コラム
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2010/9/6
836 仕事の報酬
毎日、仕事に終われて時間がないと感じている方がいると思います。細切れの時間もないような日が続く場合があります。携帯電話のメールの返答も返せない時や、電話の返信もできない日もあります。仕事の質が高まっているかというと、そうでない場合もあり、焦ることがあります。
そんな中、奇跡のような言葉に出会いました。

「仕事のご褒美は仕事で帰ってくる」。素晴らしい法則です。仕事をした報酬はどんな形で帰ってくると思いますかの回答は、仕事の報酬は仕事の形となって帰ってくるというものです。仕事をやり遂げた成果が素晴らしいものであれば、その人は相手から信頼を得ることができます。また別の仕事をやり遂げて成果を達成すれば、またひとつ信頼が増えます。そうした積み上げた結果が社会から信頼をいただいたことになり、その結果、見知らぬ人からも仕事の依頼が舞い込むようになるのです。独立した人であれば、直接広告していない人から仕事の依頼が舞い込むことは、直接報酬が増えることになりますし、会社内の仕事が評価されたら、より希望する部署に配置転換されるなど、やりたい仕事が舞い込むことになります。議員をしていると、より多くの課題に接することができるため、質の高い活動につながります。仕事の褒美、報酬が、仕事の姿で帰ってくることを歓迎すべきものだったのです。この言葉に元気をいただき、それ以降、私の心にこの言葉を持っています。
仕事の報酬が金銭やお礼ではなくて、仕事の姿をしてやって来る。そう思うと、今の仕事量があるのは、過去に仕事をしてきたからだということが分かります。仕事をさせていただくことは感謝すべきことですから、仕事の報酬が仕事で帰ってくるということは、行った仕事が社会で期待されている通りの結果を呼び寄せているということです。
仕事に充実感があるので、その充実感をもっと感じさせてくれようとして、要求レベルの高い仕事が私たちのところを訪れてくれます。困難な案件の仕事が増えてくるということは、自分がそれを解決できる時期になっていることだと思いますし、困難な仕事の達成感は、これまで以上のものがあるものです。
もし仕事がないとしたら、現在の自分の仕事への不満は消えてなくなることでしょう。仕事があるということは会社で存在している役割があるこことですし、仕事を通じた役割があるということは社会で存在を受け入れられている証拠です。仕事があることに感謝することはあっても、仕事への不満はあってはならないのです。もし社会の中で存在価値を持ちたいと願っているのであればですが。
仕事がなくて家の中で暇を持ち余している自分と、皆さんから仕事の依頼があり、それを解決するために活動している自分を比較すると、どちらが理想の姿なのか明らかになります。
今の仕事をやり遂げた後には、どんな仕事や役割が巡ってくるのでしょうか。それが楽しみになりました。但し、予定を入れ過ぎて実質的な時間が不足しないように気をつけたいものです。