貴志川線存続へ努力、大橋市長改めて決意表明
和歌山市の大橋健一市長は15日、南海電鉄が事業撤退を表明した貴志川線について「出来る限り鉄道存続に向け努力したい」と、改めて存続に向けた決意を表明した。市議会一般質問で片桐章浩議員の質問に答えた。大橋市長は、市と貴志川町、県、国交省近畿運輸局、南海電鉄の5者で、沿線住民の交通手段や輸送形態ごとの収支を調査していることを説明。鉄道存続が可能な場合は「行政を中心に負担の配分を決めたい」とする一方「将来の負担については、南海電鉄や住民それぞれの役割分担を協議する必要がある」と述べ、住民にも協力を求める方針を示した。 さらに、路線が両市町にまたがることなどから、鉄道存続の場合は路線や駅舎などの資産を県が保有するよう要請する意向を明らかにした。 |
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