コラム
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2014/4/3
1437    笑顔力

大西正子さんの「笑顔力」についてのスピーチを聞かせてもらいました。ここから学ぶことがたくさんありました。

人は自分に変化を感じるとやる気になれること。顔こりほぐしによって表情が変わっていくという変化が分かります。顔が変化することで自信がつき、やれるという気持ちになれるのです。顔の変化と同じように、内心でも語学力でも、今までと違う自分が存在していることに気付くと自信となりやる気が満ちてきます。人から「変わったね」と言われることが変化の気付きであり入り口となります。
お礼を言われることの喜びが活動の原点になること。嬉しい言葉をいただくことは活力になりますし、もっと喜んでもらいたいという思いに駆られます。お客さんからいただく感謝の言葉は喜びであり、今よりも前に進む力になります。
もしその人が今までと違う行動をすることになったり、前向きな姿勢になるなど、自分を変えるきっかけに自分の言葉や励ましが起因しているとしたら、それは自分の喜びにもなります。誰かが変わるきっかけに自分がなれたら、とても嬉しいことです。
人に伝えることを仕事にすると成長できます。人に何かを伝えようと思うと自分が行動しなくてはなりません。自分が経験していないことや実行していないことを相手に伝えることは難しいのです。仮に伝えられたとしても感動は伴いません。
以前、試しに講演を聞いて感動した話があったので、自分の講演でもその話をしたことがあります。ところが同じように話しているつもりでしたが、皆さんからの反応がなかったのです。勿論感動を与えることはできていませんでした。それは自分の経験を話したのではなくて、聞いた話を伝えたに過ぎなかったからです。誰かの経験を経験していない自分が伝えようとしても、伝えられないのです。それは話の内容を真似できたとしても、持っているものが違うからです。話す内容を10だとしたら、話をするために持っている経験や思いは100くらいあります。表面的な10を真似て話したとしても、その後にある90を伝えられないのです。話をする場合は自分が経験したこと、自分が実践して感動したものが必要です。
笑顔でいると自然と周囲の人が応援してくれます。難しい顔やしかめっ面をしていると決して応援してくれません。笑顔の力のひとつは応援してくれる人を増やしてくれることです。
応援して欲しいと依頼しなくても自然と周囲が支援してくれます。それは素敵な言葉をいただけるようになった時に気付きます。聞こえてくる言葉が以前と違って素敵な言葉が増えてきたと感じる時、きっと素敵な笑顔になっています。
感謝の気持ちを持つこと。両親や友人、神社やご先祖に感謝の気持ちがあれば、自然とそこに行くことになりますし、頭を下げます。大西さんは毎月、父親の月命日にはお墓参りをしているそうです。それを聞くだけで感謝の気持ちが伝わってきます。逆風に打たれ、歩くことが辛くなった時、これまでたくさんの人に支えられ、守られてきたことに気付き感謝の気持ちになれます。

自分で自分の変化を感じること。お礼を言われるような言動をすること。人に伝えられる経験を持つこと。笑顔と感謝の気持ちを持つこと。これらの力が備わると、もうこれまでと違う自分になっています。