コラム
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2014/3/3
1419    鏡の法則

自分が接する人は鏡です。自分が接している相手の姿は自分の姿なのです。自分の前に乱暴な言葉使いをしている人がいるなら、自分もそんな素質があるということです。信頼できない人が寄ってきたら、自分も社会から信頼されない状況になっていると思うべきです。

また心優しい人が近くにいる場合や、笑顔溢れる人が周囲にいるなら、自分もそんな人でいることが分かります。自分が接する全ての相手は鏡ですから、その姿を見て自分のいる状況を確認すべきです。社会から信頼される立場にいる人や、人に親切にしている人、社会奉仕活動をしている人が周囲にいるなら、自分もそんな立場にあり、社会から信頼されていると思っても間違いありません。

しかし信頼性の低い人、喧嘩早い人、言葉の汚い人が周囲にいるようになってきたら要注意です。そんな環境いると、それ以外の人は立ち去ることになります。何故なら、信頼できない人がいる、喧嘩早い人がいる、汚い言葉が飛び交っている環境の中にいたくないからです。そしてそんな環境を創り出しているのは自分ですから、自分も同じように見られているのです。自分が接する相手の性格や行動は全て鏡の法則に従います。

自分が望むような人になりたいと思うなら、そんな人と接するべきです。社会から信頼されたいと望むなら、既に社会から信頼されている人の仲間に加わることです。笑顔の耐えない人になりたいと望むなら、笑顔の素敵な人達の会合に参加すべきです。社会に貢献したいと望むなら、社会貢献している団体に加入すべきです。自分の心が接する人の態度と言葉という鏡によって映し出されます。

その人の行動を非難するのならば、自分の行動も非難されるものです。その人の行動を尊敬するなら、自分の行動も尊敬されるものです。人に接する時はその人の態度は自分の鏡だと思うことです。

もしあなたが相手の悪口を言ったとします。相手の顔は見る見るうちに怒りに溢れ、醜い顔に変化していくのが分かります。その顔を見て醜いと思うのは勝手ですが、鏡の法則を忘れてはいけません。実はその時の自分の顔も醜いのです。その場に鏡があれば自分の顔を見ることができますが、それは悲劇ですから自分が相手の悪口を言っている時に鏡がないことに感謝すべきです。あなたの悪口によって相手の顔が醜くなっているならば、あなたの顔も同じように醜くなっています。悪口を言う時の顔はとても醜いので、もしその時の顔が鏡で見られるなら二度と悪口を言いたくなくなります。鏡を見る時は美しい顔でいたいと思うように、あなたの前にいる相手の顔が美しければ、あなたの顔も美しい顔でいます。

全ては鏡の法則の通りに現実は進みます。もしあなたが人を追い込むならば、それは自分に跳ね返ってきます。その時は良かったとしても、鏡に映ったことは自分のところに反映されます。今度は誰かに自分が追い込まれることになります。

自分の前にいる人が自分の心を写す鏡だと思って下さい。自分がなりたい人になりたいのなら、自分の前の人を自分の望む人にならして欲しいのです。相手が怒っているのは自分が怒っているからです。相手が微笑んでいるのは自分が微笑んでいるからです。相手が笑顔でいるのは自分が笑顔でいるからです。相手が誠実に答えているのは自分が誠実に接しているからです。自分の心にあるものが、相手の態度と言葉で表現されています。