コラム
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2011/11/8
918    守りたいもの

守って欲しいことがあります。そんな始まりで話が始まりました。聞いていると「なるほどその通り」だと感じました。

  1. 昨日よりも今日の自分が成長しているようになって下さい。日々、成長を実感できることは生きていることです。毎日、成長を続けることは簡単ではありませんが、それだけに目標にすれば充実感がありそうです。そして成長とは仕事の中に隠れています。会社の仕事、社会で担っている役割、家庭での役割があることなど、その立場によって成長の素は違いますが、一日の終わりに「今日は充実していた」と実感できる仕事をしたいものです。「昨日と同じだった」、「今日は疲れた」などの感想ではなく、「今日は素晴らしい日だった」、「今日はこの仕事の道筋をつけた」と思える日をしたいものです。

    今日の自分が好きだと言えることは素晴らしいことです。

  2. 周囲の人に感謝をしましょう。「ありがとう」の言葉を伝えましょう。仕事ができているのは周囲の人のお陰です。どれだけ優秀な人でも周囲の助けなしでは、仕事で成果を残せません。一人でできることは限られていますから、周囲の人、友人の力を借りて、全体の底上げを図りたいものです。「一人の力<みんなの力」という式が書けると思います。

    みんなの力を借りためには感謝の気持ちを持ち、そして「ありがとう」の言葉が自然にでてくることが必要です。

  3. 疑問を感じたら、とことん調べること。疑問を感じても忘れてしまったり、それを解明しようとしなければ、昨日と同じ場所に止まったままです。昨日よりも進めていない、今日が明日につながらない日は、進歩することが目的の人間にとっては見逃せないことです。疑問があれば調べる、聞いてみる、情報が簡単に入手できる現代は、疑問点を解明する速度は格段に速くなっています。先端技術を解明している学者でもない限り、その気になれば疑問を解決できます。

  4. 社会では何が正義か分からなくなっています。自分だけでも正義を貫きましょう。

    時代や国によって価値観は変わりますし、法律やルールも変わることから絶対的な正義は存在しにくいのです。しかし普遍的な正義はあると信じたいものです。困っている人を思いやる気持ち。人を騙さない裏切らないこと。社会においてこれが存在価値だと信じられる仕事。これらが真の正義に挙げられます。硬い言葉で言うなら、基本的人権や自由は普遍的価値(に近いもの)です。普遍的価値とは時代や国によって変わらない価値を指しますが、残念なことに人権や自由が補償されていない国が存在しています。ですから普遍的価値とは本来人類が生まれながらにして与えられているものだと考え、それが絶対的に守られている世界を目指すべきなのです。憲法に書かれていなくても、改正されようとも、そして国家から与えられているものではなく、生まれながらにして人間が持っているものが人権や自由なのです。

    そんな大きな価値でなくても自分が正義だと信じているものがあります。自分の正義が反社会的なものでない限り、それを貫く行動は尊いものです。