コラム
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2016/4/19
1645    歴史を作っている

和歌山レオクラブは和歌山大学生がライオンズクラブと一緒に社会奉仕活動を行ってくれているクラブです。19歳から22歳までの大学生が地域社会に貢献していることは素晴らしいことであり、この活動を支援できていることを誇りに思っています。

この和歌山レオクラブは誕生して35年目を迎えていますから、長い活動の歴史を刻んでいます。この活動の中の一つの時代に関われていることを嬉しく思いますし、35周年の記念例会に参加したことで35年という既に伝統になっている重みを感じることができました。

記念誌に挨拶原稿を掲載してもらったので、以下に紹介します。

和歌山レオクラブが結成されて35周年の記念すべき年を迎えたことを心からお祝い申し上げます。皆さんが335B地区1ゾーンを拠点として活動しながらも、他のレオクラブとも連携を図りながら、その活動をリードしてくれていることを嬉しく思っています。

私も以前、地区レオクラブ委員・顧問を経験していますが、その時、一緒にアクティビティを行ったことは良い思い出として今も覚えています。フラメンコ体験、英語研修、クリスマスパーティーなどを共に行ったことは、そこに関わったライオンにとっても今の活動に活かされていると感じています。

当時のメンバーは就職をして和歌山県を離れていますが、今でも交流機会を持っています。先輩レオたちはレオクラブの体験を基に、社会人として奉仕の精神で社業、地域活動に励んでくれています。

若い時代に、社会で活躍するライオンと合同アクティビティを実践した経験は、今も生き続けていることを頼もしく、また嬉しく思っているところです。

そんな先輩レオたちが築いてきた35年の歴史と精神が、和歌山レオクラブに存在しています。過日、レオたちと研修会の機会を持ちましたが、現役のメンバーはその伝統の力を受け継ぎ、そして次の世代にバトンを引き継ごうとしていることを感じました。和歌山レオクラブの活動を通じてメンバーが成長を遂げていることを嬉しく思っています。

そして全てのライオンがレオの皆さんを温かく、時には厳しく指導しています。良き社会人として成長を遂げ、将来は優れたリーダーシップを持ったライオンとして戻ってきてくれることを願っています。和歌山レオクラブチャーターナイト35周年を心からお祝いいたします。

現在のレオクラブの岸田会長が31年目から35年目までのレオクラブの活動を振り返って説明してくれました。現在、大学4年生の岸田会長はレオクラブ結成32年目の時に大学1年生で和歌山レオクラブに入会しています。そのため31年目の会長のことや活動を知らないことになります。

わずか4年前のことが、もう現役メンバーの知らない歴史になっていることに気づき、「一緒に活動した過去の若いメンバーの活動がもう歴史の1ページなっているんだなぁ」と感慨深く感じました。

現在の私達の活動は進行形ですが、やがて歴史のページの中に記されることになります。将来の現役メンバーは私達の活動を直接知ることはありません。そう思うと少し寂しい感じがありますが、「こうして歴史は作られていくのだ」と思いました。現在のことは歴史ではなく現代の出来事です。それがやがて歴史の中で起きた出来事になってしまいます。寂しいけれど、確かに歴史を創っていることを感じました。歴史に刻めることに関われていることは幸せなことだと思います。