からない」というものでした。詳細に触れることはしませんが、和歌山県が発展する期待値の高い人に登場してもらいたいというものでした。期待値が低いと、「投票に行かないでおこうか」となりますから、民意が反映されにくくなります。勿論、投票をした人の民意が全てですから、結果は受け入れるとしても、関心層が少ないと首長が方針を示しても期待されない政策になる恐れがあります。この二つの選挙結果によっては、次の衆議院選挙にも影響するかも知れません。
 和歌山県が最大幸福社会になるようにしたいものです。

【留学生受け入れ】

夜、アメリカから留学生が関西空港に降り立ちました。ライオンズのメンバーと迎えに行きましたが、元気に到着ロビーに来てくれました。19歳の女子学生ですから、和歌山側も最初は19歳の女性がいる家庭に受け入れをしてもらいます。早速、日米の二人は仲良くなっていました。滞在中、和歌山県各地を巡って、和歌山県を大好きになって帰国して欲しいと願っています。
 「和歌山県の観光大使になったつもりで頑張ります」は、今日から一週間の受け入れを担当してくれる会員の言葉です。今回携わっている私たちが和歌山県観光大使になったつもりで、留学生を受け入れたいと思っています。

【その他】

  • 子ども達を対象とするエコ教室の開催に関して打ち合わせを行いました。この地域では、地域の子ども会を対象とした環境教室を考えているのですが、具体的な取り組み内容が決まっていないようです。そのため地球環境を考えられて、子ども達が自分で実践できる身近なエコ教室ができるように検討しています。
  • 就職問題に関して協議しました。ある会社で採用試験の面接をしたところ、本人の態度が悪くて合否を考えていると伺いました。試験結果も大切ですが、本人の職場での協調性は不可欠ですし、思いやりや熱心さは必要不可欠です。今日話を伺った方は、採用されるかどうかは未だ分からない立場なのに、言葉遣いや態度がなっていないようでした。
     決め手は態度や言葉遣いの場合がありますから、人との接し方を学んでから面接に来て欲しいところです。
  • 事業展開が行き詰っているので、資金繰りについての話が舞い込んできました。事業展開はできているのに、資金回収が困難であるため経営が厳しくなっている会社なのです。
     これからの受注計画はあるのですが、受けるに際しての資金がないので仕事を請けられない事態も考えているようです。まず資金を安定させたいので、資金繰りに関して結果は分かりませんが、協議しました。

7/4(日)「シャンソンフェスティバル」

【壮行会】

和歌山私立慶風高校の公式野球部と公式テニス部の夏の大会に向けての壮行会に出席させていただきました。硬式テニス部は男女とも団体と個人が全国大会に出場が決定し、沖縄県での熱戦を繰り広げることになります。慶風高校の硬式テニス部は強豪チームで、団体ではベスト8以上を目指していますし、個人では優勝を目指すほどです。
 そして硬式野球部は夏の県予選ベスト8を目指しています。硬式野球部は、この場で選手に背番号を監督が一人ひとりに渡していました。背番号を渡すことは高校を代表して戦うために選手を送り出すことですから神聖な儀式です。背番号1から背番号20までを直接渡し終えました。監督からは選手に頑張ろうの心をこめて渡していたように思います。
 高校生が戦いに挑む姿は素晴らしいものです。過ぎ去った時代は戻りませんが、高校生として全力を出し切れるものがあることは幸せです。
 私からは甲子園は夢ではなくて目指すべき対象であることを挨拶で伝えました。甲子園に出場することを現実のものとして目指して欲しいと願っています。戦いの前には全ての選手と高校に権利があります。本気で目指すかどうかで結果は違ってきます。
 暑い夏ですが、思いっきりの夏を楽しんで下さい。二度とない夏になるのですから。選手の健闘を期待しています。

【お宝展】

シルバーユニオン主催の「私のお宝展」が開催されています。和歌山東急インホテルの協力を得て二日間に渡って開催したものです。それぞれの思いが詰まった展示物を出展していました。私は昔の社内報を出展しました。わざわざ、この出版物を見てきてくれたのがYさんです。タイミングが良くて丁度Yさんに会うことができました。20歳代の時の掲載記事と写真を見ると、やはり若いと思います。これからどうなるのかさえ、分からない年代でした。
 社内報がお宝なのか、過ぎ去った年齢がお宝なのか分かりませんが、ここに確かに存在していることがお宝なのかも知れません。人がここに存在していることが奇跡です。奇跡を起こしているような毎日を過ごしているのですから、奇跡らしい行いを心掛けたいものです。会場でお会いさせていただいた皆さんに感謝しています。

【シャンソンフェスティバル】

和歌山巴里祭、和歌山チャリティシャンソンフェスティバルが開催されました。和歌山市民会館大ホールでのシャンソンフェスティバルは和歌山市の7月の風物詩です。今年は戸川昌子をお招きしての会となりました。多くの皆さんに来ていただいたことに感謝しています。
 終了後には、「感動しました」、「本当に素晴らしいステージでした」、「来年も楽しみにしています」などの言葉をいただきました。心から感謝しています。皆さんに感動の瞬間を提供できたとしたら、それだけで嬉しいことです。
 また実行委員会の皆さんの苦労はここでは記載できない程のものがあります。フェスティバルを成功させることがでてきたのは、会員の皆さんの支えがあったからです。今回の成功の喜びを分かち合い、もう次年度に向けた話し合いもスタートさせています。立ち止まることのない人生は、和歌山シャンソン協会のテーマとして相応しいものです。
 本日のプログラムの挨拶は以下の通りです。
 第31回市民文化まつり参加、和歌山巴里祭、第12回チャリティー・シャンソン・フェスティバルが皆さんのご協力のお陰で今年も盛大に開催されます。今年も盛大に開催ができますのは、シャンソンを愛して、いつも応援してくれている皆さんのご支援の賜物だと深く感謝申し上げます。
 今回も例年以上に皆さんから期待の声を聞かせてもらっています。実行委員会一同、心を込めたチャリティシャンソンフェスティバルをお贈りしたいと思います。
 そして和歌山巴里祭にご来場していただいたことによる入場収益金は、毎年秋に、社会福祉に貢献している団体に贈呈させてもらっています。和歌山シャンソン協会では和歌山県の文化の向上と、社会貢献活動への取り組みを活動目標にしているところです。
 準備に携わった方と出演者が心を込めたシャンソンステージは、皆さんにシャンソンを楽しんでいただける感動の舞台になると確信しています。ご来場いただいた皆さま方とステージが一体となるフェスティバルが、この先いつまでも皆さんの心に残りますように願っています。
 本日はご鑑賞いただきましてありがとうございます。

【打ち上げ】

和歌山チャリティシャンソンフェスティバル終了後、和歌山市内のホテルで関係者による打ち上げがありました。ゲスト歌手の戸川昌子さんをお迎えしての懇親会となりました。この瞬間の実行委員の皆さんのホッとした表情が素敵なのです。一年間の苦労が報われた瞬間であり、満足感に浸れる瞬間でもあります。
 私も挨拶の機会をいただきました。挨拶では、今日のフェスティバルは20歳代から70歳代までの絵巻物を見ているようなライブでした。シャンソンは人生の縮図であると言われることがありますが、短時間の中で過ぎ行く時間と人生がまとめられているようなステージでしたと伝えました。私たちは、シャンソンの歌詞にあるようなテーマのある人生を生きています。自分で掲げたテーマにあった人生を生きたいものです。
 さて、今日が過ぎると入場料や結果報告書作成、プログラム広告の清算と社会福祉法人への寄贈先選定作業などが待っています。また次年度に向けての方針を固める必要もありますから、休める時間は限られてきます。
 打ち上げは2時間以上経過して、満足度を高めたところで終わりました。今日一日、ありがとうございました。

7/3(土)「講演会」

【訪問活動】

午前中から政治経済エネルギー研究会の活動を行いました。事務局長と数人の皆さんの事務所を訪問して、この研究会の主旨の説明を行いました。現在の和歌山県の閉塞感を打破するために、新しい人への期待感を感じました。既存の体制に守られているような政治家への期待はなく、これから飛び出そうとする政治家への期待感があるように感じています。
 政治だけではなく現在の若い人の気質に関しても疑問点をあげてくれました。以前であれば、持ち家を購入する場合、頭金を用意して極力、借入金を減らすことを考えたものですが、最近は全額を金融機関から借り入れを行うことが多いようです。そのため給与カットや賞与減額などの事態になると、忽ち、返済が苦しくなり、自宅を差し出すこともあると伺いました。金融機関も一定の規模以上の会社に勤めている場合や公務員の場合は、住宅用の貸し出しを行っている傾向にあり、そのことが安易に持ち家の借金を増やし、そして経済が厳しくなると逃げ出させる原因になっているのです。
 辛抱することや貯蓄をすることをしない傾向にあることは、社会として好ましいことではありません。簡単にそして安易に消費する性向が日本人を変えています。社会の価値観に変化が見られることに気をつけたいと思います。
 住宅関係と金融機関の関係者との話ですから、社会のあり方について学ぶ機会となりました。簡単に、そして待つことができない性質を作り出している社会が、首相の交代を早めているような気がしました。辛抱することなしに簡単に取り替えることを続けることが、社会の損出を増やしていると思います。

【講演会】

妹背山護持顕彰会の文化講演会に出席しました。毎回、案内をいただき、時間の許す限り出席しています。和歌の浦の文化について学べる機会なので、いつも楽しみにしています。今回は、和歌山県立博物館学芸員の大河内さんの話を聞かせてもらいました。
 テーマは「和歌の浦を彩った奇跡の仮面」。和歌祭において仮面を被った行列がありますが、歴史的なその意味について知ることができました。
 江戸時代の時代行列が平成の現在に継承されていることが奇跡で、和歌祭は奇跡の祭りだというものです。偶然ではなくて、必然的に人が文化を残してきたことが奇跡なのです。
 和歌祭は、紀州徳川家初代藩主の徳川頼宣公が例大祭として行ったことが始まりです。紀州東照宮社殿は1621年11月に完成し、その月内に遷宮が行われ、1622年の4月17日、徳川家康公の弔日に和歌祭が行われています。
 そして当初は大変豪華だった行列ですが、1655年、家康50回忌を区切りとして、祭りの規模が縮小されていきます。これは紀州藩主徳川頼宣公の意向が働いていたと伺いました。そして当初は和歌山城下の行事として多くの人が参加していた国祭だったものが、次第に東照宮のある和歌の浦周辺の祭りに移行されていったようです。そのため東照宮例祭の規模によった形に応じたものとして継続されてきました。
 和歌祭では面被といわれる仮面を着用した行列があります。近代以降では百面とも呼ばれていますが、これが仮面から端を発したものです。
 仮面をなぜ着用したのかという疑問があります。その秘密は仮面にあります。神様や怖い鬼、こっけいな人の仮面は、客人を示しています。客人や旅人は神様であり、神様はどこからかやって来て、幸を残して去って行くものだそうです。客人をおもてなしすることは、福をもたらしてくれる存在だと思っているからです。つまり客人イコール神様を大事にすることで幸や福を地域に残してくれます。神様が訪れる道は幸せな道なのです。幸せな道には福が宿りますから、当時の人はそのことを大切にしていたのです。
 その神様と福を表現するために、和歌祭では仮面の行列と練り歩きを取り入れたのです。
 仮面を着用した祭りは、どこからともなく来てくれた神様が、このまちに幸せをもたらしてくれることを示しています。
 このことを知ると、和歌祭を初めとする祭りの存在意義が分かります。奇跡の祭りが和歌の浦に存在していることの歴史的意義を再確認しておきたいものです。

【打ち合わせ】

講演会終了後、打ち合わせを行いました。人間社会とは良くもあり、悪くもあります。最も悪いところは、人の悪口をいう人が存在していることです。ある事例を基にして話し合ったのですが、ありもしないことの噂を流している人が存在しています。ないことばかりを自分が見たかのようにして相手に伝えることで、それが真実性を帯びた噂として伝達されていきます。二〜三人程度、その噂が伝わって行くと、その次に聞いた人は、それは本当のことのように思い込んでしまいます。本当だと信じる人が現れると、その人の話は俄然、真実性を帯びます。そうして全く根拠のない噂が本当のことのように伝わって行くのです。本当に恐ろしいことに、真実ではない噂で人をつぶせるのです。
 ところが噂の元に辿り着いた場合、その噂を流した人の信用がなくなります。それでも、人を陥れようとしている卑劣な人物がそこに存在しているのです。卑劣な人物は消え去ってもよいのですが、噂の被害にあった人は、たまったものではありません。
 噂の被害に合わないように気をつけたいものです。そのためには、ややこしい問題には複数人で対応することです。予防しておかないと卑劣な人を卑劣だと分からせることができません。
 それにしても人の悪口を誰かに言っている人は何を思っているのでしょうか。頭の構造は分かりませんから対応の仕方がなく厄介です。

【懇談会】

夕方から懇談会に出席しました。時折実施しているこの懇談会には、各分野で活躍している人が集まります。主宰者の信頼が厚いため、メンバーが良く会合を楽しみに参加している人ばかりです。
 消費税10パーセントにするために必要な条件整備や、国政への失望感などに関して意見を抱きました。参議院選挙の投票率がどうなるか分かりませんが、仮に投票率が下がるようであれば、与党にも野党にも、この人に投票したいと思わせる人がいないことが原因になると思います。
 高齢化社会に向けての福祉施策、経済対策など重要課題が山積していますから、託すことのできる人に期待値を向けたいものです。

7/2(金)「花壇」

【花壇】

雑草が生い茂っていた道端の花壇。いつもの通り道なので誰も管理していなかった花壇が美しくなっていくことを嬉しく感じていました。季節に応じた花が咲き乱れ、道行く人を楽しませてくれます。この花壇のお世話をしてくれているのがお二人の方です。平成21年5月から殺風景なこの花壇に花を咲かそうとして、手入れをしてくれているのです。一年が経過して、今では色とりどりの花を咲かせています。
 お世話をしているMさんと話をする機会があり、定着するまでには苦労があったことを伺いました。皆さんを和ませてくれて、かつ楽しませてくれる花壇に仕上げてくれていることに感謝しています。
 そんな中、花壇の花を引き抜かれている事象がありました。原因は押し花をしている人が、この花壇の花をもぎ取っていたのです。Mさんがその現場を見つけたので、「この花は私たちが育てているものです」と告げたところ、「公共の場の花ですから誰が持って行っても関係ないでしょう」と言われたそうです。しかし関係ないことはあません。お金を出して種を購入し、毎日水をあげている方がいるのですから、その人の承諾なくして勝手に花をもぎ取ることはできないと思います。
 一人の人が社会の常識を持っていないことが、一年もかけて育てている花壇を台無しにしているのです。常識を持ち合わせていることは当然のことだと思っていますが、人によっては違う価値観を持っているのです。
 価値観が違うと、いけないと思っていることが良いことになる場合があります。結果としてその人とは相容れないことになるのですが、出来ることなら、価値観を近づける努力をしたいところです。毎日見ている花壇ひとつを取ってみても、管理を続けることの難しさがあります。
 これからもMさん達はこの花壇を管理してくれると伺い安心しました。地域の宝物は一度なくすと再び戻ることは困難です。困難に直面しても、継続した取り組みを行って欲しいものです。

【ゴールドクラブ】

地元の和歌山リビング新聞社が主催している和歌山ゴールド倶楽部。今日の会合には、クラブツーリズム株式会社の霜田部長が来てくれました。旅行業界は経済危機のあおりを受けて厳しい状態が続いていますが、そんな中、クラブツーリズム株式会社だけは売り上げを伸ばしていると聞きました。この会社の強みはバスと体験型観光です。このノウハウは、1999年に和歌山県が主催したジャパンエキスポ南紀熊野体験博の体験メニューの中から培ってきたものです。当時は、炭焼き体験だとか健康ウォーキングなどは積極的な支持がなかったように記憶していますが、現在では体験観光はや大きな市場に成長していると伺いましたし、同社の旅行商品の中でも数多くラインアップされています。和歌山県が発信した価値をクラブツーリズムが引き継いでくれていることに感謝したくなりました。
 新しい時代の旅行とは、夢中になれるものがあること、健康でいられること、そして自分のしたことが評価されることが三要素だそうです。体験観光はこの三つの要素を備えているので、旅行業の枠を超えるサービス産業に発展できる可能性を秘めているようです。
 もうひとつサービス産業を拓くための従業員側の要素として、学べる機会があること、試せる機会があること、そして感謝される機会があることがあります。この三要素があってこそ従業員は頑張れるのです。仕事を通じて成長するためには学び、試せて、そして感謝されることが必要なのです。
 旅行パッケージを作っているのではなくて、感動商品というサービス商品を作っているのが印象的でした。

【事務所打ち合わせ】

政治経済エネルギー研究会を発足させるに当たって、事務所の体制に関して打ち合わせを行いました。事務局長に入っていただき、総務、会計、事業、会員の部を設置して、活動を開始することにしています。目標として8月末頃に設立総会を実施したいと考えています。

【お宝展】

明日から、和歌山東急イン一階展示場において、シルバーユニオンの会が主催する「私のお宝展」が開催されます。会員がそれぞれのお宝を持ち寄るイベントなのですが、私はお宝として、1990年頃の関西電力広報時代に携わった社内報を出展しました。当時は編集に追われていたような、でも楽しかった懐かしい記憶が蘇えりました。当時の記事や写真を今読み返すと文章は稚拙なので恥ずかしい気持ちがありますが、それでも当時のことを示してくれる唯一の存在ですから大切にしたいと思っています。また20歳代の写真を見ると、自分では20年前も今も何も変わっていないと思っていたのですが、随分顔は変わっています。やはり圧倒的に若い顔がそこにありました。
 そしてあの頃は思いもしなかった所まで歩いてきたことに驚いていますが、これから先もどこに向かって歩いて行くのか分からない自分がいることを発見できました。20年前と現在は全く違った人生を歩いています。現在と20年後では同じように全く違った人生を歩いているのでしょうか。何をしているのか、質問しても正しい回答は見つかりません。
 「私のお宝展」は明日からスタートします。皆さんの人生における宝物を拝見させてもらう予定です。

【懇親会】

夜は懇親会に参加しました。それぞれが仕事を抱えていて、滅多に懇親の機会が持てない皆さんと懇談する機会をいただいたことに感謝しています。和歌山県の観光の課題、名産品の売り出し方、和歌山城の有効活用に関してなどの議論を交わしました。結論を出せない問題ばかりですが、市役所の専門部門だけに任せることなく、話し合うことが大切です。
 そして懇談会を終えた後、スタジオ「アビィロード」に会場を移動してライブを楽しみました。和歌山市内には最近、ライブハウスが増えていますが、夜の楽しみ方が増えていることや若い人たちの音楽活動の拠点が広がっていることを嬉しく思っています。オーナーと話したのですが、和歌山市内のライブハウスからプロのシンガーを輩出させることかできたら、地域の自慢話や元気度は相当大きなものになると思います。
 プロ野球選手やプロサッカー選手は多く排出しているのに、プロのシンガーは少ないのです。野球やサッカーの場合、子どもが小さい頃から保護者がクラブに加入させることが可能な環境が整っていますが、音楽活動をする環境はそれと比較すると整っていないように感じます。保護者が子どもにシンガーを目指すことを勧めることは少なく、多分、子どもが中学生や高校生になって自発的にプロのシンガーを目指す場合が多いことも原因かもしれません。兎に角、音楽でまちを元気にしたい。そんな思いが伝わってきました。
 そして今晩のゲストは、和歌山市を拠点に活動している「恭やん&秀っさん」でした。客層に合わせてか、「かぐや姫」や「風」を歌ってくれました。長い間、聴いていなくても、歌っていなくても、あの頃の曲は一緒に歌えるから不思議です。勿論オリジナル曲の「風の道しるべ」も歌ってくれましたが、会場にいた私たちが元気になったことは確かです。
 全力を尽くして歌ってくれる姿とこの場の雰囲気が、元気を与えてくれる空間になっています。「恭やん&秀っさん」の熱唱と澄み渡った歌声に感謝しています。
 そしてアビィロードの店の名前が示すとおり、ここはビートルズのポスターやレコードが飾られています。ビートルズのコピーバンドも登場することがあるようですから、その機会にも訪れたいと思います。ビートルズの響きは、ビートルズを知っている人にとって特別なものがあります。壁に飾られていた「ラバーソウル」のジャケット。私の高校時代に自分の部屋に飾っていた感じとよく似ていました。ふとあの頃に空気に触れられた、そんな感覚がありました。

7/1(木)「交換留学生」

【交換留学生】

もう直ぐ夏休み。夏休みに短期の交換留学生を受け入れるための打ち合わせを行いました。ホストファミリーと受け入れ側の委員が集まって、和歌山市滞在中の行程と役割分担を行いました。来週7月5日の午後7時30分にアメリカからやってくる学生が関西空港に到着します。和歌山市からは四人で迎えに入り、そのまま和歌山市内のホストファミリー宅に宿泊することになります。
 その後、歓迎会や市内観光を実施する他、住友金属和歌山製鉄所と関西電力海南発電所の施設見学、そして和歌山県庁と和歌山県議会の見学も行います。また和歌山県の観光の魅力と食文化についても説明を行い、初めて訪れる和歌山県のことを知ってもらいたいと考えています。
 できればアメリカに帰ってからも和歌山県のファンでい続けてもらい、いつか和歌山県を訪れて欲しいと願っています。まだ会ったことのないアメリカ人学生の受け入れ準備を整えています。夏休み期間中の約一ヶ月間、ホストファミリーと受け入れ側の日々が始まります。

【事務所体制】

参議院選挙、和歌山市長選挙、和歌山県知事選挙、そして統一地方選挙と選挙が続いていきます。ひとつの選挙が終わると順番に日程が巡ってきます。事務所の体制も整えて行く必要があり、事務所体制と政治経済エネルギー研究会の組織化に関して協議を行いました。お互いの気持ちを開いて話し合うことが大切なことですから、胸の内が分かり合えたかなと思っています。特にお世話をいただいたYさんには感謝しています。ひとつにまとめることの難しさを感じていますし、間に入って言いにくいことでも言える人の存在が必要だと感じています。
 7月に入り、梅雨時期のもやもやの様な気持ちを振り払い、明日に向かって走り出すことになりそうです。冬の寒さの後には温暖な春がやってきますし、蒸し暑い梅雨の後には晴れ渡った夏がやってきます。人の気持ちの中に、どんなことがあっても季節は巡り、人の気持ちを刷新してくれます。そして気持ちが変わる頃には、季節が変わっています。循環している限り、人は厳しい環境であっても生きていけるのです。

【通学路】

ある学校区の問題の相談がありました。小学校の生徒が通学する道路に防犯灯が少ないこと、公園の中を通り、次の道に抜ける場所の階段の木が腐りかけていて危険なこと、通学路の途中に道幅が狭くなっている箇所があり危険なことなど、その地域の方でないと気づかない事柄ばかりでした。
 現場を確認できていないので何とも言えませんが、通学路の安全確保は教育側にとっても道路管理者側にとっても重要課題です。公地と民地によって管理箇所が違いますし、道路か公園によっても管理箇所が異なりますから、具体的な地点を示してくれるように依頼しました。時間を要する問題だと思いますが、改善に向けて取り組むべき課題です。

【その他】

  • 医療事業者に対する研修の必要性に関して説明をいただきました。お医者さんに受診を受けている時は、診てもらっているお医者さんの言葉や励ましによって、患者側の精神状態が違ってきます。大丈夫だと聴くと安心しますし、難しい顔をして言葉数が少なかった場合は、精神的に不安が増します。そんな医療関係者に向けた研修機会を提供するしくみが全国ではあるようです。和歌山県には入れていない分野だと伺いましたが、具体的なプランの説明を聞いて対応したいと考えています。
  • 夕食会に参加しました。約10名の皆さんと意見交換を行うことができました。介護保険の掛け金の問題、介護サービス適用の問題、和歌山市の財政について、そして和歌山県の将来性についての議論が交わされました。楽しい時間を提供していただいた皆さんに深く感謝しています。


活動報告/レポート 一覧へ戻る | 7月活動報告 | 7月活動日記