コラム
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2011/12/19
945    プレゼント

一緒にUSAスタディツアーに行った電力会社元所長のHさんとの意見交換が続いています。この連携は楽しいもので、Hさんから経験や思いを伝えてもらっています。Hさんの文章の特徴は、相手に対する優しさが滲み出ているところです。そして明るくて前向き、きっと所員の皆さんは、厳しくても楽しい仕事の時間を過ごし、仕事とメッセージを通じて成長を遂げたことでしょう。但しメッセージで伝えてもらったことを実践した人だけが成長の対象となりますが。

Hさんのメッセージの中から、お気に入りのものを数点、皆さんと共有いたします。主旨が変わらないように少しアレンジしています。

「理想の自分、職場は常に今の先あります。それを楽しみながら追いましょう。新しい行動、挨拶、笑顔とあわせ幸せを呼びましょう」。
「明日、あなたの命はあと30日と言われたらどうしますか。では命はあと30年と言われたらどうですか。実は30日も30年も同じなのですが人は気づきません。私の持っている砂時計も、皆さんの持っている砂時計も、どんどん落ちているのです。今日が終われば今日は戻ってきません。だから本気で仕事をする、人の話を本気で聞くことが大切です」。
「自分の考えと違うから、間違っているからという前に、相手がそう考えたり答えた理由があるのです。ですから、そうかも知れないな、と考えることです。これからも今まで通りの行動だと、今まで以上のことは殆ど起きません」。
「心や意識は見えないものです。なかなか友人間でも伝わりません。ですから、言う、話す、行動で示す必要があるのです。話すこと、行動がないとあなたの気持ちは相手に伝わりません。自分が行動もしないで、相手を批判したり、反対することは全く無意味で、とても格好悪いことです」。
「ニューヨークの有名なバーテンダー、ノーマンさんの話です。数あるお店の中で流行っている彼のお店には、同業者が教えを請うために集まっています。ノーマンさんが言うには、大切なことは使命を忘れないこと。美味しいカクテルをつくる、誰もつくれないカクテルをつくることが使命ではなくて、お客さんに楽しい一時を過ごしていただくことが使命である。それが解らない人には良い仕事はいつまでも出来ないのです」。

如何でしょうか。真剣に仕事と向き合っている人であれば、これらのメッセージが心に伝わってきます。経験者から貴重な経験や教えを聞ける人は、それらのプレゼントを受け取れるのです。素直な人は、お金で買えない他人の経験や教えをプレゼントしてくれる機会が毎日のようにあります。あたなは貴重なプレゼントを受け取っていますか。Hさんとの言葉のキャッチボールの時間は、貴重な時間となっています。