11月29日(土) 「NPOの問題」
【松枯れ問題】
 和歌山市の景勝地、和歌浦周辺の松が枯れていることから、地元の皆さんが松枯れを予防しようと活動を開始しました。本日の地元紙「ニュース和歌山」にこの取り組みが紹介されました。和歌山市の代表的な観光地での松枯れの被害は深刻で、観光にも影響を及ぼすものですから、報道を契機に支援の輪が拡がることを期待しています。

【NPO活動について】
 NPO法人和歌山観光医療産業創造ネットワークの活動に興味を持ってくれている方と懇談しました。立派な社会人の方ですが、仕事だけをしていては直接的には地域貢献出来ないことから、何かをしたいとの思いから相談を受けました。丁度、同じ会社の先輩がNPO法人を立ち上げて地域貢献活動を行おうとしていることからも触発されて、和歌山観光医療産業創造ネットワークの活動に参加したいとの意思表示を受けました。
 地域貢献に関心を持っている方ですし熱意もあることから、再度事務所でお話を伺うことになりました。
 健康ツアーや美容ツアーにも関心を寄せてくれていて、今後益々戦力が充実しそうです。

【FMについて】
 和歌山市でコミュニティFMを開設するための準備を進めています。主体となるNPO法人の件からの認可を受け、法人登記も完了し体制は整いました。来年の開局に向けて必要なものを揃えているところです。本日は午後一番からの懇談で、番組編成や地元活動家との連携など約1時間協議を行い、発足後も睨んだ話し合いとなりました。全国の都道府県の県庁所在地で地元のFM局がないのは和歌山市だけですから、地域文化に寄与し防災機能を備えたFM局開設に向けて活動を行っています。

【懇談】
 マスコミ関係者と懇談を実施。明日、県知事選挙の告示ですが盛り上がりに欠けているとの評判です。また来春の県議会の候補者もほぼ出揃ったと聞きました。次の和歌山県政を託す候補者の条件についてお話を伺いました。
 
【NPO談義】
 夕方からはNPO関係者と懇談を実施。和歌山市のNPO活動は全般的に熱心で、地域貢献に寄与していると思います。和歌山県では県のNPOセンターに指定管理者制度を導入し、コンペの結果、民間に業務運営を委ねています。和歌山県内にあるNPO団体の活動情報の発信や補助金活用に関しての情報提供を行っていること、またNPO法人設立の親切なアドバイスなど、主観ですがかなりレベルの高い取り組みをしていると感じています。
 実際、本日お会いした方の評価も同様で、センターの取り組みを信頼しています。それに対して和歌山市のNPO法人の連携に関して疑問だとの意見を伺いました。その理由として具体的なものを挙げてくれましたが、膨大な予算をかけなくても、考え方を変えることにより全て解決が可能な問題でした。
 和歌山市で活発な活動を行っているNPO団体との連携した活動のあり方に関して、平成18年12月議会の一般質問で取り上げることにしています。

【意見交換活動】
 夜は個別に議会活動に関する意見交換を行いました。約10軒の皆さんとの懇談となりましたが、明日につながるものだと思います。
11月28日(金) 「福祉施設竣工」
【福祉施設竣工】
 和歌山市に新しい福祉施設が竣工することになりました。開所は平成18年12月1日の予定ですが、開所に先立ち本日は関係者の内覧会があり参加させていただきました。この福祉施設は介護保険適用の方と元気な高齢者(原則60歳以上の方が対象)の方に入居してもらうための施設です。高齢化社会が到来している和歌山市においては行政機関に頼らない民間による福祉施策が重要ですが、その取り組みの先端を走っている施設となりそうです。経営者の方と懇談する中で福祉事業に参入する理由を聞かせていただきました。それは自分の母親の介護が必要となった時に、本当に親身になって対応してくれる施設が少なかったそうです。そのため自分が感じた思いをさせないために、自分の肉親を安心して託せるような福祉施設を造りたいと思ったのが契機です。

 加えて、高度成長の時代を担ってきた人が現役を退いた後に不幸な思いをさせたくないという強い思いもあり、我が国の経済発展を支えてきた人達のご苦労に応えるためにも安心して暮らせる福祉施設の連接が使命と考えたようです。本当に先人のことを思う素晴らしい気持ちから事業化に乗り出しました。
 そのため本福祉施設では、最低限の利益は必要ですが、それ以外は採算を度外視してゆったりとした空間と共用スペースが完備されていて、安全と安心を提供してくれる福祉施設に仕上がっています。また地域の方に開放するレストランを併設しています。本格的な料理を楽しめるレストランを一階に持った福祉施設は和歌山市内では珍しい筈です。地域活動の拠点になることも目標に掲げています。毎日、14時30分から16時30分の間は、サービス時間として、地元で65歳以上の方に限って、コーヒー一杯を100円で提供して憩いの場として活用してもらえるしくみ作りをしています。ものが動くと経済活動は活発になります。和歌山市が経済的に停滞している要因のひとつは、ものの動きが少ないことも考えられます。活性化の基本は域内でものが動くことです。残念ながらそれが欠けているのが和歌山市ですから、現役世代からものも人も動くような活動を展開させたいものです。
 新しい考え方と施設を持って、地域に根ざした福祉施設になるように期待しています。

【食品衛生管理】
 海南市またで出掛けてある企業の経営者と懇談してきました。懇談内容は様々ですが、食中毒に関する行政指導に関しても議論を交わしました。行政区画によっても指導方法に違いがあるようです。同じ食品衛生法に基づく取り扱いをすべきですから、なるべく公平になるよう働きかけます。

【懇談】
 驚くような内容の連絡を受けたので、昼間ある方と懇談の機会を持ちました。直ぐに対処したことで問題は収まりましたが、全ての問題の発生と解決方法は同じです。早期の適切対応があれば問題は早期に終結しますが、対応が遅れると解決までの時間は何倍にも及ぶことになります。問題が発生すれば直ぐに対応するとこが問題解決の秘訣です。

【平和ポスター】
 ライオンズクラブ事務所に出掛けて、平成18年度平和ポスターコンクールの審査をしてきました。私達のクラブからは19点が入賞作品として扱うことになりました。冬休みに入ると和歌山近鉄百貨店で展覧会を開催する予定です。これも和歌山市の活性化の一端を担っていると考えています。何もしないと何も生み出せないのです。

【福祉保健部との協議】
 最近のペットブームにより、動物との共生の気持ちが芽生えている人が多くなっていることは喜ばしいことです。しかしその反面、ペットを飼う時のマナーを分かっていない飼い主が増えていることも事実です。ペットに関する問題があり、和歌山市福祉保健部と協議しましたが、個人間の思いの行き違いに関しては、行政機関が入ることは難しいことが分かりました。常識的な範疇で解決できるよう取り組みます。

【懇談会】
 夕方からは約35人の皆さんとの懇談会がありました。職種も活動の拠点も異なる皆さんの会合は大いに盛り上がりました。初めての顔合わせの人もいたことから自己紹介や仕事の紹介をお互いに実施しました。和歌山県のことを考える共通の目的を持った人同士の集まりは、今後につながるものになります。

【懇談会2】
 引き続いて別の懇談会に参加しました。少し参加が遅れたのですが、遅い時間帯までじっくりと意見を交わすことが出来ました。社会を担っている現役世代が頑張って、次の世代につなげるようなそれぞれの分野において何かを残したいと話し合いました。同じ地位に長いは禁物ですから、具体的な活動が出来る時代に動くことが、時代を担っていることを感じられることになります。
 本日、何かの縁でご一緒出来たことは素晴らしいことで、これからの活動に活かしたいと考えています。遅い時間までありがとうございました。
11月27日(木) 「意見交換活動」
【意見交換活動】
 本日も朝から昼過ぎまで、皆さんのところに訪問させていただき議会活動に関する意見交換を行ってきました。訪問させていただいたのは約30軒の皆さんでした。本日の意見で多かったのは県政に関するものでした。今回の談合事件で古い体質には全く期待出来ないことが分かったので、全く違う人の登場を待っているというものが圧倒的でした。和歌山県や和歌山市から逃げ出す人も出てきて、県の人口減少に拍車が掛かるとの声も聞かれました。不信感や諦めは極致になった感があります。さらに民主党和歌山県連が候補者の擁立を見送ったことで、更に期待感は薄くなっているように感じました。

 さて個別には、お話の中から皆さんの人生を感じることもありました。先般、長年勤めた企業を退職した方は、仕事を離れることはイコール責任がなくなることを意味しているので、今はホッとした感があると話してくれました。寂しさよりも安堵感がある様子で、暫くはゆっくりしたいとの感想でした。現役時代は、自分がいないと仕事が回らないと思うものですし、極端に表現すれば日本社会が止まってしまうような錯覚さえ覚えるものです。しかし現実はそうではありません。どれだけ中枢にいる人でも誰かが直ぐその穴を埋めてしまいます。組織でも社会でも同じです。人材が次々に出て来る組織や社会でないと、それらの組織は滅びてしまいます。組織や社会を創っているのは人ですから、新しい人材を育てることを怠ると忽ち後退します。
 私達がすべきことは、自分が前線にいる間は世の中を少しでも前進させることで、自分が思い描いている使命をある程度達成できた時は、次の時代を担う人に思いを託して道を譲ることです。それが出来ている人と懇談していると暖かくなります。
 
【懇談】
 その後も数件の皆さんと懇談の時間を持ちました。ある高齢者団体の会長は、国が決定したことは簡単に覆らないので年金改革や介護保険料の問題は諦めている。会として国まで陳情も何回も行ったけれども全く改正案に反映されなかったことから、与党には期待しなくなった、と話してくれました。
 それよりも現在の活動は方向転換させて、受給してもらう年金の範囲内で生活を豊かにする方法を見出そうとしています。つまり年金改革に異議を唱えるのではなく、自分達が日常生活を楽しく過ごせるための趣味や教養を高めること、知識を次の世代に伝えることを目的とした活動をしようとしているのです。習い事としての音楽やダンス、習字や写真などを習いお互いで楽しもうと考えています。
 後ろ向きから前向きな方向に意識も考え方も転換させています。地方議員としては国の施策に対して発言権はありませんし制度改革に向けた活動も適いませんが、そのような活動であればお手伝いをさせていただくことを考えています。

【懇談2】
 女性活動家を訪ねていくつかの案件に関して懇談を行いました。教育や地域活動、健康産業などまで話は及び、子育て世代の意見が県政に通るような活動を行いたと話してくれました。「県政はもう終わっているから」との感想でしたが、半面、これから挑戦しようとする人に対しての期待もありました。市議会は地域の代表的要素が多いとすれば、県議会は県の方向性を議論して欲しい場にして欲しいし知事の行き過ぎには待ったを掛けて欲しいとの要望がありました。

【懇談3】
 議会活動の3年間についての報告と今後の議会活動に関して意見交換を行いました。「多くの議員を知っているけれども、活動から判断して誰でも応援出来るものではない。人に紹介するには議員活動が信頼出来るものであることが前提です。仕事柄、議員の評判は聞こえてきますから活動している人は分かっています」と意見を頂戴しました。
 安定よりも挑戦。この姿勢を忘れずに活動したいものです。

【意見交換活動2】
 引き続いて午後3時30分から6時まで皆さんとの懇談を再会しました。信頼出来るお二人の方が案内して下さったため、それぞれで有意義な意見交換となりました。困難を乗り越えて今の生活を過ごしている方ですから、交友関係も広くて信頼感を得ていることが分かりました。お忙しい中時間を割いていただいたこと感謝いたします。
11月26日(日) 「和楽会会合」
【意見交換活動】
 朝9時から約50軒の皆さんのところを訪問させていただきました。生憎の雨天でしたが、皆さんに気持ちよく受け入れていただきましたこと感謝しています。やはり皆さんと言葉を交わすと、思っていることや期待していることなどが直接伝わってきますから、今後の活動の基礎になります。皆さんの意見を基本として議会活動を行っていきます。
 現役世代の方は子どもの教育問題、団塊の世代の方は年金や介護保険の問題など、母親にとっては子どもの働き場所の選択肢が和歌山市にあって欲しいというものが、主な意見でした。
 
【和楽会会合】
 夕方時からは和楽会会合に出席いたしました。本日はお三味線と長唄そしてマリンバを組み合わせた演奏を楽しむ会でした。和洋の音楽を一緒に楽しもうとする企画で、和歌山市で音楽文化を広めることも目的しています。参加者は約120名で、日頃馴染みのない組み合わせで新鮮な感覚がありました。
 私が座らせていただいたテーブル席は、和歌山市で元気に活躍している女性の皆さんが一緒でした。楽しい会話と共に、和歌山市の音楽や文化活動を素人でも楽しめるしくみをどう創るのかまで発展しました。和楽、洋楽、ダンスなど文化的な人生の楽しみはたくさんありますから、誰でも楽しめるしくみを創ると健康で若々しい人生を過ごせることになります。各界で活躍されている女性陣ですから、これからの協働が楽しみになってきました。
 
【樹秀会会合】
 引き続いて樹秀会会合に出席しました。会合が連続となったため、少し遅れての参加となりましたが、皆さんと懇親を深めることが出来ました。この会は全て先輩の皆さんばかりでしたから、教えられることが多々ありました。
 ある方は和歌山市の文化を守るための活動を続けています。地域で文化的価値を持つ物品などは、責任を持って保存しないと散逸することになります。一度和歌山市から外に出てしまうと二度と戻ってきませんから、個人にしても行政機関にしても誰かが集約しておく必要があります。個人で文化を守っている方は、物品を次の時代に保存するために多くの費用を要しています。お金よりも地域として価値あるものを守ることが地域の文化度を高めることになると考えているようです。私も最近拝見させていただきましたが、次の時代に伝えたい和歌山市の文化の数々があります。物品も紀州の精神も、守り伝えたいものです。
 ある方からは、今日の会合で顔を合わせたのは一期一会のことなので、是非とも皆さんで話をして交友を深めて欲しいと意見がありました。お互いにゆっくりと話をする機会を持てると親交が深まります。次回の会合は平成19年2月に決定しました。

【和歌山の景気】
 本日の最後に。和歌山市に出てきて約30年で、実家が九州にある方は先月、母親を亡くされたそうです。亡くなるその少し前「母親の生命が危ないので一度帰って来て」と連絡があり和歌山市から九州に戻ったところ、認知症が進行していて自分の息子であることすら分からない状態だったようです。「帰ってきたよ」呼び掛けても、母親は「あんた誰」という返答で全く分かってくれない状態でした。

 二日間一緒にいたのですが思い出してくれなかったので、仕事の関係上、和歌山市に戻ろうとした時のことでした。別れ際に息子さんが母親の手を握ると、何も思い出していない筈の母親が息子の手を強く握り返してきたのです。そして目からは涙が溢れ出ていたそうです。この時は「何とも言えない辛さを感じた」そうです。25歳の時、九州から関西に飛び出して来て以降、母親には音信不通で大変心配をかけていたことや、親不孝だった自分に反省をしたそうです。最後の握手で、認知症であっても母親は母親であることに感謝したのです。

 そして面会から一ヵ月後の先月に亡くなったのです。和歌山市と九州では距離がある上に和歌山市の景気が良くないことから一代で築き上げたお店を閉店したこともあり、それ以降帰ることが出来なかったのです。最後になるとお店は開店しておくだけで300万円も赤字となる状態でした。もう経営が出来ないと諦めて店舗を閉めました。現在、その場所は更地となり100円パーキングに姿を変えています。
 本当に切ない話です。和歌山市で成功しかけていたのに和歌山市が全体的に底を打った状態もあり、閉店。それでも現在の状況と母親との別れから、懸命に立ち上がろうとしています。もう一度、生まれ育った九州ではなく和歌山市で再起を図っています。
 国策ではありませんが、一度失敗したら終わりではなく、和歌山市が何度でもチャレンジ出来るまちであって欲しいものです。
11月25日(土) 「紀州子ども語り部研修会」
【紀州子ども語り部研修会】
 平成18年度の第二回紀州子ども語り部研修会を開催しました。本日のテーマは「城下町の今と昔」で、紀州和歌山市が和歌山城を中心とした城下町として発展してきた歴史を学びました。
 和歌山城は豊臣秀吉が築城したもので、関が原の合戦以降、徳川家康に引き継がれました。紀州徳川時代に、お城の周囲に商人などを配置したことが現在の地名や商業地として残っています。例えば京橋とは、和歌山城から都京都へ向かう拠点を表しています。歴史を学ぶと、現在の和歌山市は紀州徳川時代が起点になっていることが良く分かります。わが町の歴史を学ぶことは、現在のまちづくりに活かすことが出来ます。
 次回からの研修は現地実習で、和歌山城で集合して実際に城内を周ることにしています。

【押し花展示会】
 お誘いをいただき、「押し花&山の幸染め展示会」に行ってきました。これを主宰しているふしぎな花倶楽部では専用の教材を使用しているため、自然の色をそのままに押し花に出来るのが特徴です。普段は押し花教室や山の幸染め教室が開かれていて、本日は生徒さんの作品も数多く出展されていました。
 華やかな会場を案内していただき自然の色彩を楽しませていただきました。

【目標】
 ビジネスや個人目標など戦略を立てる上で大切なものは目標を設定することです。目標がないと何も生まれないといっても過言ではありません。目標とは、放っておいたら到達できないことを指します。自然に任せていても到達するようなものには目標を設定する必要はありません。例えば一般的に、年齢と共に進級する小学校の進級などは目標を持つ必要はないのです。

 目標とは、年収1,000万円を目指すなど、努力しなくては到達できないけれども、努力をすれば達成も可能であるようなものに有効なのです。ただし単一、単年度の目標であれば達成は困難ですから、目標はたくさん設定しなくてはなりません。
 初年度500万円、二年目は800万円、3年目には1,000万円を達成するという目標が一つ。さらに1,000万円を達成した後に何を目指すのかも目標として持っておく必要があります。単に年収だけを目標にしているのでは達成した後は何も残りません。年収達成の後には、年収を高めて家族が幸せになるなどの高い目標を持つことが必要です。

 このように目標には近い目標と遠い目標があり、金額換算出来るような比較的軽い目標と家族の幸せなど重い目標があります。これらの近遠、軽重のある目標を設定することが実現に向かわせる秘訣です。近い目標だけ決めるのであれば、遠い目標はぼやけてしまいます。遠い目標だけを持っていると、今何をしたら良いのか分からなくなってしまいます。高い目標を一つにして、それを達成するまでの目標は、姿かたちの違った複数の目標を設定することです。
 つまり目標はたくさんあること、頭の中にあっていつでも取り出せるものである必要があります。
 目標達成のための秘訣があります。それは「流れ星の伝説」と呼ばれるものです。流れ星が流れている間に願いを掛けると、その願いが適うとのいいつたえがあります。これは正しいものです。
 理由は次のようなものです。流れ星が流れ落ちる瞬間に、咄嗟に願いが思い浮かびお願いとして言えるということは、普段から目標を持っていて常に意識していることの現われだからです。常に目標意識を持っていることで流れ星が流れ落ちる瞬間にでも願いを掛けることが可能となるのです。目標を理解して、覚えて、いつも頭の中で繰り返して継続させ、とっさに言える程に定着させることで目標は達成させることが出来るのです。

 そして目標は他人の考えに基づくものではなく、自分の考えを持ち自分の言葉で表す必要があります。他人の考えは全てを理解出来ませんし、理解出来ていないことは実行することは出来ません。ところが自分の考えなら自分が理解出来るものですし、実行し易くなります。自分で納得して実行するためには自分の考えを持って自分の言葉で目標を立てることが大切です。
 そして最も重要なことがあります。それは目標を紙に書き出すことです。例え間違った考え方であっても、紙に書き出すことで具体化させることが出来ます。紙に書くことで間違いがあれば自分でも分かりますからそれを直すことが出来ます。最初から完璧な目標はありませんから、気付いた都度、または時間の経過と共に当初の目標を修正していくことが大切なのです。

 アリストテレスの逸話があります。アリストテレルは様々な分野で活躍した歴史上の人物ですが、特に物理学では功績があったと言われています。しかし現在ではアリストテレスの物理学には間違いが多いと聞きます。それでもアリストテレスの物理学は現在社会の基礎になっているのです。その理由は、例え間違いであっても物理学の考え方を最初に具体的に示してくれたことで、後の人がアリストテレスの考え方を修正することか可能となってからです。もし元になる考え方がなければ、物理学の進歩は今よりも遅れていたと言われています。

 つまり間違っていたとしても紙に書き出しておけば修正は可能ですから、考え方をより進歩させることが出来ますし、間違いを正していくことで精度を高められます。紙に書き出さないで頭の中にしまいこんでいても修正出来ませんし、具体化させていないものは永遠に直すことは出来ませんから発展性もありません。
 総括すると、目標とは、複数のものをたくさん設定すること。繰り返して常に言葉で表せること。自分の言葉で紙に書き出し、自分の成長と共に修正していることが重要なのです。
 今日のお話の中から大切なことを学ぶことが出来ました。

【意見交換活動】
 夕方から40軒の皆さんを訪問させていただきました。皆さんと意見交換をする機会は大切な機会ですから、次の活動に活かせるように、いただいた言葉を自分の言葉に置き換えて管理しています。皆さんとお話する中で強く思うことは、政治への期待は薄れ失望感が増大していることです。もっと言えば、何も期待していないという答えが多くなっています。但し、現行の体制には期待出来ないので、体制を入れ替えることへの期待感は感じ取ることは出来ます。
 評判とは凄いもので、インターネット並みの速さで皆さんの間を駆け抜けています。日頃の行動がどれだけ大切なものかを実感することが出来ました。
11月24日(金) 「海南市検定」
【海南市検定】
 平成18年9月、「ふるさと海南検定」が実施されています。これは「紀州ふるさと検定実行委員会」が主催したのもので、多分和歌山県で初めてのご当地検定試験だと思います。
 受験者は総勢638名で、結果を聞くと大人も子どもも楽しく受験したようです。検定試験は大人用と子ども用の二種類があり、小学生に関しては海南市内の3箇所の小学校で実施しています。この検定は和歌山の特産品を初めとする和歌山ブランドを広く知ってもらうことを目的としています。私も少し拝見したのですが、子ども用は答えが分かりましたが、大人用の問題は難解でした。主催した方に聞くと「海南市の方なら80点以上は取れる問題ですよ」と話してくれました。このことから、検定の目的以外にも自分が生まれた故郷のことを良く知り、故郷に誇りを持つような二次的効果があると理解出来ました。

 現在は発展的に「わかやま検定推進協議会」として組織化を図り、NPO法人化を目指しています。活動の領域を海南市から和歌山県域に広め、和歌山の歴史と和歌山の物産を検定問題として作成して地域振興に役立てようとしています。
 既に和歌山県下で初めて検定試験を実施した実績が中央にも知れたことから、地域検定推進協議会と連携しインターネット検定に関しても協議を行っています。他にも和歌山県の観光を売り出すしくみを検討しています。京都検定や東京検定で有名になったご当地検定試験ですが、和歌山県でも地域振興に役立てようとする動き、そして他地域にはない発展的な取り組みも行おうとしています。
 本日、「ふるさと海南検定」を実施した代表者と今後の進め方について協議し、和歌山県のお役に立てる活動に広げることを確認しました。

【和歌山城】
 明日開催する「第二回紀州子ども語り部研修会」の打ち合わせをしました。そのため和歌山城内を訪れたところ、和歌山市役所南別館には和歌山城の歴史をパネル展示したコーナーが誕生していました。今までなかったのが不思議な位で、休憩室もあり気軽に立ち寄れる空間となっています。コンパクトにまとめられた展示室ですから一度立ち寄ってみては如何でしょうか。オープンは昨日だったそうです。

【ジャズとトップ】
 平成18年12月初旬のジャズフェスティバルに関してお話を伺いました。和歌山県を元気にする取り組みで、深夜12時30分からもフェスティバルラストの演奏会が開催されます。民間では各部門で活性化の取り組みを行っていますが、ここで話題になったのが行政機関のトップの資質や選定方法の疑問についてです。
 知事選に関して私達が知ることが出来るのはその大部分は新聞報道が情報源ですが、記事を見る限りにおいて皆さんからは諦めの声が聞かれます。一体、何が議論され決定されているのか分からないので、自分達のこととは思えない状況だと言う意見があります。
 今日も、トップ不在でも民間の元気な活動は停滞することなく動いています。

【懇談】
 昼間は市内の店主達と懇談。県政への不信について意見をいただきました。既に今後の期待感よりも何も期待していないという意見が殆どでした。諦めや失望の空気が充満しているように感じます。それでもお店を経営している方々は和歌山県で生活をしていく他に選択肢はありませんから、今ではなく数年後への期待を掛けてくれています。

【紀州子ども語り部研修会】
 明日の紀州子ども語り部研修会の資料確認や運営方法について協議しました。明日第2回目の開催となりますが、参加してくれる生徒が多くて遣り甲斐があります。主催するNPO法人の代表者は今週、第1回目に欠席した生徒の学校を回って明日の研修会への参加依頼をしてくれています。熱意溢れる行動です。関係者が熱意を持って運営すれば、熱伝導が起こりますから明日は必ず良い研修会になります。

【和歌山大学観光学部】
 引き続いての懇談では、和歌山大学観光学部設置への期待感があり、絶対に和歌山県に必要な学部なので是非とも実現して欲しいと強い要望がありました。学問としても重要ですが、地域に開放された大学であって欲しいと中心市街地への学部開設を望んでくれています。まち全体のことを考えて計画を構築すべきだとの意見があり、市は中心市街地再生のコーディネーターの役割を果たすべきなのに依然として進まない状況に苛立ちを感じているようです。

 和歌山大学観光学部開設は和歌山市にとって奇跡のような出来事であり、成功させるために市全体の支援体制が必要です。しかし具体化される時期に来て何故か状況は進展していません。
 進展しない理由は様々でしょうが、ここは和歌山市中心市街地の再生のために大きな視点を持った企画と判断が望まれています。中心市街地活性化基本計画では和歌山大学観光学部の開設も含まれていることと思いますが、本気で取り組むのであれば適切な動きをすべきですし、やる気がないのであれば基本計画から外すべきです。
 中心市街地の動向に注目が集まっています。

【さをり】
 誰でも気軽に織物を楽しめるのが「さをり」です。和歌山市内でも活動家は活発で拠点も設けてくれています。障害者用トイレも完備し、さをりの活動拠点として整備もされています。現在は朝夕の寒さとクリスマス前の時期であることから、マフラーなどの制作を行っています。子ども達や障害を抱えている方々が心を込めて折り込んだ作品があり、全てに制作者の氏名と作品の意図が記載されています。
 この活動も和歌山県を元気にしてくれる活動のひとつです。現在さをりを知ってもらうために、機材と講習の無料出張派遣サービス(但し材料費500円が必要です)の受付を行っています。夕方から、この取り組みの広報について協議しました。是非この機会に体験して下さい。

【いじめ問題】
 夕方からは教育関係者と懇談。和歌山市でもいじめ問題が深刻化しているようです。全国的なニュースになるような出来事がないため、和歌山市は全国と比較して健全な学校生活を過ごしていると思っていましたが、現実はそうでもないようです。いじめ問題は深刻化しているようで不登校の原因とも強く関連しています。
 和歌山県、和歌山市には教育に力を入れて欲しいと強い要望があります。意見交換では教育の問題だけではなく、このまちのあり方についても及びました。和歌山県が置かれた状況は、県内にいる私達よりも県外の方からの意見が的を得ている部分もあります。

【雰囲気】
 本日最後に訪問したあるお店は、どんどん雰囲気が良くなっています。経営者がお客さんを大切に思う気持ちが現れています。明るい店内と明るい言葉、地域の話題を掲載するボードなど、地域にお役に立とうとする仕掛けがあります。地域と共に店舗があることを理解した経営を行っています。お客さんと言葉を大切にしているように感じました。
11月23日(木) 「議会報告会」
【意見交換活動】
 本日は終日、(但し途中議会報告会のため約1時間中断しました)後援会の皆さんを訪問し議会活動や地域活性化に関して意見交換を行いました。訪問させていただいたのは55軒の皆さんでした。雨天にも関わりませず快く受け入れていただきありがとうございました。
 意見を伺いに訪ねると皆さんからは逆に励ましてくれるため嬉しく思っています。現時点では、多くの皆さんが県政への不信感を持っていることを強く感じます。談合事件が発生したことから、県政への信頼が失墜したことに憤りを感じていることから、体制を刷新することに期待感があります。
 和歌山市で健康で元気に暮らしていることで幸せな雰囲気を感じることが出来ました。家族や子どもと一緒に生活出来ることが幸せなことですから、雇用機会を創出し元気な和歌山市で今後も暮らしいていける環境作りの必要性を感じています。

【議会報告会】
 午後3時から議会報告会を行いました。集まってくれたのは17人の皆さんで、和歌山市の課題と和歌山県の、将来を目指したと観光医療立県和歌山の取り組みについて報告を行いました。時間の関係から2つのテーマに絞って報告と質疑を交わしました。
 和歌山市の大きな課題のひとつは、中心市街地活性化についてです。和歌山市の中心市街地とはJR和歌山駅から南海和歌山市駅までの間の地域を指しますが、特に本町界隈、ぶらくり丁が核となる中心地と言えます。

 この再生を図ることが和歌山市にとって大きな課題です。現在中心市街地活性化基本計画を策定中で、国との協議を進めているところです。今回、この基本計画を国で認定してもらうことが中心地を再生させられるか否かの分岐店となります。基本計画が国で認定されると、計画を推進するための補助金も受けられますが、認定されないと補助金は受けることが出来ません。財政難の和歌山市単独で再生事業は難しいところですから、何としてもこの基本計画の認定を受けることが中心地再生のための絶対条件です。

 この計画は単に事業計画を並べるだけでは認定されることは難しいのです。例えば、空きビルであった旧丸正ビルを再生させるだけでは中心市街地活性化基本計画とは言えません。単発ものではなく地域全体を活性化させるだけの事業計画と推進体制を確立させることが求められます。
 集客施設としての旧丸正ビルの活用、定住人口を増加させるための大型マンションの建設、そして高等教育の学びの場と集客と図る意味からも、和歌山大学観光学部を設置することも大切な要素です。これらの事業計画を全て組み合わせて、しかもそれぞれの計画が単独で進むのではなく、基本計画に基づいてコントロールする機関が監視をする体制づくりも必要です。

 単発の事業であれば集客や交流を図ることは極めて難しいと言えますから、和歌山市がリーダー役となって商工会議所や民間と連携を図って計画を推進する体制が必要です。今回の基本計画策定と実行は、市任せではなく、市と商工会議所、そして株式会社ぶらくりとの連携によるものですから、従来型の計画とは性質が異なり期待感があります。今回、国の認定が受けられないとすれば、将来に亘って認定を受けられることはないと思います。
 それ程、集客施設、定住施設、交流と高等教育学びの環境などの活性化に欠かせない計画が同時に発生しているのです。これをやり遂げることが出来るか、それとも駄目なのか、中心市街地の命運を握っています。中心市街地を再生させる最初で最後の機会が現在なのです。是非ともこの基本計画の結果に注目しておいて下さい。

 また和歌山県は観光立県を志向していますが、観光地巡りだけでは観光客を引き込むこともリピーターとなってもらうことも難しいのです。和歌山市を眺めても、和歌浦や加太といった観光拠点がありますが、今の時代、これらの地域の景観だけで人を呼び込むことは出来ません。恵まれた景観に加えて健康サービスが付加出来れば和歌や県の特性を活かせますから、他地域との競合にも打ち勝つことが可能な地域となります。全国で一番に和歌山県独自の観光医療サービスを創出することで、和歌山県が生き残れることになるのです。この事業は本年度事業ですから、こちらの事業の成果にも期待しておいて下さい。
 
【激励】
 夜は紀の川市の方から激励をいただきました。先日、この方が中学校の同窓会のため和歌山市を訪れ評判を聞いてくれていました。その会合で私のことが話題になったので、その雰囲気や感想を話してくれました。和歌山県が大変な時期だけに新しい人に期待しているとのことでした。年明けにでも懇談会を開きたいと呼び掛けもいただきました。
 また紀の川市に昨年発足しているライオンズクラブに知人が所属しているため近況を伺いました。その知人とは毎月のように会っているので、和歌山市に来る時には連絡するように話してくれることになりました。集まれる機会を近々持てそうです。
11月22日(水) 「和歌山大学観光学部」
【ライオンズクラブ活動】
 午前中はゴールドライオンズクラブによる献血活動に参加しました。和歌山市内のスーパーイズミヤ駐車場で会員の皆さんと一緒に献血の呼び掛けをしました。毎年開催しているのですが、大勢買い物客の方が献血をしてくれます。私にとって皆さんの善意を感じることが出来る取り組みです。

【和歌山大学観光学部】
 正午から1時間、和歌山大学において和歌山大学観光学部設置と中心市街地活性化について意見交換を行いました。旧国立大学で新しい学部設置が認められようとしています。
しかもこれからの産業であり和歌山県にとっても有意義な観光学部の開設ですから、これ以上地域活性化につながるものはありません。学生がまちなかにいる風景を想像するだけでも再生した姿が浮かんできます。
 旧国立大学に観光学部の新設が認められるとなれば、これはもう「奇跡に近い」ことなのです。この困難に事業の価値を私達は知る必要があります。そうすれば観光学部を大切に育てようとする意識が生まれます。和歌山大学観光学部設置は誰かがやってくれたものではないのです。大学関係者や商工会議所を初めとする市民の皆さんの熱意が国を動かしたのです。「奇跡に近い」奇跡の観光学部ですから、大学だけの問題だと放置しないで、和歌山市も中心地に学部が開設することの意味を真剣に考えて欲しいところです。
 
【教育問題の懇談】
 心理カウンセラーの方と懇談する機会を得ました。この方は毎日、忙しくされています。心理カウンセラーと言う職業が忙しくなるのは、社会が病んでいるからでしょう。和歌山市も例外ではなく、不登校やいじめの問題もあるようです。
 社会に歪が生じているのは、汚いものが私達の前から消えていることも原因があります。核家族化していることから、身内の死の瞬間や老いなどを知る機会は多くありません。人は老いていくもの、死は誰にでも訪れるものであること、人として大切なことでさえ私達の日常生活から隔離されています。きれいなものだけを見せている社会は、きたないものを排除しようとします。弱いものやきたいものは自分の周囲から取り除こうとするのです。
 老いや死を知らないと生命の価値が分かりません。その結果として、人が簡単に死を選ぶことやいじめの問題などが惹起しているようです。
 人間が生きている限り、きたないものは常に周囲にあります。それを排除しようとする気持ちが、歪んだ社会を作り出しているのです。きれいなものも汚いものも認めることから始めたいものです。

【懇談】
 最近、店を閉めていることが多かった知人のお店に行ってきました。おかしいなと思っていたのですが、訪ねて理由が分かりました。店内で転倒して骨折していたのです。現在も治療中ですが、随分と良くなって歩けるまで回復していました。
 このお店は店主の人柄が良く何時も賑わっています。早く皆さんの交流の場として復活して欲しいと願っています。

【リサイクル】
 和歌山市内で一番古くからリサイクル事業を行っているのが松田商店です。現在ではペットボトルや缶やビンなどの分別とリサイクルは当たり前ですが、かつては一緒にゴミとして家庭から出していました。ゴミは全てがゴミではなく、資源として活用出来ることを皆さんが知るようになってきました。資源ゴミは金銭的な価値を持つものとして認知されつつあります。金銭的価値があると分かるとリサイクルに参入してくる企業も増え始めています。それは良いことなのですが、事業者が増加すると一社当たりの資源ゴミ回収量は減少しますから経営面では大変になります。
 そのためリサイクルの老舗としては、より難しい材料のリサイクルに取り組んでいます。
 ガラスはリサイクルが難しい材料のひとつです。分別や流れ作業の途中で割れたり破片が飛び散ったりするため扱いが困難だからです。
 資源ゴミが価値を持ち始めたのは先人企業の功績が多大です。今も新しいリサイクル事業に取り組んでいる松田商店ですから、これからも和歌山市の環境ビジネスを切り開いて欲しいものです。

【懇談会】
 夜は30名が集まった懇談会を実施しました。議会活動や地域活性化に関して、熱心な意見交換を行うことが出来ました。まちを作っているのは人ですから、皆さんが意見を述べ、面倒でもその選択肢の中から良い方策を見つけることが地域を元気にすることにつながります。限られた時間でしたが、全員の方と直接お話させていただくことが出来ました。本市の懇談内容は今後の活動に反映させていきます。

【がんばろう会】
 引き続いてがんばろう会に出席、ここでも約30人の皆さんと懇談の機会を得ました。お店にとって、ひとつの商品を仕上げるためには様々の業種の方の協力が必要です。商品作りに関係する皆さんが集まって意見交換をする機会は大切なものです。私もがんばろう会の一員に加えていただき、これからの活動に弾みがつきました。
11月21日(火) 「慰問活動」
【懇談】
 リンパ腺癌の治療を継続しているYさんが今週から会社業務に復帰しています。夏場からの闘病生活の末、自宅治療に切り替えることができ、そして通院をしながらも仕事に復帰しました。凄まじいまでの精神力です。病に打ち勝つには精神力が第一で、治療や薬はそれを補完するものです。精神力が萎えるとどれだけ素晴らしい治療を施しても治癒することは適いません。
 健康な体の内は精神力を充実させることは簡単なように思いますが、実際に治療を受けていると薬の副作用もあり、倦怠感ややる気の喪失感に襲われるそうです。そして仕事を休んで部屋にいるとやることがなく不規則な生活となり、また社会からの疎外感を感じるため、健康維持は難しいようです。医師の許可が受けられたら、無理をしてでも仕事をしているか社会と関わりを持つことが本格的な社会復帰を早めてくれそうです。

 それにしても強い精神力でリンパ腺癌から立ち直り、体調は万全ではありませんが仕事に復帰した気力には感銘を受けています。リンパ腺癌と健全につきあいながら、健康で活き活きとした生活を送って欲しいと心から願っています。

【NPO打ち合わせ】
 NPO活動に関する打ち合わせを実施。申請していたNPO法人としてのFMわかやまがNPO法人としての認定が受けられ、設立登記も完了しました。NPO法人としてスタートを切れることになり、今後の活動に向けて弾みがつきそうです。

【慰問活動】
 和歌山県下の高齢者施設への慰問を昭和59年から24年間も続けていて、現在852回の慰問活動を重ねた方がいます。本当に凄い、立派の一言です。目標は1,000回の慰問を達成することを掲げて精力的に活動を継続しています。最近は少し体調を崩しているようですが、本日も新しくオープンする福祉施設への慰問活動を行いたいと意欲的な申し出がありました。

 早速慰問活動を調整することにしますが、この活動は誰にでも出来る記録ではありません。かつて和歌山市長からも表彰を受けたり、市長室に招待を受けたことがあるとお聞きしました。この方は表彰や名誉を望んでいる訳ではありませんが、過去の和歌山市長は噂を聞きつけて、福祉活動について懇談の時間を持ち話も聞いてくれたり、称えてくれたようです。しかし現在は、この方の周囲から市長に800回も慰問活動を行っている人がいると紹介してくれても、市長からは全く何の反応もないそうです。一言声を掛けてくれるだけでも励みになるのに、全く無視されていて深い悲しみを受けています。

 と言うのは体調がすぐれない理由は、癌を患い手術を受けているからです。自らの生命を掛けて福祉施設への慰問活動を続けている姿勢に接すると心を打たれるものですが、市は無関心、無反応で、情のない市になっていることを悲しんでいます。市民の方々が取り組んでいることに対して市が関心を示してくれないと、やりがい感に欠けることになります。病を押して慰問活動を24年間も継続している人がいることは、和歌山県にとっても財産です。ここで暮らす人が意欲を失わないように情のある地方自治を司って欲しいところです。

【懇談】
 小売店舗の経営者と懇談。最近和歌山県内では雇用問題に関するトラブルが増加していることの指摘がありました。私もこの案件は知っていますし解決方法を見出そうとしていますが、事件性に乏しく表面化していないのです。健全な経営を行おうとしている和歌山県内の中小規模の会社では、頭を痛めているところもあります。正当な協議は必要ですが、会社を追い込むような陰湿な姿勢には問題が起きようとしています。
 引き続いて不動産会社の経営者の方達と懇談。不動産事情や路線価について意見交換を行った後、知事選や統一地方選についても話は及びました。議会も入れ替わろうとする過渡期だと考えているようです。誰が何をしているのか、議員の活動内容を見ることが大切だと指摘がありました。問題なのは知事選が短期決戦になっていることから県民として誰がどんな人なのか判らないまま選挙戦に突入しそうな気配ですから、懸念する声も聞こえているようです。
 
【HACCPの考え方】
 和歌山県調理師会を訪問し、昨日の食品衛生管理研修会の反省会を行いました。実習を含んだ研修は有意義ですが、中小規模の飲食店舗では初期投資は抑える必要があり、食品衛生管理は現状の厨房の中で行うことが前提ですから、全てを導入することは難しいと言う意見もありました。飲食業界ではコストを抑え食品衛生管理を達成する命題があります。
 両立させながらも食中毒発生は抑止させる必要があります。ただ和歌山県内の飲食店舗は中小規模のところが多いため、食品衛生管理の研修会の継続と、お互いが守りあえる関係を構築することが課題です。
 今後の取り組みについても意見交換しながら対応していく予定です。

【意見交換活動】
 夜は訪問活動です。本日は10軒の皆さんを訪問させていただきました。短い夜で暗くなってからにも関わらず、丁寧に応対していただいたことありがとうございました。
 真っ暗の中、励ましの意見をいただけると本当に嬉しく思います。期待に応えられるよう全力を尽くしています。
11月20日(月) 「食品衛生研修会」
【食品衛生研修会】
 本日は終日をかけて食品衛生研修会を行いました。和歌山県内でノロウイルスによる食中毒が発生していることから、調理師会の皆さんに呼び掛けてHACCP、食品衛生に関する研修会を開催しました。この企画は、調理師会会長から食品衛生に関して学習の機会を持てないものかと相談があり、実際に調理現場に立っている調理師の皆さんを対象として一日かけて研修のプログラムを作成して実施することになったものです。
 調理師会では和歌山県下の会員理事の方に呼び掛けてくれたため、初回にも関わらず約30人の参加がありました。和歌山県内で

(食品衛生管理の研修会を開催)
研修をしようとしても適切な施設がないため、朝から大阪市の業務用厨房が整った施設まで出掛けました。研修ではHACCPの講義と調理実習に基づく食品衛生管理の講習を行いました。
 食品衛生管理のポイントは、調理場をドライな環境を保つこと。室温を25度以下で湿度80度以下に保つこと。調理作業の合理化を図ることにあります。

 食品衛生管理を行うためにHACCP観点がありますが、これは二つに分けることが出来ます。
 ひとつがHAで、これは危害分析を意味します。危害とは、生物学的には、食品に含まれる病原微生物やウィルス、寄生虫の感染、またはこれらの体内で産生する毒素による健康被害を指します。化学的には、食品中に含まれる化学物質による疾病や麻痺による健康被害を指します。物理的には、食品中に含まれる異物な物理的作用による健康被害を指します。

 またCCPは重要管理点のことで、原料となった食物の育成、収穫から加工、製造、最終的には人の口に入るまでの全工程において、生物学的被害、科学的危害、物理的危害を明確にして、それらの危害を制御するための管理方法や方式を確認し、重点的に監視、記録する方式のことです。また特定のCCPで異常が発見され場合は、対策を講じた上で検証を行い再発防止につなげるしくみを言います。
 結論として、調理現場における食品衛生管理とは時間と温度管理に尽きると言えます。このふたつを管理、制御することが出来たら食中毒を防ぐことは可能となります。

 人的には、作業の平準化と教育が必要で、それに加えて現場での作業工程の標準化により誰が調理現場に立ったとしても、同じ基準に基づいて調理が出来るしくみづくりが大切なのです。調理職人の経験値を数値化させて工程管理をすることが食品衛生管理の基本となります。経験と勘だけでは後輩に食品衛生に関して伝承することは難しいのです。


(HACCPの考えた方を学びました)
 本日は食品衛生管理に関してHACCP考え方を基本としての研修会となりました。和歌山県の飲食店において、今後食中毒を発生させないための強い意欲が感じられる研修会となりました。調理師の意識と工程管理、調理方法に関して調理師会として県外で研修を行った初めての機会となったことは意義深いものです。会と協議して、今後とも食中毒を発生させないために本日の研修会を更に向上させて、定期的に研修会を開催していくことを確認しました。
 和歌山県の食の安全を守るための活動となりました。調理師会として食品衛生を確保するための強い意識がある限り、和歌山の食
の安心と安全は確保出来るものと信じています。
 店舗経営に忙しいのに、一日を割いて大阪市まで研修に行ってくれる意思があることがそれを証明してくれています。

【懇親会】
 研修会終了後、和歌山市に戻り懇親会に参加いたしました。和歌山県政や知事選に関する情報交換の機会となりました。和歌山県政の信頼が低下している中、次の県政を託せる人は誰なのか、様々な意見を伺うことが出来ました。
11月19日(日) 「意見交換活動」
【意見交換活動】
 朝から夕方に掛けて皆さんのところを訪問させていただき、議会活動に関する意見交換活動を行いました。本日は雨模様だったのですが比較的交通量が少なく、約80軒以上のご家庭を訪問することが出来ました。和歌山県の印象が一段と低下していることから、県政を何とかして欲しいとの期待感を感じることが出来ました。しかし、知事選が近づいているのですが知事選への関心は低いように感じました。最近の地方自治体トップに関わる不祥事があることから関心がないどころか諦めムードさえあります。

 「また和歌山県ですか」の声を良く聞きますが、これだけで世界文化遺産の登録以降、現在取り組んでいる観光医療立県和歌山の先進的な活動などで、和歌山県の印象は良くなっているように感じていただけに残念です。
 また悩み事やストレスの要因の多くは人間関係にあることも認識出来ました。仕事や社会でストレスを感じ、駆け込み寺に意見提議してくるのは、地域や職場の人間関係が上手くいかない場合のことが多いのです。人と会わないで社会生活を送ることは難しいことですから、人と会う中でストレスを軽減する方策を見つけることが求められますが、的確なアドバイスは難しいところです。人が絡む問題はどんな案件でも難しいものです。

【打ち合わせ】
 昼間の活動を終えた後、今週末に予定している懇親会の打ち合わせを実施しました。知事選の日程が決まったため、キャンセルなどで参加者に変動がありましたが、最終的に約150人の出席が見込める会合となりそうです。
 本日の打ち合わせでは、当日の進行と出席者の確認、座席の指定など最終の詰めを行いました。今回のイベントは文化と音楽を織り込んだものになりますから、和歌山県内で実施することに意味があると思っています。文化活動を楽しめる地域を目指して会合を継続していく予定です。

【懇談】
 いつも親身になって応援している方から励ましをいただきました。本日、ある会合で私のことを話したところ「良く知っているし、活動について皆さんから聞いています。次の舞台に向けての取り組みを応援しています」と返答をくれたことを我が事のように教えてくれました。
 またこの方が、あるお店の経営者に私のことを話したところ「私の子どもが養護学校に通っているのですが、今夏の夏祭りにボランティアで参加してくれたし、子どもにも良くしてもらったので応援しています。夏祭りではお世話になりました」と逆にお礼を言われたよ、と嬉しそうに話してくれました。
 また別の方は「毎日、忙しくしているようなので、少し一服して一緒にお昼でも食べに行きましょうと誘っておいて下さい」との話をいただきました。
 この方に聞かせてもらった話は、こちらが嬉しくなることばかりでした。いつでも誰に対してでも変わらない思いやりのある気持ちでお話することが如何に大切であるかを改めて理解するものです。
 私達は人に支えられて生活しています。順調な時はそれを忘れていますが、気持ちの核心部分にいつも他人への思いやりの気持ちを持っておきたいものです。
11月18日(土) 「懇談会での学び」
【意見交換活動】
 本日は終日、意見交換活動として、朝から夕方までの間、約50軒の皆さんを訪問させていただきました。簡単な活動報告と今後の活動に関しての意見交換を目的とした訪問です。
 皆さんのご自宅を訪問することで、和歌山県の経済が衰退している理由の一端もうかがい知ることが出来ます。和歌山県内で働いていた方が県外に転勤しているケースが多くありました。本日の訪問した中では、首都圏や青森県、遠いところではベトナムのハノイに転勤している方もいました。ハノイでは本日からAPECの首脳会談のため厳戒態勢が敷かれていると聞きました。本日の出来事をご主人さんから聞くことが出来るのは、メールがあるからです。海外にいてもメールや携帯電話で簡単に話をすることが出来る時代に入っているのです。和歌山県にいても、海外とは随分時間的距離が短縮されていることを感じます。

 ただ和歌山県の事業所にいても仕事がないため、他都市に転勤していることは残念なことです。現役世代が県外に流出していることから地域としての活気が失われますし、単身赴任の生活が続き拠点が他府県になってしまうと、奥さんや子どもも移り住む可能性も否定出来ません。人口問題にも発展していくことも考えられます。和歌山県は温暖で過ごし易いという理由で残っている方が多いのですが、青森県に転勤している方は、青森県は住み易いし寒さも気にならないと話していることから、和歌山県内に仕事がなく仕事の拠点が青森県に本格的に移るようであれば、引越しすることも有り得ます。
 和歌山県生まれで和歌山県育ちであっても、他府県行ってみれば過ごし易い環境にあることが分かりますから、故郷が衰退していく環境にあっては移転も選択肢として浮上しています。和歌山県の危機的状況は今後益々増大していくような気もします。
 トップにも県民、市民の皆さんの意見を間近で聞いて危機感を持ち、対応策を考えて欲しいものです。

【懇談会】
 夕方までの訪問活動を終えた後、経営者の方の集まりに呼んでいただき懇談会に参加してきました。約3時間の懇談は有意義なものとなりました。話題は知事選、観光都市和歌山県、経営感覚と地方自治体経営感覚について、トップの姿勢について、などでした。
 地位のある人がつまづくのは、お金が原因であることが多いようです。お金には魔力がありますがお金だけで人をひきつけることは出来ません。お金が途絶えたら、縁も切れてしまうのでは大きな仕事は出来ませんし、裏でお金の流れがあると、いつか天下に知れるものです。

一代で事業を成功させた経営者はその経験から、他人にはお金を積むよりも徳を積むべきだと教えてくれました。徳を積むとは、他人のために尽くすことで、心と体そしてお金の三つを使い分けて他人のお役に立ちなさいと言うものです。徳を積んだその結果、自分の中に財産が増えて行きます。他人に分け与えることは自分を高めることになります。他人に尽くす経験は、苦労も人脈も自分のものとして蓄積されていきますから、結果として自分のものになるのです。徳を積むことが全ての基本となります。
他にも貴重な人生経験を伝授してくれましたので、その中からいくつか選び解釈を加えて紹介します。
人によって態度を使い分けてはいけないということです。例えば、偉い人に会った時はペコペコするのに、そうでない場合は自分が偉そうにするなど、態度が変わる人は信頼出来ない人です。
人の心は顔に表れること。人生の経験者は顔を見ると信頼出来る人かそうでないかを見抜きます。良い行いをしている人はその気持ちと行いは顔に表れますし、悪いことをしている人は取り繕っても内面が顔に浮かび上がっているものです。顔と目を見ると相手の本質が分かるものです。
世の中はタイミングが大切です。これを間違えると再び浮上することが難しくなります。タイミングは人生の先輩と信頼出来る仲間に相談してアドバイスを受けると、その時期が適しているのかを図ることが可能です。常に信頼出来る人が周囲にいることが道を踏み外さない歯止めになりますし、逆に一人で決める人はどこかでつまづくことになります。
他人の成功を祝福出来る人は、間接的にでもその恩恵に預かることになりますが、他人の成功に妬みや嫉妬を持つ人はその気持ちが自分に跳ね返ってきます。祝福の気持ちは祝福したい相手のいる位置まで自分を高めてくれますが、妬みは自分の現在の位置を更に低下させることにつながります。どちらの気持ちを持って人と接するかは、自分が決めることです。気持ちの持ち方で将来は大きく変わって行きます。
苦労をすれば人間としての幅が拡がりますが、逆に屈折する気持ちも芽生えてきます。苦労を自分のものにするためには、自分の中心で素直で真っ直ぐな気持ちを持っていることが不可欠です。中心線がしっかりしていると苦労は肥やしになりますが、そうでないと苦労は苦労だけに留まり何の約にも立ってくれません。

11月17日(金) 「それぞれの懇談会」
【飲食の景気】
 飲食関係団体の方と懇談。和歌山市の年末の飲食業界は活気を呈さないと予想しています。それは前知事の逮捕と空席となった知事選挙が12月17日の年末に決定したことから、選挙戦と自粛ムードが感じられまちに人が流れないためです。飲食業界にとって一年で最も活気がある季節ですが、今年に限っては早くも諦めムードが流れています。景気は人の気分に左右されることがあります。和歌山県を支配している暗いムードは負の連鎖になっています。和歌山市長選における公職選挙法違反や知事の談合疑惑に伴う辞任、選挙など、元気をなくするような動きがあります。
 松坂大輔投手のメジャー移籍などに代表される夢のある話題が和歌山県に欲しいものです。最も危険な諦めムードが漂っていることは、地域にとって危うい空気となっています。

【懇談1】
 女性にとって社会で生きていくのは大変なことだと認識する懇談となりました。特に子どもを育てながら社会で活動することは男性には分からない厳しさがあります。現代社会では、女性の社会進出の支援や子育てを推進するための施策の充実を目指していますが、現実は程遠いものがあるように感じました。
 女性が社会進出を図るためには、その前提として経済的に自立する必要があります。経済は二の次と言う話もありますが、現実はそんなきれい事では済ましてくれません。経済的自立があって初めて、憂いなく仕事に打ち込めますし真の社会進出につながります。
 女性が自立して生きていくこと、子どもの将来を考えて生活をしている姿を間近にすると、男女共同の社会が成熟していないことが分かります。
 暫く時間をとってこの問題を考えることとし、平成19年度始めにも善後策を講じたいと考えています。

【懇談2】
 昼間はお世話になっている場所で、お世話になっている方達と懇談の機会となりました。
昼食を摂りながらの懇談は、それぞれの思いを格好つけないで述べる絶好の機会となります。食は人の心にゆとりをもたらせてくれるようです。本音で話し合うことで、本質に迫ることが出来ます。和歌山県知事の談合に関わる問題、和歌山市長選挙の後始末に関わる問題など、県民、市民が思っていることが明らかになります。
 和歌山県に暮らしている方々の不満は本当に充満しています。不満感が溢れている地域は絶対に良い方向に向かうことはありません。閉塞感を打破するためには、新しい人の登場が待たれます。経済界でも地方政治の場でも、そしてサービス業の場でも、元気なリーダーの登場による現状刷新への期待感があります。
 和歌山県にいると恥ずかしい。和歌山県を何とかして欲しい。現体制を一新して欲しいなどの意見があることから、新しい時代に向けて大きな動きが起こりそうな空気が感じられます。
「私なんか力がないのですが・・・」で始まるセリフもありますが、そんなことはありません。一人ひとりの力が集まって大きな力となるのです。どんな地位の人であっても大きな力などありません。

【懇談3】
 その後、懇談のための訪問活動を実施。ある方は地域で信頼が厚く誰にでも挨拶を行いますし、出会った人は誰でも挨拶してくれています。地域にまとまりがあるのは、地域のリーダー役がいるからです。誰からも好かれる人がリーダーとして活動している地域は明るさを感じます。
 また福祉施設では、菊の花の鑑賞会を行っていました。季節感の感じられるイベントを取り入れることで、入居者の生き甲斐対策にもなり、働く人にとってもやりがいが感じられるものです。

【お見舞い】
 手術をした方のお見舞いに訪れました。目的は元気な顔を見て話し合うことにあります。既に元気になっていて、来週の退院を心待ちにしているようでした。退院する来週から早速仕事に復帰するようです。早く現場に帰ってきて下さい。
 引き続いて、ある方におめでたいことがあったので話し合いのために訪問。次に訪れたところでは、おばあさんが手術をしたことから大変な慌しさになっていました。家庭の中で一人でも体調を崩したり何か問題があれば、忽ち安定した生活が不安定になります。家族全員で盛り上げたいものです。
 その後、最近退院した方を訪問しました。残念ながら不在だったのですが、かつて良く訪れた家を見ると、懐かしさが込み上げてきました。もう大丈夫だと信じていますから、早く回復することを心からお祈りしています。

【懇談会】
 夜にはふたつの懇談会に出席させていただきました。ひとつの会合は短時間だったのですか、明日、明後日の打ち合わせを含めてお互いの意見交換の場となりました。続いて出席した私が所属しているNPO法人の懇談会では、多くの問題に関する意見交換を図ることが出来ました。人は何故騙されるのかなど人の心理に関する問題、子ども達の教育問題、地域を元気にする活動などについて話し合いました。
11月16日(木) 「子育て応援」
【子育て応援】
 和歌山県が少子化対策として力を注いでいるのが、和歌山県内企業の子育てを応援する取り組みです。企業内で育児休職制度や産前産後の有給休暇などの施策、企業内託児所などを設置している企業に子育て応援企業として登録してもらい、和歌山県が子育てを推進している企業として広報活動を行おうとするものです。和歌山県の人口は平成18年現在、100万人を超えていますが、本日、県の担当箇所から聞くところによると、平成25年には和歌山県の人口は約70万人から約80万人に減少しているとの推測があるそうです。約20万人の減少ですから県として存続出来るのか否かの危機的状況です。皮肉めいて言えば、道州制への移行体制が整っている状況になっているのです。道州制になったとしても人口減少して吸収されるような形ではなく、存在感のある地域として道州制の中に入って行きたいところです。

 本日は和歌山県内の2つの企業に説明に出向いて、県と一緒に子育て応援企業への参加要請を行いました。会社としての取り組みですから即答は難しいのですが、前向きに検討してくれることになっています。既に数社が参加を表明してくれているので、用意が整い次第、県から記者発表することになっています。
 この取り組みの主旨は、少子化対策として子育てし易い環境作りを行っている企業の施策を紹介し、他の企業にも育児休暇などの施策の必要性や子育て応援企業への参加意識を持ってもらおうとするものです。
 和歌山県にとって最大の課題のひとつは少子化対策ですから、官民を挙げて対策を講じたいものです。まだまだ少子化対策を実践している企業やこれから取り組みを考えている企業への呼び掛けを行います。

【地域活性化】
 和歌山県は地域としての活気があるのか議論を行いました。ある企業の幹部の方と懇談した内容です。この方は和歌山市で勤務した経験と他府県での勤務生活も経験しています。平成18年夏に姫路市から和歌山市に再び転勤してきました。姫路市は和歌山市と同じ中核市ですが、地域の活気が全く違うと感想を述べてくれました。
 姫路市姫路城を中心として発展してきた城下町ですから和歌山市と良く似た環境にあります。ところが姫路城周辺では、毎週末の土曜日、日曜日になると光景は一変します。姫路市民の姿よりも、観光客と外国人の姿が多くなりますから、平日と比較すると全く違った光景になります。姫路は平日と休日では違った顔を持つまちとなります。世界文化遺産の姫路城を核としたまちは、ビジネスでも観光でも活気に満ちた活きたまちとなっています。
 和歌山市の場合、平日はビジネスの人がまちを歩いていますが、休日になると人通りはなくなります。休日の中心地に人通りが少ない、少し変わった構造になっています。

 また姫路市では週末になると、オープンカフェやストリートミュージシャンのライブなどでまちが賑わっています。人が集まる雰囲気や場所があるだけでまちは活気で溢れます。
 和歌山市を考えると、JR和歌山駅前でストリートミュージシャンの演奏を見掛けることがありますがそれ程多くありません。またオープンカフェは和歌山大学生が中心となって最近2年間は季節限定で開店していますが大半のシーズンはこの取り組みはありません。
 誰かがまちのために何かをしようとする姿勢に違いがあります。リーダー役がいるかいないか、ほんの少しの違いですが、この差が大きな差となっています。
 他府県から戻ってきた人は、和歌山市の遅れを強く感じることになります。和歌山県を元気にして下さいと激励を受けました。

【洋菓子】
 和歌山市が市の名産品を考案しようと、和歌山市名物の和菓子と洋菓子を開発しています。評判は聞いたことがありませんから、成果については述べることは出来ませんが、感覚としては、評価を聞いていないのは余り知られていないからだと思っています。
 市がプロデュースしたのであれば、売り出すまで広報戦略を講じて欲しいところですが、商品開発をした後の取り組みは一体どうなっているのでしょうか。良く分からないところです。開発した菓子店でも疑問を持っています。市の要望に応じて開発したものですがね味も品質も良いものに仕上げたいと考えて良い素材を活用しているため利益幅は薄くなっています。利益よりも地域のためにと考えて参画してくれている方がいますから、市はその心意気に応えて欲しいところです。

【打ち合わせ】
 食品衛生法の解釈と食中毒対策について、飲食関係者と意見交換を実施しました。和歌山市内では食中毒が度々発生しています。その都度、保健所から営業停止命令を受けているのですが、その指導方法に疑問を感じている関係者が数多くいます。関係者からは、和歌山県や全国組織にも意見具申しているところですが、明確な見解を見出せていないため混乱しています。
 来週には調理師会の会員の皆さんと一緒にHACCP研修会も行うように、飲食関係者として問題意識を持って意識を高めようとしていますが、和歌山市の指導方針については疑問視しています。

 先日、和歌山市長宛てに食中毒に関する食品衛生法適用についての疑問について問い合わせをしたのですが、市長からの回答は関係者を怒らせる内容で誠意のかけらもないものでした。
 それは「法律的には回答する義務はありません」と簡潔な答えを郵便で返してきただけです。飲食関係者が求めているのは法律云々ではなく、行政責任者として市民の疑問に対して誠意ある姿勢を見せて欲しいとするものです。問題の本質から大きく外れた情のない回答を郵送してくる姿勢にはあきれるばかりです。
 一つひとつの不信感の積み重ねが姿勢への信頼失墜につながっていきます。あちらこちらから歪の声が聞こえています。

【意見交換活動】
 Kさん。先般の会合でご一緒した他、昨年のライブ活動の実行委員としてもお会いしていたのですが、お邪魔して意見交換を行いました。和歌山県や市では良い出来事が少なく益々元気が失われていると言うものです。
 早く古い体質から脱却して、和歌山県から来ましたと堂々と話せるようにして欲しいと要望を受けました。
 Aさん。お忙しい方で電話も不在続きでしたが、本日お邪魔したところ、丁度家に帰って来たところでした。一瞬のタイミングが合い、お会いできました。現在までの議会活動などについてお話させていただきました。
 Iさん。電話で意見交換を行っていますが、本日は直接会うことが出来ました。議会報告を行っていたところ、多くの友人にも声を掛けてくれていました。信頼出来る人だったら友人にも紹介出来ると話してくれました。来春の地域活動についても話は及びました。
 Kさん。経営者の皆さんや職員の皆さんと懇談することが出来ました。お邪魔した時は12月のクリスマスパーティの準備の最中でした。12月初頭にパーティを開催するので、職員さんは大忙しでした。来春に向けた報告を行ったところ、早く次に行ったら良い、期待しているからと励ましてくれました。
 
【翔の会】
 松井彬さん、松井俊介さんの能の舞と、人間国宝の鶴賀若狭掾さんの新内と鶴賀伊勢次郎さんの三味線をお聞かせいただきました。和歌山市では文化に親しむ機会はそれ程多くありません、まして能を鑑賞出来る機会は少なく、人間国宝の方の舞台を直接鑑賞する機会はまずありませんから貴重な機会でした。
 翔の会のこの会合には毎年参加させてもらっています。過去から取り組んできた文化の和洋折衷も新鮮でしたが、能と新内という和文化の融合もまた新鮮でした。
 表面的には動きのない「静」の美と意味。日本伝統芸能の奥深さを感じることが出来ました。
 本日の挨拶にあったように、テレビやカラオケにはない日本文化の奥深さを感じることが出来ました。

 また文化の交流に関しては、和歌山大学では約150人もの留学生を受け入れていますが、大半が中国からの留学生で、和歌山市が姉妹提携しているアメリカの都市からは一人も留学生が来ていないことの問題提起がありました。本当の意味で姉妹都市交流が出来ていないし、和歌山市がしっかりとした国際交流を行っているのであれば、和歌山市にも素晴らしい日本伝統芸能があることを伝えられるのに、都市間での交流に拡がりがないことを残念がっていました。
 また会場では大勢の方と交流の機会を得て、意見交換を行うことが出来ました。文化、地域、県政についてり有意義な意見交換の機会となりました。
11月15日(水) 「地域活動」
【懇談】
 朝からある方と懇談する機会がありました。最近の世の中がおかしくなっているのは、自分の利益を守ることを優先させていることに原因があるとの指摘がありました。ここで言うところの利益とは金銭ではなく、地位の確保、保身、自分の将来の地位の確保など、直接的な金品ではなく、将来に亘っての安定を求める傾向が強いことを示すものです。自分の利益を優先させることは、他人のことは二の次と言うことになります。これが世の中を悪くしている最大の原因なのです。
 自分ひとりの利益を確保しようとする考えや行動は、自分以外の周囲の地位を落とし込む作用があります。周囲が低下すると自分の立ち位置が目立ちますから一見すると光って見えますが、実は光るものではありません。周囲も光り輝いてこそ自分も輝くのです。

 ですから全体を良くするような考えに基づいた行動を起こさないと、全体としてレベルダウンになります。組織や地域のレベルを下げて自分が目立ったとしても、何の意味もありません。他の地域に行けば画策して保っている地位は何の約にも立ちません。高いレベルで競い合っている方が、他の地域に出て行った時には役立つものです。
 和歌山県の問題点は他人を蹴落とすことに長けているのですが、他を引っ張り挙げることには労を惜しんでいることが地域の評価を下げているようです。将来のある地点においてこのような評価をされないように、がんばろう和歌山県。

【地域活動】
 昼一番で、和歌山県を活性化させるための取り組みとして、和歌山県で野球のクラブチーム「紀州レンジャーズ」を発足させるための打ち合わせを行いました。目的は和歌山県を元気にさせることにあります。クラブチームですからプロ野球のようには行かないことは承知していますが、千葉ロッテや北海道日本ハムなどが地域球団として定着し、昨年、今年とそれぞれが優勝、日本一になったことで地域を元気にさせていることを見ている限り、このような地域としての一体感や盛り上がりを、和歌山県でも図れないかとしみじみと思います。
 プロ野球では、他にも福岡県の福岡ソフトバンクや仙台の東北楽天などの球団は地域密着型で、地域の代表として頑張っているようです。
 和歌山県は野球王国と呼ばれていますが、クラブチームは箕島球友会があるだけで残念な状況です。クラブチームとしての紀州レンジャーズを発足させ、地域に元気をもたらそうと考えています。目標は平成20年度にチームの活動をスタートさせることです。四国独立リーグや関西にあるクラブチームと連携出来ないかを含めて活動方針を検討しました。可能性のある順位で取り組みを強化していきます。

【懇談】
 樹秀会会長と懇談する時間を持ちました。樹秀会会合は来週末の日曜日に行いますが、これも地域を元気にする活動を志向しているものです。和歌山市で育った私達ですから、和歌山市に貢献することは私達の責任でもあります。現役組もリタイア組も一緒になって地域を盛り上げようと考えています。
 発足して間もないのですが本当に熱心な活動を展開しています。来年に向けて活動を強化していきます。

【ライオンズクラブ会合】
 所属するライオンズクラブの発足5周年記念委員会と理事会の開催がありました。出席してきましたが、大規模な行事を成功させるための準備は今から必要なのです。本日の会合では、実施体制としての委員会確立や役割分担、行事内容などを決定しました。今後は各委員会で詳細を詰めることにしています。

【懇談会】
 夕方から夜にかけて約15名が参加する懇談会に出席させていただきました。お招きいただいただけでも有難いのに挨拶する時間も頂戴し、参加していた皆さん方と充分に話し合いをすることが出来ました。
 皆で誓いあったことは、和歌山県を元気にするための取り組みを強化しようと言うものです。
 知事が誰であれ、私達が行う事業については地方自治体に依存している訳ではありませんから、和歌山県全体が良くなる方向性を持って協力したいものです。
11月14日(火) 「NPO活動」
【懇談会】
 先日、勤務していた社会福祉法人を退職した方と懇談する機会を得ました。福祉関係の仕事をしていたのですが、様々な課題に突き当たり悩んだ末の退職です。福祉の仕事は遣り甲斐があるのですが、継続させるためには経営していく必要があること、福祉サービスを受ける人達の立場で物事を考える必要があることなどから、矛盾することを感じることも出てきたようです。理想と現実は違うことは頭では理解しますが、正義感などから悩むことが出てきます。
 どの分野でも突き詰めると同様の矛盾点にぶち当たりますから、進むべきか引くべきか迷う時期があります。正常な判断が出来ている内は問題ないのですが、長く携わることで感覚が麻痺してしまうと自分自身をも壊してしまいます。権限のある立場で長いこといるのは、皆のためにも自分のためにも良くありません。引き際の大切さと難しさを感じる次第です。

【広報活動】
 和歌山県知事の談合事件が和歌山県内を賑わせています。そのため地域で活動していることや良い取り組みを発信しても、マスコミで取り上げてくれないことがあります。前知事の問題や新しい知事は誰になるのかが関心ごとで、イベントや活躍した方の表彰などの案件は隅に飛ばされています。ニュースの価値からすると仕方ないことですが、秋は様々なイベントが開催されていますし、次年度につながる取り組みも開始されていますから、少し残念な気がします。

【影響】
 和歌山県知事を巡る談合疑惑や知事が退任したことで和歌山県のイメージが低下しています。他府県からは特に顕著で、例えば企業誘致活動などで弊害が発生しています。和歌山県への進出を検討していた企業でも進出計画は白紙に戻っているようですし、電話でも冷たい対応になっているようです。トップの不祥事が県全体の施策に波及していると懇談の中で伺いました。
 企業誘致は人口減少が進んでいる中、働く場所が少ない中において重要施策のひとつです。企業誘致活動が停滞することは、県経済の停滞と将来への影響を招くことになります。企業誘致活動には力を注いでいただけに残念な事態となっています。

【講習会】
 手作りのクリスマスリース講習会が開催されました。費用は3,800円でしたが、大勢の方が集まって学ぶとともに今年のクリスマスに飾るためのリース作りを行いました。費用はお花などの材料費実費だけで講習費用は無料です。商品としての生花のクリスマスリースを買おうとすると5,000円以上かかりますから、製作過程を楽しみながら仕上がったものは自分だけクリスマスリースですから、お花が好きな方には嬉しいイベントでした。普段は開けていない店舗ですが、本日は講習会のために開放して参加者と共に楽しむ時間となりました。来年も続きますように。楽しみにしています。

【写真展】
 近鉄カルチャーセンターで写真展が開催されています。本日は知人が写真作品を展覧しているため観覧に出掛けました。展覧会では、18人の写真クラブの会員がこの1年間撮影した写真を展示しています。今年の特徴は、テーマを決めて会員がテーマに基づいて撮影した作品が展示されていたことです。
 例えば「窓」や「看板」などをテーマとして、街角の風景をそれぞれの視点で写真として切り取ります。まち全体の光景の中の一部分がクローズアップされると全く違ったものになります。
 パチンコ店の建物のデザインやごみ焼却場の外壁に描かれた窓など、写真ならではの光景が展開されていました。写真家の個性が表現されていて楽しい企画でした。会員の方々の1年間の成果を拝見させていただきました。
 
【連合和歌山総会】
 午後3時から連合和歌山の臨時総会に招待を受け参加してきました。平成19年度に予定されている統一地方選での連合和歌山推薦議員の決議と挨拶の機会を設けていただきました。本日参加した議員は、和歌山県、和歌山市、新宮市、御坊市などで統一地方選を予定している方々でした。
 記者の皆さんもたくさん取材に訪れてくれ賑わいのある大会となりました。

【挨拶】
 和歌山市内の有名店舗が主催したゴルフコンペの表彰式にお招きいただきました。参加者は120名で、参加者全員がホールアウトした後に表彰式と懇親会があり、会合の冒頭で挨拶させていただきました。主催者の方の配慮に感謝しています。また挨拶させてもらった後、全員に挨拶する機会も設けていただき、懇親会場内を一巡させてもらいました。
 主催者を初め舞台設定していただいた皆さんに感謝しています。

【FM局】
 和歌山市内でコミュニティFM局を開設するための動きを加速させています。いつ襲ってくるか分からない東南海・南海地震ですから、避難所や屋内の皆さんに情報提供をするしくみを早急に確立させる必要があります。
 そのための活動を行っているところです。県庁所在地の市でFM局がないのは和歌山市だけですから、この面でも恥ずかしいところです。早期に立ち上げられるように引き続いて取り組みます。本日は立ち上げのメンバー数人と現状確認と今後の進め方について話し合いました。

【NPO会合】
 和歌山市内でNPO法人を持ち活動している皆さんと懇談の機会を持ちました。和歌山市内のNPO活動は比較的活発だと認識していますが層が薄いのが難点です。和歌山市の施策である市民提案事業への参加団体が、昨年度と比較して減少していることなどの現実がそれを表しています。

 さらに和歌山市役所内のNPO所管箇所が、課の位置づけから班の位置づけに格下げされようとする動きもあります。行政改革の一環ですが、NPOの取り組みは今後益々重要になって行くことは確実ですが、軌道に乗り始めたこの時点で市役所の体制を縮小する考え方はセンスがありません。時代を読むことやNPO活動を行っている現場に赴くことなどにより、NPO法人と市の協働を図りたいところですが、そんな仕組みになっていないようです。

 市の指導性を発揮してもらいたいところです。和歌山市でNPO法人による活動がなくなると、NPO法人が担っている専門性の高い地域でのサービス活動は全て市役所が行う必要が生じます。それだけでも大きな財政負担であり、欠けた部分を補則するめための人員がまた必要となります。
 市側とNPO法人の方々との更なる話し合いの機会が必要です。
11月13日(月) 「ぶらくり丁」
【ぶらくり丁】
 和歌山市の商業の中心地はぶらくり丁周辺だとされています。その証拠として中心市街地活性化基本計画はJR和歌山駅から南海和歌山市駅までの間、特にぶらくり丁は中心部とも言えます。本日の昼間、ここを訪れた5人で歩いたのですが人通りが少なく寂しい限りでした。ぶらくり丁付近で店舗を構えている方は、かなり以前から人通りが少なく常連のお客さん以外の、特に飛び込みのお客さんは殆どいないと言います。「商売をする場所を考えないといけないかも」との言葉も聞かれました。

 かつて賑わったぶらくり丁の再生を目指して「もう一度二丁目とよんで」の垂れ幕も見られます。本日、ぶらくり丁を訪問した5人は、子どもの頃に両親にこの場所に連れてきてもらった記憶があります。両親に丸正に連れてもらって、途中老舗のうどん店「力餅」に立ち寄って昼食を摂るのが通常でした。懐かしいうどんの味。皆で食べると、味と共に幼い日の記憶が蘇ってきました。
「力餅」の方に聞くと創業から70年が経過しているとの回答がありました。現在和歌山市に暮らしている多くの方が、このうどんを味わったことがあるのではないでしょうか。嬉しいことに、ぶらくり丁の人通りはなかったのにこの店舗は満員でした。同じぶらくり丁で店舗を経営している方も「店内に入ってホッとしました。満員だったので自分のことのように嬉しく思います」と感想を話してくれました。
 懐かしい味、懐かしい場所。いつまでも営業を継続していて欲しいものです。
 
 またぶらくり丁近辺の店舗での懇談に引き続いて、明日の懇談会の進行について話をいたしました。主催者の方には招待していただき感謝しています。また素晴らしい引き合わせをしてくれた某会長にも深く感謝しています。

【懇談】
 引き続いて明日の懇談会に関して、主催者の方を訪ねて打ち合わせをいたしました。100人以上の方が集まる会合ですから、事前に主催者の方と話し合いをさせていただきました。
 
【和歌山大学観光学部】
 来春開学予定の和歌山大学観光学科。初年度は観光学科でスタートさせますが、二年目からは学部設置を目指しています。和歌山大学では観光学部の性質から生きた学問を学ぶ場として活用を図るため、学部を大学のある栄谷キャンパスではなく本町界隈に教室を持って行くことを検討しています。生徒と教師併せて約500人が本町で大学生活を過ごすことになりますから、今よりも確実に賑わいが創出されます。
 ただ教室になるような約300坪の場所がないのが問題で、大学からは市立伏虎中学校北側校舎が老朽化して耐震性に問題があるので、建て替えした後に一部を観光学部に賃貸借して欲しいと希望しています。課題は建て替えの費用です。大学、国、和歌山市が協議して前向きに進むように考えたいところです。

【意見交換活動】
 夕方からは恒例の意見交換活動です。本日は時間と距離の関係上から、8軒の皆さんを訪れました。ある方のご自宅では、偶然近所の方と出会いました。近所で住んでいるにも関わらず、会うことがなかったのに共通の知人のご自宅で出会うとは、人の縁とは不思議なものです。この新しい縁も大切にしたいものです。
11月12日(日) 「慰問活動」
【一万人大清掃】
 朝8時30分から和歌山市主催の一万人大清掃に参加、清掃箇所は日前宮付近の国道沿いの道路です。宮地区の自治会からは約300人の参加があり、道路脇に積もっていた一年間のゴミ拾いを行いました。捨てられているゴミで一番多かったのが、タバコの吸殻、続いて空き缶、そしてペットボトルの順です。車を運転していても吸ったり飲んだり出来るものですから、使用済み後に車窓から道路の植え込みに投げ捨てるのではないかと思います。
 冷たい風が吹きぬける中、大きなごみも小さな吸殻も拾い集めました。終了後、自治会から参加したメンバーで反省会を行いました。反省会では、本日、地元宮小学校の日曜参観や福祉関係の行事が重なったため、全体の参加者が少ないことが挙げられました。全て市の主催行事ですから、重ならないように調整して欲しいところです。

【慰問活動】
 清掃活動と反省会を終了した後、慰問活動のため高齢者福祉施設に向かいました。本日は、和歌山市内の高齢者福祉施設を訪問し、音楽の演奏会と施設入居者の皆さんとふれあい活動を行いました。私達のグループからの参加は4人でしたが、入居者の皆さんに楽しんでもらえた感触がありました。
 演奏会では誰でも知っている歌を選んだため、歌詞を見なくても演奏に併せて歌っている方が多くいました。お話した高齢者の方は「全て知っている歌ばかりでとても楽しいです。久し振りにこのような歌を歌いました。また自分でも歌いたいので、歌詞を書き写した

(高齢者福祉施設慰問活動)
い位です」。別の方は「生演奏を聞かせてもらって、一緒に歌えるなんて素晴らしい体験でした。クリスマスパーティにも是非来てください」と話してくれました。

 更に別の方からは「歌っていると涙が出てきました。とても嬉しい出来事です」と喜んでくれました。
 皆さんの笑顔を拝見すると、本当に訪れた意味があったと思います。来夏も夏祭りを実施する予定だと聞いていますが、冬が過ぎ、暑くなる頃、皆さんの笑顔に会うために再び訪れたいものです。
 理事長から和歌山市における福祉施策の課題について、いくつか話を伺いました。中でも福祉施設のオーナー研修会が和歌山市主催として開催されているのですが、代理出席が結構あるそうです。オーナーの研修会では、オーナーの方に知って欲しいことや学んで欲しい知識付与を行うものですから、代理では真意が伝わらず、市全体とし福祉施設の充実を図ることが難しくなります。主催者が県から市に移管された途端に和歌山市の方針としてオーナーの代理出席を認めるようになり、参加者がばらつき始めたそうです。ヘルパーのレベルアップも大切ですが、本日伺ったこの点についても課題として提言するつもりです。

【意見交換活動】
 慰問活動終了後、午後からになりましたが意見を伺うために訪問活動を行いました。本日は、約20軒の皆さんを訪ねることが出来ました。皆さんからは励ましの声をたくさんいただきました。夕方からは更に寒さも厳しくなりましたが、本日目標としていたご家庭を全て訪問することが出来ました。日曜日の休息時間なのに快く迎え入れてくれたことに感謝しています。ありがとうございました。
11月11日(土) 「葵会和歌山支部総会」
【紀州子ども語り部研修会】
 平成17年度に実施した紀州子ども語り部育成事業が好評だったため、主催するNPO法人の総会で本年度も継続することに決定し、第二回紀州子ども語り部研修会を開催しました。本日が開講初日となりました。朝からあいにくの雨でしたが、約50人の中学、小学生の皆さんが会場に集まってくれました。子どもを送ってくれた保護者の方々も講座を聞いてくれるなど、大勢の皆さんが和歌山城の歴史について学んでくれました。
 和歌山市に暮らしていても、和歌山城の歴史や城下町として発展してきた和歌山市のことを知っている人は少ないのではないでしょうか。この講座は大人でも役に立つ研修会でもあります。
 今後の研修予定は、第二回は今回と同じ高橋克伸氏から「城下町の今とむかし」についての講座を、第三回では松浦光次郎氏から「和歌山城現地実習」、続いて第四回目には「和歌浦現地実習」を行う予定としています。最終回となる第五回目は「紀州子ども語り部コンテスト」を行い、紀州子ども語り部として認定させていただきます。

【葵会和歌山支部総会】
 午前午前11時30分からは、葵会和歌山支部総会にお招きいただき会員の皆さんと交流を深めることが出来ました。年に一度の総会で、本日は約90名の会員の出席がありました。
 毎年招待していただけることに感謝しています。冒頭挨拶をする機会をいただき、お礼と今後の活動に対する抱負を述べさせていただきました。
 懇親会では多くの会員の皆さんと交流を図ることができ、懇談の楽しい3時間となりました。
 歴史を勉強しているTさんからは「今までの活動を拝見してきたので、来年は絶対に応援するので声を掛けて欲しい。何でもお手伝いをするから」と嬉しい意見を頂戴しました。
 Iさんからは「私は紀の川市ですが、あなたの和歌山市での活動については知っていますし皆さんからも噂は聞いています。ある案件に関して、本気で活動している私達の気持ちを判ってくれて対応してくれたことは忘れません。絶対に活動する新しく場を築いて欲しいので何でも話して下さい」と有難い意見をいだたきました。

 また別のIさんからは「高齢者施設などへの慰問活動もしているようですね。私も安木節で慰問を行っています。今度一緒に協働して一緒に訪問活動を行いましょう」とお誘いを受け連絡先を教えてくれました。
 Mさんはアマチュアですがジャズ演奏で各地を忙しく周っています。「以前、慰問先で一緒になった時からあなたの活動に注目しています。私が慰問している先を紹介しますので、是非とも高齢者の生活を充実させたものにしてあげて欲しいと思います。音楽で満ちた和歌山県の取り組みがあれば良いのですが」と音楽関係者としての福祉と和歌山県のあり方に関して意見をいただきました。

 Tさんからは、JRきのくに線の宮前駅の駐輪場の拡大に関して意見がありました。学生と通勤客で駅にある駐輪場は満杯になるので拡大を希望しているのですが、場所がないので難しいところです。線路上を通過している道路の下に空き地があるのですが、開放はしてくれていません。直ぐには動かない問題ですが、今後の課題として預かりました。
 Sさんからも教えられることがたくさんありました。「人の言うことを余り信用し過ぎてはいけません。今後は口が上手い人達が近づいてくることもありますから、全ての言葉を信用しないで警戒が必要です。和歌山県が騒がしいようですが、上手く乗せられて騙されてしまっては何にもなりません。即答は避けることもテクニックとして必要です」

 Oさんからは「いつも議会報告を家に届けてくれているので活動内容は良く分かっています。余り無理をし過ぎないように体を労わってあげて下さい」と意見をいただきました。
 初めてお話したMさんからは「清潔な感じがします。多くの方に会っていくと人柄が分かってくれると思いますよ」と励ましてくれました。
 Nさんからは「私達のこの会が応援する人の中から、新たな挑戦をする人は初めてのことです。絶対に活躍して欲しいので出来る限りのお手伝いはします」と話してくれました。
 ほぼ全員の皆さんとお話させていただいたので、懇談内容はまだまだ書ききれない程ありますが、いずれも期待してくれていることに感謝するばかりです。本日は総会にお招きいただき懇親を深めることが出来ました。本当にありがとうございました。

【懇談会】
 終了後、約1時間、Hさんと懇談する時間がありました。非常に仕事熱心な方で、非常時の仕事の段取りについて、人間関係を基にした他社との連携のあり方について意見交換をすることが出来ました。
11月10日(金) 「防災について」
【HACCP】
 和歌山市では食中毒が度々発生しています。本日もノロウイルスによる食中毒が1件発生しました。県調理師会では食品衛生管理の重要性を再認識していますし、食品衛生管理のための研修の必要性を考えています。今月、調理師の皆さんに参加していただく食品衛生管理研修会を開催することになり最終確認を行いました。研修行程の決定、そして講師をお願い下した方と研修と実習内容の詰めを行いました。食中毒に関して飲食関係者の意識は高く、防止対策を講じることに万全を期することにしています。
 研修会には私も同行させていただき食品衛生管理について学び、そして今後の活動に反映させたいと考えています。

【子育て推進】
 和歌山県の出生率は全国平均の1.26人ですから、このままでは人口が減少することは確実な未来です。県を挙げて少子化対策に取り組むため、子育てを推進するための応援企業を募っています。これは子育てを応援する施策を講じている企業を県が子育て応援企業として認定し、他にも水平展開を図ろうとするものです。
 朝から県の関係者と共に応援企業への参画に関して懇談を行いました。既に数社が参画の意思を表していますが、まだまだ拡げたいところです。育児休暇制度や産前産後の有給休暇、企業内託児所の設置など、育児を支援する福利厚生制度がある企業を先進企業として参画してもらいたいとしています。
 本日お話した2社では制度が充実していて、子育て応援企業の認定基準を満たしていますから参画してくれそうです。

 参考までに、現在の人口を維持するためには出生率は2.08人が必要で、現在の年金制度を維持するために必要な出生率は1.38人となっています。出生率の全国平均は1.26人ですから、将来的に現在の人口を維持することも現在の年金制度を維持することも難しいことが判ります。
 ですから企業が子育てを応援するための施策を講じることが望ましいのですが、制度があるからといって子どもの数が増えるとは限らないのが問題です。育児休職制度があることで女性が働く環境が整っていることから、子どもは一人と決めて引き続いて職場復帰する場合もあるようです。
 出生率の減少の問題は制度だけでは解決が難しい問題であることが判りますが、何らかの手段を講じることで光明を見出したいところです。

【防災について】
 和歌山市の避難場所として、また防災公園として秋葉山があります。和歌山市の南に位置する小高い山で、山頂は公園として整備されています。ただ第一種風至地区であることから、建築物の高さ制限や自然を変えることは難しいのです。そのため避難場所でありながら、通信整備や発電機の設置、避難するための小屋などの設備は一切ありません。
 仮に山頂の公園に避難したとして、夜を過ごすのは厳しいことが予想されます。防災公園としての機能を備えるためにNTTさんと協議したのですが、市の許可がないと何も進まないことが判明しました。
 防災対策は和歌山市にとっても大きな課題ですが、予算面などから市単独で施策推進は難しいのは明らかです。公共的な民間企業と連携した防災対策が必要なことも明白です。出来れば、和歌山市がリーダーとなり市民の避難場所として、防災公園としての秋葉山の機能を充実させるための計画を策定し、民間企業にも参画を呼び掛けて欲しいところです。
 防災公園でありながら風至地区ですから、今以上に機能を付加することは難しく、民間企業としても手段を講じられない状態です。この点が最大の問題かも知れません。

【懇談会】
 来週に懇談会の機会を作ってくれたある会長から連絡をいただきました。本当に熱心に話を聞いてくれ、我が事のように皆さんに呼び掛けてくれていることに感謝するばかりです。来週も会長が懇談会にご一緒してくれることが決定しました。

【音楽と脳】
 和歌山県立医科大学の板倉徹教授から音楽と脳についてお話を伺いました。左脳はがんばる脳で、主な機能は、計算、日本語、論理、読書、虫の音、行動などが挙げられます。
不思議なのは虫の音で、日本人だけが聞き取れる秋の音だそうです。
 右脳はがんばらない脳で、がんばり過ぎることにブレーキを掛けてくれます。人は頑張りすぎても疲れますから、時にはブレーキを掛けることが必要です。ブレーキ役である右脳を活性化させるためには、華道、絵画、囲碁、将棋などに親しむことが有効です。
 なお現在流行のモーツアルトの音楽は、右脳を活性化させてくれる効果があるそうです。
働きすぎる人にとって、たまには右脳を使う時間を意識しておきたいものです。

【秋葉山】
 和歌山市の防災公園である秋葉山に調査のため登り、関係者と一緒に防災機能を持たせるための方策を検討しました。風至地区では建築物の高さ制限は15mのため、電話や電気を引き込むための電柱建柱には問題があります。
 また山頂の公園には水道はありますが、その他避難施設と言えるような機能がないので、避難生活は難しいように感じました。特に夜の暗さは不安感を煽るような闇ですから、やすらぎを感じることが出来ません。
 何時来るからも分からない東南海・南海地震ですから、制約条件はあるものの整備も進めたいところですが、前進するための厳しさを感じています。

【意見交換活動】
 夜は皆さんとの意見交換活動の時間とし、訪問させてもらったのは約10軒でした。本日も時間一杯の一日となりました。
11月 9日(木) 「朝から夜まで」
【防災公園打ち合わせ】
 防災公園の機能強化に関しての打ち合わせ。通信設備や放送設備を備えたいところですが、話し合うと様々な制約があることが解りました。東南海・南海地震への備え、特に被災時における二次情報の提供が課題として残っていることから、個人宛ての情報発信手段の整備が早急に必要とされています。しかし地方自治体では予算面の制約があり、自前で放送設備を整えることは現実的ではありません。

 そこで民間と地方自治体が協働した安全、安心への取り組みを欲しているところで、民間が事業主体となり地方自治体が支援する体制を整えたいところです。電波を発信することは全ての条件が整うことが必須で、これはピンポイントを通す程のタイミングを逃さない機敏さと判断が必要です。例えば防災に役立ちたいと考える和歌山市でのコミュニティFM局開設の機会を逃せば、二度と実現の可能性はなくなることも考えられます。それはまとまった額の初期投資が必要なことや、実施するための機運も必要だからです。

 制約条件はありますが、和歌山市全体の防災対策を考えると、実施するための方法を検討する姿勢が必要です。実施しないための理由は簡単に付けられますから、安易な判断を下さないようにしたいところです。

【話し合い】
 車両接触事故に伴う損害賠償問題の解決方法について話し合いました。事故が発生して車両の一部に損壊があり、修理費用の負担に関して相談がありました。被害者から地方裁判所に申し立てがあり、このまま放置しておくと問題は大きくなるため、話し合いの場を持ちました。争っても得することはないこと。裁判になった場合の精神的負担や仕事時間が制約されることを考えると、取り下げてもらうための条件を整えて依頼することが必要だと考えました。

 訴えられた側の社会的信用や拘束される時間が無駄になることなど、話し合った結果、争わない方が得策であることを納得してくれました。早速、相手方代理人を訪問して、解決方法について依頼してきました。
 先方が不在だったため午後3時に再度訪問し、こちらの条件を提示して依頼者の了解をいただき訴えを取り下げてもらいました。本日お聞きしたのですが、放置しておくと解決が長引くと思ったので直ぐに方針を話し合い、相手側を訪問したため一件落着となりました。当事者間では感情が入るので、二者間での解決は難しいのですが、第三者が入ることによって問題解決に向かうことがあります。日常生活においては極力、トラブルを避けたいところです。

【年末の防犯対策】
 年末が迫ってきました。各地域では年末の防犯対策を検討し始めました。地域の自主的な取り組みですが、防犯対策は行政の取り組むべき課題でもありますから、連携を図っているところです。ところが市の財政問題から従来と同様の支援が難しくなっています。防犯対策は地域では重要な問題ですから自主的な取り組みを縮小しないように地域では頑張っていますが、行政の支援が縮小されていることで意欲低下も生じる場合もあります。

 財政再建を図るために各施策の予算縮小は仕方ないことですが、市民参画意欲を減退させないために当局から充分な説明が必要です。予算を削減するけれど、その理由を説明をしないでは、関係する市民の皆さんから納得が得られません。
 和歌山市の財政問題は今では誰でも知っていると思います。でも説明責任を果たさないと納得してくれませんから、当局には逃げない対応をお願いしたいところです。
 本日は、防犯対策に関しての意見交換を行うと共に、自主的取組と行政との関わりについて説明を求めました。出来れば避けたいことでも、説明責任を果たすことで理解し合えることがあるものです。

【教育問題】
 子どもの教育を考える方達が集まった会合があり、途中から参加させていただきました。教育の問題のひとつに考える力や発想力の低下が挙げられます。国語力の低下が問題視されていますが、従来と同じ教育方針で問題が解決出来るとは考えにくいところです。学力向上が図られている国々の事例を参考にしながら良いところは取り入れたいところです。国語を大切にすることは大前提として、考える力やコミュニケーション力を身に付けるための教育方法導入や国際語習得などにも視野を拡げたいと考えます。
 また和歌山大学観光学部への期待感が高まっています。世界文化遺産を持つ県として、観光学を学ぶ研究機関があることは大きな財産です。県内の知識は勿論、全国そして世界の観光学との連携を図り、一気に全国レベルの観光学部を目指したいところです。

【健康と美容】
 健康と美容に関して話し合う機会がありました。本日、和歌山県を元気にするための方策として健康と美容を地域に取り入れたいと考えている経営者と初めてお会いしました。
 検討している具体的施策は割愛しますが、健康と美容に関する施策で和歌山県に県外から来てもらえる取り組みにするためには、全国で初めての、そして全国で最初に実施することが必要です。二番手では意味はありません。数年以内に健康と美容に関する施策を実現させなければ他府県で実現されることになります。
 経済産業省から事業認定をされ、全国に発信出来る可能性のある「観光医療立県和歌山」の取り組みを行っているところですが、同様の考え方を持って活動している経営者との出会いで領域が拡がりそうな予感がします。
 
【団塊の世代対策】
 団塊の世代が社会の第一線から引退する時期が近づいてきました。でも現代社会で60歳と言えば、知識が豊富でまだまだ現役で活躍出来る年代でもあります。これらの皆さんが現役を引退した後には娯楽やレジャーを楽しむのではないかとの予測がありますが、全員がリタイアした後の生活を楽しむ訳ではありません。
 本日夕方から経営者の方と懇談し、多くの方は企業などを定年した後も働きたいと思っていると伺いました。それはお金ではなく、生き甲斐や社会貢献したいとの理由からです。そのため再就職したい意向があるのですが、現役時代と全く違う分野に進むケースがあるので再就職支援策を施してくれる機関の存在も求められているようです。事実、首都圏や中部圏では、これらの支援策を講じてくれる組織も存在しています。勿論、これらの支援組織は和歌山県内にはありません。

 また団塊の世代の方は学ぶ意欲が旺盛です。それを表す事例として、奈良大学では史学の通信教育を実施していますが、全国からたくさんの受講者が集まっているようです。特に首都圏からの受講者が多く、歴史に彩られた奈良市ならではの学問で世代を超えた学生を集めています。通信教育ですが単位取得のためにはスクーリングが必須で、スクーリングの度に全国から学生が奈良市に集まってきます。地域経済活性化にもなりますし、この期間はまちが活気に満ちることになります。
 和歌山大学観光学部開設のことは関西圏でも知られています。世界文化遺産の高野・熊野を背景にして学問を学べる機関があることは、全国から様々な世代の学生を集められることになります。若い人は勿論、社会人で学ぶ人にとっても高野・熊野のある地域で生きた観光学を学ぶことは魅力です。
 通常の学部ではない和歌山県の特性を活かした学部開設は、奈良大学で実施している史学講座のように全国で唯一のものだけに、大きな売り物になる可能性があります。観光学部が誕生する機会を大切にしたいところです。

 さて様々な施策は、団塊の世代が大量に引退する時期になって施策を講じようとしても、時期的には遅いのです。辞めてから何をするのかを考えるのではなく、現役時代から引退後の生き甲斐について考え、備えておくことで良い再スタートが切れます。先進地域の取り組みを参考にしながら、この分野でも和歌山県が立ち遅れないようにしたいものです。
 
【健康談義】
 夕方からも新しい出会いをいただきました。経営者の皆さんが集まった会合で、和歌山県の売り物は健康であることを確認し、健康に関心のある方によるサークルを結成することも話し合いました。その会で懇親会を実施することになり、早速その会にお誘いいただきました。ありがとうございます。
 中心となってくれているこの会長は、私の話も熱心に聞いてくれますが、その内容を周囲の皆さんに伝えてくれていることを知りました。本日は、複数の方にも呼びかけてくれ紹介してもらいました。次の予定まで時間一杯、お付き合いをしてもらって懇談することが出来ました。
 本日のいくつかの会合から、和歌山県活性化は健康が鍵を握っていることを実感しています。

【がんばろう会】
 ある会社では、年末の忙しい時期を元気に乗り切ろうと社長が音頭を取り、従業員の皆さんと「がんばろう会」を開催しています。これによって団結を図り、年末商戦を乗り切るための結束を固めることにしています。有難いことに、この会への参加の呼び掛けをいただきました。この会社は若い組織で、若い従業員の皆さんが元気に働いています。社長は若い従業員を育てることに懸命で、お会いするといつも「若い人には早く技術を盗み独立する位に育って欲しい」と話しています。自らの体験と技術を次の世代に伝えることが、社長としても会社としても社会貢献になることを分かっているからです。
 このような理念のしっかりとした、そして次の時代でも生き残るであろう会社の結束を確認する「がんばろう会」に招待していただいたことに感謝するばかりです。ありがとうございます。

【懇談】
 夜には、和歌山県のスポーツレベルを向上させるために個人で体育館を建設する計画を検討している方と夜の懇談を実施。和歌山で育ててもらったこと、自らの社会人でのスポーツ体験を活かし、それらを地域に還元する考えを持っています。各分野で和歌山県を元気にするための動きが始まっています。本日の最後は嬉しい出来事で締めくくりました。
11月 8日(水) 「医療関係者との懇談」
【意見交換】
 建設関係の方と懇談を実施。和歌山県を舞台にした官製談合問題について深刻に受け止めていました。他府県からは和歌山の体質を疑惑視されているため、辛いものがあると嘆いていました。個人的な課題ではないので、県の信頼回復への道は遠いように感じると話してくれました。

【ライオンズクラブ例会】
 昼間は所属するライオンズクラブ例会に出席、新会員二人を迎えての歓迎例会の場となりました。私からは平和ポスターコンテストの審査結果について報告しました。ゴールドライオンズクラブからの候補作品は、残念ながら最終候補作品に残りましたが上位3作品には入りませんでした。ただ年末から年始にかけて和歌山近店百貨店に展示されることになりました。

【医療関係者との懇談】
 主に高齢者の認知症患者を専門としている医師の方と懇談しました。和歌山市には数少ない分野で、大阪府まで治療に出向いている方も多いようです。
 医療界が抱えている問題点について話し合うことが出来た良い機会となりました。最近はクレーマーが増えてきているようです。クレーマーとは治療行為に関して何からのクレームをつけてくる方を指します。以前は医者の言うことは聞いてくれたのですが、医療行為に対して文句を言う患者さんの割合が、全体からすると少数ですが増加傾向にあるようです。

 情報が行き渡っていることから患者側の知識が豊富になっていることなど理由はいくつか考えられますが最大の理由があります。それは今までと同じ医療行為を受けた場合における診断費の自己負担額の増加です。同じ診療を受けるのに支払額が多くなると、所得が増えていない状況から不満が増加します。なぜ生活が厳しくなっているのに治療を受けた場合の費用負担が増えるのか、その制度改革への不満感から納得しがたい場合はクレームを発するのです。
 費用負担に対応する満足感を得られないと人は不満感が募ります。以前と同じ治療なのに負担が増えるのは満足感を低下させる要因です。健康保険料の負担が増加している中で、同じ医療サービスを受けた場合の自己負担が増加するのは納得出来ないのです。

 金銭を支出する見返りは当然求めますから、それに応えられる診療を求められているのです。
 同じことが教育にも言えます。所得が減少傾向にある中で、子どもへの教育費負担が変わらないのであれば、保護者は当然高い質の教育、教師、教育環境を求めます。これらの教育が変わらないのであれば、文句のひとつでも言いたくなるのです。子ども達への教育は義務ではなく、教育サービスを提供している感覚を持たないと、保護者の教育ニーズを満たすような質の高い教育を施すことは出来ないような気がします。

 成果給や能力給評価の時代において、自分が全力を尽くして稼いだお金の価値は、自分の感覚的には以前よりも増しています。そのようなお金を医療サービスや教育サービスに対して支払うのですから、要求は高くなってくるのは当然のことです。サービスを提供する側がサービス提供者としての意識を高めないと差が発生しますから、そこにクレームの発生する余地が生じます。
 良いクレームなら改善につなげられるのですが、理由なきクレーム、感情的なクレームへの対応は大変な労力を要しますし、解決のためには謝罪する他なく、業務の改善につなげられない場合もありますから厄介です。

 医療行為に関してもクレーマーが増えていることで、その対応に関わる医師の負担も増加しています。医師は病気の患者の治療を行うこと、教師は子ども達の学力を高めることが大きな目的です。本来実施すべきことに全力を尽くせる環境にすることが、仕事の質を高めることになります。クレーマーの存在は必要ですが、行き過ぎると弊害が発生し本来の目的を見失わせてしまいます。
 私達が専門家から良いサービスを受けるためには、専門家として本来の仕事をしてもらえる気持ちにさせることが重要です。誰でも気持ち良く仕事をしたいと思っていますから、最大のサービスを受けられる気分にさせるお客さんでありたいものです。

【懇談】
 その後経営者と懇談。和歌山市の課題はありすぎて全てに対策が必要だとの認識を示してくれました。例えば観光。和歌山市には滞在して楽しめるように観光地や観光施策がないことの指摘がありました。先日、仙台に行ってきたところ天守閣のない青葉城でも、半日は楽しめる仕掛けがあったそうです。市内循環の観光者用バスもあるなど、観光地として機能しています。それに対して和歌山市の観光対策には物足りなさを感じるようで、特に若い人達のデートスポットがないのは問題です。若い人達が集まるような場所が存在することが、地域として元気になるために必要です。
 また議会では当局の議案提案に対して単におかしいと文句を言うだけではなく、課題に対して対応策を提言する程の質の高さが必要な時代に入っていると話を伺いました。ある市長は「議会質問の質に問題があるので回答するのが辛い」とこぼしていたと聞きました。一緒になって課題解決策を議論することがまちを活性化させてくれます。

【意見交換活動】
 夕方から夜に掛けて皆さんと意見交換活動を実施しました。時間の関係もあり約10軒の皆さんを訪問したに留まりましたが、生活の場を訪れることで学ぶことがありました。日本の企業人は良く働き社会を支えています。夜でも奥さんだけが在宅している場合が多く、家族のために懸命に働いくことの素晴らしさを感じることが出来ました。

【懇談】
 夜にも懇談を実施。本日も寒かったのですが、ある方は仕事が休みだったことから近隣を訪れてくれ、その時の皆さんの反応を聞かせてくれました。反応を聞かせてもらうことは嬉しいことです。伺った中では、今、和歌山の人が求めている政治家像は「清潔」「人格」「信頼」です。この三要素を持ち続けることが、政治家でいられるための条件です。
11月 7日(火) 「大学にて」
【意見交換会】
 いつもお世話になっている方から市内の若い経営者をご紹介いただきました。初めてお会いしたのですが快く受け入れてくれました。ご一緒させていただいたのは社長、社長のご家族、棟梁の皆さんです。
 紹介してもらった後、和歌山県活性化に関する意見交換や和歌山市中心部や和歌浦低迷の原因、そして最近の県内企業経営の実情などについて話し合いを行う有意義な会合となりました。活性化対策として健康サービス産業の創出が有望であること、和歌山県の広報大使とも言うべき紀州レンジャーのことも認知してくれていたので、レンジャー達の役割について説明を加えました。

 また和歌浦にソフトを持ってきてもハードが問題として残っていること、市内に温泉がないことが課題であることなどの指摘をいただきました。旧丸正ビルの地下に温泉を掘る計画があることをお話しすると、活性化の一助への期待が感じられるとの印象でした。
 魅力のある地域とは、一箇所で食や買い物、家族での楽しみ、新しい発見、健康と美容など全てが揃っていることを挙げてくれました。ひとつの目的を目指し、家族でその場所に行くことは稀で、家族の全員がそれぞれ楽しめる場所であることが人を呼び込むための条件であるようです。お母さんが買い物や美容をしている間にお父さんは娯楽を楽しむ、年齢にもよりますが子ども達は遊びや学び、または託児施設などが揃っていることで家族単位の人が集まります。
 地域活性化のヒントになるような話題がたくさん出てきました。

【調理師研修会】
 和歌山県下で活動している調理師の皆さんとの研修会の打ち合わせを行いました。今月、県内各地で研修を希望する調理師に集まってもらってもらう予定です。食品の衛生管理を中心とした研修会に仕上げる予定で、講義と実演を兼ねたものにします。
 和歌山市では先ごろから食中毒の話題に事欠きませんが、現場の調理師さんや中小飲食店経営者は食中毒対策を熱心に考えているのです。夏ごろから食品の衛生管理の重要性を話し合い秋の研修会を計画していたように、真剣に食中毒防止対策を更に講じようとしています。営業停止命令の意味は、飲食店経営者にとってそれ程大きいのです。ところが営業停止命令を受けても、厨房と客席を分離していれば店舗を開けて営業行為を行っても良いのであれば、何も一日店舗を閉めて研修会まで行う必要性があるのかどうか疑問ですが、兎に角、再来週は県外に出掛けて最先端の知識を学んできます。

【大学にて】
 和歌山大学小田学長と懇談を行いました。テーマは観光学についてです。和歌山大学では平成19年度に観光学科を発足させ、翌年度には観光学部の開設を目指してしています。そのためのソフトとハードの整備計画を検討しているところですから、計画の実現に向けて大変な時期に差し掛かっています。
 関係する人達が真剣に考える必要があるのですが、熱意に温度差がありベクトルが一致していないのが問題です。懇談する中で観光学には夢と可能性を感じました。和歌山県にある大学が観光学部を持つことは地域にとって大変重要な意味を持ちます。和歌山県は観光がひとつの資源ですから、研究機関があることで将来、県としての発展に違いが見られることを感じて欲しいものです。
 本日、希望を感じさせる対面が夕方に行うことになりました。結果は判りませんが、良い化学反応が起きることを期待しています。

【意見交換活動その1】
 昼間は和歌山県の課題について意見交換活動を行いました。お一人はいつも活動を応援してくれている素敵な方で、今日も元気に話し合いました。つづいて紀の川市の理髪店を訪問しました。ここで気付いたことは、紀の川市からの有線放送が全家庭に設置されていることです。小学校の児童が下校する時には各家庭に放送が流れます。しかも家庭内の有線放送と外にある放送装置とも同時に放送されています。家庭においては子どもが何時帰ってくるのかを知ることが出来ますし、屋外で放送されることは犯罪の抑止力となります。

 貴志川町時代から各家庭に町からの有線放送が設置されていますし、紀の川市では防災用のラジオも全家庭に配布されています。素晴らしい安全対策と防災対策が講じられています。市民の方にとっては、当たり前のことで自然に放送を受け入れています。
 この実態を伺うと、和歌山市民としては恥ずかしいものがありました。和歌山市では各家庭内まで及ぶ防災対策も前進していませんし、「予算の制約」の話ばかりで考えていることが進展しないのです。
 和歌山市民にとって大切な防災や教育問題に関しても、予算の壁によって遮られているのです。「予算がないので」「予算がカットされているので」「十分な予算がないので」「前例がないので」などの理由が並べられて、時代に即した施策が講じられることは少ないのです。
「紀の川市の方が行政サービスは充実しているし住み良い感じですね」。和歌山市から一緒に紀の川市を訪れた方の、現場を見たことによる率直な意見です。
 引き続いて貴志川線に関わった方などを訪問し、現在の課題について意見交換を行うことが出来ました。

【同級生の母親】
 高校時代の同級生宅を訪問し、ご両親と話し合ってきました。一昨日、同級生から連絡をいただき知ったのですが、ごく最近、母親が生命の危機にあったのです。本日会ったところすっかり元気で安心したのですか、父親から話を伺うと手術の時は医師や看護士が溢れるほど大変な騒ぎになったそうです。
 あと3分手術開始が遅れていたら生命の危機であったことも伺いました。本当に元気で家に帰れたことを嬉しく感じます。年齢を重ねると体のあちらこちらに不具合が出てきますが、いつまでも温暖な気候の和歌山県の中で健康に暮らして欲しいと願うばかりです。
 兎に角、会ったことで安心することが出来ました。

【意見交換活動その2】
 夕方から後援会の皆さんを訪問し意見交換活動を行いました。開始時間との関係で14軒の皆さんを訪れただけでしたが、夜は冬のように寒くなり震えるほどでした。同行していただいた方が時間配分を正確に行ってくれていたこともあり、遅い時間にも関わらず皆さんは温かく迎えてくれました。一日の終わり、心から感謝しています。

【懇談会】
 夜には懇談会を実施。第二回紀州子ども語り部研修会最終の詰めや実施するNPO法人の登記変更の問題などを中心に和歌山県の動向についても話は及びました。紀州語り部研修会のテキストも完成し明日から印刷に掛かります。参加してくれる小学校5年生から中学生の子ども達は50人を超えそうな状況です。第二回目になると教育現場では前回の実績も知ってくれているため、多くの参加者が集まってくれそうです。

 紀州子ども語り部養成講座内容については次の通りです。
1.日時
  第一回 平成18年11月11日 土曜日 10時30分から12時まで。
  第二回 平成18年11月25日 土曜日 10時30分から12時まで。 
  第三回 平成18年12月 9日 土曜日 10時30分から12時まで。
  第四回 平成19年 1月13日 土曜日 10時30分から12時まで。

 紀州子ども語り部コンテストは、平成18年2月中の土曜日10時から12時までを予定していますが、現時点において日時は未定です。 
 講座は上記の全5回です。参加費は無料。最終回は紀州子ども語り部コンテストを行い、併せて表彰も行います。

2.場所 田原学園・慶風高等ビジネス学校(会場を提供していただきました)
      
3.テーマと講師
  第一回 「和歌山城の今とむかし」高橋克伸氏
  第二回 「城下町の今とむかし」高橋克伸氏
  第三回 「和歌山城現地実習」松浦光次郎氏
  第四回 「和歌浦現地実習」松浦光次郎氏
  第五回 「紀州子ども語り部コンテスト」高橋克伸氏、松浦光次郎氏
11月 6日(月) 「防災対策」
【活動報告】
 朝一番で市内の企業事務所にお邪魔して、朝礼の場で活動報告を実施させていただきました。8時30分からと8時50分から二箇所の事務所で活動報告の機会を与えてもらいました。幾つかの縁あって事務所にお招きいただきました。
 健康サービス産業の創出や地域活性化対策などの分野において協働出来る可能性もある企業ですから、本日を契機に情報交換を行いたいものです。

【NPO法人】
 NPO法人設立に関して打ち合わせを実施。NPO法人を設立するためには県に必要書類を提出した後、必要な縦覧期間を経て県から認可を受け法人登記を行います。NPO法人を設立しようと決めたメンバーが、理事会総会を開いてから法人設立までには時間を要します。ですから認可を得た時は、いよいよスタートを切れることで関係者の気持ちは引き締まります。
 設立申請を行っていた新しいNPO法人の縦覧期間を終えたので、関係者および理事と今後の進め方について協議を行いました。目的達成のための活動をスタート出来るので、次年度の事業開始に向け取り組みを行うことにしました。

【防災対策】
 和歌山県の大きな課題のひとつが東南海・南海地震の到来に備えた対応を講じることです。近い将来、必ず来ると予想されているのが東南海・南海地震です。行政機関では考えられる防災対策を検討しているところです。本日は県にお邪魔をして、防災対策に関する意見交換を行ってきました。民間と行政機関が協働した取り組みについて提案し検討を依頼してきました。

【防災対策その2】
 引き続いて和歌山市において防災対策について協議を行いました。県と同じく東南海・南海地震対策の必要性は認識しているところで、市では様々な対策を講じています。地震などの到来を周知するために市内各地へ警報装置を設置することを市では検討済みで、予算化が図られています。
 しかしここで課題があります。屋外型の警報装置は、震災などの初期対応には効力を発揮しますが、二次的な情報提供の手段としては役不足です。何故なら、屋内や体育館などの屋内施設に避難した場合、警報装置による情報は避難者に聞こえないばかりか、細かい情報を警報装置で放送し続ける訳にはいきません。
 そこで二次的な情報提供の方法として、屋内にいる皆さんへ情報をどう届けるのかが課題となっています。屋内に避難している方々や倒壊していない家屋内にいる方々への情報提供を行うにはラジオが有効です。避難時の準備する物にはラジオが含まれていますから、危機管理を行っている家庭では用意している筈です。携帯電話やインターネットは震災時には有効でないことも考えられます。阪神・淡路大震災の時は、携帯電話が通じにくくなった記憶があります。

 ラジオ放送の場合、当然のことですが有線ではなく電波ですからラジオさえあれば避難所でも受信可能です。民間のラジオ局があれば行政の防災機関との連携を図ることにより、きめ細かくて迅速な二次的な情報を提供することが可能です。
 ところが全国の県庁所在地の市でFM局を開設していないのは和歌山市だけです。市でも防災対策を検討している中で、各家庭や避難所など屋内のきめ細かい情報提供をするにはFMラジオが有効だとの意見がありましたが、局がないのですから検討しても前に進みませんでした。

 行政機関で局を持つには費用がかかりますから現実的ではありません。今回、和歌山市でコミュニティFMを開設する動きがあり、行政機関と連携を図ることで今までに考えられなかった防災対策を講じることが可能となります。なければFMラジオを活用した対策は考えられませんが、局があることでここをプラットホームとした防災対策を講じることが可能となります。
 和歌山市の皆さんのために役立つFM局の準備が進められていることで、防災対策の範囲が拡がることは確実です。
 既に先進的な市では、民間のFM局と行政機関が提携した防災時の情報提供について枠組みがあります。和歌山市はこの場面でも遅れていますが、新しいFM局が開設されることで一気に遅れを取り戻すことが可能です。何故なら、市民の皆さんも行政機関も防災意識が高まっていて、対応策を協議する中でFMラジオの活用も考えられること、そして防災を意識したFM局の開設準備が整っているからです。
 既にFM局開設のための設備もありますから、少ないコストで滑り出すことが出来るのです。今後の連携の枠組みに期待しています。

【教育問題】
 午後からは小学校の語学教育に関して、英語教育を行っている方と教育関係者の皆さんとで協議を行いました。教育関係者から、各地方自治体では英語教育を充実させていることを聞くことが出来ました。子ども達の考える力を培うため、国際社会に対応する力を養成するために英語教育の充実は必須です。ただ和歌山市の公立教育においては、教育を施すだけの予算が伴わないため英語教育に関しては脆弱です。打ち合わせをしているだけですが、英語教育予算や体制が弱いことを嘆きたくなりました。

 何度も書き込んでいることですが、予算がないから教育を実施出来なくても仕方ないとは言えません。子どもでいられる時間は限られていますから、数年後に導入するとしても現在の小学生は、和歌山市の公立小学校英語教育を受けない世代となってしまいます。それで良いとは言えません。
 しかも他府県で英語教育が進んでいる小学生や私立小学校で学んでいる子ども達は、実力を身につけているのです。和歌山市の公立小学校に通う子ども達に、その機会すら与えられていないことには危機感を覚えます。

 私からは、教育者として子どもの将来を第一に考えて欲しいと強く意見を述べさせてもらいました。教育を施しても効果が現れるのは10年先か20年先か、果たして現れないのかは判りませんから、予算に対する効果測定は難しいのです。そのため予算が厳しい状況において削り易いのですが、それで良いのか議論が必要なところです。
 教育関係者も、ここ数年で教育が充実して来ているのは国語でも算数でもなく英語であると言います。全国的に英語教育に力を注いでいる中、和歌山市だけが取り残されないようにして欲しいものです。小学生に英語教育を行わなくても今の大人は困りません。困るのは現在の子ども達なのです。

【意見交換活動】
 夕方から夜にかけて後援会の皆さんを訪問し、現在までの議会活動の説明を行い、皆さんから意見を伺って来ました。本日は和歌山市に暮らしているのですが、仕事は大阪府の皆さんを訪ねました。和歌山市での仕事の絶対量が少ないので、仕事内容によっては大阪府下に行くことがあります。通勤の大変さもありますし単身赴任のつらさもあります。それでも和歌山市の方が暮らし易いことから、家庭を大切にするためここに住居を構えてくれています。
 行政機関は和歌山市に暮らしている方々の仕事環境を知り、一人ひとりを大切に思って欲しいものです。教育環境が良くない、文化に接する機会が少ない、スポーツ鑑賞の機会がない、県庁所在地なのにコミュニティFMがないことなど、不利益を挙げると限りなくありそうです。それでも和歌山市で暮らして市民税を支払ってくれていることに感謝した施策を講じて欲しいものです。
 また、交通関係の会社では夜も慌しくしていました。私達が寝ている時間帯でも和歌山市を支えてくれている方達がいます。働く環境は様々ですから、実は講じるべき施策も様々です。時間や場所、日にちを変えて意見交換を行うことで違ったものを感じることが出来ます。人と接して何も感じないようでは訪問する意味はありませんから、何かを感じ議会に反映させるために今後も意見交換活動を継続する予定です。
11月 5日(日) 「意見交換活動」
【意見交換活動】
 昨日に続いて後援会の皆さんを訪問して意見交換を行うために朝9時から活動を開始し、約50軒のお宅を訪ねました。皆さんありがとうございました。
 本日訪問して感じたことがあります。今まで和歌山市内で仕事をしていたのに、現在は単身赴任で不在の方が多いことです。理由は二つです。

 ひとつは和歌山市内でいても仕事が少ないことが挙げられます。
 もうひとつは首都圏を中心に仕事の需要が多いことが挙げられます。主な仕事は、携帯電話の基地局や通信線の拡充です。話を聞くと首都圏や東北で、これらの仕事の依頼が入っています。番号を変更しなくても携帯電話会社を変更出来る制度が開始されていますから、携帯電話間の競争が激しさを増しています。既に携帯電話では様々なサービスが提供されていますが、一番大切なことは通話エリアが広いことにあります。少しでも通話の空白エリアを少なくするための工事が多いことから、和歌山市から首都圏に駐在などの形で単身赴任となっています。技術を買われて他府県に行くことは喜ばしいことですが、和歌山県内で同様の仕事が少ないのが残念です。

 首都圏と比較して、和歌山県の携帯電話の通話エリア拡大の需要が少ないことなどの理由で紀伊半島は後回しにされているのでしょうが、折角和歌山県内にも技術者がいるのに、それを満たすだけの仕事量がないのは残念なことです。携帯電話の市場を拡大する最大の地域は首都圏であることは間違いありませんが、東北地方でも仕事が増加しているのに和歌山県は関西圏、しかも大阪府の隣の地域でありながら拡大していないことは、市場のターゲットとしては魅力の乏しい地域として扱われているようです。

 ただ殆どの方が家族伴って引越しをするのではなく、家族を和歌山市に残して本人だけが単身赴任で首都圏に行っていることで望みがあります。和歌山市で生活することに魅力があることを示すものです。首都圏での仕事は一時的なものであると考えて、いつかは和歌山市に戻りたいと思っている方が多いようです。
 家庭を守っている奥さんのためにも、そして和歌山市で育っている子ども達が大きくなった時には、和歌山市で選択可能な仕事がたくさん芽生えていることを願うばかりです。がんばろう和歌山県と叫びたくなります。
 和歌山県で最も重要な施策のひとつは働く会社や仕事があることです。本人のためにも家族のためにも、和歌山市で仕事を完結でき経済的自立をすることが必要です。

【退院】
 高校時代の友人の母親が動脈瘤検査のため病院に行ったのですが、検査の手順がおかしく生命の危機を迎えていました。その後の措置が良かったので意識を取り戻し、数週間で元気に退院しました。生命の異常や後遺症もなく退院出来たことで自分のことのようにホッとしました。私達の世代の親は高齢域に入っている人が多くなっています。人生に苦労をして生き抜いてきた方達ですから、これからの時間を有意義に楽しく暮らして欲しいと心から願っています。
 全ての皆さんが健康で長生きをして欲しいと思っています。同級生の母親は現在、退院して家に戻りましたが、病気のことは気にしないで元気で毎日を過ごして下さい。子どもの立場の人は誰もが願っていることです。
11月 4日(土) 「意見交換活動」
 本日も昨日に引き続いて、後援会の皆さんを訪問して議会活動などに関する意見交換活動を行いました。朝9時から夜8時までの間に約50軒を訪ねることができ、各方面からの意見を伺いました。
 まず、県庁を舞台にした談合事件による県政に対する不信の声を多く聞きました。また市長選挙に関する公務員による公職選挙法違反に伴う問題など地方自治体の不審を取り除くために、人を入れ替えることを期待している方が多いようです。和歌山県からのニュースは良い話題は少ないのが残念だと思っている人ばかりです。不信を取り除くことが第一ですが、県政はマイナスからの出発になることは少し寂しい感じがします。

 ただひとつの箇所に安住することなく挑戦を決意したこと、挑戦し続ける気持ちを持って欲しいことなどの要望をいただきました。古い体質を一新するためには人の入れ替え以外にないことを皆さん認識していますから、新しい和歌山県を築くことを望んでいるように感じました。やはり多くの方と会うことが一番、和歌山県の現在を学ぶことが出来ます。

 本日の主な意見交換は次のようなものがあります。
鍼灸を学んでいる方は、和歌山県を予防医療立県にすることに大賛成でした。全国に誇れるものが少ない和歌山県ですから、全国レベルのものを発信して欲しいと要望を受けました。この方は鍼灸によって皆さんが病気にならない体を作りたいと学び続けています。和歌山県で健康や美容の取り組みが進行していることに対して大きな期待を寄せてくれました。
和歌山県においては過去、言うだけで実現性に乏しいものが数多くあったので、言うだけではなく行動を期待している方が多くいます。口先だけの政治家は多いけれども、そうなせないように行動の伴う政治家を目指して欲しいと要望を受けました。
和歌山市に住んでいる人にとって政策も大切ですが、それ以上に地元の道路の舗装や下水道の整備がより重要であるとの意見もありました。暮らしに直結する整備をしてくれると市政を身近に感じるとのことです。身近な課題の改善に取り組むのも仕事ですが、明日のことを提言し議論しあうことも大切なことです。志と実務を両立させることが地方議員に求められることです。
防災用FMの開局に期待を寄せてくれています。和歌山県は津波や大地震の心配があると言われながら市民の皆さんが安心るような対策は講じられていないと聞きました。単に避難用の施設を記載した地図を配布してくれた位で、河川に防災用スピーカーも設置する計画がありますが、大雨や津波があった場合には役立たないのではないかと疑問を感じていました。ラジオで情報を入手出来る方法があれば歓迎とのことでした。震災被害を体験した神戸市は勿論対策は充実していますし、和歌山県湯浅町ではFMによる防災対策も講じられていると聞きました。

 ところが和歌山市の秋葉山公園は防災公園と指定されているにも関わらず、通信用の配線もなく防災公園としての機能がないことの指摘もありました。高いだけで何もない公園を防災公園に指定しておくだけでは、行政機関としての役割を果たしていないとの意見があり、早急に対策を講じて欲しいと要望を受けました。和歌山県と和歌山市に要望を行い実現に向けた取り組みを行います。
11月 3日(金) 「心ふんわり書道展」
【心ふんわり書道展】

経石展の様子
 和歌の浦アート・キューブで本日から開催している「心ふんわり書道展」に行ってきました。書道を通じたアートとも言える書道展で、テーマである心を感じさせる空間がそこにありました。子どもの書道作品も数多く展示されていて、家族で楽しめる書道展に仕上がっていました。

 引き続いて和歌山県公館で開催されている経石展に赴きました。和歌浦多宝塔から発掘された経石を展示しているもので、和歌浦は恵まれた自然の他に紀州徳川家の文化的要素を持っている地域であることを示すものです。建築物と同じ位、経石は歴史を今に伝える貴重な文化であることを、経石の調査を行っている菅原氏から伺うが出来ました。
 和歌浦が日本の歴史においても貴重な文化地域であることが将来、経石を通じて立証されることを期待しています。


(書道展では、皆さんからの作品で
心の文字が浮かび上がりました。)

経石展で、お世話をしてくれている
永西さんと一緒に。

 当然のことですが、経石に毛筆で書した方々は全員亡くなっていますが、書に記した思いは時代を超えて伝わってきます。歴史を超えるもの、それは人が生きたことを記した思いなのです。これからも時代を越えていくものは、形ある建築物や造形物ではなく人がこの世に生きた結果を記した思いです。過去からの思いを託された私達が現代を生きているのです。この時代を少しでも前進させて次の時代につないでいくことが私達の使命です。

【懇談会】
 引き続いて地場産業センターで開催されているイベントに参加しました。知人から招待を受けたものです。私がイベントに言った理由は、このイベントの主催者は若い経営者ですが二度も胃がんの手術を経て自ら立ち上げた会社を元気に運営しているからです。二度も生命の危機を乗り越えた精神力と、生死の迷いを捨てて会社を大きくしているその姿勢に感銘を受けています。
 自らの生命を掛けて会社を大きくしているのは、本当に時代が必要としている製品を通じて社会に貢献したい思いからです。環境保全や省エネルギーを訴えた製品をお客さんに提案して採用してもらうことを目的とした会社ですから、矛先の利益ではなく将来の環境保護につなげる活動を行っています。

 成果主義が流行の時代にあって従業員には固定給を基本にしています。それは成果給にすると、数字を追いかける余り無理な営業活動を行う恐れがあり、従業員の強い押しはお客さんに迷惑を掛ける恐れがあるからです。従業員の生活とお客さんを大切にする姿勢がこの経営者の方針です。会社が発展している理由をうかがい知ることが出来ます。
 生命の価値を考えると儲けは二の次であることが解ります。

【意見交換活動】
 午後からは皆さんとの意見交換活動を行いました。お邪魔したのは約30軒の皆さんでした。いろいろの意見と励ましをいだたきました。
「次の段階に進むことは良いことです。スローガンにあるように挑戦する姿勢を持ち続けて下さい」
「現状で留まることは良くありません。次の段階に進むことは歓迎すべきことですが、次の段階に進んだとしてもそこで止まってはいけません。次の次もありますから、留まることなく次の階段、そしてその次の階段も目指した活動を行って下さい」
 そして三年ぶりにお邪魔した方とも意見交換をさせていただきました。丁度私が訪問する直前に知人が訪ねてきていたらしく、今丁度、新しい挑戦をすることを聞いたばかりだと話してくれました。
 新しい挑戦を歓迎してくれるとともに、数多くの励ましの言葉をいただきました。「100日の説法も屁ひとつで吹き飛んでしまうものです。どれだけ良いことをしても、ひとつでも変なことをすると信頼は崩れます。それ程信頼とは構築し難いものであり、崩れ易いものなのです。今回の和歌山県知事の例はそれを示す事例ですから、肝に命じておいて下さい」
 皆さんからの励まし。本当にありがとうございました。

【劇団ZERO】
本日は和歌山市民会館で劇団ZEROによるミュージカル「ハムレット」が上演されました。この日のために連日激しい練習を続けてきたのです。一日の本番のために毎日厳しい練習を行ってきたのです。和歌山市で活動を展開している劇団の今後にも注目です。
11月 2日(木) 「役員OB会」
【中国からの訪日団】
 和歌山市と姉妹提携している中国済南市からの訪日団が、和歌山市役所を訪れてくれました。午前中、市役所内にて懇談の機会を持つことが出来ました。中国の経済成長は凄まじいものがあり、済南市の経済成長を市示すGDPは約17%だと聞くことが出来ました。泉都とも呼ばれる恵まれた自然に加えて経済が成長していることは姉妹都市として喜ばしいことです。お互い都市の発展を誓い合いました。

【懇談】
 その後、問題発生につき急遽関係者が集まり約1時間、懇談を行いました。昨日発生した問題なのですが、私は今朝電話で問題が起きたことを聞きました。本題を放置しておけば問題は益々大きくなりますから、早期解決を図る必要があります。人と人との話し合いの中で生じた疑惑に基づく問題を解決する方法はたったひとつです。顔を合わせにくくても、当事者と第三者が立ち会って話し合いをすることです。問題の原因は他愛もないことが多いのですが、放置しておくとどんどん大きくなるものです。問題が発生したら、その日の内に話し合いの場を持つことです。

【少しだけ】
 急遽、放置しておけない懇談が入ったため、時間がなくなってしまったため、国際交流活動を行っている方々を訪問したのですが、滞在時間が無くなってしまいました。子どもの教育や国際交流に関して意見を伺える機会だったので楽しみにしていたのですが、本当に残念です。少しだけと言うよりも顔見せ興行になってしまいました。来週改めてお伺いするつもりにしています。

【政治活動委員会】
 昼間は政治活動委員会に出席。平成18年度として取り組むべき今後の活動に関して委員で確認を行いました。本当に慌しい日々が続きますが、今から活動を積み重ね全員で乗り切るよう確認いたしました。

【県展】
 本日から華道の県展が県民文化会館県民ギャラリーで開催されています。知人が知事賞を受賞したため鑑賞に行ってきました。通常のいけばなとは異なった驚きのある作品でした。全体評では、「植物が主役から遠ざかり異質な素材が主となっている」とありますが、今までのいけばなでは見たこともない素材を活用した新しい感覚の作品がありました。基礎を踏まえた上で従来の枠を超えた活動をしている若手がいることは嬉しいものです。

【飲食関係の懇談】
 飲食関係の役員による理事会が開催されました。私も出席させていただき、飲食関係の問題について話し合いました。
 いくつか問題がありますがその一部を紹介します。
 飲酒運転の禁止は当然のことですが飲食業界にとって付属物である飲み物は売り上げの10%から20%を占めているため、打撃があります。アルコールを伴う飲食の機会には、タクシーの利用などを呼びかけ楽しく飲食することを打ち出していますが、夜間の公共交通機関体制が弱い和歌山市の場合、自家用車で通勤している方は、外食を伴った飲食の機会は減少しています。

 アルコール飲料の売り上げ比率は変わらないのですが、全体の売り上げが減少していることは、自家用車を利用している会社員の外食や懇親機会が減少していることを示しています。年末を控え飲食業界にとって厳しい状況が続くことが予測されますが、その対応策を講じることが課題となっています。
 また食中毒に関する行政処分について話し合いました。食中毒を発生させないことは飲食業界の皆さんにとって重要な課題です。食中毒を発生させてしまうと店舗の信頼は低下しますし、営業的にも大きな損失を伴います。不幸にして食中毒を発生させた店舗に対する和歌山県を通じた市町の保健所の指導は営業停止です。そして営業停止とは、店舗を閉めるように指導しているようです。決して食中毒を発生させた当該厨房を使用しないことを指導している訳ではありません。厨房の利用停止に加えて店舗営業もしないように指導されています。

 その点に関して店舗によって違いがあるようであれば問題であり、和歌山市の正式な見解を求めていくことで決定しました。また全国的にも、食品衛生法の解釈や取り扱いに違いがあれば問題なので、全国組織に対しても問題提起を行うことで決定しました。
 法は公正に適用される必要がありますから、和歌山市で起きた食中毒の事例、つまり営業停止命令を受けたけれども、厨房の営業を停止するだけで店舗営業を行っても問題はないとする解釈に関して全国に発信することを決定しました。見解を統一してもらわないと飲食業界で不利益を被る店舗も発生することも予想されますから、法適用の公平さを保つように検討していきます。

【樹秀会】
 樹秀会代表の方と会員の訪問活動を行いました。お忙しい中、時間を割いていただきありがとうございました。自分のことのように熱心な活動を行っていただき感謝する次第です。数件訪問し懇談の機会を得ることが出来ましたが、訪問して意見交換することは貴重な時間です。代表の方には、許容される時間ギリギリまでお付き合いをしていただきました。今月、会員の懇談の機会を持つことになっています。ありがとうございます。

【OB懇談会】
 夕方からは年に一度の組織役員のOB懇談交流会です。約70人の参加がありましたが、この組織の強みは、懇談内容が過去の話題ではなく将来に向けての活動に関して行われていることです。
 交流する中で多くの方の期待を背負っていることを感じました。皆さんからたくさんの意見を伺いました。
「挑戦する組織でありたいことから新しい挑戦は大歓迎です。今までも望んでいましたが機会がなかったので残念に思っていました。今回の取り組みは私達にも励みになります」
「熱心な活動をしてくれていることは会員全員が知っていると思います。次のステップにも当然期待しているので頑張って下さい」
「挑戦する組織はいつまでも活力があるものです。価値観が多様化して難しい時代ですが、新しい力が生まれることで組織は活性化しているように感じます」

 僭越ながら私も挨拶をさせていただきました。要旨は次の通りです。
 若い頃から育ててもらった諸先輩を前にして挨拶させていただくこと、光栄に思っています。この場に立たせてもらうと何時も思うことがあります。それは皆さんご支援をいただき議会に送り出してもらっていますが、果たして皆さんの代表として相応しい活動をしているのか、自分の中で確認出来る大切な機会であるということです。志を持って活動することが皆さんから期待されていることだと認識していますから、いつまでも失うことなくこれからも活動を行います。

 さて私もホームページを開設していますが、三年間余りの議会活動に関してはホームページに詳しく掲載させてもらっています。特に活動だけではなく活動の背景にある考え方や思い、そして何を思って皆さんと接してきたのか、都度の議会活動で何を考えてきたのか、現在に至るまでの心境についてもコラムとして掲載しています。議会に送り出してもらって、1年に100本のコラムを書いてホームページに掲載することを目標にしてきました。本日現在では395本のコラムを掲載していますから、4年で400本のコラムは達成出来そうです。私の思いや考え方は全て描ききれていると思っていますから、是非ご覧いただき、建設的なご意見をいただきたいと思います。自分の考えを伝えて、それに対して意見をいただく、そして修正していくことは大切なことだと認識していますから、引き続きましてアドバイスをいただくようお願いする次第です。

 さて議会での活動も三年余りが経過しました。来年には新しい挑戦をさせていただくことも決定していただき、そのような舞台に立たせてもらえることにも感謝しています。現在までの活動を更に発展させて和歌山県の活性化を目指していきますので、引き続いてのご支援、ご指導をお願いいたします。
 和歌山県活性化のために力を入れてきた活動に、観光医療立県和歌山の実現があります。5年以上前から基礎作りを行ってきましたが、ようやく実現に向けた取り組みを開始する段階に至りました。和歌山県の自然環境を活かして、ここに暮らす私達や観光に来てくれたお客さんに健康や美容を提供する新しい取り組みは、和歌山県の可能性を引き出すものであることを確信しています。国の支援もいただきながら県立医科大学との協働により、この新産業創出に向けて具体的に動き出しています。全国でも初めての観光医療立県としての取り組みは全国でトップを走るものですから、新ビジネスにも発展する可能性を秘めたものです。この活動を数年の内にビジネスモデルとなるような活動を行いたいと考えていますので、より実現に向けた取り組みが出来るポジションに送り出していただくよう心からお願い申し上げます。

 和歌山県から新しい産業を発信することで地域は発展しますし、ここで生活する私達にとつても利点は発生します。皆さんと一緒に次の和歌山県を築き上げたいと考えていますので、なお一層のご支援をお願いいたします。本日は貴重な交流の機会をいただき感謝申し上げ挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
11月 1日(水) 「意見交換活動」
【意見交換活動】
 朝から日頃からお世話になっている事務所三箇所を訪問し、皆さんとの意見交換を行いました。不動産やサービスや設計関係の会社では挨拶の時間をいただき、抱負を述べさせてもらいました。これまでも活動報告を行っていることから、引き続いての協働をさせてもらいたいと考えています。

【挨拶】
 引き続いて葵会会長、そして葵会和歌山支部長を訪問し意見交換を行いました。葵会かは推薦決定を役員会で決議してくれていて、後日推薦状をいただけることになっています。和歌山支部に引き続いて県下の各支部でも話を伝えてくれています。本当にありがとうございます。皆さんの期待に応えるよう活動を継続させていきます。

【撮影現場】
 地元テレビ局の番組撮影の場にお邪魔しました。本日、番組の収録があり、出演者から現場にお誘いをいただいていたので拝見させてもらいました。和歌山県の産品を利用した調理に関する番組で、和歌山県の食材の魅力を発信しようとする試みです。年8回番組化していますが、地産地消の観点からも継続した取り組みを依頼したいものです。
 大阪から来ていた番組関係者と話したところ学校の後輩だったので驚きました。世の中、狭いものです。
 番組現場でしたが出演者と撮影の合間に、和歌山市に拠点のおく劇団のこと、音楽イベントのこと、和歌山県政に関することなどの懇談を行いました。県政への関心の高まりが地方の政治をレベルの高いものにしてくれます。良い機運を大切にしたいものです。

【意見交換活動】
 夕方から夜に掛けて意見交換のために皆さんを訪問させていただきました。約20軒の皆さんと懇談出来たこと嬉しく感じていますし、若い人達と触れ合うことで、このまちを新しく築き上げることを求められていると強く感じました。凋落傾向にあると言われる和歌山市ですが、それでもこのまちで若い人達が住居を構えています。働く場所だけを考えるのであれば、和歌山市を離れて職場のある大阪府下のまちに移転する筈ですが、それでも和歌山市で暮らしてくれています。愛着なのか住み易さなのか、子どもへの環境なのか両親が和歌山市にいることなのか、理由はそれぞれでしょうが、このまちに将来があると信じて住宅への投資をしてくれているのです。その期待に応えることが地方自治体や地方議員の役割でもあります。

 若い人達が生涯を託し暮らしている和歌山市ですから、経済環境や生活環境、教育環境、健康を確保出来る環境などを確保することで、ここで暮らして良かったと思えるまちにしたいと感じました。
 一人ひとりと直接会って言葉を交わすことで、全体では決して見えない和歌山市での生活の現状が見え始めます。和歌山市というものがあるのではなく、個人の生活が集まって和歌山市を形成しているのです。先日来、皆さんとお会いすることが原点であることを再認識しています。

【その他】
 食中毒に関すること、文化表彰に関すること、県展入賞に関すること、手術した後、現在入院している方がリハビリに入ったことなどの意見交換を行いました。時間が少ないので充分に深められない部分もありましたが、少しでも前向きに転がせたいと思っています。

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