コラム
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2014/6/24
1485    赤ちゃんサボテン

可愛いサボテンの赤ちゃんを見せてもらいました。小さなサボテンが植木鉢に植えられて嬉しそうな表情をしています。大人のサボテンから枝分かれした赤ちゃんサボテンをもらってきたそうで、小さな植木鉢に植えられて自宅で育てられています。サボテンは人の心が分かると書物で読んだことがあります。

その実験の舞台はメキシコ、どんな装置は分かりませんが、サボテンの電流を測る測定器を装着して実験を開始しました。最初の実験は、サボテンの前で男が「邪魔なサボテンだな。これからお前を切り倒してやる」と言葉を発するものです。その時の電流の流れからすると、サボテンは怖くて気絶してしまったようなのです。

次の実験は、さっきと違う男がサボテンの前にやってきて愛する言葉を話し掛けるのです。「砂漠の中で元気に育っているね。これからも元気に育ってね」と。サボテンは安心して嬉しそうな表情になったことを電流が示してくれました。

子どもの時に読んだ本にあった話です。サボテンに心があり、人の言葉が分かるのは本当なのか知りませんが、私はサボテンに関らず植物に心があり人の心の言葉が分かるのは本当だと思っています。この本を読んで以来、植物は人の言葉を理解していると信じるようになりました。だから踏みにじったり痛めたりしてはならないと思っています。

大事に育てられているサボテンの赤ちゃんを見た時、メキシコでの実験の話が蘇り、「愛情を持って大切に育てられているサボテンは幸せに生きている」と感じました。サボテンは人の心を分かっていますし、愛情を注がれていることも分かっています。赤ちゃんのサボテンの兄弟は幼くて、まだ人の心の言葉を十分理解していないかも知れませんが、成長するにつれて育てている人の心を理解する時が訪れると思います。

生長したサボテンは、きっと育ての親を守ってくれると思います。ビジネス用の机にいるサボテンは、育ての親の仕事が上手くいくように願ってくれます。商談相手に向かって可愛い表情で訴えてくれるのです。もしかしたら可愛い花を咲かせて仕事の場を和ませてくれているかも知れません。

庭にあるサボテンは玄関口からいつも自宅を見守ってくれます。「この人のところに幸運が舞い込みますように」と願ってくれていると思います。

テレビの前のサボテンは、元気な時も落ち込んでいる時も、いつも励ましてくれると思います。「大丈夫、赤ちゃんの僕を上手に育ててくれたように、きっと上手くいくから」と話し掛けてくれます。

サボテンは人の心の言葉が分かる心があり、大切にしてくれた人に対して愛を返してくれると思います。

人は愛情をもって接した相手からは愛情を受け取ります。その相手が人であってもサボテンであっても、例え玩具であってもです。人と接しているモノ達は、言葉がなくても動きがなくても、表情を変えなくても人の心を理解しているのです。

サボテンも自動車も、机もコップも人の心が分かるっていると思うのです。愛情を持って大切な言葉を掛けていると、同じ心をプレゼントしてくれるのです。大切にしている赤ちゃんサボテンを見て感じたことです。