【お客さん】
近くの工事現場からHさんが事務所に立ち寄ってくれました。現場の仕事が終わり事務所の前を通りかかったところ「いる気配がしたので立ち寄りました」と笑顔で話してくれました。Hさんは私のことをいつも気に掛けてくれているので、来訪は有難く思っています。
さて知人の子どもさんが高校で硬式野球をやっているのですが野球部ではないので、紀州レンジャーズの入団テストを受けられないかとの問いがありました。木村代表と話をしたところ「ユースチームの結成を考えている」とのことでした。条件は高校を卒業することですから基本的に在学中のチーム参加は難しいのですが、卒業後、または通信高校に在学するなどの条件を満たせば、ユースチームへの参加もあり得るとのことでした。
事情があって高校野球を残念した生徒の受け皿としての役割も独立リーグは果たそうとしています。そのため才能ある選手のユースチーム参加は大歓迎です。基本的に紀三井寺球場での練習日に参加できるのであればテストも可能です。
この生徒の今後はどうなるか分かりませんが、高校卒業資格を得て、野球を続けられ環境を整えてあげたいと考えています。
【防災対策】
大地震に備えての防災対策に関して打ち合わせを行いました。不動産業界の方に直近の大地震直後の現場の様子を写した写真を見ていただき、学校や市役所の被災直後の現場がどれだけの惨状になっているのかを実感してもらいました。大震災への備えとして室内対策の重要性は話しても全て話切れるものではありません。
その証拠に、和歌山市の小学校になるピアノの固定方式を可動式にすることが入札条件になっていることが挙げられます。これは阪神・淡路大震災直後に採られていた方式で、現在では古い方式として地震対策先進県である静岡県では採用されていない方式です。ピアノが可動してもよい方式では防災対策にならないことから、静岡県では固定式を採用しているように防災器具も進歩しています。最新の実証結果が得られた固定器具を採用すべきなのですが、和歌山市の場合、予算の問題なのか古い方式でも効果があると思っているのか分かりませんが、どちらにしても地震対策先進県にまで施行方法が聞こえていますし、その不可解な行動を疑問視する声を聞きました。
このように命を守ることを予算面で安価に仕上げようとすると、結果として何の効果も得られないことになります。防災対策は大地震が発生しないことにはその効果が検証できないため、このような古い方式を採用することになるのです。問題点として指摘しておきます。
【不動産の相談】
不動産の評価と固定資産税に関する相談を受けていたので、今日訪問して対応いたしました。不動産価値は下落傾向を示していますから、現時点の評価を基に取引価格を設定する必要があります。不動産の価値は恐らく年度初めよりも下落していることから、当事者の思惑と違った金額が示されることもあります。関係者が納得てきる結果を導きたいと考えています。結論を出すまでに約一週間を予定しています。
【打ち合わせ】
Kさんは三件の課題について打ち合わせを行いました。ひとつは関西空港の二期工事の状況について。関西空港の役割の低下が言われていますが、そのため二期工事が遅延しています。関西とすれば早期完成を期待していますが、国の反応は鈍いようです。和歌山県にとっては二期工事が完成し、航空便の増発と利便性向上を期待していますから、何とか動いて欲しいと思っています。
児童ポルノ禁止の署名活動に関しての中間報告。国会提出用の署名を集めていますが、専念できないことからなかなか集まりません。それでも今まで集めた分をお渡して意見交換を行いました。
そして7月のビッグ愛での講演会に関して進め方について話し合いました。いずれも地域にとって大切な課題だと認識しています。
【議会報告会】
夕方からは県議会報告会を実施しました。仕事でお疲れの中ですが約30人の皆さんの参加の下、今月12日開会した県議会定例会の中で、補正予算の概要紹介と説明を行いました。
和歌山県の緊急経済対策として過去最大級の大型の補正予算を組んでいます。過去最大規模の予算とは471億円の補正予算です。これは国の経済危機対策の補正予算が成立したことを受けて、県でも補正予算を編成したものです。
内訳は公共事業として240億円。公共事業の追加実施による雇用機会を拡大すること、社会資本整備の設備促進を図ることを目的にしています。公共事業以外の追加補正事業として222億円があります。緊急的な経済危機対策関連事業の実施に220億円。内訳は、雇用対策として45億円、低炭素社会革命に9億円、健康長寿、子育て支援に114億円、安全、安しん対策に28億円、県立学校のICT推進などに7億円、その他16億円となっています。また新型インフルエンザ対策に2.4億円が計上されています。
この補正予算が成立すると当初予算5,228億8,100万円に471億5,100万円が加わり、総額5,699億3,200億円となります。
公共事業の追加対策は、県土発展のために必要な公共事業を前倒して実施するものです。主なものは、近畿自動車道紀勢線、御坊から田辺間の四車線化に745億円、その内県費負担金は102億4,375万円。近畿自動車道紀勢線、田辺からすさみ間の事業費は60億円、その内県費負担金は8億2,500万円。国道、県道橋りょう補修が20億200万円。国道災害防除事業として3億8,000万円。国道、県道改築に32億4,000万円となっています。
雇用対策として、非正規労働者や中高年齢者の失業者に対して、短期の雇用、就労機会を創出、提供する事業として11億円があります。
そして新型シンフルエンザ対策として約8,000万円があります。オーストラリアでは新型インフルエンザが流行していると聞いています。それは秋から冬の季節に入り、空気が乾燥していることでウイルスが拡散しているようです。日本でも秋から冬での流行やサーズなどに備えて、マスクや消毒液などの必要物品の備蓄や、医療検査体制の充実と強化を図ることにしています。
以上、経済危機対策補正予算を活用して総額471億円の補正予算が計上されています。必要な公共事業の前倒しにより、県内経済活性化を図るための対策を推進したいと考えています。公共工事の有効性に関しては賛否がありますが、この異常な経済情勢の下ですから、公共工事を実施して活性化を図ることを第一としています。批判はそのあとのことになると考えています。
また、議決は閉会日の6月30日ですから、予算案が決議された後に補正予算が執行されることになります。
意見として、補正予算は良いのですが、県債を発行して対応するのであれば、借金を残すことになるので問題が残ると指摘をいただきました。勿論、借金の先送りは極力避けるべきですから、行財政改革を実施しながら経済対策予算を補正することを狙いとしています。
【英会話教室】
留学サポートセンタージールスの牧野さんにお越しいただき、基礎からの英会話教室の講義をしていただきました。私達の視点は日常生活の中では凝り固まっていますから、その視点を拡大する意味からも英会話の講座を持ったものです。
英語の歴史と日本語の歴史から説明してもらえたので、何故日本人が英語か苦手なのかを前提として英会話の講義は進んで行きました。狩猟民族であるヨーロッパ人と農耕民族である日本人では文章の組み立て方が違います。英語では誰が何をすることを先に持って来るのは、狩りの時に自分の意思を相手に伝えないと獲物を逃がすからです。獲物を獲得できないと即生命に直結しますから一大事です。ですから主語と動詞が先に来るのです。
ところが農耕民族は種をまいて苗木を育てます。半年以上かけて作物を育てて収穫しますから、即効性のある言葉ではなくて協働性のある言葉となります。ですら動詞は文章の最後にくることになります。
英語は絶対に主語プラス動詞から始まります。「誰が」が重要ですから命令形以外は主語を省くことはできません。まず誰が何をしたいのかを組み立てます。その後、表現したい単語を付け加えていくそうです。
この感覚に慣れることから始めて、一つの構文を最低でも50回繰り返して覚え込む位にしたいものです。2〜3回繰り返しただけで構文を覚えたように思うことがありますが、それだけでは絶対に身についていません。繰り返して慣れることが大切なのです。
そして日常生活で使用しない英単語は覚えることは困難です。普段の行為を英語で表現することと、それを繰り返すことが大切なのです。
長い間、離れている英語ですから、講義では緊張感がありました。単語と並べ方が浮かばなくなっています。発声練習をすることで口が開くようになりましたが、訓練してないと口はなかなか開かないのです。日頃からの訓練が大切なことが分かりました。
今日を最初のステージにして、ステップを上って欲しいと要望がありました。
【打ち合わせ】
英会話の講義を終えた後に、本日最終の打ち合わせを行いました。経済対策に関してのものでした。経済対策の必要性は中小規模の会社の現状を聞く度に強く感じます。まず経済を立て直さないと何を言っても始まらないと思います。経営者が夜遅く打ち合わせに来てくれたことからその深刻さが分かります。