【ビーチバレー】
和歌浦でビーチバレーが開催される予定があります。これは今年4月25日のスチューデントジャズフェスティバルと同時開催となる見込みです。ビーチバレーを直接見たことはありませんが、オリンピック競技でもあり、高い人気を誇っているスポーツです。
和歌山県で開催されることは歓迎すべきことです。そして一緒に開催することを呼び掛けたジャズフェスティバル主催者の皆さんの和歌浦活性化への思いを感じます。
ジャズとビーチバレーの主催者両名と話し合いましたが、自分達で実施可能な音楽とスポーツを通じて地域活性化に貢献したいとする思いに感銘を受けました。小さな取り組みの塊が大きくなっていく過程を楽しみにしています。
【介護問題】
突然、高齢世帯のご夫婦の一人が病気で倒れて収入がなくなり経済的に厳しくなった時、残された一人は忽ち生活に迷ってしまいます。収入は年金だけとなって、現在の生活を維持することが困難になった方の相談を受けました。
年金だけだと会社と家屋を維持することは厳しく、会社経営に関しての借入金を毎月返済していることもあり、生活が維持できなくなっています。そのため自社ビルの売却を含めて会社を閉めることも考えています。一家の中で所得を得ている自営業の方が病気のため仕事ができなくなると、積み上げてきた生活はあっけなく崩れてしまいます。中でも75歳を超えたご夫婦の一人にとって、病院での看病をしながら自分も借金返済と生活を続けることは厳しい環境といえます。
自らが介護施設への入居も検討しながら、これからの生活を考えることも余儀なくされます。不安と心細さによって精神的に参ってしまっている。そんな感じを抱きましたが、「こんなことを相談できる人は片桐さんしかいない」と言ってくれているだけに、借金返済と事業の継続問題、そして介護施設への入所などの問題を早期に解決させたいと考えています。残りは安心できる人生を過ごして欲しいと願っています。
【昼食】
お昼をいただきながら、素晴らしい出会いを演出してくれました。Kさんに心から感謝すると共に、ご一緒していただいたKさんにも心から感謝申し上げます。
私は政治参画とこれからの関西発展について話をしたのですが、Kさんから心に響くお話を聞かせてもらいました。和歌山市は思いやりがあって、やさしくて幸せなまちになって欲しいとの意見です。信心法則に基づいて、人を信じることによって地域コミュニティが成り立つまちは幸せです。隣の人と会話がある、地域の人が信じられるまちは幸せなまちなのです。朝日が昇ってから夕日が落ちるまでの間に何をなすべきか。そんなことを考えて一日を過ごせるとしたら、一日は充実したものになります。充実した一日の積み重ねが一生涯です。人生において特別なことは滅多に起こりませんし、特別な日はそれほど巡ってこないものです。しかしそれは良いことなのです。幸せだと気づかない日々が実は幸せな毎日なのです。特別な日が毎日続くと精神的に疲れるのは必至です。
手帳を見て「今週はすべきことが多いなぁ」だとか「毎日、初対面の違う人に会う日程が続くなぁ。どんな人だろう」と思うことがありますが、こんなタイトな日が一ヶ月も続くとしたら、精神的にきつくなります。特別な日は特別な日であるから嬉しいものであって、毎日あまりにも変化に富んだ日が続くと相当な精神力の持ち主でないと身体が持ちません。
それが存在している間は幸せを感じないものです。無くすことによって幸せがここに存在していたことを知るのです。何もない日々を過ごしている私達は、実は幸せに囲まれて生きているのです。太陽が昇り、生きていることに感謝すべきこと以外に何をするのでしょうか。小さな毎日への感謝を続けられることが幸せなのです。
今日の私は幸せですと、多くの人が言える筈です。
ところで午とは太陽をあらわす単語だと伺いました。12時のことを正午といいますが、それは太陽が真上に来る時間であることに由来しているそうです。正午は中居間ともいい、この時刻から日が沈む時刻までが人間が活動すべき時間になります。日が昇ってから正午までの時間は神様に感謝する時間だそうです。太陽が昇って一日が始まることに感謝し、太陽が頭の上に来る午の時刻から人間としての活動を行う。そして日が沈む頃には心と身体を休ませる。これが自然界のサイクルです。この生活を続けていると身体も精神状態も快調になります。
朝に感謝をしないで、昼は力を抜いて夜の活動に備える、そして夜更かしをしているようでは自然界に背くものですから、健康と幸せを維持できないのです。
自然に従って、水の流れに従うように生きていれば苦しいことは少なくなります。水の流れに従うと日々の活動や人間関係は楽になります。人は自然の中に生かされています。そのことを知って営みを行いたいものです。
【防災と福祉】
和歌山市内では学校区単位で大災害発生時の避難所が指定されています。第一次避難所は公共施設が多いのですが、要支援者の皆さんにとってその場所で長い時間過ごすことは困難です。そこで要介護者の方が継続して避難生活を続けるためには設備が整った介護施設や有料老人ホームの協力を得て、その場所を第二次避難所として指定して欲しいところです。残念ながら和歌山市内のそれらの福祉施設と和歌山市が避難所として協定している例はありませんが、地域の安心確保のために絶対に必要なものです。
現在、和歌山市では要支援者の登録を進めていますが、登録者数は約2,500人と少なくて、大災害発生時における要支援者の安全確保のための協定にまで進展していないのです。
希望としては早期に福祉施設と和歌山市が災害発生時の避難所として協定を締結して欲しいのですが、協定の内容や具体的な依頼内容を詰めていく作業に時間を要しているようです。
ただ他の府県の市では既に協定を締結しているところが多くなっていますから、和歌山市だけが協定することに困難な筈はありません。起きてから慌てるのではなくて、起きる前に協議しておくことが防災ですから、災害弱者である要支援者対策は早期に実施して欲しいと考えています。
この問題に関して関係者と協議しました。関係者の思いも同じですから、平成22年度の早い段階で実現できるように活動を行いたいと考えています。
【政治不信】
政権交代を果たした後に噴出している政治とお金の問題。政権与党は強気ですが、民意はそれを許していません。多くの方と話し合うとそのことが分かってきます。この問題に関して、「与党の国会議員はどちらを向いているの」との質問がありました。「県民の皆さんの声を聞くことから代議士と呼ばれるのであって、政党の意見のままであれば選挙屋ですよ」との指摘も受けました。政治不信という言葉は嫌な響きがありますから、この言葉をなくすような政府与党であって欲しいものです。民意が選択した現在の与党なのですから。
【甲子園】
和歌山県立向陽高等学校が、和歌山県代表として春のセンバツに出場することになりました。向陽高校は21世紀枠で選ばれたたもので、甲子園出場は実に36年ぶり15回目の出場となります。
和歌山市の方は知っている人もいると思いますが、向陽高校は旧海草中学時代を含めて夏の甲子園に7回も出場している古豪です。大先輩には、伝説の大投手といわれている嶋清一投手がいます。海草・向陽記念館には嶋清一投手の写真が飾られていますし、夏に連覇の偉業を記念するものも展示されています。長く甲子園から遠ざかっていましたが、遂に甲子園出場を決めました。校長先生から「期待できる」と聞いていたので大丈夫だと確信していましたが、実際に決まると卒業生の方々から連絡をいただきました。
甲子園出場、おめでとうございます。選手が夢の時間を思いっきり楽しめる試合を期待しています。
【掲載写真3枚/撮影/和歌山リビング新聞社編集部 佐藤俊一】