コラム
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2018/6/15
1716    幸せを与えてもらう

頑張っている某作業所を支援することについて協議をしていました。そうしたところ話を聞いてくれたEさんが「片桐さんが支援しているのなら私達も支援するから」と話してくれました。

現在、作業所への植樹、作業所で使用している必要な機器の修理、ベーカリーの販売方法の検討などをしているのですが、Eさんからは「私達が開催している青空市場にパンやクッキーを販売してはどうでしょうか」という提案をいただきました。

さらに続けて「先方の作業所さんはここに参加したことがないので、どんな青空市場なのか分からないと思います。だから私達が作業所からパンを買い取って、私達が出店するお店で販売しますから。それに出店した時のリスクである売れ残りなどの不安がなくなるでしょう」と提案してくれました。

僕からは「素晴らしい話ですね。この支援の提案はきっと喜んでくれますから」と話した後、この事務所を引き上げ、早速、この作業所の理事長に連絡を取りました。「青空市場にパンを出店しませんか。この市場の主催者のEさんが支援してくれると話してくれていますよ」と伝えました。

約1時間後、Eさんから電話があり「今、その作業所に来ています。パンを買いに来ました。青空市場の話もします。理事長の名前を教えて下さい」と話してくれました。

僕は「先ほど、理事長に支援と青空市場の話をしていますが、もう作業所を訪ねてくれたのですか。では理事長の名前は○○さんですから」と答えました。

電話口から現場で話しているEさんの声が聞こえてきました。「○○理事長はいますか。片桐さんから支援して欲しいと紹介を受けました」という内容です。そうすると「私が○○です」と答える声が聞こえてきました。理事長がEさんを作業所の玄関で迎えてくれていたのです。

その後、作業所内で理事長とEさんが会って話し合いをしてくれました。話し合い終了後にEさんから電話をいただきました。「片桐さんが支援している作業所であり理事長であれば私も支援します。だから今月開催の青空市場でパンとクッキーを販売することになりましたから」という話でした。

Eさんは理事長に代わってくれたので僕と話をしました。

「片桐さん、本当にありがとうございます。昨日は片桐さんが与えてくれた幸せな日になったので、片桐さんは仏様だと思っていました。今日も信じられないような素敵なプレゼントをしてくれました。こんな信じられないことがあるのでしょうか。片桐さんは神様のような人です」と話してくれました。

神様でも仏様でもありませんが、こんなつながりを持てたことを心から嬉しく思います。

その行為によってその方が幸せを感じてくれることは、僕にとってもとても幸せなことなのです。その幸せは、その人からの言葉によって感じられます。今日のようにこんなに素敵な言葉をいただけることはとても幸せなことなのです。

先にEさんと話をしている時、「同じような価値観を持って活動をしているから波長が合いますね」と話していました。Eさんの素早い行動力の結果、幸せを与えてもらいました。