コラム
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2011/12/2
934    10年前

「今日、飲み会が和歌山ダイワロイネットホテルであって、宴会場は違ったけれど青年会議所の卒業式みたいなことやっていました。青年会議所は40歳で卒業らしいですね。丁度、片桐さんと出会って和歌山市がどうのこうのと、盛り上がっていた頃から10年が過ぎましたね。あの頃に描いた思いはまだ継続していますか。僕は胸を張って頑張ってるとは言えないかも。ただ後悔はしていないけど。またゆっくり時間ください。本音で話せるといいですね。風邪引かないように気をつけてください」という意見を頂戴しました。

意見を寄せてくれたのは友人のIさんですが、本当に嬉しい意見です。10年前のことは全て思い出せます。当時の和歌山市政の状況は酷くて、和歌山市を変えてくれる誰かの登場を期待していました。Iさんとは、和歌山市に大学は必要なのか。何も変化を求めない和歌山市のままで良いのか。そして誰に市政を託したら良いのかなどの話を熱心にした記憶が蘇えります。

あれから10年近くが経過しようとしています。和歌山市議会で一期4年、和歌山県議会は二期目で5年目を向かえていますから、通算9年目、来年は議員として送り出してもらってから10年目を迎えることになります。月日の経過は本当に早いものです。振り返ると議会定例会は34回経験していますし、福祉環境委員会委員長や文教委員会副委員長、東南海・南海地震等対策特別委員会副委員長も経験させてもらいました。議会の運営を支えている議会運営委員会委員も経験させてもらうなど、この9年間で多くを学ばせてもらっています。

そして描いていたことを実現させるための取り組みもしてきました。議会での発言を振り返ると、その当時で大きな課題として解決しなければならなかったことや、皆さんから寄せられた意見を基にした提言、活性化を図るための取り組みなど足跡が残っていることに気づきます。そんな活動ができていることは幸せなことです。9年間、そしてIさんと話し合っていたのは市議会議員に出る前でしたから、丁度10年前に思っていた以上の活動はできていると自信を持っています。現実は多くの人の思いが複雑に交錯していますから、自分や周囲の理想にそのまま近づけることは困難ですが、少なくとも将来について描いている姿を言葉や行動で表現し、少しだけですが前進させられた感があります。多くの人との出会いと共感、そして支援をいただいたことから、一人で描いていた理想よりももっと優れた理想を提案できていますし、これからの構想も描けています。

和歌山県を今よりも発展させるためのプランや理想は尽きていませんし、実現に向けて活動ができています。一年目に描いていたよりももっと素晴らしい構想を描いて、実現に向けた活動ができていることを報告します。

但し走っている間は結果を見ることはできません。100メートル走やマラソンでもランナーが走っている途中で結果を知ることが出来ないように、議員の活動もゴールインした時にその間の結果が確定します。それまでは休むことなく走り続けますので、平成13年に話し合った夢と、未来のある時点での結果がどう重なっているかを楽しみにしていて下さい。