コラム
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2021/9/1
1835    県議会へのご意見

ある方からご意見をいただきました。最近、県議会や普段の活動の話を伝えているので、県政に関心を持ち始めてくれたことから、令和3年6月県議会一般質問のテレビ和歌山の放送を観てくれていたのです。

6月県議会最終日を観ていた時の感想を伝えてくれました。

「県議会の模様をテレビ和歌山で放映していたので見ていましたが、あんな感じなのですね。みんな覇気がなくて、同じような報告文章を読んで終わりで、これでは別に見たくもないって感じでした」というものです。

率直な感想を聞かせてくれたと思っています。委員長報告は、常任委員会審議での委員からの質疑のテーマを集約したものを読み上げるだけなので「そのように感じる」のかなと思いました。

報告ですから話の展開はありませんし、興味深いものにも仕上がっていません。関心を持って聞いてもらえる工夫の余地がないのが現状だと思います。ご意見に納得することがあり改善したいところですが、ストーリーとして展開することは難しいように思っています。

ただこのような感想から意見を聞かせてもらったことを大事にしたいと考えています。例えば一般質問では現場の意見、課題、問題点などを調査した結果を提言していますが、分かりやすく自分の言葉で伝えることと「なるほど、この質疑であれば前向きに進むだろう」と感じてもらえる答弁を引き出すことを、更に目指したいと考えています。

回答を伝えたところ「こんなことを言ったので『偉そうに余計なことを言わないで』と言われると思っていました。ごめんなさい」と伝えてくれました。

名前を出しながらの前向きなご意見は率直に聞かせてもらっています。厳しい意見であっても、匿名ではなくて直接伝えてくれることは有り難いことで、それを「偉そうに」「これがしきたりだから」など思うことはありません。実名での建設的なご意見は素直に聞いて、自分で出来ることは可能な限り対応するようにしています。

今回は議会の定例的な委員長報告でもあり、県議会全体のことでもあるため改善する方法は見つけにくいのですが、自分の一般質問では反映させたいと考えています。登壇する時は、主に次のことを心掛けています。

  1. 県政の課題はそれまでの経緯を知らなければ分かりにくいので、聞いている人に対して分かりやすく伝えること。
  2. 一般質問は可能な限りストーリー性を持たせること。話に流れがあると分かりやすくなります。
  3. 自分の過去の一般質問と比較して、これまで以上に当局からの答弁を引き出すことを意識すること。
  4. 登壇して発言する時は原稿を読むために下を向く時間を減らして、議場と観客席を眺めながら話すこと。
  5. 力のある言葉で質問相手に伝えること。

主に以上のことを意識しながら質疑を交わしたいと考えています。