コラム
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2010/7/2
825 天使
学び、気づき、感謝、元気、緊張、そして成長。これらの言葉に接しているだけで明るく活動できます。そんな時間を楽しめました。嬉しいことや楽しいこと、自分でやるべきことを考えていると、他のことを思う時間はなくなります。逆の場合もそうなりますから注意が必要ですが、自分のやりたいことを考えて行動に移していると、そこに向けて推進力がつきます。
微笑んでいると幸運は訪れますし、眉間にしわを寄せていると幸運は降り立つことを躊躇すると思います。天使は微笑みながら降りてくるものです。微笑みは微笑んでいる人の下にだけ降り立ちます。気分が優れない時は微笑むこと。落ち込んでいる時は微笑むこと。休みたい時も微笑むこと。これで全て解決します。でも一人でいると余程、精神力が鍛えられた人でないと微笑むことは難しいことです。そんな時は、元気な人に会いに行くことです。元気な相手に触れると、絶対に微笑みが零れます。元気な人とつきあうことで天使は私のところに降り立ってくれるのです。これが幸運を引き寄せる秘密です。
「今日、打ち合わせの場所は○○です。笑顔でお待ちしています」。仕事で打ち合わせをする予定の二人の方からそんな伝言が届きました。笑顔のある場所には早く到着したいと思うものです。そんな気持ちで打ち合わせをすると、理解しあえて気持ちよく仕事ができます。微笑んでくれる相手は天使だとしたら、私が微笑んでいると、相手にとって私は天使になるのです。そんな関係でオンもオフもいたいものです。

さて、今日の気づきはウサギと亀の話でした。
二人の人が30秒間で何回腹筋できるか競いました。一人は学生時代3年間野球部で鍛えていた人です。現役を引退して半年の若い人です。もう一人の方はとても忙しい事務職の社会人です。どちらが勝利したと思いますか。
正解は社会人の方で、30秒間に27回腹筋で起き上がれたのです。

実は、この社会人の方は毎日、仕事を終えた夜に少しずつ腹筋で身体が鈍らないようにしていたのです。対して野球部出身の方は体力があることは分かっているので、引退後、腹筋運動をしていませんでした。やらなくても体力には自信があったわけです。
ところが毎日少しずつでも腹筋運動をしている人の方が、腹筋力が鍛えられていたのです。まさにウサギと亀です。毎日、地道な努力を続けている人には叶わないのです。
毎日10分間で良いので、自分が進みたい方向に向かって着実に一歩を踏み出したいものです。今日の足跡は一歩でも、明日になれば二歩進んだことになります。三日目は三歩となり、十日目には十歩前進しています。もし思っているだけで何もしていなければ、才能があったとしても、一日で十歩を追いつくことは不可能です。毎日を、自分の気持ちが思っていることに費やさないで何が人生なのでしょうか。
一歩を踏み出しそれを継続することだけが、将来、今より先に進むための唯一の方法です。それを実施するには、天使の微笑を自分のものにするか、時々、天使の近くにいることです。天使は存在していることが分かった一日でした。