コラム
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2011/9/20
889    和歌山をもっと熱く、もっと元気に

素晴らしいスローガンだと思います。「和歌山をもっと熱く、もっと元気に」。県外の方からすると和歌山県に元気が感じられないので、仕事で和歌山県と関わりができた限り、熱くならないとこの地は再生できないと感じて行動テーマを掲げたのです。熱くなれる人がこの地域を、そしてこの国を支えていけますし変えていけるのです。

折角、同じ環境で仕事をしているのであれば、一生の思い出になるような仕事をしたいものですが、人は何故か、その立場にあっても無難に過ごそうとします。無難に過ごすと言うことは、前任者と同じ立場に立つということです。新しい仕事、新しい環境に立つ場合、前任者の影を払拭できるのは三ヶ月までです。三ヶ月間、鳴かず飛ばずでいたなら、それ以降の時期に自分の立場を表現することは適わないのです。

前任者の行動を変えて、自分の行動をしたいと考えるのであれば、三ヶ月以内に自分の色を出すことが必要です。組織、職場、地域など色々な環境がありますが、自分がいて三ヶ月の間に、何も変えられないのであれば、その後、その場所に何年いたとしても、空気も仕事内容を変えることはできないのです。「そのうちに色を出すよ」という言葉は信用できません。変える勇気を持っているのであれば、三ヶ月も自分と合わない違和感のある空気の中にいられないのです。

和歌山をもっと熱く、もっと元気にするためには、地元との交流機会を持つべきです。閉鎖的、保守的な環境は関係ないのです。要は自分がやりたいことがあれば、思いを貫けるかどうかです。壁に当たってもそこを貫くのは、個人の力だけでできるものではなく、周囲の力、みんなの力が必要です。

与えられた仕事は誰にでもできますが、それだけでは不十分なのです。仕事はできて当たり前、そこに自分の考えや思いを付加していくことが仕事なのです。自分の考えや熱い思いのない仕事は周囲を変える仕事ではないのです。自分の仕事が縦糸だとすると、チームワークは横糸です。自分の領域外のことに関心を持ち、知識を得るためには人との交流が必要なのです。頑張れる時期に頑張れないと、ずっと頑張ることはできません。今は力を蓄えておいて、その内に力を発揮するという考えはありません。今できないことは、何時になってもできないことを認識して、今できる行動したいものです。

そのために、自分の名前で仕事ができるようになりたいものです。「○○株式会社の△△です」と名乗るのではなくて、自分の名前で仕事をしたいものです。自分の名前でする仕事とは、前任者の仕事に付加価値をつけて相手に与えることです。

和歌山県の取り組みが全国に伝えることができる時代です。自分の名前でする仕事は誰かが見ています。想いを口に出して行動することが大切なのです。

和歌山をもっと熱く、もっと元気に。太陽のような熱くて温かい気持ちが伝わってきます。多くの人は自分の行動の指針となるような身近な太陽を求めているのです。想いを伝え行動することができる太陽になりたいものです。