【懇談】
カンボジアに行ったことがある社長と懇談、今も地雷が埋められている地域があり、足のない子どもの姿があったそうです。痛ましい姿を見ると涙が出そうになったと言います。日本の平和と繁栄が当たり前ではなく、世界の中では稀であることを理解しておく必要があります。和歌山市の子ども達にカンボジアの現状を伝える機会を提供してくれることは好ましいとして参画してくれることになりました。
世界を知ることで自分達が置かれているのが恵まれた環境であることを認識して、世界が日本と同じような環境になるよう、平和な社会を築いた日本人が先導すべきです。実際に現地へ行った経験がある方から話を伺うことは絶好の勉強の機会です。
【地区大会】
関西電力労働組合和歌山地区本部定時大会に出席いたしました。大会での挨拶の概要は次のとおりです。
冒頭、大会議長からは、自信と元気のなくしているようだけれども下を向く時期は終わりました。一歩踏み出せば道になると、強く印象に残る挨拶がありました。和歌山市では企業も組織も行政も厳しいばかりですが、気持ちが後ろ向きであればそれだけで地域は停滞します。厳しいけれども出来ることから始めることで道は切り開けます。
和歌山県は停滞していると言われますが、停滞している中でNPO法人などと行政との連携をした取り組みは全国の中でも進んでいます。行政に予算がないのであれば、NPO法人がアイデアを出して行政と連携して地域活性化の取り組みを始める、これからの形が現れ始めています。民間が主催している夏祭りもそうですが他にもまだまだあります。
明後日発表する予定の
紀州レンジャープロジェクトもそのひとつです。和歌山県の産品は沢山ありますが統一的なブランドイメージがないため、他府県では和歌山産であることが認識されていない場合があります。そこで和歌山産のものを統一的なキャラクターを用いてPRしようとして誕生したのが紀州レンジャーです。
皆さんご存知のとおり、○○レンジャーというのは東映に著作権があります。全国各地において東映以外で製作された○○レンジャーが活動していますが、和歌山県では全国で初めて東映から使用権が認められた紀州レンジャーを、県のキャラクターとして活用することに決定しています。
和歌山県とNPO法人が協働した和歌山県を売り出すための取り組みですが、この官民一体となったPR作戦は事例のないものです。まして自治体発のレンジャーに使用権認めてくれたのは初めてのことでそれだけでも注目ですが、キャラクター使用による統一イメージの形成と、堂々とキャラクター商品開発も可能になっています。
これからの紀州レンジャーの活動に注目して下さい。
続いて本日マスコミに資料提供を行ったのが、藤原紀香さんの写真展開催です。藤原紀香さんの写真展に加えて本人が和歌山市に来てくれて、講演会や子ども向けのスクールをしていただきます。和歌山から平和のメッセージを発信しようとする官民一体となった取り組みです。NPO法人と行政が協働すれば和歌山市で開催することが不可能とされていたことも実現するのです。
私達の活動も、組織や個人として実現したいことがあれば不満を言うのではなく、実現したい企画を行政に持ち込み協働するとこで走り始めることがあります。このような新しい活動の形を参考にして道を切り開きたいものです。
【花火大会】
(港祭り花火大会) |
本日は海の日で、和歌山市では港まつり花火大会が開催されました。いつもお世話になっている方が船を出してくれたので一緒に同船させていただき、海から花火鑑賞を行いました。出航は午後7時30分、海上から見る花火は迫力があり幻想的でした。海面を走る船に注ぐ心地よい潮風は花火の音、夏のひと時を感じ取ることが出来ました。 |
【写真展記者発表】
藤原紀香さんの写真展について発表を行いました。発表文は次のとおりです。
記者発表文
「Smile Please!〜アフガニスタンで感じたこと、カンボジアで考えたこと〜
撮影:藤原紀香」開催について
<ご挨拶>
和歌山市において
「Smile Please!〜アフガニスタンで感じたこと、カンボジアで考えたこと〜撮影:藤原紀香」写真展を開催します。
藤原紀香さんは、干ばつや貧困、そして20年以上も続く戦争と軍事行動に苦しむアフガニスタンに行き、平和の尊さと祈りを私達に伝えるための写真展を全国各地で開催しています。写真展では自らの思いと支援を呼びかけ、アフガニスタンの子ども達の未来、つまり生きるうえで必要な教育、国の未来を支えるための教育を受けられる仕組みづくりに援助しています。
そして2004年、彼女はカンボジアを訪れ、笑顔いっぱいの子どもたちの様子を中心に、現地の状況を私達に伝える写真を撮影しました。現在「セーブ・ザ・チルドレン藤原紀香アフガン基金」を通じて建設されたバーミヤン・アンダー村女子小学校に引き続き、カンボジアの子ども達を支援するための基金たち上げを準備中です。
戦争の世紀を超えて21世紀に生きる私達がすべきことは、単に自然生態系を残すことが目的とするのではなく、歴史と文化と自然、それらを愛する私達人類が共存することで、これからの人類のテーマである「平和」を達成させるための礎を築くことです。和歌山県には、今すぐ世界に向けてメッセージを発信するための環境が既に存在しています。今世界は、戦争や災害など悲劇に満ち溢れていますが、私達は今、歴史と文化と自然に癒される環境、すなわち心の豊かさと明るさを求めています。
藤原紀香さんが活動の中から見つけたかけがえのない世界観、阪神・淡路大震災を体験した中から生じた平和への感動を和歌山県から全国に発信出来る機会を持てる幸運は言葉では表せないものです。和歌山県にとってどれだけの未来が開けるでしょうか。
今後とも藤原紀香さんの平和への祈りの拠点として、和歌山県で、アフガニスタンとカンボジア写真展を常設することも視野に入れています。
藤原紀香さんがアフガニスタンやカンボジアで感じたことを、いつでも共有できる場所「和歌山県」でありたいと願っています。世界平和へのメッセージを発信する場所として、和歌山県がその役割を担いたいと思っています。
Smile Please!〜アフガニスタンで感じたこと、カンボジアで考えたこと〜
開 催 概 要
【日時・時間】2005年8月6日(土)〜11日(木)10時〜18時(最終日15時終了)
【場 所】アバローム紀の国 和歌山市湊通丁北2-1-2
【イベント等】別紙開催スケジュール参照
※ 8月6日(土)9時〜9時30分
藤原紀香さんによる本写真展に関する記者発表を実施
【入場料】
◇写真展:一般・大高校生500円、中学生以下は無料
◇藤原紀香講演〜アフガニスタンで感じたこと、カンボジアで考えたこと〜
一般・大高校生1,500円、中学生以下は無料。※中学生以下は整理券が必要
(先着100名 お一人2枚まで)
(上記入場券・整理券取扱場所)
・カフェ・ド・シーソー 和歌山市和歌浦3丁目10-1和歌の浦アートキューブ゙2F
・カメラの西本車庫前本店 和歌山市西高松1-3-1
・アバローム紀の国 和歌山市湊通丁北2-1-2
・留学支援サポートセンター・ジールズ 和歌山市友田町4-89赤井不動産ビルル4F
・ギャラリー竜門(写真展のみ)
【主催者】アフガニスタン・カンボジア写真展in和歌山実行委員会
【協 力】NPO法人和歌山観光医療産業創造ネットワーク、有限会社ファティマ
【後 援】和歌山県、和歌山県教育委員会、和歌山市、和歌山市教育委員会
【その他】
本展の収益、寄付は全てセーブ・ザ・チルドレン及びJHP・学校をつくる会を通じて、アフガニスタンとカンボジアの教育支援事業、医療支援事業に充てられます。
◆Save the Children Japan(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン)は、子どものための民間の海外
支援団体(NGO)です。「素敵な笑顔に会いたい」を合言葉に、Save the Childrenの世
界的ネットワークのもとで、現在アフガニスタンおよび世界各国で子ども達への支援
を続けています。
◆JHP・学校をつくる会は、主な活動対象国をカンボジアとして学校建設、音楽、美術な
どの教育支援と孤児院運営に加えて、顔の見える日本人を目指し、大学生を活動の
中心とした現地ボランティア派遣を行っているNGOです。
【問い合わせ先】
アフガニスタン・カンボジア写真展in和歌山実行委員会
所在地 和歌山県和歌山市八番丁9県信ビル411
電 話050-3431-3331 FAX 073-484-2098