コラム
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2010/1/5
803 幸運な偶然
無理な仕事や依頼と思っても、挑戦してみないと結果は分からないことがあります。一人では無理と判断してしまうことでも、人を手繰っていけば出来てしまうこともあるのです。一般的に5人先までつなげることができたら、大抵の人には会うことができると言われています。自分を起点にして5人先まで辿り着けば、クリントン元大統領に会えるかもしれませんし、鳩山総理大臣に会えるかもしれないのです。
依頼を考えることもしないで簡単に断ってしまったら、二度とそこからの依頼はありません。可能かどうか分からなければ、自分を試すためにも引き受けることも一考です。5人先に辿り着いたら、実現が困難だと思っていた仕事でも達成させることが可能も知れません。

ある日、不思議なご縁がありました。地球環境問題のことを確認したいと思っていました。昨日からです。そこで、環境問題に強いある国会議員に連絡をしなければ、と思っていたところ、翌日の午前中に偶然、会うことができたのです。ここで10分程度この問題を話し合い、資料までいただいて前日の願いは実現しました。
また一ヶ月ほど前のことです。和歌山市内でクラシックコンサートがあったのですが、指揮者に花束を渡す役割は誰が良いかを考えていたのです。ある夜のこと、「そうだあの人が適している」と思って、明日電話をかけようと考えながら就寝しました。
そして翌朝、まさに朝一番で、その思っていた人に会ったのです。滅多に会わない人で、多分、一年振り以上の偶然の出会いでした。その時は本当に驚きました。そのことを話したところ、一発でオッケーでした。

幸運な偶然はあるもので、それが起きると思っていることは上手く進展します。ですがこれらは偶然ではありません。願いのフォーカスをそこに絞っていたので、その焦点先が私の願いに対応してくれたのです。思ったことをフォーカスするとそこに意識が集中しますから、極めて不思議な反応が起きるのだと思います。思いをフォーカスすることで幸運な偶然は自分のところで起きるのです。
これは小さな仕事だけではなくて大きな仕事の場合でも同じです。大きな仕事和をするためには誰とつながれば良いかを思います。そこに意識を集中することで、相手に通じるのです。思いのエネルギーが空気中を伝道する、そんな感じです。
願うと適う。それを意識しておくと仕事は素早く達成できます。素早く達成できると時間の短縮になりますから、時間管理としても優れています。目標を持つ、意識をそこに集中させる。そして幸運な偶然の結果、成し遂げる時間を短縮できる。そんな構図は自分で作り出すことが可能です。
100年分の仕事であっても、それができたら一週間で終わらせることも可能です。