5/31(月)「議会運営委員会」

【議会運営委員会】

本日から二日間の日程で議会運営委員会と同委員会による三重県議会の視察を行いました。議会運営委員会では、平成22年6月定例会の日程と上程される議案の説明がありました。
 議会日程は、6月7日に開会、一般質問は14日から17日までの四日間。常任委員会は18日、22日と23日が本会議と決定しました。
 議案として補正予算案は3,876万円。条例案は指定管理者制度に関するものがあります。和歌山県指定管理者制度は平成18年度に導入されています。指定期間は5年で、指定期間が満了する平成23年度からは、公募により新しい指定管理者を募集することになります。その条例案が提案されています。
 また、指定管理者制度を導入している施設に関して指定期間の予算上限額を設定しています。

  • 和歌山県国際交流センター維持運営管理委託は5年間で204,375千円。
  • 和歌山交通公園維持運営管理委託は5年間で56,635千円。
  • 和歌山県障害児・高齢者歯科口腔保健センター維持運営管理委託は5年間で77,963千円。
  • 和歌山県勤労福祉会館維持運営管理委託は5年間で101,020千円。
  • 和歌山県植物公園緑化センター及び根来山げんきの森維持運営管理委託は5年間で347,905千円。
  • 河西緩衝緑地維持運営管理委託は5年間で756,890千円。
  • 和歌公園維持運営管理委託は5年間で300,815千円。
  • 和歌山県体力開発センター維持運営管理委託は5年間で134,077千円。

以上の金額が設定される予定です。

 その後、三重県議会に移動して、三重県議会の改革の取り組みに関して調査し、質疑、意見交換を行いました。三重県議会の特長は、一般質問に対面演壇方式を採用していることです。平成15年の第一回定例会から採用されていますが、それに伴い議場の形も変更させています。知事や執行部と向かい合う形に変更しているため、議員席の一番前の部分に一般質問者用の演壇を設置しています。このことによって知事と議会とは緊張感を持つ関係を築いています。
 更に一問一答方式に変更したことによって、より真剣勝負の議論の場に変更させています。和歌山県議会では一括質問方式を採用していますが、この場合だと、まず議員がまとめて質問を行い、それに対して執行部側がまとめて答弁する形になります。利点はありますが、質疑の関係が分かりにくい点が改善の余地があります。
 一問一答方式に変更すると、議員が質問を行い執行者が答弁します。それを繰り返すことになりますから議論が深まります。疑問点や不明な答弁があれば、再質問を繰り返して行くことになりますので議論が深まるのです。
 三重県議会では議員の質問は事前に当局に知らせるのではなくて、質問の主旨を当局に投げかけてから本会議に挑んでいます。ですから知事や当局からの答弁が事前に分からないので、本会議の場で再質問、再々質問に展開していくことになります。納得するまで答弁が繰り返されますから、質問者にとっても県民の皆さんにとっても納得性のある一般質問になるのです。
 勿論、質問と答弁内容は、議員、執行部ともお互いに事前に分かりませんから、本会議の場が政策実現のための勝負の場となります。
 では和歌山県議会のように一括質問方式の場合、真剣勝負でないのかとの質問に対しては、そうではないと答えます。一般質問の場は真剣勝負なのは間違いありません。ここで議論を尽くさないで政策論争にはならないからです。ただ一方的に質問をした後、まとめて答弁をする方式は、議論が深まらないような気がします。和歌山県議会の予算委員会では一問一答方式を採用していますから、知事や執行部との議論が展開して行く面白みがあります。本会議も一問一答方式を採用することで、予算委員会のような緊張感のある質疑になると考えています。
 和歌山県議会でも一問一答方式の採用を検討していますから、三重県議会の議会改革の取り組みは大いに参考になりました。

5/30(日)「電力総連会長杯コンペ」

【電力総連会長杯コンペ】

第三回電力総連会長杯ゴルフコンペに参加しました。昨年の第二回目に引き続いての参加です。会場は海南高原ゴルフクラブで、暖かい日差しの中、気持ち良くラウンドすることができました。ご一緒していただきました皆さんに感謝しています。
 緑のコースに出ると、それだけで日常から開放される空気があります。柔らかい日差しと優しい緑が包み込んでくれたような気がします。朝9時30分から午後6時30分まで参加してきました。人数が多かったこともあり、一日ゴルフ場にいたことになります。
 ただ、ゴルフは久しぶりだったこともあり結構疲れました。なかなかコンペに参加する機会がないのですが、この大会は連続して出場させてもらっています。次回はもっと練習をして挑みたいと思います。

【嬉しい励ましの数々】

皆さんから嬉しい励ましをいただいています。心から感謝しています。個人のものにするのは勿体ないと思える位のエネルギーを秘めた言葉なので、少しだけ形を変えて紹介させてもらいます。

  • AIEL言語・国際教育協会の活動は、皆様を幸せにするためのものと考えております。間違ってはいないので、きっとご加護がありますよ!ご先祖様も見守ってくださっていますし、迷わずに進んでいきましょう♪
    今日は良いお天気でよかったです。次回 お目にかかれる日を楽しみにしています。
    それまでに一段ステップアップしているように、顔晴(がんば)ります。
    今後とも、よろしくお願いいたします。
  • ホームページは毎日拝見しています 。すごく頑張る毎日の連続で感心いたします。色んな事を解決され乗り越え、乗り越え、後々のサポートやコネクションや教訓になると思います。辛い事があれば、今日ゆっくりお身体休めて英気を養ってください。
     色んな理不尽なご経験も後々スムーズに順調よくいくための経験だと思います。パワーアップ!のためのパワーを送ります。(v^_ ^)v。
  • すごい継続力で全力疾走され私はホームページで片桐さんの経験を共有させて貰い感謝いたします。依頼人の無責任な辞退や多々問題 、また関わる件に片桐様への外野の意見 想像以上だとご苦労おありですね。問題解決の取り組み、すごく熱心で頭が下がります。まずは心と体の回復です 。頑張らなくても充分に十分大丈夫です。大好きないとおしい魂です。磨かれて、もっと磨かれます。これらの経験が後々うまくいくんですよ。
  • いつもお世話になっています。忙しい毎日を過ごされているようですね。体に気をつけて下さい。さて、度々迷惑かけっぱなしで気になっていたのですが、片桐さんを応援させてもらえればと思っていたのですが、連絡とるのも忙しい様だった為、遅くなってしまい申し訳ないです。協力出来ることは出来るだけさせて頂きますので宜しくお願いします。連絡急ぎませんがお待ちしています。
  • 片桐さん。迷惑でなければ 応援させていただきたいのですが。会社の決算もお陰様で順調に終えることができ安堵したところです。これからはお世話になっている方に少しでも応援出きる機会取り組ませて頂きたいと思っています。近々、時間を取って頂ければ幸いです。日時は 先生に合わさせていただきますので 連絡お待ちしています。
  • Vol23、Vol24の人生の主役から指導者へのコラム、また、割り箸の包み紙のコラムを読ませて頂きました。片桐さんの純粋なお心が垣間見え、また大変勉強になりました。
    「私たちはやがて人生の指導者にならなければならないのです。何故なら、自分が積み重ねてきた経験と知識を次の世代に伝えるのが、人としての大きな役割だからです。自分だけで終わってしまっても良いキャリアにはそれほどの価値はありません。次に残すべきものを、心と頭に蓄積することが人生を生きていることなのです。」
    「割り箸の包み紙が単なる紙ではなくて、信頼の言葉を記すことによって生命が吹き込まれることがあるのです。そうすると、それは捨て去られる包み紙ではなくて気持ちを伝えるメッセージカードとなります。……相手に伝えた大切な言葉は相手の心に残ります。」
    かつて主役であった人が伝える経験と知識も、どういう包み紙を使うかではなく伝える側の心と受け取る側の心が行き交うことが、そのことをより生かせていくのでしょうね。
    本当に今日は新鮮な気持ちで家路に着けます。ありがとうございました。

繰り返しになりますが、皆さんに感謝しています。幸せな瞬間というものは確かに存在しているもので、嬉しい言葉をいただくことが幸せな瞬間だと気づいています。言葉のプレゼントは世界で一番の贈り物です。皆さんから幸せをいただいた以上の幸せを、また違う誰かにも届けたいと考えています。
 いただいた言葉を読み返してみると、やはり心が幸せになります。私にとっての宝物ですし、皆さんもこの幸せのプレゼントを受け取って下さい。今日の海南高原がそうだったように、5月は青空が似合います。常に青い空を見ていたいですね。

5/29(土)「AIEL総会」

【写真展】

和歌山市内で開催されている写真展の案内をいただきました。ギャラリーを訪れたところ、プロの写真家の皆さんが会場にいました。写真の話を伺いながらも、和歌山県の活性化も関心事になっていました。カメラマンという仕事柄、人を見る視点は確かです。この地域を支えてくれるであろう人の名前も飛び出しました。知事選挙や和歌山市長選挙が控えているので書き込むことはしませんが、真のリーダーにこのまちの舵取りを委ねたいものです。
 ポスターの制作や政治家の写真撮影の苦労なども話してくれました。楽しい時間をありがとうございました。

【地引網】

和歌浦でファミリーフェスタとして地引網体験に参加してきました。風が吹くと肌寒く感じましたが、地引網を引くと身体が温まり、子ども達は元気いっぱいでした。和歌浦での地引網は6月末日まで片男波海水浴場で行われ、7月と8月は場所を変えて実施されると伺いました。
 地引網の開会式で挨拶の機会をいただき、皆さんに日ごろからのご支援のお礼をさせていただきました。

【AIEL総会】

NPO法人AIEL言語・国際教育協会の総会が開催されました。平成21年5月に設立したばかりのNPO法人ですが、和歌山市内の小学校教員への英語研修を請け負うなど、外国語の普及を中心とした活動を続けています。平成21年度は、和歌山市内のモデル校3校への小学校外国語活動支援サポートの他、毎月2回小学校の先生を対象とした研修と相談会を行いました。先生方は英語教育に対して自信を持ち始めてくれています。
 そして平成22年度は、これらの研修会を継続することに加えて、「いい子を育てる会、家庭教育セミナー」も開催する計画が承認されました。そして日本語と英語による「読み聞かせの会」と「読み聞かせパパ、ママ講座」も開講する計画が承認されました。
 そして国際教育支援事業として、留学とワーキングホリデーのセミナーや国際人になるためのセミナーを開講することも決定しました。予算編成が大変ですが、何とか回せるように組み立てています。経費を見直して支出を抑えて、収入が増えるように取り組みたいと考えています。
 総会での私からの挨拶の主旨は次のようなものです。
 本日の総会が無事成立したことに感謝しています。皆さんの討論によって平成22年度事業計画案と予算案を可決してくれたことと感謝申し上げます。理事長の行動力と企画力は群を抜いていて、本当に頭が下がる思いです。無理をしないで欲しいと思っていますが、結果報告を聞くと無理をしていることが分かります。県や市へのプレゼンテーションのための提案書を作成するのは労力が伴いますし、プレゼンテーションで主旨を伝え理解してもらうことも困難な仕事です。それを何度も実行しているのですから、素晴らしい活動をしてくれています。
 もっと支えなければならないのですが、中々協力できていないことを反省しています。和歌山県が置かれている事情は厳しいものがあり、私としてはAIELの活動がもっと広がるように和歌山県への投資を呼び込むことや外資系の企業の事業参画なども実現させたいと考えています。期限を区切って和歌山県を再生させないと、この活動を盛り上げることはできないと思います。内部からも外部からも元気になれる活動を続けたいと考えていますので、平成22年度も皆さんと一緒の活動を続けられることを嬉しく思っています。
 さて大阪府が示している伊丹空港の廃止の問題があります。結果はどうなるのか分かりませんが、もし廃止となれば、その跡地に英語特区を導入する構想があります。大阪府の発想は羨ましいものがあります。個人的には、和歌山県こそ英語特区を先に導入したいと思っている位です。そんな夢のような取り組みを提言するためには、皆さんからの意見が必要です。NPO活動だけに留まらないで、もっと県全体を元気にする活動もできたら嬉しく思います。本日は皆さんとお会いできて嬉しく思っています。ありがとうございました。

【手相】

NPO総会の後の懇談の時間に手相を見てもらいました。見てもらったところ手相は良かったのですが、更に運勢を好転させる手解きをしてもらいました。金色のペンで運勢が上向くように手相を太く描いてもらいました。くっきりと浮かび上がって手相は太く金色に輝き、そのことで気持ちが強くなりました。良い手相を持っていると話してくれた上、手相は変えられるものですから、自信を持って手相を太く描くことで運勢が良くなるそうです。変わった手相を見つめるだけで即効性があるそうです。
 手相は変わるものですから、どうせなら良い手相に変えたいものです。意識することで変えられるのであれば、毎日のように眺める自分の手を、良いものにしたいものです。
 手相の話は何故か元気が出ました。

【ホームページの効力】

「ホームページに活動結果を掲載しても見ている人は少ないので役に立たない」という意見がありました。このことや他のことでも少し気にしていると、早速、それを簡単に打ち消してくれるメールが届きました。ホームページの威力を知りました。ホームページの効力は凄いと言い切れます。
 覇気が落ちている時に、励ましてくれる友人がいることに感謝しています。活動報告の内容から、「何かあったのか」と感じ取ってくれて励ましの連絡をいただきました。変化を見逃さないで、そして直ぐに対応してくれる最高の友人です。リラックスすることと、お布団をかぶって身体と心を回復させることが自分にできる大切なことだそうです。早速、実践します。一日の最後に元気をいただけたこと。そんな天からの配剤に心から感謝しています。

5/28(金)「政府要望」

【政府要望】

平成22年度が始まったばかりなのに、もう平成23年度の政府要望の原案が完成しています。和歌山県から政府に対して県内の解決すべき課題を上申し、それに対する予算措置を要望するのが政府要望です。
 教育や防災、道路問題などほぼ全ての分野に亘って、要望書ができあがっています。全てが予算化されるものではありませんが、和歌山県の課題の姿が分かりますから、政府要望に即した提言活動は必要です。情報量は圧倒的に行政機関が持っていますから、私達の要望したいことは隅々にまで行き渡っていると思います。但し、課題解決の優先順位は人によって違いますから、出来ていると感じる人と物足りないと感じる人があると思います。
 ただ課題を把握して政府要望を作り上げる過程が重要であり、論評は誰にでもできるものですから、基本的に県の意思を尊重したいと考えています。

【要望】

道路に関して2件要望しています。ひとつは歩道を横切る道路の安全性確保の問題、もう一つが和歌山市北部の大規模住宅地である、ふじと台の出入り口の問題についてです。
 月曜日から金曜日までの朝の時間、ふじと台から国道に出る道路は通勤用自動車が多く、ほぼ毎日のように渋滞しています。信号は国道優先に調整されているため、青信号の時にふじと台から国道に入れる自動車の数が限られるのです。
 この実態を調査してもらって、ふじと台から国道に向かう側の青信号の時間を数秒長くしてもらっているのですが、それでも渋滞が起きています。
 そこで地元からの要望は、国道からふじと台に右折する際に右折可能の矢印がでるので、それに対応する時間を、ふじと台から国道に侵入する側の信号に左折可能の矢印を点してもらいたいというものです。信号に左折可能の矢印があると、国道に進入が可能となります。現在は国道から自動車が右折している時間帯は、ふじと台から国道に入れなくて止まった状態になっていますから、改善の余地はあると思います。これらに関しては、実態を踏まえての要望を行っています。
 また要望までは至っていませんが、ある団地入り口の道路に違法駐車が絶えないので、駐車禁止の標識を設置して欲しいとの要望があります。団地入り口への駐車禁止は地元の日常生活への影響があるため、自治会とも相談が必要な案件ですから正式に要望はしていませんが、苦情が発生していることから解決を図りたい案件です。自治会の意思を確認してから活動を開始することにしています。

【応援】

政治経済エネルギー研究会に参加したいとのお話をいただき、説明に伺いました。自分達のまちを自分たちの力で支えたいとの思いから参加してくれたものです。応援してくれる皆さんの声を聞かせてもらうと元気が沸き起こります。
 本当に多くの方に支えてもらっていることに、心から深く感謝しています。どれだけ感謝しているか伝わりにくいのですが、次のような感じを持っています。
 批判の声の力は巨大です。一人の批判は心に突き刺さりますから、その一言の発言力が1程度のものだったとしても、10の力に感じるのです。それに対して、応援してくれる皆さんの声は1のものは1の等身大のものに感じるのです。つまり批判は私の心の中で大きく拡がり続けます。それに対抗するのは10人の応援団です。一人の批判に対抗するためには、10人の応援団の声が必要なのです。
 批判の力は想像以上に大きく、それに対抗する手段は皆さんからの応援の声以外にないのです。今日の応援の意見は、とても大きい存在なのです。本当に心から感謝しています。

【国会】

平成22年4月に自治会長を退任したMさんと懇談いたしました。自治会長を退任したのは自治会の後進に役を委ねるためです。自治会長を退任して時間に余裕ができたようです。そのため今月中旬に、和歌山市内の友人の皆さんと国会議事堂を訪ねてきた話を伺いました。
 国会に入ったのは初めてのことだったようですが、風格があり、ここで国の政策決定をしているという重みを感じたそうです。テレビで見ている国会議員にも会えて、東京と地方との差を感じたと伺いました。東京で政策の意思決定していることを実感したことから、和歌山県がこのまま安閑としていることは許されないと感じたそうです。首長は何をしているのか、みんなが関心を持たないと差は拡大するばかりだと感じ始めています。国政は報道されていますからマスコミによる情報公開が進んでいますが、地方政治の情報量はそれと比較にならない位に少なくなっています。
 情報が少ないことは知識が不足しますから、政策に関与できないことになり、批判も少なくなります。実態を知らないことから批判が少ないことがありますから、批判が少ないことが良いというものではないようです。
 国政並みの県政を心がけて欲しいと要望をいただきました。熱心に意見をいただいたことに深く感謝しています。この思いが地域を支えていることを実感しました。

【向陽打ち上げ】

向陽高校が春のセンバツ大会に登場してから数ヶ月が経過しました。センバツ出場を支援した皆さんが集まって、ささやかな打ち上げを行いました。向陽高校の板橋校長先生や内藤同窓会長も参加してくれた嬉しい会となりました。
 向陽高校応援団は、今回のセンバツにおける応援団の優秀賞を受賞していることを知りました。対戦相手のチームに対して敬意を表していたことや礼節を重んじていたことなどが受賞の要因だそうです。そして一回戦の対戦チームの開星高校関係者によると、向陽高校の応援はスタンドから何かが押し寄せてくるように感じたそうです。これが歴史と伝統の重みだと感じたと話していたのです。応援団が評価されたことは、学校全体を評価されたことであり、応援した一人として誇りに感じています。
 そしてセンバツ出場を記念した冊子を制作していることを教えてもらいました。6月に入ってから協力してくれた全ての皆さんに記念冊子を郵送してくれます。「今、平和の喜びをかみしめて。KOYO36年ぶりの春」と印字された冊子は、向陽の春を思い出させてくれます。ここから平成22年の夏につながって欲しいと願っています。

【その他】

  • Tさんから水彩画の個展の準備に関して話をいただきました。平成22年10月に開催を予定していますから、現在は準備段階です。多くの方の協力を得て個展開催に向かっています。
  • Iさんから、和歌祭の時に写してくれた写真をいただきました。ありがとうございます。
     そして昨年の植樹活動をしてから以降の経過報告と、秋の植樹に関しての要望をいただきました。加えて、和歌山県出身の芸能人を応援していることを伺いました。自分達と同じ存在の人が東京で活躍してくれていることは私達の励みになります。外から和歌山県を元気付けてくれている人の存在を応援しています。
     Iさんは親戚に当たるようで、店内にその人の数枚のポスターが貼られていました。テレビドラマなどで若い人に人気がありポスターを欲しいという要望があるので、店内のポスターが減少しているそうです。これは減るほど喜びが増える嬉しい出来事です。
  • 果樹栽培に関しての意見を伺いました。果樹栽培は和歌山県の重要な産業ですから、全国、そして外国に和歌山県の産品の良さを訴えたいところです。少しでもお役に立てることがあるのかどうか話し合いました。
  • 来週予定している県議会報告会に関して打ち合わせのため、主催者のところをお邪魔しました。報告時間や資料の確認などを行いました。
  • 飲食店Sで打ち合わせを行いました。以前はランチタイムミーティングを実施していた場所なのですが、最近は皆さんとも仕事を多く抱えていて時間調整ができていないため、この場所で集まる機会が少なくなっています。久しぶりに帰ってきた感じがしました。

5/27(木)「資金繰り」

【資金繰り】

ある会社が、資金繰り困難化のため仕事を途中で中断しています。関係する事業者はその影響を受けて混乱しています。それぞれの事業所に従業員も家族もいますから、支払いが遅延したり、支払いされないことになれば一大事です。会社も雇用も家族も守ることが社会人として必要なことです。そんな大切なものを奪っている逃げた会社の責任者は、どんな思いを持っているのでしょうか。信頼を裏切ることは社会で生きていくことを放棄したようなものです。今も責任者の逃亡先は分かっていませんが、残された事業者の皆さんの支払い期日は迫っています。今からだと月末までの資金繰りは困難ですが、何とかならないものかと思いを巡らせています。
 また別の会社も事業を辞めることを考えています。長年、和歌山市内で事業を行ってきましたが、事情により事業継続が困難になったからです。経済危機に伴う厳しい事情が飛び込んできます。気持ちが萎える出来事が続いていますが、和歌山県再生のための活動を続けたいと強く思っています。
 資金調達の問題が和歌山県の事業者に大きく立ちふさがっています。

【道路問題】

駐車場に進入するために歩道を走行しなければならない不思議な道路があります。安全性の観点からも早急に改善しなければならないと考えて協議を行いました。事実関係を調査していますが、恐らく、当時あった駐車場や建物に進入するために歩道の段差を低くしていたのですが、現在は土地の使用形態が変わり、進入路が変則になっているのです。
 現場調査を行い、道路の直線距離や歩道の安全性などを確認しながら、道路使用の変更許可を取りたいと考えています。

【同窓会】

海草向陽同窓会が6月の第三週に開催されます。今回は出張予定があるため、出席が叶わないのが残念です。OBの方からも問い合わせがあり、今回の出席者は増えそうな気がしますこれも春のセンバツ出場が影響していると思います。
 向陽高校OBの方が訪ねてくれて、同窓会の話に花が咲きました。

【報告書】

県議会報告書を受け取ったと連絡をいただきました。読んだところ内容が分かりやすかったので「専用のファイルを作り保存しています」と話してくれました。嬉しい出来事です。「次回からは届けさせていただきます」と答えましたが、一枚の印刷物から会話が生まれ、そして交流機会ができることを実感しました。
 Nさん、連絡をいただいたことを感謝しています。そして県議会会派にもお越しいただきまして、ありがとうございました。感謝しています。

【懇親会】

夜は地元の方との懇親会を行いました。会場はセラヴィ神前で、仕事帰りの貴重な時間を割いてくれました。話をする中で、和歌山市内で障害を抱えている方を雇用している事業所のことを伺いました。商品の値段が少し高くても、障害者雇用を図っているお店の商品を購入しているそうです。社会にお役に立っている人や事業所を応援していることを知り、これからも長いお付き合いをして欲しいと思いました。
 そして、和歌山県を沈滞している空気から抜け出させたい思いを伝えてくれました。今のままでは県庁所在地の和歌山市は良くならない。そんな思いを伝えてくれました。
 次の機会をお約束して、今晩の懇親会を終えました。皆さんに感謝しています。ありがとうございました。

【その他】

  • 相続問題に関しての法律相談を受けました。相続人以外の人が絡んでいることから、専門家と協議することにしました。
  • 和歌山巴里祭に関しての調整を行いました。既に知事と和歌山市長には出席の依頼と原稿依頼をしています。開催日が近づいてきたため、それぞれの仕事をフォローするための役割を分担しました。
  • 賃貸住宅案件に関しての相談がありました。早速対応したので、早期に転居できると思います。

5/26(水)「本日の活動」

【打ち合わせ】

議員としての活動を行っていると、日々、様々な意見が寄せられます。良い意見もあれば嫌な意見もあります。変な話ですが、一日に一つは心に突き刺さるような意見が寄せられています。全ての事柄について全力を尽くしているのですが、相手に全ての思いは伝わりませんから温度差が生じる場合があります。
 直接、問題点を話してくれる場合は意思疎通が図れるのですが、中には陰で他人に伝えている場合があるのです。噂は尾ひれがつきますから、事実関係と異なった伝わり方をしている場合があり、それを事実に置き換える作業は容易ではありません。例えるなら、新聞報道された結果を覆すことが困難な作業であるのと同じようなものです。
 特に、私が信頼している人なのに、色々なことを触れまわっている事実を知ると悲しくなります。人が不具合のある何かの行動を起こすと必ず当事者に伝わるものですから、私は教訓として人の悪口は言わないようにしています。不思議なもので、人の悪口を言うと必ずその人に伝わるものなのです。そのことは避けたいと考えています。

【懇談】

某自治会長と懇談しました。本日は経営するお店が休みでしたが、心地良く懇談の時間を設けてくれました。とても有意義な時間でしたが、話の中で人には表と裏があることを再認識しました。私は初対面の人でもその人を信頼することから入りますが、そうすることで裏切られる場合もあります。人を疑って入る人からすると、人を信じて入ることは信じられないことようなのです。
 しかし、最初から人を信じないで一体何を信じるのでしょうか。疑いから入る人は寂しいことですし、他からも信用されないと思います。この自治会長は、外野からの嫌な声は聞こえてくるとしてもそれは付き物であり、活動している人であれば、それ以上に信頼する声はあがるものなので、外野の声は気にしないで思い切って活動して欲しいと話してくれました。随分、気持ちが晴れやかになりました。
 人は依頼した事に関して100パーセント成果を達成すると満足するものですが、80パーセントの達成率であれば不満が残るものです。100パーセント達成することがどれだけ困難なことであるか自ら活動している人は分かりますが、行動していない人には分かりません。
 聞こえてくる敵の力は巨大に思えるのですが、味方の力もそれ以上に巨大であることを信じて活動を続けたいと思っています。

【お昼休み】

敬愛しているSさんの自宅を訪問させてもらいました。ある事柄に気付いたためお礼に訪れたものです。Sさんには大阪行きの案件があったのですが、時間を確保してくれました。
 「本当に応援しています。本当に応援している人はあなたを信頼していますから、暫く会っていなかったとしても、その関係が揺らぐことはありません。それどころか、元気に活躍していることが分かっています。文句を言っている人は活動を阻害している人です。自分が地球の中心だと思っている人は多いので、自己中心の人の全ての意見を真剣に聞いていると活動ができなくなります。今のままの活動を継続することが私達のためになっているのです。何かお役に立てることがあれば何時でも申し出て下さいね」。有難い意見をいただきました。
 批判は簡単ですが、行動して成果を出すことは簡単なことではありません。社会で必然的に起きている事情を改革することは容易ではありません。
 以前と比較すると物事は進歩する方向に向かっていることを信じて、今を行動したいものです。Sさんに感謝しています。ありがとうございました。
 帰り際にいただいた、ローズ・ゼラチウムの香りは素晴らしいものでした。お庭で栽培していると聞きました。心がきれいな人の庭には、きれいな香りが充満しています。

【その他】

  • 港湾の役割に関しての意見交換を行いました。和歌山市内の港湾は活用されている部分が多いのです。民間の案件に県が関わることはありませんが、間接的に行司役をすべき事柄もあります。これからの方が長いつきあいになりそうな案件ですから、最初の一歩を上手く踏み出せたことに感謝しています。
  • 国民健康保険の取り扱いに関しての相談がありました。保険料負担が大きいことや自分達の生活のことを考えると、ゆるやかな適用をお願いしたいところです。

【報告会】

夜は県議会報告会を開催しました。開始時間は午後6時30分から、報告会の中に懇談会の機会を設けていただき皆さんと交流が図れました。報告の中では、和歌山県議会は政権与党と違ってねじれ現象がありますが、政権与党に近い立場にある議員は政府との直接のパイプがあるので、指示してくれている皆さんの意見を直接国政に届けられるラインが築けています。この機会を活用して、私達の思いを県政や国政の場に届けたいと考えています。
 今の時代を最大限に活用しなければ、私達の思いを実現できる時は訪れません。機会を逃さないように和歌山県再生のための活動を継続させたいと考えています。

5/25(火)「経済危機」

【打ち合わせ】

朝から打ち合わせ。人は様々な目標を掲げていますが、時間経過と共に、目標を忘れてしまいます。壁に掲示していても、意識しておかないと視覚に入ってこないから不思議なものです。意識の力の強さが分かります。そこで新年や年度始めに掲げた目標を忘れないためには、毎日意識して見ることや、声に出して読むことがあります。苦労して掲げた黙秘用を忘れたために達成できないのは勿体ないことです。忘れないような工夫を施して、年末や年度末には達成感を味わいたいものです。

【スターシェフ】

平成22年8月14日に開催を予定しているスターシェフイベント。企画案が固まってきたので、本日から和歌山市内の企業へ説明に伺い始めました。食のイベントですから食品関係者に関わってもらいたいのですが、加えて地域活性化を目指している部分もありますから、地元企業にも参画して欲しいと考えています。
 日本で初めてのイベントが和歌山県内で開催されるのですから、和歌山県の食材を大いに売り出したいところです。

【上海万博】

上海万博に行き、昨日帰国したばかりの方と昼食を採りながら歓談しました。上海万博の会場は感覚的に和歌山市位の広さがあり、全てを回りきることは到底できなかったようです。中国館に関しては予約受付の人だけ入館できるシステムになっていますが、予約をしていても約3時間も並んだそうです。巨大万博の凄まじさを感じさせてくれます。
 外国からよりも中国国内のお客さんが多かったようで、中国の力を国民に見せつけるような輝きがあったと伺いました。

【運】

玉置神社から成地先生が和歌山市に来てくれました。玉置山でお会いして以来となりました。「元気そうで何よりです。良い顔になっていますね」と挨拶してくれました。
 運というのは見えない世界での出来事のことだそうです。見えないからといって正直に、そして自分を高めることをしておかないと運は巡ってきません。苦しい時の神頼みは通用するものではなくて、日頃から正直で感謝の気持ちを忘れない人に対して神様は恩恵を与えてくれるのです。それが運というものです。
 つまりその人の人格が運を引き出してくれるのです。内面という見えない世界が自分の行動によって表の世界に飛び出してくるのです。飛び出してきた結果が好ましいものであれば運があるといいますし、望んでいた結果と違った場合は運がなかったといいます。
 このように、運とは内面の見えない世界での出来事です。運のある人は存在しているものです。一枚の写真を見せてくれました。三人の人に囲まれている先生ですが、その三人が三人共とも首長か議員になっているのです。その当時は無名の存在の三人でしたが、先生の後押しによって運が開けたのです。
 常に先生と一緒にいることはできませんから、紐で繋がった関係でいたいものです。つまり日頃は忘れていても、何かの時には紐を手繰り寄せると先生につながる。そんな関係でいることで、暗い道でも手口を示してくれそうです。
 ところで祖先のお墓参りを忘れてはいけません。祖先は常に守ってくれていますし、身体に異常を感じたら、祖先が警告を発してくれていると思って欲しいところです。そんな時は祖先に会いに行くと異常は消え去り、物事に集中できるようになります。信じる人の下には幸運が訪れそうです。

【経済危機】

和歌山県の経済危機という事態だと感じています。仕事を請け負っても、元の事業者が途中で資金が行き詰ると、関係する事業者全体に資金不足が波及していきます。その結果、まじめに仕事をしていた事業者が資金不足に陥り、材料を調達してくれた人や作業員を派遣してくれていた事業者への支払いが不能となるのです。仕事の途中で資金不足になるとこのように仕事が止まってしまうことがあります。
 今日も音信不通になってしまった事業者がいます。その煽りを受けて数社の関係する人が混乱しました。何とも切ない事件です。
 しかし決して珍しいことではありませんから、表で騒がれる事件にはなりません。行政機関としても、民間事業者同士の問題なので関与してくれません。話し合いで解決できる問題ではありませんから、逃げた相手から資金は回収できない事態になり、負の連鎖が起きていきます。
 和歌山県内の経済危機。深層部分で今、起きています。新年度が始まって数ヶ月が経過している段階ですが、経済は益々厳しくなっています。どうすることも出来ない、そんな空しさを感じています。悲痛な声を聞きたくはありません。

【報告会】

夕方からは報告会を行いました。県議会活動の一端の紹介と、これからの豊富を集まってくれた皆さんに報告いたしました。県政に私達の意見を通りやすくすること、そして県政の意見を国政にまで届けることができる体制になっていることを説明し、この機会を活かすことで私達の地域や暮らしを向上させることができることを話しました。

【口蹄疫記者会見】

本日、仁坂知事は和歌山県内発生を未然に防ぐため、146戸、約8,700頭の牛や豚の畜産農家に消毒薬を無料配布するなどの防疫対策を発表しました。今後は、全庁体制で対応を図るマニュアルも策定することにしています。
 和歌山県内の肉牛は、ブランドの「熊野牛」など約3,600頭(68戸)で、田辺市や那智勝浦町で飼育している他、乳牛は約870頭(17戸)、豚は約3,800頭(13戸)、イノブタやイノシシも飼育されています。
 現時点において、和歌山県で対象となる全戸を対象に調査を行った結果、異常がないことが確認されています。万が一、異常があれば上富田町と和歌山市の家畜保健衛生所と那智勝浦町にある支所で対応するしくみを整えています。
 未然防止対策として、全農場に出入り口での踏み込み用や車両に散布する消毒薬3カ月分を無料配布することにしています。消毒薬は平成22年6月上旬に1カ月分を確保し、家畜保健衛生所3カ所で配布し防疫指導する事にしました。
 万が一、和歌山県内で発生した場合は、知事を本部長とする対策本部を設置します。発生農場での家畜の殺処分や埋却、発生農場を中心に半径10キロ圏内を移動制限区域にするなどの処置をします。各農場での発生を想定した防疫地図を和歌山県では作製済みとなっています。

【その他】

  • 違法駐車の問題に関して協議しました。生活道路での違法駐車は迷惑になるだけではなくて死角が発生するので安全の問題にも波及します。事故が起きてからでは遅いので、申し出のある地域における対応を要望しました。
  • 経済危機を乗り切るために事業所の資産を縮小して、防衛に入っている経営者がいます。無理に仕事を取りに行くよりも、信頼できる人との確実な仕事だけに専念する考えからです。仕事を請けても、その途中で資金不足に陥って連鎖倒になる危険性を回避しておこうというものです。それぞれの自衛策を講じる動きが出始めています。

5/24(月)「企業のふるさと第2弾」

【企業のふるさと第2弾】

県知事室において、「企業のふるさと第2弾」覚え書きの締結を行いました。
契約を締結したのは、関西電力労働組合和歌山地区本部とNPO法人熊野本宮、田辺市、そして和歌山県の4者です。
 契約締結の趣旨は県からの発表文が詳しく、詳細は次の通りです。
 「農村の高齢化の進行や耕作放棄地の増加等により、「農村の資源を守りわれわれの「食」を確していくことは重要な課題」となっています。こうした中、和歌山県がすすめる「企業のふるさと」は、「食」に関心が高い企業の皆様方にCSRの一環として、県内の農山村地域の資源を活用しながら、地域の方々とともに安全・安心な米づくりや地産地消の推進、また、地域の景観保全に参画して頂く新しい取組みであります。
 このたび、その第2弾として、関西電力労働組合和歌山地区本部、NPO法人熊野本宮、田辺市がこの主旨に賛同し、田辺市本宮町発心門地域内において継続的な協働・交流活動を実施することになりました。
 この取組みを契機に、田辺市本宮町が関西電力労働組合員の皆様の第2のふるさととして認知され、地域を守り、農地を守る仕組みとして定着することを期待します。」
 以上のように、休耕地が増加しているので関西電力労働組合が借り受けることによって、田を維持できることになります。また県内の立派な里が企業の協力を得て、故郷の里を維持できることになります。
 企業側からすると、折に触れて自然に親しむ機会が創出することになりますし、交流することによって何か得るものがあると思います。熊野は心身ともリセットできる場所であり、リラックスして都会へ帰ってもらえる場所なのです。
 この締結は和歌山県内では二つ目の事例で、伊藤忠に続いてのものです。
 締結後のイベントとして、米作りによる交流体験が計画されています。平成22年6月5日に、田辺市本宮町発心門において、水田10アールで米作りを行います。そして今後の活動は、米づくりによる交流体験として、収穫米を通じた地産地消・食育活動を実践すること。世界遺産と景観保全活動として、遊歩道の整備、史跡周辺の清掃活動を行うこと。 文化交流活動として、紙すきやこんにゃく作り等の伝統文化の伝承活動を行うことがあります。
 締結の場に居合わせたことにより、和歌山県の自然と第一次産業は守り、価値を持たせるために発展させていくべきものであることを認識しました。

【口蹄疫】

宮崎県では口蹄疫の被害は拡大しています。報道で畜産農家の皆さんの声を聞いていると応援したい気持ちは高まりますし、政府にはしっかりとした対応をして欲しいと、今更ながら強く思います。危機管理は早期に対処すべきものですから、被害を食い止めるために全力を尽くして欲しいと願っています。
 地方自治体でも危機管理体制か整えられつつあります。和歌山県でも紀南にある畜産試験所内のイノブタハウスでのイノブタ展示は中止しているなどの対応をしています。
 兵庫県の神戸市灘区の市立六甲山牧場では、羊の全園放牧を5月21日から中止しています。人間が牧場内に口蹄疫のウイルスを持ち込み、羊に感染するのを防ぐための措置を施しているのです。
 報道によると「同牧場では通常、羊たちを約24ヘクタールの牧場で放牧し、観光客が直接さわることができる。市農業振興センターによると、口蹄疫は牛以外に羊やヤギなどにも感染するため、5月21日から牧場内の約0.25ヘクタールの牧柵内に移し、人と接触しないようにする。担当者は「羊の命を守るために必要な措置」と言っています。
 また高知県立のいち動物公園では、アミメキリンとセーブルアンテローブの計9頭の公開を当分の間、中止するなど対応に追われているようです。報道によると「口蹄疫は、ひづめが二つに分かれている偶蹄類の動物にウイルス感染する。同園は5月18日から、外部からの感染リスクを減らすため、偶蹄類のアミメキリン4頭とセーブルアンテローブ5頭を公開中止にした。さらに正門の入り口に踏み込みの消毒場を設置し、入園者に靴底の消毒を呼びかけている。飼料の搬入車両にも、タイヤの消毒液散布をしている。」とされています。
 また愛媛県立とべ動物園でも、カバと触れ合うイベントを中止する対策がとられています。報土によると、「感染が沈静化するまで、子供たちの人気のイベントもお預けとなる。中止するイベントは土日などに偶蹄(ぐうてい)類のカバにニンジンなどをあげる「ヒポヒポランチ」で、来園者からの感染を防ぐためだという。また、同様の理由で同類のヤギのエサの販売機は、既にストップされている。同園は県外からの来園者も多いため、1日から入園する際に踏み込み消毒層を設置、靴裏を消毒するなどの措置をとっていた。今後は園内の出入り口で、車のタイヤ消毒もする予定だという。」というものです。
 このように、動物園などでも危機管理対策がとられ始めています。和歌山県でも同様の対応を求めていますが、結論を出すには至っていません。

【農地転用】

企業経営者の方から、農地を転用して倉庫として活用を図りたいとの相談をいただきました。農地転用は農業委員会に諮る必要があり、また難しくなっているので、簡単には進まないと予想されますが、仕事機会を逸失させないためにも物流機能を持たせた用地を確保したいところです。
 図面と計画書を受領したので、これから調整を行う予定です。

【観光交流】

大和郡山市の初代観光大使となった和歌山市出身の山口智世さんが、和歌山県庁を訪問してくれました。和歌山県と大和郡山市を結ぶ観光交流を図りたいと抱負を話してくれました。和歌山県を含む二か所の観光大使に就任している山口智世さんですから、両地点の観光の懸け橋の役割を果たしてくれそうです。尤も、行政の観光業務の支援が必要なことは言うまでもありません。
 平成22年度に関西広域連合が発足する予定ですから、観光行政は広域的に取り組むべき課題です。組織としての取り組みも必要ですが、個人として真剣に活動してくれる人の存在も必要です。両方を兼ね備えないことには観光は成り立ちません。
 そんな役割を果たしてくれる山口さんの存在は、和歌山県にとってかけがえのないものです。その他、慰問活動や夏祭りへの参加に関しても打ち合わせを行いました。

【懇談会】

夜は懇談会を行いました。これからの活動の方向性について協議しました。これから一年の活動は大変なことを予想していますが、その大変な活動を乗り切れる体制が不可欠です。活動は人が行うものですから、何よりも人を大切にしたいと考えています。時間は日付が変わるまで流れて行きました。

【その他】

  • NHK和歌山支局を訪問しました。法人向けのNHK料金制度について話を聞いてきました。平成21年2月から制度変更があり、テレビを多数設置しているホテルなどに関しては、二台目からは半額などの料金軽減措置を講じています。つまりテレビ全台数の内、60パーセントのテレビ受信料だけを支払っている法人は、結果として損をしていることになります。正直に申告している企業が損をしないような制度になっています。
  • 和歌山市民祭「和歌山巴里祭」のパンフレット用の原稿依頼と関係者への出席依頼を行いました。皆さん共、期待を持って応じてくれました。
  • 飲食店経営者のNさんがご夫婦で訪問してくれました。お二人は、いつも私を励ましてくれています。「また立ち寄りますから」と明るく話してくれました。

5/23(日)「フラメンコライブ」

【フラメンコライブ】

春のイベント「アンダルシア・スペシャル・フラメンコライブ」に行ってきました。サブタイトルは「五人の輝く華麗な舞」でしたが、見応えのあるライブでした。
 ライブの1時間30分前から、和歌山フラメンコ協会の対談が予定されていたため、早い時間にスタジオに到着しました。そこで本番前の音と踊り合わせを拝見させていただきました。誤解のないようにして欲しいのですが、「本番と同等以上の凄い迫力」でした。歌い手のカンテと奏者のギターの二人と、バイレと呼ばれる踊り手との間で飛び交う火花が見えたようでした。争っているわけではないのですが、今の自分を表現する最高の舞台を演出するためには妥協はしないという意思が伝わってきました。
 リズムのテンポ、間奏の入れ方など、アーティストで話し合いながら作り上げていきます。もっと凄いのは、スタジオに居合わせないと分からないのですが、スタジオ内の空気です。これは現場でないと伝えることができません。表現すれば「熱気」という言葉に置き換えられるかも知れません。スタジオの扉を開けた瞬間に身体にまとわりついてきたのが熱気です。アンダルシアの熱い風とも言えるような、ヨーロッパ南部かアフリカの空港を降り立った時に感じるような熱気が、そこに存在していました。この熱気がライブ会場のリハーサルの間、ずっと身体の周囲にありましたから、アーティストの皆さんの気持ちが空気を伝わってきたと思います。
 この実感は本番ではありませんでしたから、これは得がたい経験でした。単に本番では空調を効かせていただけの違いではありません。本番は観客に魅せることがテーマになりますが、リハーサルではアーティスト同士の意識の戦いの部分が空気を支配していることから、この違いが感じられたと思います。
 リハーサルが熱気であれば、本番は華やかさと表現できます。ふたつの舞台を観ることができて、フラメンコの世界に浸ることができました。

【フラメンコ対談】

さて時間を遡って、フラメンコ湯浅教室の生徒の皆さんと対談させていただきました。
 この対談の様子は和歌山フラメンコ協会の冊子に掲載される予定ですが、主な対談内容を記載します。
 フラメンコはテレビで見るときれいと思うのですが、実際は迫力のある踊りです。フラメンコを習おうと思ったのは、きれいに踊りたいと思ってのことだそうですが、練習は厳しく、その分、フラメンコの魅力にのめりこんでいるようです。
 湯浅教室の練習は月三回で一回の練習時間は1時間30分となっています。この1時間30分の練習時間は日常と違った非日常の世界であり、充実したものになっています。厳しい練習ですが、仲間と一緒なので楽しく続けられているようです。湯浅教室は10年前に開設しており、設立当初からの生徒さんもいますし、習い始めた生徒さんもいます。仲間意識を持って、しかも後輩は先輩に追いつこうとする姿勢を持っていますから、上達の速度は速まっているように感じました。
 そして舞台に挑む機会は年に一度巡ってきます。発表会までの練習は苦しみの連続だそうですが、発表会の舞台に立つと、「自分は格好良いなぁ」と思えるし、楽しく踊れるそうです。勿論、本番前は緊張感が高まっていますが、緊張感と格好良さを両立させられることが自分を高めるために必要ことです。
 メリハリのない生き方よりも、緊張感と充実感を持てる人生の方が素晴らしいことは間違いありません。一年に一度の発表会に向けて、厳しい練習ですが仲間と楽しく頑張れるのです。そして舞台で踊っている自分を天井の上から見ているとしたら、「私は頑張っている」と思えるようです。自分で自分が頑張っていると思えることは素敵なことです。自分の心は自分が一番良く分かっています。本当に頑張っていないと頑張っていると思えないからです。今日も「私は頑張っている」と思える生き方をしたいものです。
 初心者でも上級者でも、本番があるからこそ頑張れますし実力が向上します。練習だけでは目標が定まりませんから、実力の向上速度は遅くなります。本番の効力は、その直前に実力を引き上げてくれることにあります。そして本番が終わった後の充実感と開放感はたまらないものです。
 湯浅教室の皆さんは明るくて、フラメンコを通じ人生は前向きでした。明るく生きることが充実した人生です。和歌山県でフラメンコを楽しめるのは、森久美子先生がいたからだと私は思っていますが、湯浅町でフラメンコを習える機会があるのは森久美子先生のお陰だと思います。各地の皆さんに生きることを教えている先生の凄さを、改めて知ることになりました。
 楽しい対談の時間を取っていただいた湯浅教室の皆さんに感謝しています。フラメンコライブと同じ位に楽しい時間でした。ありがとうございました。

【同窓会】

東京都内で向陽高校の同窓会がありました。都合が整えば出席しようと思っていたのですが、和歌山市で仕事があったため出席は叶いませんでした。同窓会終了後、元同級生から電話をいただきました。二次会も行ったように自分たちの世代から、東京でも活動を盛り上げたいと考えているというものでした。板橋校長先生も上京されていたようで、文武両道の道を実現させている母校のことを報告してくれたようです。
 元同級生も大変喜んで、「片桐君も来年はぜひ来て下さい」と話してくれました。ところでIさんは、東京同窓会も世話役に就任したそうです。また活動の場がひとつ増えたようです。楽しい報告ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

【懇談】

夕方から懇談の時間をいただきました。和歌山市長選挙の話題になり、「無投票になりそうだね」と意見がありました。ただ政治への期待感が薄らいでいて、国政も首長選挙にも無関心が失われているようです。
 一番怖いのは無関心になることですが、そんな感じが漂い始めています。「救世主が登場してくれないかな」。そんな言葉が印象的でした。

5/22(土)「口蹄疫」

【水彩画展】

NHK和歌山支局で開催されている水彩画展にお邪魔しました。知人のTさんが参加しているクラブの作品展でした。それぞれの思いが作品から読み取れました。Tさんの作品は風景画が多く、日本の伝統を伝えたいという意思が伝わってきます。
 「旅立ちの日に」という作品は、これから都会に出て行こうとする青年の姿が印象的でした。期待もあるけれども不安もある。そんな気持ちが伝わってきました。春が舞台の作品だと思いますが、作者と主人公の気持ちが伝わってきました。
 毎年開催されているこの作品展からは、伝えたいテーマを受け取っています。今回は、「期待と不安があるのが人生。それを楽しめば良い」といった感じでしょうか。ありがとうございました。

【口蹄疫】

宮崎県発の口蹄疫の問題が日本を揺るがしています。この問題を農水省が発生を確認したのは平成22年4月20日です。一ヶ月前に口蹄疫の発生を確認していますが、報道され始めたのは最近のことです。その間、私達は宮崎県の危機を知る由はありませんでした。私が口蹄疫の発生と重大性を知ったのは、平成22年5月8日の藤井厳喜さんの講演会を聞いてのことですから、宮崎県以外の人、もしかしたら和歌山県の人だけかも分かりませんが、ことの重大性を理解している人は少なかったのではないでしょうか。宮崎県から遠い和歌山県で暮らしている一人として事実を知りえなかったことを反省していますし、改めて和歌山県の危機管理にも努めたいと考えています。
 先日来、和歌山県と口蹄疫対応について協議を行っています。
 まず消毒液を配備することとし、準備ができ次第、偶蹄類家畜を飼育している和歌山県内の全ての農場に無償で配布することにしています。
 また畜舎の消毒と出入りの制限について畜産農家に指示してもらっています。同時に飼育している家畜の日常観察を徹底してもらっています。少しでも異常があれば、和歌山県家畜保健所に連絡することを依頼しています。
参考までに、和歌山県の牛、豚、山羊等偶蹄類家畜を飼養する全農家である146戸、約8,700頭に対して、飼養家畜の異常の有無の確認のために緊急調査を実施(4/20〜4/23)しています。調査開始から今日に至るまで、全ての農家において異常は確認されていません。
また宮崎県での防疫活動応援のため、4月30日から、約1週間交代で家畜防疫員等を継続して派遣しています。現在までに11名の職員を既に派遣していますが、現地から正確な情報を入手、宮崎県の応援と共に和歌山県の対策に活かせるようにしています。

 万が一、和歌山県内で口蹄疫が発生するような場面が訪れた時は対策本部が設置されることになりますし、本部長は知事が務めることになる重大事だと考えています。
 危機管理におけるリーダーの役割については、先に話を聞かせてもらった藤井厳喜さんによると次のようになります。以下のリーダーの危機管理に関しては、藤井厳喜さんの資料から作成したものです。
「2001年の9・11同時多発テロの直後には、アメリカのブッシュ大統領は、国民に直接語りかけ、テロの全貌とその背後にあるテロリスト組織・アルカイーダを明らかにした上で、対テロ戦争を宣言しました。
 先ず、国民は、国家の最高指導者である、大統領が無事である事を確認し、大統領が明確な方向性を示した事に安心を覚えました。
そして、大統領の示した方向性に圧倒的な支持を与えたのです。
国家の最高指導者が健全であるという事は、国家が自己決定能力を失っていないという事を意味します。
 最高指導者が不在になれば、国家は自己決定能力を失い、船長のいない漂流する船となってしまいます。
 決定の内容が正しいか間違っているかの前に、決定を下せる最高指導者が存在するという事が重要なのです。
 第二に、大統領が国民に直接、テレビを通じて、話しかけたという事です。
 最高指導者が存命していても、コミュニケーション手段が断たれてしまえば、国民に直接、決断の内容を訴える事は出来ません。
 また、軍や行政機構に対して命令を下す事も出来ません。
 TVを通じて、アメリカの全国民に、訴えられたという事は、最高指導者と国民を繋ぐコミュニケーションの回路が健全に作動していた事を意味します。
 以上、2つの事、つまり、最高指導者がシッカリと判断を下せるという事、そして国民にその事を正確に伝達できるという事、これが危機管理においては最も重要なリーダーシップの構成要件となります。」

 示唆に富んだ内容です。危機管理におけるリーダーの役割とは、決断できること、そして皆さんに正確に伝える能力があることの二点なのです。
 和歌山県知事は来週に記者会見で、和歌山県として口蹄疫への対応について会見すると思いますが、私たちが確認しなければならないことは、知事がリーダーであり得るかどうかです。つまり、和歌山県が口蹄疫の問題を他人事としないかどうか。経済的理由や風評被害の問題が絡んできますが、県益を守るための決断を下せるかどうかが第一の注目点です。
 二つ目は、問題の所在を正確に伝えられるかどうかです。隠し事をしないことは当然のことですが、県としての取り組みは、県民である私たちが納得できるものであることです。何となく不安感があるだとか、問題が起きてから本格的に対処するようなことでは、県民生活を守るために、この問題を正確に捉えていないことになります。まず発生させないこと、発生させないために事前に対処すべきことは予算を投じてでも実施することが危機管理です。発生してから対応するのでは、事前対策と比較して数倍も予算が増えてしまいます。県益を守るためにも事前対策にまで踏み込んで欲しいと期待しています。

5/21(金)「慶風高校」

【車両運転】

車を運転する際は、自問確認自答を行うことが自衛運転のために必要なことです。交通事故は確認不足の不注意から来る場合があり、それらは自問自答で防げることがあるのです。特に同乗者がいる場合は、同乗者にも安全確認を行ってもらうことが効果的です。一人よりも二人で確認をした方が判断するための情報量は増加しますから、より安全サイドに注意がいくと思います。
 そんな自問自答の訓練を受講しました。思うことだけで判断するよりも、言葉にして自分に言い聞かせてから判断する方が誤りは少なくなることを体感しました。安全運転に対する意識が向上したと感じています。

【お疲れさま】

長い間、会社勤めを果たしてくれた方が退職することになりました。平成22年5月末で退職することを希望し、自分の進むべき道に向かう意思を示してくれました。これから進むべき道は、どのようなものか詳細は分かりませんが、本人が希望する道を見つけたようなので応援したい気持ちです。厳しい時代ですが、時代を挑戦しない理由にしないで、夢に向かって新しい舞台に進もうとする姿勢に共感しています。
 話をさせてもらうと、これからの挑戦に自分で期待しているような活き活きとした言葉が返ってきました。これからの新しい道でも成功すると確信しています。

【慶風高校】

和歌山私立慶風高校が、開校5周年を迎えての式典がありました。本校のある紀美野町校舎で賑やかな式典が執り行われ、出席させていただきました。5年前の平成15年5月21日にこの地に学校が設立されました。5年前もこの場所に来させてもらっての式典が、今も記憶に新しいところですから、年月の経過の早さに驚いています。
 校長先生は、この場所で全国に誇れる学校を作りたいと話していますが、設立から5年が経過して求めるべき学校に近づこうとしています。既に硬式テニス部は和歌山県で一番の実力校となり、スーパーハイスクールの指定校に選定されていますし、硬式野球部も実力を付けてきました。今では紅白戦も行える程に部員が増えています。
 同校は平成22年4月1日から通信制学校としての広域通信制課程の扱いとなり、全国から生徒に来てもらえる学校に生まれ変わりました。従来、同校は狭域通信制課程の扱いだと、和歌山県と大阪府からの生徒だけが入学できるだけでしたから、学べる環境は飛躍的に良くなっています。
 5年前の紀美野町との約束であった「誇れる学校」への道はこれからも続いて行きますが、成果も出始めています。和歌山県として誇れる学校になって欲しいと願っています。紀美野町のある幹部職員さんは、この町に慶風高校が存在している理由を式典で知ることになりました。どちからと言うと交通事情が不便で、高校生が学ぶことに際しては優位性が保てない場所に私立高校があることを不思議に思っていたようですが、町民と学校の絆によって設立されているのです。経緯を知った役場の方は、これからも町内に学校があることを支援すると話してくれました。
 本日の5周年式典のご盛会、誠におめでとうございます。

【日程調整】

2010年の夏休みに、宇宙開発事業団のサマーキャンプが和歌山市のフォルテワジマにやってきます。開催月日は7月31日の土曜日、夕方5時から7時を計画しています。
 和歌山県知事もパネラーとして出席してくれることも決定し、和歌山県が宇宙に最も近い県であることを全国に知らせる絶好の機会となります。星が近い、天文台がある、そして和歌山大学で宇宙研究を行っているなど、宇宙教育において先進的な場所が和歌山県なのです。これからの展開も視野に入れて、宇宙が和歌山県にやってくることを歓迎したいと考えています。
 そして平成22年度、和歌山巴里祭のチャリティ・シャンソンフェスティバルに関しても、知事からのメッセージをいただくことを依頼しました。多くの方が来場してくれる巴里祭ですから、知事もシャンソンの歌声に触れて欲しいものです。今回の開催も皆さんの協力を得て、実現することになっています。ありがとうございました。

【海南支部40周年】

夕方からは海南発電所の支部発足40周年式典が執り行われました。過去から海南発電所に関係した約70人の皆さんがお祝に駆けつけての式典でした。40年前から今日に至るまでの役員と職員さんが集まる機会は素晴らしいものでした。前回は30周年式典の時でしたから、今度は10年後になると思います。
 和歌山県に大型の火力発電所ができたのは海南発電所が初めてのことでしたから、運営や管理体制に相当の苦労があったようです。今日まで安全に運転が続けられているのは、関係する皆さんの使命感と、経験を後輩に伝えられてきたからです。
 参加した皆さんと懇談できて再発見がたくさんありました。
 同じ宮前小学校、東和中学校を卒業した後輩がいたことです。懐かしい当時の話に花が咲きました。
 4月に海南発電所を訪問して、議会報告をさせていただきました。その時のお一人の方と懇談しました。「ものすごく分かりやすい言葉で県政の課題を伝えてくれたので、その時は驚きました。近くに議員がいることを頼もしく思っています」というものでした。そしてよくある話ですが、ある一人の議員が「この道路は私が作ったものだ」と言っているけれど本当ですかと質問がありました。
 道路は一人で作れるものではありません。予算は地方自治体が持っていますし、決裁者は知事または専決権限を持っている人にあります。そして議会での審議と承認が必要ですから、一人の議員が道を作れる筈はないのです。もし作れるとしたら民主主義のきまりを逸脱しているものですから、経過や特定の利益誘導になっていないか厳しく追及しなければなりません。道路は県として必要なものを計画して作るべきものであり、一人の議員の意思によって影響を受けるべきものではありません。そんな話も交わしました。
 「ホームページを見ています。毎日の活動の様子が分かり、議員活動の大変さが分かります」とKさんが話してくれました。最近、ホームページを見てくれている方が増えているように思っています。長いページを読んでくれていることに感謝しています。
 それから同じ地域のNさん。「応援しているよ。Mさんからとても良い人だと聞いていますし、今日会えて話ができたことも良かった」と意見を話してくれました。直接話をしたNさんにも、私のことをNさんに話してくれていたMさんにも感謝しています。
 久しぶりにお会いしたのがIさんでした。私のことを忘れないで応援してくれました。一緒に仕事をしていたのが20年程前だったと記憶しています。当時、Iさんは時間外で遅くまで仕事をしていたことを話すと、「好きで残っていた訳ではないですよ。まだバブルの末期だったので仕事が多かったからです。今振り返ると楽しい思い出です」と笑顔になりました。大変な時期は、後で振り返ると楽しい思い出に変わっています。
 今日の40周年式典も明日になれば記憶の中に存在することになり、何十年か経過した時には今日の思い出話として話題になると思います。運営していただいた皆さんに感謝しています。

【山口智世さん】

本日の最終の打ち合わせです。和歌山市を拠点として活動を続けている歌手の山口智世さんが大和郡山市の初代キャンペーンレディに選ばれました。正式名称は「やまとこおりやま観光PR大使」です。観光大使の任命式が大和郡山市で行われ、夜に和歌山市に戻ってくれました。
 不思議なことですが、久しぶりに山口さんに連絡をしたところ、今日が観光大使に任命された日だったので、「お知らせしよう」と思ってくれていたそうです。ご縁というものは確かに存在しているもので、そのことは大切に思っています。
 また大和郡山市の出来事を、和歌山市にいる私に伝えたいと思ってくれたという気持ちがとても嬉しいものでした。観光とは光を観ることが語源ですから、大和郡山市であっても和歌山市であっても、心に良いものを観に来てもらいたいと思います。
 山口さんは大和郡山市の応援歌を歌っていることがご縁になったと聞いていますが、和歌山市と奈良県を結ぶ大使の役割を果たしてくれるかも知れません。それ程、山口さんは和歌山県のことを大切に思ってくれています。
 遅くまで和歌山県の観光について、自分で出来ることを話してくれた山口さんに感謝しています。

5/20(木)「紀美野町」

【経営者】

和歌山市内の経営者と懇談。和歌山県内の経済事情に関して意見を聞かせてもらいました。「県が思っているよりも経済状況は悪化しているので、経営が厳しい会社が多いと思います。潜在的に資金繰りが困難な会社が存在しているので、上期を乗り切れるかどうか、厳しい環境にあります」という意見でした。
 この会社でも支出を抑えるなどの取り組みは昨年度内に既に実施していて、絞れる経費は全て削減済みです。さらに上期の状況から、支出を止める必要性があるのですが、もうカットできる項目はなくなっています。そのため、今までなら考えられない項目の支出も削減しようと取り組んでいます。考えられない支出を止める訳ですから、相手の理解と協力が必要です。勿論、相手先も経済的に厳しい状況は同じですから、交渉を継続しているようです。
 縮み指向であることが経済環境を悪化させています。「何とかならないものか」、「何とかして欲しい」という意見が多いのですが、残念ながら起死回生の秘策はありません。公共投資を着実に実行すること、企業誘致を継続すること、交流人口を増やすことなどの取り組みを前倒し、または継続し続けることが大切なのです。

【再開を】

再び、中国から来てくれた友人達と合流しました。和歌山県のことを気に入ってくれた様子もあり、本日は和歌山市内で交流を図りました。和歌山県の自然環境や海のきれいさ、そして食事のおいしさなどを堪能してくれたと思っています。
 皆さんの仕事が、これから和歌山県と連携が図れるようであれば嬉しいと思っていますが、仕事は信頼関係から生まれるものですから、古くからの友人と思えるだけで満足です。
 今日、和歌山市を楽しんでいただき、次の仕事のために大阪府へ行かれました。再開を楽しみにしています。

【紀美野町】

和歌山市のお隣に紀美野町があります。きれいな山に囲まれた自然環境が豊かな町です。友人を介して、同町の小川副町長と懇談する機会をいただきました。おいしい空気ときれない山に囲まれている環境は、それだけで宝物です。欲を言えば、海南市から同町に至る道路が拡幅されると言うことはないのですが、道路事情によって自然が保たれていると考えると、紀美野町の存在が輝きます。  大変お忙しい小川副町長が、私達のためにかなりの時間を割いてくれました。歓迎してくれていることに感謝し、何かお役に立てることはないものか検討を行いました。実効性のあるものは浮かびませんでしたが、和歌山県で実現したい観光施策や活性化策が形になれば、この町にも良い影響を与えるものだと思っています。  人が集まるイベントも大切ですが、交流人口を増やすことや観光のお客さんに宿泊してもらう施策も検討課題です。ただ国内資本の導入は難しいように感じています。何故なら、都市型の開発に関心が向いている国内資本ですから、地方都市の山間部へ投資を呼び込むことは至難の業だからです。それよりも日本に魅力を感じていて、リゾート地や別荘地としての自然環境と合致した開発への投資を呼び込むことの方が、将来的に実現性があると思います。  日本人は自然の中での生活が特別なものであるとの認識が低く、働くことに慣れて、ゆったりとした時間を過ごすことが苦手なようです。温暖で雪が降るのは年に一度、ゆったりと流れる時間を楽しめる紀美野町の良さを活かしたものがないだろうか、話し合いました。初めての訪問だったため、これ以上突っ込んだ話にはならなかったのですが、友好関係が築けたと思っていますから、ご縁を生かした取り組みも検討したいと考えています。

【懇談】

マスコミ関係の方と懇談しました。和歌山県の活性化のため取り組みや若い人たちの結婚活動を支援する取り組みなどです。結婚支援に関しては和歌山市が、若者対策の一環として施策を呼び掛けているようです。結婚を前提としたパーティの企画を募集しているのです。応募する会社があり、企画内容について話し合いました。応募前ですから内容を掲載することはできませんが、単なるパーティではなくて参加する本人のためになる要素を加えたものに仕上げたいと協議しました。
 和歌山県の人口が減少している最大の原因は何かという話になりました。恐れずに結論を言うと、「トップが悪い」、これに尽きます。地域が停滞している、人口減少の速度が早いことは、首長、つまりトップの責任なのです。政策の失敗か何もしなかったことのツケが蓄積されていることなのです。
 失政がないのに活力が感じられないことは、地方政治の無作為の責任なのです。勿論議会にも責任がありますから大声で言えないのですが、私達からの提案で正しいと思える施策を取り上げて欲しいと考えています。紐つきや圧力による施策からは、特定の人の利益が誘導されるだけで何も生まれません。
 トップが責任を感じているのであれば、このまちを再生させるための強い訴えがありそうなものですが、それがありません。低調に推移している今年の首長選挙ですが、選挙に際しての公約がないように思います。安全運転していても、目的地に到達しなければただのドライブに過ぎません。目的地を示した上で、到着時間に間に合うように運転することや、時には加速も必要です。平均時速の安全運転では面白みも楽しみもありません。加速や減速、高速道路の運転があるから運転は面白いのです。
 民間の力を活用して、人口を増やすための取り組みを加速させたいと考えています。

【幸せの価値】

現代社会では、頑張ることと我慢すること、お金を大切にすることが忘れられています。頑張らなければ欲しいものは得られません。我慢しなければ大切なものを得ることはできません。お金を大切にしないとお金は巡ってきません。
 失われている心をもう一度、取り戻すのは大切なことです。人生の勝利に対する意欲が薄いようでは、勝者になれません。勝利への意欲が薄い人は経済力も弱くなります。戦う意欲を持っている人が社会を支えているのであり、自分の幸せのために戦う人がいることで、社会全体の幸せも増えていきます。最初は社会から幸せをもらっても良いのです。しかし、何時までももらい続けるようではいけません。もらった幸せは、今度は自分が幸せを作り出して社会に還元すべきものなのです。本当の幸せは自分で勝ち取るものですし、社会にお返しすべきものなのです。

【懇談会】

夜は懇談会を実施しました。この中で、和歌山県の元気を作り出すための方策について議論を交わしました。現状の延長戦上からでは、元気を膨らませるようなものは見付けにくいものですが、何かを持ってくることで元気の種は植え付けられそうです。複数の種が見付けられましたが、全てこれからの取り組み次第です。来月も懇談会を実施することを約束して懇談会を終えました。

【その他】

  • 相続に関しての相談について。価値を特定できない事例であるため何を争うのかを決める必要があります。そのための前段の話し合いを行いました。ある程度、証拠資料を固めてからの案件となりそうです。
  • NHK受信料金に関しての話し合いについて。受信料金制度に関しては詳しくないので、調査することにしています。
  • 和歌山巴里祭の取材などに関してのお願いを行いました。和歌山市民祭りイベントであるため、市全体で盛り上げて欲しいと思っています。
  • 若手音楽グループの出演に関して検討をお願いしました。彼らのCDを制作部にお渡しして、演奏やインタビューの依頼をしたものです。若い人たちに機会を与えて欲しいと願っています。チャンスがあれば伸びる可能性があります。
  • ライオンズクラブの活動の一環として、外国の子どもの受け入れに関して事務局と話しました。夏休みに和歌山県に外国から子ども達がやって来ます。受け入れ準備に関しての書面を確認しました。
  • 農地転用の申請に関しての相談がありました。農地転用は難しくなっていますから、事例を元に検討したいと考えています。

5/19(水)「続いて報告会」

【歓迎】

中国から友人がやって来ました。関西空港から和歌山県にお越しいただきました。今までは大阪を初めとする府県を訪問していたのですが、今回は和歌山県に来てくれたのです。友人とは有り難いもので、きれいな海と温泉のある和歌山県を気に入ってくれて、ご贔屓にしてくれているのです。来日してから早くも二度目の来県ですから、和歌山県のことを気に入ってもらえているようです。朝、待ち合わせ場所で待っていると、古くからの友人を迎えるような気持ちになりました。
 今日は和歌山県内に宿泊して、明日、大阪府にビジネスに行くことになります。和歌山県の観光地としての良さを中国でも広げて欲しいとお願いしています。

【式典】

平成22年6月に開催予定の大阪府橋下知事の講演会に参加することにしています。この行程を支援してくれる方と話し合いました。和歌山県が大阪府と交流する機会を持つことは歓迎すべきことで、そのための支援は行いたいとの思いからです。参加してくれる人も集まり、集合時間などの調整を行っています。大阪府から刺激を受けてきたいと考えています。

【開発許可】

和歌山県内の民有地を巡る問題に関しての相談がありました。民間同士の案件ですから、行政指導が直接関係するものではありません。ただ地域開発に関してのことだとすれば、監督官庁指定の県か当該市に相談を行い、開発計画を認めてもらうことが事業進展のために必要なことです。
 法的には地元同意の書面が不必要な場合であっても、行政機関が許可を出すためには地元の意向を重要視します。地元が反対の意思を示しているのに、行政機関が許可を下ろすことは難しいと思います。地元を無視して開発計画が進展するとは思えないからです。
 今回の問題点は、開発に関わっている関係者が複数存在しているため、責任の所在がどこにあるのか不明確になっていることです。責任者が曖昧な状態では、計画は進展しないと思います。全ての関係者の意見を聞いていませんから結論は分かりませんが、地元に開発計画に反対する意思があるとしたら、まず反対している理由を解決することからはじめる必要があります。しかしそれは時間を遡ることになりますから、関係者は歓迎すべき対策ではありません。でも押し切ることで、これ以上問題が複雑化すれば、もっと計画の進展が遅くなります。当事者に成りえない問題ですから、最初に出される予定のひとつの結論の結果を待ちたいと考えています。

【雇用対策】

先週末の金曜日、緊急雇用対策事業に関する提案のプレゼンテーションが行われています。和歌山県にとっては雇用の確保は緊急の課題であり、この対策に合致する事業は早い時期に採択されるべきだと考えています。雇用対策を講じる時期は既に遅れていますから、人材育成のための事業であり、自己努力によって将来の雇用につながる可能性のあるものであれば、緊急雇用対策事業ですから取り上げて欲しいところです。
 現段階で、地方自治体において雇用対策以上に緊急性の事業は、それほど多くないと思います。予算を眠らせておくだけでは雇用を生み出しませんし、時機を逸しても効果がありません。賢明な採択を期待しているところです。

【報告会】

夕方から県議会活動と今後の抱負に関して報告会を行いました。約40人の皆さんに集まっていただき、報告をさせていただきました。お集まりいただきました皆さんに感謝しています。主旨は以下の通りです。
 平成22年4月に県議会に送り出してもらってから3年が経過しました。その間、応援してくれている皆さんの期待に応えるための活動を行っていると、自信を持って報告させてもらっています。県議会定例会の一般質問や委員会での議論など、休むことなく行ってきたからです。それらの結果はホームページで全て公開していますから、時間がある時にご覧いただき、それに対しての意見も頂戴できると有り難いと思っています。
 和歌山県の課題はたくさんありますが、議会で取り上げた主なものについて説明いたします。
 新エネルギーと地球環境問題に関しては、平成22年夏に民主党による新政権が発足した直後の9月議会で取り上げています。それは2020年までに1990年と比較して温室効果ガスを25パーセント削減することに関しての国際公約についてです。和歌山県の経済は只でさえ冷え込んでいる中、一律の環境対策を義務付けたり排出権購入を課せたりすることは経済活動を失速させますから、一段と自由な企業活動を縛ることになります。
 企業活動によって適正な利潤が得られることを制約するような温室効果ガス削減目標を義務付けることは和歌山県にとって好ましいことではありません。経済と環境の両立を図ることが和歌山県として採るべき方策であり、知事もその認識を持ってくれています。このような民間企業や県民である私達の意見を議会の中で取り上げて行くことは絶対に必要なことであり、自分達の代弁者を送り出さないことには、自分達の意見が県議会で議論されないことになります。価値観や思いが共通している私達の中から、県議会議員を輩出させてもらっていることは十分意味のあることだと思いますし、今後とも必要なことだと信じています。
 特に和歌山県は森林資源や新エネルギーの適地を有していますから、排出権事業への参画は他府県に先駆けて検討すべき課題であり、経済的価値を生み出していない資源が経済的価値を生み出すものに変化させることができたなら、和歌山県の収入はそのまま増加することになります。私達の税負担を今の水準で維持する、または軽減させることにつながれば、地球環境問題は和歌山県にとって追い風となります。その可能性のある地域が和歌山県なのです。
 新エネルギーや非化石エネルギーに関しても同じことが言えます。太陽光や風力の候補地は存在していますし、非化石エネルギーの候補地も抱えているのが和歌山県です。これは価値を生み出す期待があります。期待がある地域の将来性は、全く期待のない地域と比較して、比べ物にならない程の可能性を秘めているのです。ゼロと確実にゼロでないことの違いは天と地以上に違うのです。和歌山県が地球環境問題解決のために排出権クレジットの発行とエネルギー輸出権になり得たとすれば、現状から大きく飛躍することも可能だと考えています。
 これらの問題を扱える議員は他にないと自負しています。皆さんと一緒になって考えて行くべきテーマが和歌山県にありますから、遣り甲斐も議員活動の必要性もあると考えています。
 また私達の住む和歌山県を取り巻く関西圏の将来を左右する関西広域連合も、平成22年度中に発足する予定となっています。和歌山県は関西広域連合への参加を表明していますし、県議会において平成22年度中に正式に決定する見込みです。この組織が発足すると、中央集権体制に風穴を開けるものになりますし、何よりも予算と権限が付与されますから、地方分権の受け皿にもなります。権限と予算があることは民主主義社会においては決裁者と議会が必要になります。関西広域連合の代表者が決められ、議員も選出されることになります。和歌山県の議員は人口割りでいくと2名が割り当てられる見込みです。
 そして当面の役割は、広域防災と観光施策などになる見込みです。これらの施策は各府県単独で事業をするよりも、関西全体として取り組む方が効果的だと考えますし、和歌山県にとっては有効だと認識しています。防災対策はオール関西で実施する方が無駄はなくなりますし、観光においても関西の観光ルートを作ることによって、大阪と和歌山、京都と和歌山を組み合わせた、関西を巡る観光ツアーの企画も可能となります。全国に向けた観光施策を単独で行うよりも、関西が一致して集客のための取り組みを行うことが必要なのです。
 このような時代の過渡期において、私達の代表者を県政に送り出すことは私達の意見を直接政治に参画させることになりますから、とても意味のあることです。
 そして政権交代を果たしている平成22年。政府と地方自治体、得に和歌山県のねじれが続いていますが、言えるのは、風通しが良くなり、ダイレクトに意見を伝えるチャンネルができていることです。現在の政権が不安定だとか、信頼できるとか信頼できないなどの意見がありますが、確実に政府に意見を言えるパイプがつながっていることを意識しておいて欲しいと思います。私達の意見が、ラインを通せば中央につながることは、とても大きな制度なのです。
 ただし民主党の方針が和歌山県にとって全て好ましいものではありません。昨日、田辺市内で県議会報告会を行ってきましたが、高速道路の問題の質問がありました。政府が不要と判断したものでも、地元が欲しいと望んでいる高速道路があります。これは和歌山県として意見提言すべきものですし、多くの皆さんの思いであるなら、ねじれていても意見を通すべきものと考えています。
 これからの和歌山県を一緒になって考え、作り上げて行きたいと考えています。引き続いての皆さんのご支援をお願いして報告会とさせていただきます。
 以上のような報告会でした。皆さん共、熱心に聴いていただきました。感謝申し上げます。ありがとうございました。

【意見】

議会報告会を終えてから意見をいただきました。「県議会での活動はあちらこちらから聞いて知っています。決して無理をしないようにして下さい」と話してくれました。「本当はもっと別の違うステージに向かって欲しいのですが、何か障害はあるのですか」との問いがありました。皆さんから、ずっと期待の意見を頂戴していることについて心から感謝しています。
 それ以外にも複数の方から「次に期待している」との意見をいただきました。次への期待があると言ってくれていることは有り難いことです。

【その他】

  • 宮崎県で拡大している口てい疫の問題に関しての議論を交わしました。この問題に関しては詳しく取り上げたいと考えています。
  • 和歌浦振興に関しての意見交換を行いました。国の名勝指定については歓迎すべきものですが、地元の理解と協力があって初めて本当の国の名勝となるものです。地元から盛り上げて欲しいものです。
  • 違法駐車が続いていることについての申し出がありました。住宅地内に常駐している車があり、皆さんの迷惑になっているようです。現場に行く時間がなかったので詳しい報告はできませんが、これから調査する予定です。
  • 和歌山巴里祭に関して知事と市長への依頼事項について協議しました。和歌山市民祭りへの参加行事ですから、応援文投稿の支援を求めたいと考えています。

5/18(火)「報告会」

【相続】

相続に関する相談への対応を行いました。この問題は、亡くなった祖母から孫へ直接相続することに関しての論点でした。生前、言葉では孫に財産を譲り渡すと話していたのですが、遺言書はなかったため相続するには相続税が発生することになります。本来相続人となる父親も孫に直接相続することを望んでいるため問題はないのですが、書面が残されていないため困難が生じています。これを解決する方法を考えていたのですが、専門家の助言をいただき、その解決方法が見つかりました。
 依頼者に説明したところ納得していただいたので、その方向で進めることにしました。問題が生じるようなことは、早い目に手段を講じておく必要があるものです。

【報告会】

お昼休みを活用して、県議会での活動とこれからの抱負について報告させていただきました。約50人位の方が参加してくれ、しっかりと話を聞いてくれました。
 3年間の県議会活動においては、企業誘致や地域活性化、雇用創出、企業の運転資金繰りを初め、新エネルギーや環境問題なども主な活動領域としています。特に地球環境問題は企業人としても家庭人としても避けてはならない大きな課題ですから、経済活動、企業活動、そして家庭生活への影響を最も軽減できる方策を見つけ出さなければならないのです。
 私達の意見を県政に届けなければ、どこで私達の考えを地方政治の場に届けられるのでしょうか。私達が間接的にせよ、関与できない状況で県議会での議論が進められるとしたら、全く私達の思いと違った方向に議論は進められる恐れがあります。しっかりと自分達の意見を県政に届けられる体制を継続させていただきたいと思います。
 また和歌山県経済は厳しい状況にありますが、私達の生活を安定させるために県では行財政改革を推し進めています。財政規模は経済を失速させない程度の約5,200億円にまで削減させていますが、財政を捻出させることによって私達の県税負担が重くならないように歯止めをかけています。本来であれば、行財政改革の成果は名古屋市の市民税減税のように税負担を具体的に軽減させることが理想ですが、今直ぐそこまで展開させることは困難だとしても、税負担を増やさない取り組みも県では行っています。私達の生活を守るためにも私達の意見を提言できる県議会の役割は大切だと考えていますし、皆さんの意見をいただき、地方政治をより身近なものにして欲しいと願っています。
 最後になりますが、和歌山県の課題は経済再生、地域活性化、雇用の確保と増大、新エネルギーへの取り組み、排出権の検討を含めた地球環境問題への挑戦などが考えられますが、この中に私達の意見を届けるための活動は必要だと考えています。皆さんのご理解をいただきますようお願いをして、県議会報告とさせていただきます。ありがとうございました。

【飲食組合総会】

和歌山市飲食業組合の総会が開催され、お招きをいただき出席させてもらいました。
 平成22年度の活動方針が樹立され、新年度の活動が開始されることになりました。また挨拶の機会も頂戴しました。
 和歌山県の誇れる素材はたくさんありますが、飲食は全国に誇れるもののひとつです。和歌山県の食材、食加工品も含めて安全と安心、そして品質が良いものが数多くあります。今年の8月にはベルギーからミシュランの星を得ているスターシェフが3人和歌山市に来てくれて料理イベントを開催することになっていますが、和歌山県で開催することができたのは関係者の取り組み以外に、和歌山県が持つ新鮮で品質の良い食材が魅力的だったからです。世界が認めたスターシェフ3人が来日して料理イベントをしてくれることは誇りであり、今夏のイベントは日本で初めての取り組みになります。この機会を利用して和歌山県の食を全国にアピールしたいと考えています。
 その中でも皆さんが所属している飲食組合は食の中核を成すものであり、これからも和歌山県の食を提供してくれることを期待しています。本日も皆さん大切な会にお招きをいただいたことに感謝しています。本日のご盛会、誠におめでとうございます。
 飲食組合の皆さんとの懇談会も楽しく参加させてもらいました。この人柄がお客さんに伝わっていることだと思いますし、和歌山の食の安心をお届けしてくれているのです。
 これからの和歌山県の飲食業界の活動も楽しみにしています。

【報告会】

夜は県議会報告会を行いました。仕事を終えたばかりの皆さんが約20人集まっていただいた報告会となりました。大変お忙しい中、出席してくれた皆さんに心から感謝申し上げます。
 報告会では県議会での3年間の活動を説明いたしました。時間の制約があったため、県議会報告書を配布しての説明としました。ポイントをエネルギーと環境問題において説明を進めていきました。和歌山県が持つ森林資源を排出権として資金化も考えられることや、新エネルギーの可能性もある地域であることの認識を示させてもらいました。加えて現在でもエネルギー電力輸出県であることから、これは国としても財産になることや開発の可能性を秘めた地点でもあり、日本の中でなくてはならない県になる可能性があります。エネルギーという地域資源を保有している県としての役割を認識した政策も考えたいところです。
 また和歌山県内の高速道路の問題にも触れました。紀南方面の高速道路四車線化予算は凍結されたままですが、和歌山県の要望として、四車線化を必要としている意見をたくさん聞いています。地元の意見として提言していくべきものだと考えています。ただ四車線化に必要な700億円を復活、予算化することは極めて困難な状況ですが、県を挙げて要望活動を継続していきたいと考えています。
 最後に和歌山県のこれからを変えるしくみとして、和歌山県の関西広域連合への参画があります。ここには大阪府や兵庫県も参加する予定で、参加を決めている各府県議会では平成22年度中に参加決定をする計画となっています。関西広域連合の設立と参加する府県が決定すると、トップと議会が設置されることになります。予算と権限を伴うものですから、決裁者と議会が設けられるのは当然のことです。そうすると関西で取り組むべき施策の懐がひとつになることになり、和歌山県としては優位性があると考えています。現時点で統一的な取り組みは防災対策や観光施策などですが、各府県単独で施策を講じるよりも広域であり方を決定し、予算投下する方が効果的です。
 和歌山県が関西広域連合に参加することによって、恩恵があるような方向に仕向けていきたいと考えています。この機会を好機と捉えていますので、関西の発展の可能性がある取り組みと共に和歌山県も上昇気流に乗るべきです。この問題は大きなものですから、情報を都度提供させていただきます。
 最後になりますが、和歌山県に私達の意見を反映させることが今まで以上に大切な時期に入っています。新エネルギーや地球環境問題への関与は経済活動や生活に直接反映されるものですし、雇用問題や企業誘致などは地域の活力を生み出すために取り組むべき大きな課題です。県議会での活動は重要さを増していくものと考えていますので、一緒になった活動をお願いいたします。

【その他】

  • 和歌山県紀南地域の振興策に関して意見交換を行いました。この方は仕事の転勤で各地を見ていますが、紀南地域の経済状況は厳しいと伺いました。地場産業が停滞していることから、地元の観光事業にも波及しているようです。地場産業が元気にならないと地域の浮上はありません。ひとつ、ふたつ案を提案しましたが、実現させるためには困難を伴いますから、これからの課題です。
  • 和歌山市内の方が、ある町の活性化のために事業の提案をしたと伺いました。ところが町の担当者は「町民からの企画でないと採用はできません」と、検討する余地もなく断られたそうです。町民からの企画以外は受け付けないとする姿勢では町は発展しませんし、何よりも新しいものを採用しないのは、町民にとって不幸なことです。何度か提案したのですが、聞く姿勢がないことから諦めたようです。「他に提案するところはたくさんありますから」がその理由です。聞く姿勢を持つことが人も情報も呼び込んでくれるのです。聞く姿勢を持たないと徐々に衰退すると思います。

5/17(月)「報告会」

【打ち合わせ】

お昼の時間を活用して、議会報告用チラシの打ち合わせを行いました。定期的に議会報告を発行していますが、今回は、県議会としての3年間の活動を総括する報告書の発行を計画しています。読み物としての内容を掲載するのか、それとも活動の様が分かる程度で良いのかなどの議論を交わしました。
 県議会議員という立場は、何を行っているのかを訴えるのに難しい立ち位置にあります。
 決裁権のある首長と違って、公約を自分の力だけでやり遂げたとは言えないからです。議員個人の活動としての成果や取り組みたいことの報告はできるのですが、県政に及ぼす影響とすれば、和歌山県議会定数46人の中の1人の存在となります。
 ここから発言力を強化していくことに関しても話し合いを行いました。県議会一期目は挑戦をテーマに掲げました。二期目に際しても挑戦する姿勢が必要ですから、基本的に継続させることにしていますが、そこに何かを付け加えたいと考えています。付加するものを今までの取り組みの中から見付けることは可能だと考えています。

【めじろ】

野鳥のメジロ捕獲に関しての確認を行いました。5月はメジロの幼鳥期ですから捕獲はできません。この時期に山に入ってメジロを捕獲することは犯罪です。ところが和歌山県外のメジロの愛好家が和歌山県の山に侵入してメジロを捕獲しているとの通報がありました。
 メジロ狩猟の許可を得ている人でも、山に入って捕獲できるのは7月に入ってからですし、飼育できるのは一人について一匹だけです。
 平成21年度にメジロを違法に捕獲して検挙されたのは和歌山県内で9件です。この数字が多いのか少ないのかの判断はできません。密猟者がどれだけの人数に及んでいるのか分からないためです。密猟者100人に対して9人の検挙であれば評価できますし、1,000人に対して9人であれば評価できないとなります。客観的評価は難しいのですが、県と市そして警察、民間などのパトロールによって検挙者を挙げていることは安心材料です。野鳥の保護、そして法の遵守の観点からも違法行為は見逃してはならない行為ですし、社会の規則を守っている人が不満に思うような行為は質すべき問題だからです。
 そして早朝や休日のパトロールに関して協力したいとの申し出があります。公務員や警察官がカバー仕切れない時間帯がありますから、民間と協力体制を整えて対応すれば効果が増えると思います。これからの発展的取り組みに関して意見交換を行いました。どこまで協力体制が取れるかについてはこれからの協議となります。

【地域活性化】

和歌山県の地域活性化に関して協議を行いました。隠すまでもなく和歌山県の活力は他府県と比較して劣後しています。このままではいけないとの危機感を持っている人は多いと思います。それでも活性化が図られていないことは残念です。この地域を良くしたいと思う気持ちは一緒なのに、向かう方向が違っていることは悲劇です。狭い地域内だけで主導権を争っている姿は、大きな視点で捉えると発展性は感じられないのです。
 和歌山県内に投資を呼び込むことや、明るい話題で話し合えることは、活性化のために必要な条件です。海と緑、温泉とリゾートの要素を兼ね備えている和歌山県の存在は、全世界に誇れるものだと確信しています。これを活かしきれていない現状がだらしないのです。具体的な活性化事例を元に話し合いましたが、ここから生まれるものもあったと感じています。

【中国】

平成22年4月末から今月初めにかけて中国を訪問した和歌山県内の議員から話を伺いました。中国の発展は疑う余地はなく、和歌山県として友好関係を構築すべきだという意見でした。それと比較して日本の地域開発は遅く、このままでは大きく水を開けられることを危惧していました。
 和歌山県と中国北部は飛行機を利用すれば、3時間以内で到着する時間距離です。もっと観光や企業の提携で関係を深めることも大切です。和歌山県の場合、外からの資金流入を考えないと、残念ながら発展性は希薄です。もっと諸国と関係を強化したいと考えています。今日も中国からお客さんが和歌山県に来てくれました。和歌山県のリゾートを十分楽しんでくれたようですから、段取りをした甲斐がありました。

【首長選挙】

和歌山市の首長選挙に関して意見をいただきました。
 「君はどうなっているのですか。まだこのままを継続させるつもりですか。日本も沈むと思いますが、和歌山はそれよりも早く沈むと思いますよ。空白の4年間を見過ごしてはいけないと思います。対応策はないのですか」。と言うものでした。
 和歌山県沈没。洒落にならないことですが、全国に誇る有識者の方の言葉です。

【報告会】

夕方からは県議会報告と題して、現在までの県議会としての活動と次年度以降に向けた抱負のお話をさせていただきました。簡単に報告内容を総括します。
 和歌山県単独で経済活動を行うことは易しいものではなくて、関西広域連合で財政と権限を持ち関西全体の活性化を目指す方が和歌山県にとって好ましい姿だと考えています。
 そしてエネルギー問題や環境問題には、積極的に和歌山県は取り組むべきです。この分野の挑戦を逃がすようでは和歌山県の明日はありません。地球環境問題で世界を引っ張れる地域が和歌山県であり、そのための施策を一緒になって取り組みたいと考えています。
 今日からスタートさせたことがあります。明日スタートさせることもあります。明後日の報告会の予定も組まれています。報告の機会を与えてくれていることに感謝しながら、和歌山県の明日を向こう4年間も託してくれるように抱負を話させてもらっています。
 最後になりますが、お集まりをいただいた皆さんに心から感謝申し上げます。期待に応えられるように活動を継続させてもらいたいと考えていますので、引き続いてご支援をお願いいたします。

【その他】

  • 相続に関する相談について話し合いました。この問題は、法的考え方も含めて今週に、再度協議することにしました。
  • 宇宙開発事業団のサマーキャンプに関しての打ち合わせを行いました。和歌山市で開催 するのは7月31日の土曜日です。県トップの参加も含めて、和歌山県の宇宙教育は全国に誇れる内容のものになるように取り組みを進めています。
  • ある転勤族の方の話です。前任地が広島県、その前が大阪府、愛知県だったそうですが、和歌山県の活気のなさは全国一だと聞きました。これだけ景気が低迷しているのに、現状維持を志向している和歌山県は良く分からないという感想でした。考えさせられる話でした。

5/16(日)「和歌祭」

【和歌祭】

今年もやって来ました。和歌祭です。今年も大鎧を着ての武者行列に参加させていただきました。晴天の下、大鎧と大兜を着衣して万葉の地を堂々と行進できる経験は大変なものです。今回の行進コースは、アートキューブと不老橋を含むコースだったので、松林の中を潜り抜けるような快適なものでした。
 ところで和歌祭には多くの方が沿道にきていて、声援を送ってくれました。地元から和歌山市の祭りに発展していることを嬉しく思います。祭りは参加する人、応援する人がいて成立しますから、どちらが欠けても、どちらかの熱意が欠けても盛り上がりません。和歌祭は大人も子どもも参加できますし、伝統的な踊りと時代行列のため、誰が観ても楽しめるものです。今回は外国からのお客さんが多いように感じましたが、和歌浦は伝統が育んだ特別の地であることを再認識しました。
 ただ武者姿は相当の体力が必要となります。12時過ぎに行進を開始し、午後3時過ぎまで鎧兜を着て歩きますから疲れが襲ってきます。まず肩、そして頭、最後に足から腰が疲れます。行進を終えて着替えをする和歌浦小学校体育館に入り脱衣する時の開放感は何とも言えない爽快感があります。時代の重さを背負っているのか、それとも人生の重みを背負っているのか、それぞれに意味はありますが、歴史の中に存在している自分と向き合う機会となります。鎧兜の重さは社会にいることの重さであり、それに打ち勝って前に進むことが生きていることのようです。
 今回も大鎧は三名で参加させてもらいました。伝統の和歌祭に勇壮な武者姿で参加させていただいたことに感謝しています。
 それにしても伝統の和歌祭の日は晴天が続きます。これも祭り事の成せる業なのでしょうか。そんな力に守られた和歌浦であり和歌山県ですから、伝統の力でこれからの時代も駆け抜けたいものです。

【オープンガーデン】

第8回オープンガーデンが開催されています。最終日の今日は、会場のひとつであるTさんのご自宅を訪れました。きれいに咲き誇る花の庭でいただくハープ茶は格別の味がしますし、主から教えてもらう花の解説は楽しいものです。今年の主題は「白色」で、白い花が庭の一角を占めていました。この日のために白色の花を育てていたのです。時間と手間がかかっていますが、その分、今日のお客さんをおもてなししようとする気持ちが伝わってきます。人におもてなしの気持ちを伝えるために必要なものは、そのことに要した時間か、そのために費やした費用が目安になります。お客さんが、その時間も費用も聞くことはありませんが、気持ちは十分に伝わるものです。
 一年間をかけているTさんのおもてなしの気持ちは、十二分に訪れた皆さんに伝わっていることだと思います。和歌祭を終えてからオープンガーデンを訪れたのですが、閉会の時間を過ぎてもお客さんは次々にやってきて、変わらぬおもてなしを続けていました。
 とても気持ちの良い時間を共有させていただきました。そして立って見る庭の様子と、座って見る庭の様子は全く違います。視点を変えると全体の見え方も違います。座って見ると、視点が庭全体から花に焦点が合わされますから、花の香りや色合いを感じることができます。ひとつの庭にいると感じられることは多くあります。感性を磨くためにも、きれいなものやじっくりと時間をかけたものに接することが大切なのです。

【懇談】

Hさんのお店を訪ねたところ、日曜日でしたが営業していました。「日曜日はありませんよ」と明るく話してくれたように、明るい店内は人に親しまれ、来てもらえるのに十分な空間でした。一緒に所属している会の前回の会合に私は不参加でしたが、その時の様子も話してくれました。
 仕事中にも関わらず、楽しい話を聞かせていただいたことに感謝しています。

5/15(土)「天満宮」

【水彩画展】

知人のTさんが今秋に水彩画展を開催する予定です。会社を定年してから習い始めた水彩画ですが、それ以降、多くの作品を生み出しています。多くの作品の中から20点余りを選んで、和歌の浦アートキューブで個展を開催します。そして支えてくれた皆さんに対して簡単な画集を配布したいと制作に着手し始めました。
 秋の個展に向けた取り組みを応援しています。

【橋下知事】

大阪府橋下知事の講演会に参加したいと依頼があり、早速打ち合わせに伺いました。橋下知事は、5月13日に、「受け入れの優先順位が高いのは米軍基地のない地域。一番高いのは関西だ。政府から要請があれば、関西で回答を出さないといけない」と話していたと伝えてくれました。関西での受け入れを検討すべきだとの考えに対して、「共感を覚える」と言って6月の講演会参加を決めてくれました。この問題は、平成22年6月の近畿ブロック知事会議でも問題提起する予定だそうですから、関西の各府県の知事の考え方に注目です。
 関西空港や伊丹空港に関して積極的発言を行っていない和歌山県知事が、関西の米軍基地受け入れ発言にどう対応するのかを注目しています。
 併せて、もうお一人の方と懇談したところ、「関西に米軍基地を持ってきてもらいたい。橋下知事に賛成します」と、支援する発言をいただきました。6月の講演会には参加して応援したいとの申し出がありました。「何をしても浮上する兆しのない和歌山県ですから米軍基地問題の議論に加わって欲しい」というものです。
 発言に責任をとる覚悟を持っている知事の姿勢に共感が広がっています。

【レオクラブ】

ライオンズクラブは7月から新年度に入ります。新年度の役員体制は、ほぼ固まり新しい委員と個別の話し合いも行われています。私も和歌山ゴールドライオンズクラブのレオ委員長の任を終えることから、新委員長候補にレオ委員の仕事について伝達を行いました。誰でもどんな時もそうですが、新しい任務に就くことは不安を感じるものです。仕事内容もそうですが、本業を持ちながら、それ以外の仕事に関して責任を持って遂行できるかの責任を感じるからです。責任を持てないのであれば引き受けるべきではありませんが、責任をもてるのであれば、引き受けた方が経験から来るその後の充実感は違ってきます。何もしないことよりも、何かの役を引き受けた方が人生に役立つことは間違いありません。
 新しい委員長候補と話をして、仕事で忙しい中ですが引き受けてくれることになりました。レオ委員で知りあったレオクラブ会員の一人から、就職が決まったと連絡をもらっていますが、そんな嬉しい出来事に遭遇することも「委員長としての役得ですよ」と話しました。実体験からくる感想は本音のことです。

【天満宮】

和歌山市にある津秦天満宮。宮司さんと夏天神祭りに関しての打ち合わせを行いました。開催予定の今年の7月25日は日曜日ですから、多くの人が来てくれそうです。
 ところで全国にある約一万二千の天満宮は7月25日、一斉に天神祭りを開催していますが、それには理由があることを伺いました。言うまでもなく、天満宮は学問の神様である菅原道真公を御祭りしています。その菅原公が没したのが2月25日、生誕の日が6月25日であることから、天満宮では毎月25日をお祭りの日と定めていて、中でも夏の7月25日を天神祭りの日にしているそうです。
 ですから菅原公にお参りするのは25日が適しているような気になりました。来年の受験生は既に天満宮にお参りにきているのですが、それよりも、受験生の母親や祖母がお参りに来ている場合が多いようです。受験生の知らないところで母親や祖母は子どもの合格を熱心にお参りしてくれているのです。あるお祖母さんは、孫の受験合格を願って津秦天満宮に毎月、お祈りに来ているそうです。足腰が弱っていることから、普段来ることはありませんが、お孫さんのことになると気持ちを込めているので毎月通えるそうです。
 子どもの力は本当に素晴らしいものですし、親の子どもを思う気持ちは何よりも強いものであることを実感しました。受験は子どもの頑張りが第一ですが、人智を超えた部分は親御さん達が担ってくれています。この日本の伝統の力とも言えるものを、守り伝えたいものです。毎月25日、お祈りに来ようと思っています。

【懇談】

Hさんと懇談の時間を持ちました。いつも私のことを気に掛けてくれていて、これからの活動に関して意見を頂戴しました。それ以外にも和歌山県の仕事に関して、厳しい状況を伝えてくれました。
 仕事を行っているのに、水面下で支払いが止まっている事例があり、これから資金繰りが厳しくなる事業者も出てくることや、その煽りを請けて仕事を完成させたのに支払いをしてくれないので経営が厳しくなる事業者も出てくることを教えてくれました。
 和歌山県の経済は資金が回っていないようです。これでは景気が上向くことはありません。資金繰りの厳しさは益々加速しているように感じています。

【ご意見】

「いつも片桐さんのことはMさんから聞いていますよ。会いたいと思っていました」と声を掛けてくれました。県議会報告レポートを配布している時のことです。こんな嬉しい声を掛けてくれたことに感謝しています。この皆さんは、地域見守り隊として小学校の通学路に立って生徒の安全確保をしてくれています。地域の安全を守ってくれていることに感謝していますが、その中の一人であるMさんが、既に私の県議会報告レポートを皆さんに配布してくれていたのです。このことにも心から感謝しています。
 また同じ地域内のSさん宅を訪問した際にも、Mさんが配布してくれていたことを話してくれました。皆さんのご好意に心から感謝申し上げます。感謝の気持ちが溢れた幸せな一日になりました。 

5/14(金)「香港三日目」

【香港三日目】

早いもので最終日を迎えましたが、ここで学んだことは数え切れません。タフなミーティングの中から友人としての関係がより深くなったと感じています。トップから、「片桐さんがいるから決めた」と話してくれたことは何よりものお土産です。これに答える責務が発生したと強く考えています。
 「私達が大切にするものは友人です。お金よりも友人を信頼しています」という考え方を持っています。競争が激しい香港において、ビジネスで大きく成長している秘訣は友人を最重要に考えているからです。お金は取り戻すことができますが、友人関係は維持しておかないと回復させることは困難です。お金を失っても友人に囲まれていると再起する可能性がある。そんな真実を発見させてくれました。
 良くある外交での友好関係は本物ではないこともあります。友人関係に基づく外交の成果はありますが、儀式的な式典で信頼関係を構築できるかどうかは疑問です。本当に大切なことは、友人が固めた基礎があって初めて、お互いの代表者が表に出てきて握手をすることです。それまでの友人としての信頼関係に基づく過程が重要であって、結果はそこから導かれるものです。
 そしてもう一つの言葉。「明るくやりましょう。どんな時でも問題は発生するものです」。
 素敵な哲学的な言葉です。順調に思える仕事でも、困難に思える仕事でも、やはり問題は次々と発生してきます。そんな時は落ち込んでいては前に進みませんし、暗い顔をしていると余計に問題は深刻化します。問題が発生しても明るく振舞うこと。それが危機を脱出する秘訣です。香港が活力に満ちているのは、明るい顔をした人がここで働き暮らしているからです。
 そして朗報があります。香港でミーティングをした経営者の一人が、来日して、しかも和歌山県に来てくれることになりました。今度はこちらがお迎えする番です。おもてなしの心でお迎えしたいと考えています。この結果を持ち帰れることだけでも私の中で価値があります。この成果が和歌山県において現実のものになることを確信しています。
 ところで香港での経験は刺激的でした。一緒に行った方は、「日本でゆっくりし過ぎました。彼らのより遠くに行こうとしている姿と比較して、ゆっくり歩いていたことを残念に思っています。彼ら以上に遠くを目指したいと思っています」。これも素晴らしい決意です。
 刺激を受けて心に化学反応を起こさせることは、自分以外の誰もできません。平和な国日本にいると刺激が少なくなります。香港のような活力あるまちで、刺激的な友人と協議しあうと世界を実感します。覇権を目指している中国の力を垣間見たような気がしています。そこには民間を国家が支援している姿があります。税制や規制で国が企業活動にブレーキをかけているわが国とは事情が違い過ぎます。中国の経済特区は経済活動において自由な国です。アメリカの顔色を見ているわが国とは自由度が違います。
 「日本は自立した国にならないと」という言葉の重みも感じました。何時の間に、自由主義国家であるわが国がこのように思われるようになったのでしょうか。社会のしくみを言う前に、国家感を失った私達国民に責任があるように思います。
 私達には、ゆっくりしている時間はありません。心を目覚めさせて、世界を意識した日々の活動に転換させたいと考えています。日本の中の和歌山県ではなくて、世界の中の和歌山県という意識で成果を求めて行きたいところです。
 観光での交流、企業誘致とこちらからの企業進出、そして資金の流動化などの面での交友関係を続けていきたいと考えています。買うことのできない経験を与えてくれた、出会った全ての人に感謝しています。霧がかかった日の多い香港に感謝しています。最終日も青空のない霧の立ち込めた曇り空でした。

5/13(木)「香港二日目」

【香港二日目】

香港視察の二日目です。極めて重要な意味を持つ二日目となりました。交渉後とは具体的な提案をしなければ相手は関心を示してくれません。こちらからの具体的提案に対して、実に誠意を持って対応してくれました。日本への観光客の送り込みに関してや和歌山との関係についても真剣に検討してくれました。
 午後、今回の交渉先の本社事務所を訪問させていただきました。リゾート地としての和歌山県の見方、ビジネス地としての和歌山県の見方を中心に話を進めていきました。和歌山県に関心を持ってくれたことは事実ですが、これから検討すべき問題が山積みです。
 例えば法人税に関しては何度も質問を受けました。日本の法人税は世界の中では高い利率で、法人税と住民税および所得税を含めた法定実効税率は約40パーセントとなっています。これはかなり高い水準なのです。香港での法人税は10パーセントですから、会社の事業投資先としては到底魅力的とは言えません。利益の半分近くを税金として持っていかれることは理解しがたい感じがありました。日本での事業の場合、投資した資金を回収する時間が長期化することになりますから、それならば香港で事業活動を拡大する方が効率的です。
 もうひとつの不安材料は日本の法律にあります。誰でもそうですが、自国以外の国に投資する場合は慎重になります。支出した資金で得て利益を自国に持ち帰ることに障害はないのか、二国間の資金の融通の方法なども含めて、企業活動を取り締まる法律に違いがあるため慎重になるのです。特に外資系の企業活動について特別な規則があるのであれば、調査し納得しておきたいと思うのは当然のことです。優遇措置もあるでしょうし、不利益を被る法規制もあるかも知れません。その不安な壁を取り除く必要があるのです。
 外資系企業の不安を取り除き、進出してもらえる受け皿作りは大阪府と大阪市の経済特区構想が参考になります。これは「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC)周辺の活性化策としてこの地区へ新規立地する企業などに対して、税減免などを行う「大阪版経済特区」を創設することで大阪府と大阪市が合意しています。具体的な内容は現時点では不明確ですが、大阪府の橋下知事は、「都市間競争を勝ち抜くには企業誘致促進が必要として特区創設を提言し、人府民税や市税の固定資産税などの免除を打ち出すべき」と提案しています。
 大阪府と大阪市の共同提案内容は次のようなものがあります。
・ グローバル企業の国際統括本部等に係る法人税等の軽減措置、
 助成制度の創設。
・ 都市部における中小企業者の太陽光発電導入補助の規模要件
 (10KW以上)の撤廃。
・ 国際コンベンション運営・設営関係者の入国規制の緩和。
・ 中国人観光客の所得要件の緩和、滞在期間の延長。
・ カボタージュ規制の緩和。
・ 都市住民の参加による都市農地(生産緑地)の利用促進。
 ここで、グローバル企業の国際統括本部等に係る法人税等の軽減措置、助成制度の創設が謳われています。もし実現するのであれば、外国企業が大阪府に進出する可能性は大きく高まります。お隣の大阪府が国に特区申請を考えていますから、和歌山県も経済特区構想には対応しておくべきだと考えています。
 国内企業が地方都市に投資してくれる可能性は極めて低く、外資系企業の投資を呼び込むためには減免や補助金制度が必要になります。
 和歌山県からの提案に関して理解をしてくれましたが、法人税の問題、法律の問題が課題となりました。香港からすると日本は外国ですから、外国への投資に関しては慎重になるのは当然のことです。それに日本が将来とも魅力的な投資先であり続けるのかの不安もあります。発展し続けるであろう中国国内で投資を行う方が安全だからです。
 和歌山県での取り組みに関しては、香港モデルの建築物の是非や、新鮮な食材を活用した飲食店や施設に関してなどの話し合いを終えました。
 ところで本社のある最上階から見た香港は高層ビル群で溢れ、勢いを感じることができました。ビクトリア湾に聳え立つビル群は、国際都市香港の未来を示しているようです。
 金融センターとしての機能を持っていることが、香港に都市が集中している要因でもあります。何もないのに高層ビルが立ち並ぶはずはありません。都市形成においても、原因があり、結果が導かれているのです。

5/12(水)「香港」

【香港】

和歌山県への企業誘致や観光誘客について香港を訪れました。今週の月曜日、急遽、香港への訪問が決定し訪れたものです。香港は初めてでしたが、訪問した先の皆さんとの懇談から、エネルギッシュな素晴らしい経験を得ることができました。香港国際空港に到着した際に、先に和歌山県を訪れくれた友人の皆さんが出迎えてくれました。本当に友人の存在は嬉しいものです。迎えてくれた三人はそれぞれ企業のトップを務められている方ばかりで、隙間時間などない程の中、時間を空けてくれていました。遠方から来た人を迎えてくれる空港への出迎えの行為だけでも感謝するばかりです。
 さて再会の挨拶を交わした後、香港国際空港から九龍島に送ってくれて、宿泊予定のホテルにチェックインし、そのまま直ぐにミーティングに入りました。無駄な時間を使わないように、時間を大切にしている姿勢をうかがい知ることができました。
 こちらからは、和歌山県が関西国際空港から30分の距離にあり、香港や中国企業の進出や投資先としての資質を備えた地域であることや、海のあるリゾート地や観光地としての魅力も兼ね備えていることを訴えました。関西空港を中心として円を描くと和歌山県、特に和歌山市は近距離で、中国からの観光のお客さんを迎えるのに適した場所であることを理解してくれています。既に相手のお一人の方の会社では、年間10便のチャーター便を日本向けに出していて、中国と地方都市と結んでくれています。和歌山県の場合、白浜空港は滑走路の距離が短い問題からチャーター便の運行は難しいのですが、関西空港から和歌山県入りするコースの設定は可能だと思います。その可能性に関しても触れさせていただきました。
 海と温泉、そしてゴルフやヨットなどを組み合わせることによって、和歌山県が観光の敵地としての実力を備えてくれていることを理解してもらいたいと考えています。
 ミーティングに続いて、先方が経営している香港市内のショッピングモールを見学しました。香港で気づくことは、低層階はショッピングセンターやレストランを配置させ、中層階から上はマンションやオフィスビルになっている建築物が多いことです。香港のような大規模なテナントと、マンションや事務所棟を組み合わせ建物は、日本では見ることはありません。土地が狭いのに約700万人もの定住人口を要する、そして地震の少ない香港の特長かもしれませんが、まち全体が上に伸びているのです。参考までに中間のビジネスなどの交流人口を含めると約1,000万人が行きかう国際都市が香港なのです。
 わが国でも地方都市の空洞化した中心市街地に必要なものは、定住人口と交流人口の増加ですが、香港では二つの要素を実現している事例がたくさんあります。中心市街地に大型ショッピングセンターとマンションを併設することは地元理解があれば簡単に実施できることです。勿論、まちの魅力と可能性を理解した上で投資してくれる人の存在は不可欠ですから、700万都市の香港と37万人の和歌山市を比較することは無謀な企てなのですが。
 それでも無謀なことでも考えないことには、和歌山市に今以上の活力を持たせることは困難です。外国からすると東京以外はどこの地域でも同じですから、香港や中国にないものを保有しているまちが投資対象になる可能性もあります。わが国の地方都市が活性化しない理由は、外からの投資を呼び込めていないことに尽きます。投資を呼び込める地域であることが都市再生のために必要なことです。
 実はその投資を呼び込むことが難しい問題で、ボランティアや付き合いで投資してくれるほど世界は甘くありません。投資した分以上に採算が採れることや、地域としての将来性が見込める場所であることは言うまでもありません。その要素は地方自治体が計画して作り出さなければならないのです。投資家が投資案件の対象となる地域であること、和歌山県に作り上げなければならないのです。
 ミーティングは夜遅くまで続きました。結果として、この後、三日間ミーティングを続けることになるのですが、空港とホテル、そして対応してくれた会社の三箇所を行き来するだけの極めてビジネスライクな視察となりました。

5/11(火)「命日」

【報告】

お昼の時間をいただいて、皆さんに県議会二期目挑戦に関しての報告をいたしました。時間にして約20分だったのですが、今までの議会活動の報告と二期目に向けての抱負をお話させていただきました。来週以降、順次、報告を行っていく予定ですが、正式決定は平成22年6月になる見込みです。

【懇談】

自動車会社の役員の方と懇談する時間をいただきました。自動車業界は販売が低迷していることから経営環境は厳しさを増しています。ただ昨年度から本年度上期にかけて、エコ自動車を購入する場合に補助金が受けられる場合があることから、販売台数は増加しているようです。下期の補助金適用はどうなるか分かりませんから、上期の販売を強化する体制を整えています。
 自動車メーカーはハイブリッド車や電気自動車への転換を図っています。これは新たな市場を開拓することで経営基盤を強化しようとするもので、世界の自動車業界は転換期を迎えています。静かな生き残りを賭けた戦いが始まっています。業界では、まだ数年はガソリン車の時代が続くと考えていたところがあり、燃費を良くするための研究を行っていたようですが、リーマンショック以降、大きな転換がありました。燃費を良くすることよりも、ハイブリッド車か電気自動車に向かうようになりました。これは環境問題の影響もありますが、経済的理由も大きな要因になっているようです。
 縮小した市場を拡大するためには、自動車の分野でも新しい領域に踏み込む必要があります。どのメーカーが次の時代の覇権を握るのか。日本国内だけの戦いではなくて世界中で主導権を握るための戦いが繰り広げられています。そんな厳しい状況が和歌山県でも感じることができます。

【語り部】

和歌山市を拠点して活動している語り部の方と懇談しました。来月には東京で和歌山市の歴史と文化を中心とした観光案内を実施する予定になっていますが、新たに朗報があります。平成22年5月21日に和歌浦の一部地域である片男波付近一帯が国の名勝指定を受ける見込みになっていることです。和歌山市の観光PRを実施するためには、絶好の動機付けとなります。  和歌山県にとっても和歌浦地域という財産が認められたことになり、観光や地域振興のために重要な指定になります。多くの人の期待が集まっています。

【命日】

本日は田村誠さんの命日です。再び季節が巡って来ましたから早いものです。田村さんが最後まで病気と闘っていた記憶が蘇ります。田村さんが確かに同時代を生きていたことを私は忘れていません。
 自宅の庭には、かつて土地家屋調査士事務所であったプレハブが今も設置されています。主を亡くした事務所棟は、雨の影響もあって寂しさを感じさせていました。忘れることのできない命日がここにあります。今もここにいるように感じています。私達の時代は進んでいることを心の中で報告いたしました。

【報恩寺】

報恩寺の松本恵昌さんを訪ねました。会合で大変お忙しい中でしたが、訪問を歓迎してくれました。松本さんにお願いしている講演会のテーマに関しての話し合いと、和歌浦地域の国の名勝指定について、そして指定後に地域として対応したいことについて協議しました。
 国の名勝指定になると歴史的景観を保全する方向に規制がかかります。勿論、公共に反するような開発などは許可されません。国の財産ですから個人の土地であっても工作物の設置などには制限がかかるのです。地元のこれまでの取り組みの成果が実った国の名勝指定です。和歌浦だけではなくて和歌山県として守り後世に伝えたいものです。

【懇談会】

夜は懇談会を実施しました。和歌山県知事選挙や和歌山市長選挙が近いことから、リーダーの資質に関しての意見交換もありました。その中で出された意見の一つは、まず皆さんの意見を聞くことができないと何も始まらないことです。自分の意見を主張するばかりでは、やがて皆さんからの意見が入らなくなります。自分の考えだけの行政運営では支持が得られません。
 ただ実力を70パーセントだとすると、トップに立つためには人智を超えた30パーセントの部分が必要になります。それは運やツキといった言葉で表現されるもので、これは持って生まれたものしか言いようがありません。
 誰が運を持っているか。それは誰がトップとして相応しいかの戦いともいえます。和歌山県のあり方に関しての議論は日付が変わるまで交わされました。

5/10(月)「名勝指定」

【道路問題】

生活道路と県道が交差する地点は歩行者と自動車が交錯する場所として安全確保が大切です。そして交通事情が昔と今とでは違っているので、昔は認められたことでも現在は交通量が増加して認可が難しくなっている場合があります。問題なのは、そこで生活している人の利便性を優先させるのか、それとも通行する人を優先させるのかの価値判断です。
 どちらに重きを置くかによって、行政機関の判断は白黒全く異なります。その措置を必要とする側がその理由付けをしなければなりませんが、万人が正当だと認めてもらう理由が難しいのです。地域事情というものは、当事者にとっては大きな問題ですが、関係のない人にとっては他愛もないことが多いのです。そのため「大変な」理由が正当な理由と捉えてくれない場合があります。どのように解決を図るか、難問を解いています。

【名勝指定】

和歌山市和歌浦の一部地域が国の名勝指定になることの検討が成されています。もし名勝指定が受けられたら、和歌浦の歴史と景観が国として価値があるものだと認められることになり、地元の誇りと観光地としての価値が増大することになります。これは歓迎すべき出来事です。今月中に結果が出る予定ですから、今からその瞬間が楽しみです。

【仕事の話】

地域内で顔の見えるような仕事を引き受けるのは、依頼者と受ける側に信頼関係があるからです。日本の地域社会の良いところは信頼関係で動いてくれるところであり、契約書は後で交わす事例も多いと思います。
 仕事は持ちつ持たれつの関係なのですが、一方だけが得をし続ける関係であれば早晩行き詰ります。そんな仕事の関係に関する相談をいただきました。ある経営者が友人の経営者の依頼に基づいて、平成22年1月から一緒に仕事を行ってきたけれども、未だに支払いがなされていないのです。半年近くなるのにこれまでの仕事に見合った支払いがないので、請け負った側が従業員や働いてくれている人への賃金支払いに支障が生じ始めています。手持ち資金が底をついたため、これ以上、支払いがないのに仕事を続けることは困難になっているのです。途中で止めると仕事を完成させていないので後の関係が拗れますし、仕事を続けて完成させても支払われる保証はありません。
 続けるべきか中断すべきか、困難な判断の必要に迫られています。仕事の途中経過として、約70パーセントは完成に近づいているのですが、残りを仕上げるかどうかの判断なのです。必要経費を抑えて損切りしても良いのであれば中断。仕上げて支払われる見込みがあると思ったら完成させる方向に進むのですが、完成して支払いされないと損金は今以上に増加することになります。
 仕事を続けることは立て替え金が必要になりますから、どこまで持ちこたえられるのかの問題となります。本当に厳しい地域事情がここにあります。毎日のように仕事に関する資金事情の相談があります。公的機関に相談しようにもできない事例は数限りなくあります。川の表面だけを見ていても川底に住む魚の実態は分からないように、経済も数字だけを見ていても実態は分かりません。和歌山県経済は数字以上に厳しいものであることを知って、その厳しいところへの対応策を打ち出すべきです。
 困った話、涙の出る話、そして騙された話。人間社会の暗い部分の話は本当に切なくなります。それでも聞くことによって、何か方策が見えるかも知れないと極力対応しているところです。そのため携帯電話や携帯メールの返事を直ぐに返せないで、夜に返答することが多くなってきました。事情によっては、途中で携帯電話に触ることができない場合があるのです。事情を察していただくと共に、皆さんに申し訳なく、お詫び申し上げます。

【その他】

  • ここに書き切れないほどの仕事量がありました。まとめて記しますが、一つひとつに心を込めて対応させてもらっています。
    防犯灯に関しての対応。防災対策に関する確認事項。外国からのお客さんへの対応。福祉施設のイベントに関する打ち合わせ。宇宙開発事業団のサマーキャンプの実施についての協議。福祉施策に関して対応に差があるとの申し入れへの対応について。明日の訪問日程の調整について。和歌山県への企業誘致に関しての協議について。そして和歌山市長選挙の問題への対応など行いました。

5/9(日)「地引網」

【地引網】

午前中、和歌山市片男波海岸での地引網イベントに参加しました。家族のためのレクリエーション的要素を持ち合わせたイベントで、今回もお招きいただいたことに感謝しています。挨拶では、厳しい経済環境の中、和歌山県として取り組みが必要な施策は、経済対策と雇用問題への対応であることを指摘いたしました。
 経済対策としては公共投資の予算がプラスに転じさせていますし、雇用確保については緊急雇用対策を実施中です、私達の生活の安定を図るためには、地域経済を上昇させ、雇用確保を図ることが大前提となります。経済的基盤をしっかりさせることで、私達の生活が守れるのです。ご家族の皆さんの意見も聞かせていただいて、諸課題に対応させてもらう所存です。
 お招きいただいたことに心から感謝申し上げます。

【昼食会】

引き続いて昼食会に参加しました。約15人の懇親会でしたが、国政の動きなどに関して皆さんと懇談することができました。国政レベルでは新しい政党が乱立していますが、何となく将来の主流となり得るような政党の期待は薄いと感じている人が大半でした。それよりも地方から発信中の地域政党への期待感の方が大きいように感じています。
 話題は今回の参議院選挙よりも、三年後の参議院選挙や次回の総選挙に向かいました。民主党は、沖縄県の基地問題でしくじると鳩山総理の進退問題に発展し行き詰ることになりそうですし、そうかと言って自民党が受け皿になるとも思えません。自然と他の政党に関心が向かいますが、大きなうねりになりそうな感じがしません。
 時代は政党の選択よりも人物本位に向かっているようです。今回の参議院選挙の結果によっては、例えば民主党が過半数を取れなかった場合は政界再編の動きに向かうこともありそうですし、自民党が惨敗したら自民党は解体の危機に向かうとの指摘がありました。
 第三の政党の出現は困難なようですから、今回の参議院の予測は難しくなっています。どの政党が人物を揃えられているかが鍵となりそうです。

【ぶらくり丁】

和歌山市中心部にあるぶらくり丁を訪ねました。商店街を歩いてみたところ、日曜日だというのに人通りがありませんでした。お店を訪ねて歩いたのですが、どのお店からも「人通りがなくて活気が戻らない。行政課題として何とかできないものですか」と要望をいただきました。明らかに、和歌山市の中心市街地活性化のための計画は効果がないとの指摘です。「まちを何とかして欲しい」。これが地域の皆さんからの叫びでした。
 「お店を開けていてもお客さんは少ないのですが、閉めておく訳にもいかないのでシャッターを開けています。首長の姿は見かけませんから、この現状を知らないと思います」。
 そんな意見がありました。個別に見るとセンスの良い新しいお店もありますし、昔ながらの粋なお店もあります。個々に見ると楽しいのですが、ぶらくり丁全体として見ると活気が感じられないのです。全体をプロデュースできる人の存在がないことと、仮にあったとして素直に意見を取り入れることが再生のために必要なことです。
 ぶらくり丁で一番立地条件が良いとされている角地にあったマクドナルドが平成22年4月30日をもって閉店しています。この衝撃がまちなかにあります。一等地でも商業地としての魅力がないことを全国規模の会社から突きつけられた感があるからです。
 市長候補の選挙公約は把握していませんが、中心市街地再生に関しての記述があるのかどうか、気になるところです。

【懇談】

ぶらくり丁のあるお店に入って、県議会報告を行いながら店主と話していました。先に来ていたお客さんの一人から、「単に議会報告を持ってきて帰るのかと思っていたら、店主とおもしろそうな話をしている内容が聞こえてきました。店主と話が合うようなので、それなら私とも話が合うと思って声を掛けさせてもらいました」と話してくれて、三人での懇談の時間をいただきました。お客さんの貴重な時間をいただき感謝申し上げます。
 和歌山市再生について、賑わいを取り戻すための施策について、そして沖縄県の米軍基地問題について、真の日本の独立についての意見交換を行いました。
 時間が限られていたこともあったので、お客さんの名刺を頂戴して、改めて会社を訪問させてもらうことになりました。「店先で政治の話ができるとは思っていませんでした。良い機会をいただき感謝しています」と話してもらいました。そして「この続きを話し合いたい」として事務所の位置を教えてもらいました。
 「今までは多くの政治家との付き合いがあったけれど、私の意見をきっちりと聞いて反応してくれたのは初めてです。全ての人は私の意見も聞かないで自己主張するばかりで、しかも中身のない空論ばかりでした。口先だけの和歌山県の政治家ばかりだったので付き合いをしていませんでした。そして、もう和歌山県の政治家に期待していなかったのですが、今日は驚きました。是非とも会社に来て下さい」と話してくれて、店先での懇談を終えました。
 この出会いにも感謝しながら、ぶらくり丁を後にしました。人とのふれあいがあることがこの商店街の魅力だと思いました。

【経済事情】

和歌山県が厳しい経済環境にあることを改めて思い知らされました。建設業界では不渡りが限りなく発生し、不渡りを食らった会社が支払い困難に陥って、仕事があるのに資金がショートして、事業継続が困難になる事例も発生しています。
 当たり前のことですが、不渡りを食らった場合、予定していた入金がなくなりますが、仕事を請け負ってくれた材料会社などに対しての支払い義務は残ります。仮に100万円の不渡りがあった場合、依頼者から100万円の入金がないのに、請負事業者に100万円の支払いをしなければなりません。上下200万円の差が発生するので事業継続が厳しくなるのです。そんなことが当たり前のように発生しているのです。
 このような負の連鎖を断ち切らない限り地域再生はあり得ません。果たして首長に声が届いているのでしょうか。この他にも、和歌山県の実態に関して衝撃を受けた打ち合わせでした。

【研究会】

政治経済エネルギー研究会に関しての打ち合わせを行いました。事務局長と事務所予定場所を確認しました。環境が良いことから場所をここに決定し、机や応接セットの搬入などの準備を進めることにしました。その他の懇談も含めて、夜食も兼ねて話し合いを継続しました。時間をいただいたことに感謝しています。

5/8(土)「さをり織り」

【さをり織り】

和歌山市で開催するのが二回目になるのが「さをり織り」の展示会です。城みさをさんが始めた「さをり」は誰でも気軽に織物ができるため世界中に広まっています。そんな「さをり」の展示会が和歌山市で開催されていることを嬉しく思っています。事務局の皆さんと、「今回が第二回目ですが、五回、十回と回を重ねられるように取り組んで下さい」と伝えましたが、その期待に応えてくれるものと確信しています。
 会場はフォルテワジマの二階で、訪れた時は多くの来場者で賑わっていました。この展示会の模様はテレビ和歌山で取り上げてくれることになっていて、認知度が高まることを歓迎しています。
 会場では昨年に引き続いて「さをり織り」の体験をさせていただきました。気軽に織れるものですが、一年間間が開いていることから最初は少し戸惑いました。しかし直ぐに感覚を取り戻して織物を織る時間を楽しみました。誰でも織物が楽しめるので、もっと愛好者が増えて欲しいと願っています。
 初めての作品の仕上がりは見せられるようなものではありませんが、記念品として飾っておくつもりです。指導していただいた皆さんに感謝しています。

【俳句の会】

5月の俳句の会が巡ってきました。ご縁をいただいて入会をしてから、俳句を作る楽しみと苦しみを味わっています。毎月五句を作って例会に挑むのですが、五句を作ることが難しいのです。季語と体験を重ね合わせながら俳句を詠んでいます。勿論、初心者ですから俳句と呼べるものかどうかは分かりませんが、それでも俳句の視点を持ちながらまちを歩いています。
 本日の例会で発表した俳句は次の通りです。
・行く春を十二の君と歩く父
・高速を家路に急ぐ春の夜か
・パソコンが春眠さそふ世界旅
・まちを行く白い半そで春深し
・年齢を重ねて楽し日永かな
 以上の俳句を提出しました。俳句を詠むことは中々難しいものです。しかし俳句を意識しておくことで、日常の見え方が違ってきました。日常の風景の中から、何かを見つけようと意識するようになりました。それでも感性の問題が横たわっていることから、簡単に作ることはできません。「一年間は修行だと思って気軽に参加して下さい」と声を掛けてくれたように、修行の時期を楽しみたいと考えています。年齢を重ねて、新しいことに挑戦できる機会をいただいたことに感謝しています。

【講演会】

藤井厳喜さんが和歌山市に来てくれました。わが国で報道されていない実態を包み隠さずに話してくれました。宮崎県では口蹄液が流行しているようですが、マスコミ報道がされていません。テレビや新聞で報道されていないのは、政府が関与しているからだと伺いました。つまり政府にとって都合の良いことだけを報道し、それを真実だと思わせているのです。これが国を挙げての情報操作なのです。情報戦争とは、ミサイルを飛ばすものではなくて、テレビで同じことを繰り返して報道することで私達を洗脳することです。知らない間に洗脳されて、日本がどうなっても良いと考える日本人が増えているようです。
 日本人が日本国を売るようなことはあってはならないのです。何が目的か分かりませんが、自国を外国に売り飛ばそうとしている国は少ないと思います。現実にそんな事態が進展していることを危惧しています。
 わが国は軍備を整えることができませんから情報機関がないのです。軍があると情報収集機関は発展しますが、日本にはそのしくみがありません。そのため情報を入手するための手段や、防衛問題は外国に委ねる他ないのです。
 これでは自国を守ることはできません。将来に亘って日本が日本であり続けるためにも、世界の中の日本の存在意義について考えたいものです。
 参加した人数は少なかったのですが、内容は濃いものがありました。

【自治会総会】

有家自治会の平成22年度総会を開催しました。私も副会長として参加させていただきました。今回は議案での提案に対しての質問が多く出され、前向きな自治会組織形成に向かっていると感じています。
 一年に一度の総会ですから、班長などの役員から執行部に対して意見を述べてくれることは歓迎すべきことです。役員を引き受けたがらない会員がいる中において、区長や班長を引き受けてくれた皆さんに深く感謝しています。ありがとうございました。

【その他】

  • 各地におけるLEDの採用事例に関して協議を行いました。公共施設を中心にLED採用に動きが活発化されています。地方都市から名乗りを上げるためには設備投資が問題となります。地球環境問題に関して、或いは競合者が存在しているため、悠長なことを言えないので即座に対応すべきものです。そして新しい技術のLEDも次世代型の時代に突入しているようです。
  • 和歌山市長選挙の動向に関して話し合いました。現状で現職市長に向かって行くことはかなり気無理を伴うものです。今から誰が名乗りを挙げたとしても厳しい状況になっていますから、8月1日の和歌山市長選挙は無風になる可能性もありそうです。
  • 県営住宅の募集に関して依頼がありました。入居者の募集を開始していますから、申込書の受領は早く行って下さい。

5/7(金)「紀州レンジャーズ」

【紀州レンジャーズ】

二シーズン目を迎えている関西独立リーグ。地元和歌山県の紀州レンジャーズも開幕を迎えてリーグ戦を戦っています。現在は4チーム中4位ですが、これからの戦いに期待したいところです。
 午前中、紀州レンジャーズ監督の木村竹志さんが訪問してくれました。チームに賭ける熱い思いと抱負を語ってくれました。地元チームとして野球をみんなで楽しめるボールパークにしたいことや、Jリーグを目指している地元サッカーチームとの連携を含めて、スポーツで和歌山県を元気にしたいという構想も描いています。また食育やエコに関してのテーマを持ち、エコ・デーなどの企画も打ち出したいと考えています。
 勿論、少年野球教室開催や地域貢献活動も実施していますし、地元ミュージシャンやよさこいチームとの協働活動も企画しています。変わったところでは、和歌山県の緊急雇用対策事業の一環として、子ども達へのスポーツ指導を通じて地域貢献を行う事業で4人を紀州レンジャーズで雇用することになっています。
 このように、プロスポーツして地域レベルを超えた競技を提供すること、そして選手達が子ども達へのスポーツ指導を通じて青少年の育成の支援をすることを目指した県民球団として活動してくれています。
 応援団的役割のサポーターも初年度よりも増加しているなど、認知度は高まっているようです。但し、厳しい経済事情を反映して球団運営に関わる資金捻出に苦慮し、走り回っている状況もあります。
 木村監督が「和歌山県が一度チームを失えば、二度と和歌山県にプロ野球チームはできなくなる」と話しているように、このチームの運営が行き詰った場合、和歌山県はプロスポーツの支援も叶わない、プロスポーツ不毛の地となりそうです。
 かつてプロスポーツの育たないといわれていた新潟県ですが、現在はJリーグのサッカーチーム、北信越独立リーグの野球チーム、BJリーグのバスケットチームなどが競い合っています。新潟県はこれらのプロスポーツを応援する地元愛に溢れているようです。新潟県のような先進的な取り組みを目指したいと将来構想を話してくれましたが、現状では和歌山県の支援体制は弱いと感じています。何としてもプロスポーツの灯を消さないで欲しいと願っています。

【来客】

向陽高校の先輩二人が訪ねてくれました。一人は36年前に春の甲子園大会に出場した方で、平成22年の向陽高校のセンバツ大会出場に際しても多大な尽力を尽くされています。
 センバツ出場の慰労会の意味も込めて、関係者で懇親会を開催することになりました。また野球部は夏の甲子園大会出場を目指して練習を重ねているようです。明日試合が予定されている春季大会を勝ち残ると、夏の県予選のシード校になります。最低限シード権を獲得して、夏の大会に備えて欲しいものです。
 季節は春から夏に向かっていることを感じました。燃える春に続いて熱い夏になることを期待しています。

【都市開発】

都市開発に関しての協議を行いました。地域開発に関しては、地元の同意を抜きにしては前に進みません。特に計画が中断したものを再開するに当たっては、新しい計画について地元の同意は不可欠です。県や地元市に自治会から、計画が頓挫したものを再開するに当たって、その工事再会に関しての意見や要望が出される場合があります。首長としては慎重になるべき問題です。開発か地元の安全かを秤に掛けると、現代社会としての答えは明らかです。
 今後の取り組みに関しては地元同意抜きには語れません。

【打ち合わせ】

風力発電と太陽光発電などの新エネルギーに関して、今後の需要見通しについて協議しました。日本の技術は世界最高峰なので地球環境問題に対応するためにも、諸国への技術支援の必要性も感じています。
 また福祉施設や病院の省エネルギー支援方法や、食品の安全性の確認方法についても話し合いました。

【その他】

  • 県営住宅の入居申し込み、高校や大学進学時における奨学金制度、および教師採用試験に関して和歌山県から公表されました。それぞれに関して問い合わせがあり、複数件の対応をいたしました。
  • 和歌浦地区環境保全に関して調査を行っています。平成22年5月21日に和歌浦地域は国の名勝地域に指定される見込みとなっています。指定されることは、和歌浦が国として重要な景勝地として認められることですから、和歌山県にとって歓迎すべきものです。この指定を受けた場合、保全に関して守るべきことや制約など、どのようなものが発生してくるのか調査しています。
  • JAXAのサマーキャンプが和歌山市にやってきます。時期は夏休みに入った平成22年7月31日。開催場所は和歌山市の中心市街地のフォルテワジマです。宇宙教育は和歌山大学が力を注いでいる項目であり、JAXAとの協働活動の中の一環です。日本で一番宇宙に近い県が和歌山県であることを認識できるような機会になって欲しいものです。

5/6(木)「大型連休明け」

【責任の所在】

休み明けですが、朝一番の午前から訪問予定があり、そのお客さんと打ち合わせを行いました。連休中も相談事項があり、その一部の対応を行ったものです。
 社会で発生する問題は、例外なく全て人が関わっています。意思疎通が図れていないことや言葉の意味の取り違えなどに起因することが多いのですが、それらの問題を解決するためには当事者が責任を持って話し合うことが原則です。どちらか一方が、特に依頼をした側が逃げているようでは、問題が解決するどころか事態は複雑化していきます。当事者間は揉めてもらっても良いのですが、物事には間を取り持っている人の存在もあります。間に入った人は、その問題が揉め事に発展すると思わないのが普通ですから、問題が大きくなった時、間に入った人は責任を感じます。ところが当事者は自己弁護ばかりを主張するため責任の所在が不明確になり、結局、間に入った人のところに責任が戻ってくる場合もあるのです。責任を取るべき人が責任を負わないと、誰かのところにしわ寄せが行くことになります。
 善意で間に入った人が窮地に追い込まれることになる。そんな馬鹿な話が多々あるのです。正直者が馬鹿を見るとはよく言ったものです。善意で間を取り持った人が責任を感じているのに依頼した者は無責任でいる、それがまかり通る不思議な社会がここに存在しています。何とも困ったものです。

【地域の力】

午後からも打ち合わせに入りました。厳しい時代ですが、和歌山県の企業には元気になって欲しいと心から願っています。個人でお役に立てることは少ないのですが、少しでも扉を開けることのお手伝いをさせていただきたいと考えています。
 さて、民間企業は実現したいアイデアをたくさん持っていますが、どこに実現を阻んでいる要因があるのかを突き詰めると、行政機関の内規的な取り決めにあることがあります。行政機関は公平な取り扱いを好み、例外を嫌う傾向にあります。特別な事情があったとしても例外規定を好まないのです。その結果、民間企業の速度を減速させ、結果、民間企業は時機を逸して投資する機会を無くさせます。地域力を阻んでいるのは行政機関にある場合、その次も同じような対応となり続けます。
 法律違反は論外ですが、公の存在である企業が地域のためにと思って取り組むことを後押しするのが行政機関ですが、歯止めをかけているのがその同じ組織です。直ぐにでも実現させたい事業が、行政機関の事情によって10年先になるような見通しが想定される場合、それは将来に亘って実現不可能となります。
 何とも勿体無いことです。このようにして地域の宝物が埋もれて行くのです。和歌山県においても例外ではありませんが、お役に立てることがあれば対応していきたいと考えています。

【打ち合わせ】

政治経済エネルギー研究会事務局長と打ち合わせを行いました。今後の会の進め方に関して確認を行ったものです。会の運営に当たっては、参議院選挙や首長選挙に左右されない私達の組織運営を目指して行くことを話し合いました。そのための話し合いを関係者が集まって後日、再度話し合うことにしました。

【その他】

  • 知人からの相談事項について話をさせていただきました。法律面での支援が必要な案件であったため初期対応を行い、その後、法律家を交えて解決方針の確認を行いました。この案件は、即座に対応することで大きな問題に発展しないと考えています。来週辺りに必要書類を作成することにしました。
  • 公務出張の取り扱いに関して、議長、議会事務局と協議しました。和歌山県活性化のために資する可能性があれば、どこにでも飛んで生きたいと考えています。
  • 地域の道路工事に関して協議を行いました。通学路に当たる道路工事のあり方に関してのものです。生徒や通行される方の安全の確保を第一に考えるとしたら、工事の時期や方法があると思います。善後策を検討しています。

5/5(水)「大型連休最終日」

【和歌山市の政策】

和歌山県を何とかしたいと思っている人は多いのですが、その具体的方策を論じることは中々難しいことです。和歌山市中心市街地活性化や直川用地の企業立地、和歌山北インターチェンジの開通などの成果が現れていますが、それぞれにおいて事情を知っている人は意見を持っています。
 中心市街地の問題では、国の補助制度を活用しているけれども計画通りの賑わい効果がでていないひとで成功事例とは言えないとの指摘があります。直川用地に関しても県内企業の移転や物流が多いため、直接的な雇用増加につながらないことや、和歌山北インターチェンジは元経済産業大臣と元自民党代議士が何年もかけて開通に結びつけたもので、現職の成功事例とは言えないことなどの指摘もあります。
 確かに、これだけの動きがあるのにも関わらず、中心市街地の人通りは増えていませんし、雇用が増加している実感はありません。投資しているのに見合った人の動きや新しい流れを感じられない点で、政策の効果が期待値よりも低くなっているのです。
 行政の施策もサービス業と同じで、期待値を上回ると評価されますが、期待していたよりも実感が伴わないと評価はされにくくなります。
 平成22年は和歌山市長選挙と和歌山県知事選挙が予定されています。これまでの政策の評価を有権者に説明して審判を受けることになります。現状でイエスとなるのか、新しい可能性を求める方向に向かうのかは分かりませんが、向こう4年間を託す人を選ぶことになります。今回信託された首長が4年後もトップでいることも思いながら、和歌山の姿を描きたいものです。

【和歌山巴里祭】

平成22年の和歌山巴里祭は7月4日に開催されます。和歌山シャンソン協会の皆さんは全力で広報活動に取り組んでいます。ある方に巴里祭のことを話したところ、既にチラシとチケットを持っていました。「先に宣伝に来ていましたよ」と話してくれたように、和歌山県でシャンソンを普及しようと走り回ってくれているようです。どんなことでも、「自分が成果を挙げるんだ」と思う人が複数人存在していることがそれを成功させる条件です。
   できる範囲でと思っている人が何十人いても、それは結果を出すことはできません。自分の事のように活動してくれる人が大勢いることが、物事の結果を出すためには必要なことです。和歌山巴里祭のコンサートも、会員の皆さんで役割分担を行いながら活動中です。
 今年もお客さんに楽しんでもらい、そして秋に福祉団体への寄付も含めて成果を挙げられるようにしたいと考えています。

【大型連休最終日】

早いもので、大型連休も終わりました。いつも思うことですが、物語の入り口に入る手前は不安と期待で時間が長く感じるものですが、物語を読み終える時、時間は加速度的に過ぎ去っていきます。お正月や5月の大型連休も同じで、休みの前は長い休みに入ると思いますが、終わりになると早かったなぁとなります。それが充実していた時間だったのか、それとも休んでいたからなのかは自分だけが評価できます。
 子どもにとっては次の到達地点は夏休み、大人にとってはお盆休みになるのでしょうか。
 その次は年末と新年になりますから、年の後半は加速度的に過ぎていきそうです。

5/4(火)「大型連休四日目」

【休日】

連休は終盤に入り、今日はオフしています。サービス業を除く全体が休みに入っている感じがあり、久しぶりに家族といると子どもの成長を感じました。嬉しいことに中学一年の子どもは学校が大好きで、学校に行きたくて仕方ないようです。勉強というよりもバスケットボールクラブに入部しているのですが、部活が楽しくて仕方ないようです。ただ一年生ですから、大半は基礎体力作りのため廊下を走ったり、階段の上り下りなどの練習なのですが、それでも楽しいと話してくれています。
 小学校と中学校とでは一年の違いだけですし、平成22年3月までは小学生だったので、わずか二ヶ月の違いだけですが、随分成長して中学生らしい顔になってきました。まだ12歳ですが、もう6年も経つと高校を卒業することになりますから、今の時間はとても貴重な時であることに気づきました。一緒に出掛ける機会はそれ程多くありませんし、一緒にいられる時間も限られてきました。子どもが思い通りにならない出来事があった時、寂しそうな横顔を見ると、可哀想なことをしていると反省しました。親と一緒に遊びに来てくれる子どもの時間は残されていないのですから、一緒にいる時間が大切なことなのです。もっと構ってあげなければと思いました。
 小学生までは子どもは保護者が見守るものですが、中学生になると自分で好きな道を切り開いているようです。保護者が言わなくても、子どもは好きなことを見つけています。いつまでも構っていてはいけないのですが、子どもが離れて行くのは今までとは逆に寂しくなります。「いつまでもこの時間が続きますように」。そんなことを思いながら、休日は足早に過ぎて行くものです。
 「今年の夏休みはもう一度オフがあるかなぁ」と思いながら、過ぎ行く時を懐かしみました。月並みですが、時間の過ぎるのは本当に早いものです。それに対して、子どもの時間はどんな速度で流れているのでしょうか。自分の子どもの頃を思い返すと、どれだけ遊んでも時間は無限にあったように思います。夏休みはずっと続くものだと思っていましたし、
 新学年も毎年繰り返されると思っていました。
 ところが大人の時間は時計が違っていたようです。永遠に封じ込められていた時が開放されて、それまで止まっていたものが加速度的に流れていきます。それは成長曲線と同じような動きをしているようです。
 中学年一年生の子どもを見て、成長していると思いますが、それは子どもが大人への階段を登り始めた証拠かも知れません。成長していく姿は嬉しいものですが、一方では今の時間のままでいて欲しいと思います。何時の日か、子どもは親を超えて行くのですが、健在なうちにゆっくりと成長して、あっという間に抜き去って欲しいものです。
 そう言えば中学一年のクラブの基礎体力作りの連休は、しんどかった思い出だけしかありませんが、子どもはそれを楽しんでいます。苦しい練習を楽しみながら行える性格を、そのまま大人になっても維持して欲しいものです。苦しいことを楽しいと思って乗り切れる性格は、それだけで大きな財産なのですから。人格形成の大切な時期を上手く過ごしてくれているようです。
 「もう休みが終わり〜っ」。その一言が、今日が楽しい日であったことを知らせてくれています。それだけで嬉しいものです。

5/3(月)「大型連休三日目」

【エネルギー供給構造高度化法】

平成21年7月1日に成立した法律がエネルギー供給構造高度化法です。正式の名称は「エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律」で、家庭用太陽光発電を電力会社が現行電気料金の2倍で買い取ることを義務付ける内容を含むものになっています。経済産業省によると次のような目的と概要になっています。
 「エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律(以下「エネルギー供給構造高度化法」という。)は、電気やガス、石油事業者といったエネルギー供給事業者に対して、太陽光、風力等の再生可能エネルギー源、原子力等の非化石エネルギー源の利用や化石エネルギー原料の有効な利用を促進するために必要な措置を講じる法律です。
・制定の背景。我が国におけるエネルギーの供給のうち、石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料がその8割以上を占めており、また、そのほとんどを海外に依存しています。一方、近年、新興国の経済発展などを背景として、世界的にエネルギーの需要が増大しており、また、化石燃料の市場価格が乱高下するなど、エネルギー市場が不安定化しております。加えて、化石燃料の利用に伴って発生する温室効果ガスを削減することが重要な課題となっております。
 こうした状況下において、エネルギーを安定的かつ適切に供給するためには、資源の枯渇のおそれが少なく、環境への負荷が少ない太陽光やバイオマスといった再生可能エネルギー源や原子力などを含む、非化石エネルギー源の導入を一層進めることが必要です。また、化石燃料についても、生産設備の効率化などを通じ、有効利用を促す必要があります。
 エネルギー供給構造高度化法は、こうした観点から、電気やガス、石油事業者といったエネルギー供給事業者に対し、非化石エネルギー源の利用を拡大するとともに、化石エネルギー原料の有効利用を促進することを目的とするものであり、国会による審議を経て、平成21年7月1日に成立したものです。
 エネルギー業界は再生可能エネルギー導入が義務付けられるようになり、また石油精製設備などのエネルギー供給構造の高度化も求められるようになりました。経済産業省では余剰精製設備の廃棄に対する支援策を検討している様で、余剰設備を廃止したり、リニューアルなどを行い、国内の石油精製設備の効率化と高度化を図る考えを持っています。これからの問題として、地域経済の失速や失業者増加などへの影響が予想されるため、和歌山県でもその対応を考えておく必要があります。
 この法律に関して関係者と話し合いましたが、エネルギーが変わることで社会形態も変わります。例えば石炭産業が斜陽化し石油に代替されていった時代には、通産省が石炭産業従事者を守るために国を挙げて尽くしてくれました。国の方針転換によって関係する民業が成り立たなくなる場合、国の支援体制が求められます。この石炭産業の時の通産省の戦いの様子は「官僚たちの夏」がリアルに伝えてくれていますが、同じようなことが起きる可能性も頭に入れておきたいものです。
 国策が変わると消えて行く産業もあれば、生まれてくる産業もあります。消えて行くのは民間の経営が悪いとは言えません。

5/2(日)「大型連休二日目」

【教育問題】

教育関係者と懇談しました。「子どもの教育には時間がかかるものです」と経験談を聞かせてもらいました。今の生徒は厳しくすると学校に来なくなってしまいますし、甘くすると態度が悪くなります。勉強とクラブ活動を両立させている生徒は伸びています、というものでした。ある生徒は体重の管理もできていなかったので、運動クラブへの入部を勧めたそうです。運動をしたことがなかったのですが、一年間の部活に耐えて、100キロの体重が80キロに落ちたそうです。身体が引き締まった分、勉強への意欲も現れて、厳しい時代に就職が決まりました。何もやらないよりも、少しでもやった方が良いのです。
 ところで運動部では夏の大会を控えて、この休み中でも練習を続けています。生徒の声が響いているだけでも元気になります。

【サービス業】

サービス業とは、お客さんが望んでいるものを提供した時に対価をいただけるものだそうです。満足を得られなかったら、お客さんが望んだサービスではなかったことを意味しているのです。ですからサービスレベルの判断者は常にお客さんの方です。お客さんの評価が悪いと思うことは、お店のサービスレベルを向上させることにはなりません。
 しかし最近の飲食店などは、昔と比較して随分優れた気持ちの良いサービスを提供してくれています。企業内教育やマニュアルの内容が一段高いところに進んでいることが原因の一つですが、他の店の良いところを真似て水平展開していることで高いレベルで競い合えているのです。

【懇談】

普段はなかなか時間が取れなくてご無沙汰になっている方がいます。頻繁に会いたいと思っているのですが、月日は思っている以上の速度で過ぎ去っています。  Mさんのところには年末に会って以来でしたが、歓迎して自宅で迎えてくれました。  今日はお休みでご夫婦とも在宅でした。夕食時でしたが懇談の時間を割いてくれましたこと感謝申し上げます。  話は民主党政権の話題から入りました。昨年8月の総選挙では期待をして投票したけれども、ぶれている鳩山総理を見ていると期待感はなく、今月末の沖縄の基地問題が解決できなかった場合、早期に退陣すべきだとの意見でした。長年の課題ですから簡単に物事は進まないことは分かっていますが、本人が約束した公約ですから責任の取り方があると言うものです。高速道路の無償化も含めて公約に答えていないことは、期待を込めて投票した人への約束違反だと考えているのです。結果を導くのは厳しいと思いますが、自民党を上回っている期待感に答えて欲しいと話してくれました。
 またラジオ番組は情報の宝庫であると教えてくれました。ラジオは画像がないのでアナウンサーは自在に操る言葉で物事を表現してくれます。政治の話題は、ラジオで聞くのが一番分かりやすいそうです。
 そして昼間にラジオで聴いて参考になると思った事柄は、その場でメモをしているそうです。何百人もの養子縁組をして子ども手当てを申請した外国人の問題や、普天間基地の移転先についてのコメントなどはラジオ番組で見解を付して放送していたようですが、それに対する意見をメモしておいて、仕事から帰ったご主人に話すことが日課となっていると伺いました。仕事中、ラジオは聴けませんから、奥さんが時事問題のエキスを話しているのです。
 これもメモの効用です。どれだけ素晴らしい話を聞いても、メモを残しておかないと翌日には半分近くを忘れてしまいます。できたら聞いて良いと思った話は、当日のうちに整理して自分のものにしておきたいところです。
 国政の話題は良く知っていました。これもラジオで聴いてメモを取り、それをご主人に伝えていることから、自分のものになっているそうです。
 国政と同じように、和歌山県の状況について私の見解を説明しました。和歌山県の活性化は誰もが期待していますが、見える姿での活性化にはなっていません。地方自治体の財政難の問題があるにしても、期待に応えられていない状況です。
 和歌山県単独での活性化は従来から検討されていますが、効果がないと多くの人に思われているのであれば、違った方法を検討すべき時期に差し掛かっています。平成22年度には和歌山県も参加する関西広域連合が発足しますが、観光や防災に関して広域連合として予算化を図り施策を講じることになりますから、関西全体での施策に参加することから突破口を見付けたいと考えています。
 関西が元気ないのに和歌山県だけが元気になることは考えにくいことですから、関西全体の底上げに和歌山県が参加して、一緒に活性化を図りたいものです。余程、特長的な施策がない限り、単独で突き進むよりも広域での活性化を目指したいところです。
 かなりの時間、懇談させていただきましたが話は尽きなかったため、次回の懇談の時期は今月末に設定しました。「また今度」ではなくて、次回も話し合う必要がある時は、日時を決めてから分かれるようにしています。
 夕食時にお邪魔したにも関わらず、温かく迎えてくれたMさんに感謝しています。

5/1(土)「大型連休」

【大型連休】

大型連休に入り、まちは動きを止めるように思いましたが、意外と仕事をしている方が多いように思います。連休中も休まないで働いている。そんな光景が印象的でした。
 某文具店は学校が休みですが営業していました。店主は「今日は子供たちが少ないです。でも遊びに来てくれる子どもたちのために店を開けています」と話してくれました。
 ここでは子ども達の身体の大きさに合わせて、店内に手作りの椅子と机が置かれています。ここに座って話をしていると、子どもの視点で店内を見ることができます。小さい頃は文具店を、このように見ていたんだと思いました。お菓子と筆記用具、ノートなど、懐かしい香りが充満していました。
 しかし現在は2010年。子ども達は「子ども手当てが支給されるんだよ」と政治の話もしています。子ども達の笑顔を見ていると民主党の子ども手当ては、家族の幸せの一端を担っているような気がしました。
 店主は、「まだ政権に就いて半年なのに、民主党を批判する声ばかり出ていることはおかしいと思います。60年間隠されていた事実を浮き彫りにしていますし、公約も実現させようとする姿勢があり頼もしいと評価しています。それよりも批判を繰り返している自民党の方が政策政党になり得ない感じがあります。もう意識の中では自民党に戻ることはありません」と話してくれました。
 小さな文具店にはまちの話題がいっぱいで、幸せな雰囲気も満ちていました。

 続いて工務店にお邪魔したところ、お店は開けていたものの店内の清掃中でした。「先日、県庁で見掛けたのですが、人と同じだったので声を掛けられませんでした」ということでした。「いつでも声を掛けて下さいね。事務所にもお立ち寄り下さい」などの意見交換を行いました。

   運送会社に勤めているIさんは、昨日徳島県に配送の仕事があり、本日午後に和歌山市内の自宅に戻ったばかりでした。少し眠そうな顔でしたが、訪問を歓迎してくれました。「仕事があるだけマシですよ」という挨拶でしたが、身体に気をつけてくれるように話しました。ところで共通の友人が先日、手術を行いました。成功しているのですが予断を許さない状況が続いています。その方は小さな飲食店を経営しているのですが、早く良くなってお店に立ちたいと思っているようです。しかし無理は禁物です。自宅と病院の往復を繰り返していますが、ゆっくりと療養してくれるように伝えました。

 酒屋のIさんもお店を開けていました。ご主人さんは配達中で、お店を守っている奥さんと話しました。Iさんにはいつも急な配達をお願いしているので、お礼を兼ねて挨拶に伺いました。「連休中も休まないで仕事です」。仕事ができることに感謝しているようでした。 皆さんの営みが社会を支えている。そんな気がしました。

 またあるタクシー会社では、休みは関係ない体制を取っています。「サービス業ですから休みは関係ありませんよ」と社長は笑顔で答えてくれました。この会社ではお客様の満足と安全第一を目標に掲げています。車庫には大きくこの目標が掲示されていました。

 平成22年4月から自治会長に就任したNさん。就任直後の意欲を聞かせてくれました。
 自治会の役員は初めてだそうですが、現役時代は金融機関で管理職をしていた経験から、改革に取り組もうとしています。そして日本一の自治会を目指すことを目標に掲げて取り組みを始めています。お互いに挨拶をすることや、班長会議では自治会を良くするために気兼ねなく質疑を行うことなどを実践しています。また小学校の登校下校時には、見守り隊として街角に立っています。見える形での取り組みを行い、まだ二週間ですが、「少し手応えを感じています」という状況です。
 ところで和歌山市政に関しては、「全く話にならない」との意見でした。「聞くことをしないし、意見に対して逃げている」と経験から来る評価でした。そして最近、道路に関してお願いに行ったところ、関係する三箇所の班をたらい回しにされたことを怒っていました。「同じ部が管轄している班なのに、何故お客さんである私が同じことを三回も説明しなければならないのだろうか。三人が集まってくれたら直ぐに解決する問題と思うのですが、対応がなっていません。旧体質の市役所の体制に驚いています」。
 民間企業で勤め上げた新しい自治会長にとって、未知との遭遇が続いているようです。
 ただ刺激するような発言を繰り返しているには理由があります。澱んだ河川を魚の住めるきれいな河川にするためには、かき混ぜて空気を送り続ける必要があります。空気を送る作業が現状をこれで良いのか考えようとする発言なのです。水を浄化させるための活動が開始されています。日本一の自治会になる日はやってくると思います。



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