コラム
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2021/9/22
1848    チーム編成

人の噂話には閉口することが多々あります。噂話は所詮、噂話に過ぎないので取るに足りませんが、尾ひれがついて事実が消えていることがあります。これらの話を聞くと失笑してしまいますが、明確な出所が分からないことが多いのです。誰が話していたことか分からない話は全てデタラメで、明らかなものは誰が責任の所在か分かる話です。

当該案件に関わったこともなく、どこまで進んでいるのか経緯も知らない、そして誰が責任を担って進めているのかなど全く知らない、関係のない人が「そんなことはできるはずがない」と噂話として流布することがありますが全く失礼なことです。意味を持たない噂話が広がることで、邪魔をされることや仕事のスピードが鈍ることがあるからです。

公道を走っていると道路の先に岩のようなものが確認できた時、危険を察知して減速することになります。スピードが乗っている時に減速させてしまうと、加速する力が必要となるので無駄な力と快適なスピードに戻すのに時間がかかってしまいます。

噂話はこのような邪魔な存在ですから無視していくことも可能ですが、仕事は危険予知も必要なので、小さな危険でも察知した場合はそれを確認しておくことになります。

本筋でない人の噂話は全く信用するに足りません。尤も噂話は本筋ではないところから出るものですが、「誰から聞いた話なのか」「もとは誰から発信した情報であるのか」などを確認できない場合は全てデタラメです。

そんな時に支えてくれるのがネルソン・マンデラ氏の言葉です。繰り返しますが何度でも繰り返して記載します。

「何事も成功するまでは不可能に思えるものである」

It always seems impossible until it’s done.

自分がそのレベルの仕事をやり遂げたことがない人は、誰かが取り組んでいる企画を「そんなことはできっこない」「無理、無理」という噂話にして伝えます。

馬鹿らしいから相手にしませんが、内心は事実ではない話が聞こえてくることは気持ちが良いものではありません。まさに気分が乗って仕事をしているスピードが減速される感じになります。

このことは本来の到達時間が遅れてしまうことになりますから、聞こえてくる噂話は邪魔以外の何物でもありません。しかも噂話はしつこいのが特徴なので厄介です。社会の害とも言える根拠のない噂話から逃れるには次の方法があるので実践しています。

  1. 元は誰が発信した話なのかを確かめる。
  2. それを確認できない場合は、あなたが誰からこの話を聞いたのかを尋ねる。
  3. 分からなければ相手にしないで距離を取る。
  4. しつこい場合は記録を残して法的措置の準備をしておく。

僕の場合は以上の方法を取っています。

噂話の対応の基本は、人の悪口や批判を言う人とは距離を取ることや、将来一緒に仕事をしないことです。最初に「できっこない」と言っていた人は、計画が進展していくと何事もなかったように「入れて欲しい」と言ってきます。最初の苦しい時期に協力してくれた人や支援してくれた人が大事な人ですから、誰とチームを編成するのかは明らかです。