コラム
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2014/1/21
1394    幸せ

日常の中の出来事に感動できることが幸せだということです。幸せはどこか遠いところにあるものではなくて、誰かが与えてくれるものでもなくて、常に思い切り頑張っている状態の中から感じるものでもなくて、今ここに存在しているものです。それに気付かないので幸せを感じていないのです。誰にでも感じられる幸せですが、気づく感性がなければ幸せだと感じることなく時間を過ごしてしまいます。そしていつか、振り返った時に後悔という感情が心を支配することになります。そうならないためにも、一日の中で幸せを感じるように感性を磨きたいものです。

磨き方は極めて簡単。些細なことに感謝する気持ちを持つことです。イベントがあれば容易く見つけられますが、いつもと変わらない毎日の中に幸せの種が潜んでいます。幸いなことにこれまで出会った皆さんから、たくさんの幸せを感じられる日常や言葉を受け取っています。日常の光景の中に幸せが存在してくれていることが分かるので紹介します。

  • お雑煮を一緒に食べたかったので、願いが叶いました。
  • 電話でお話するだけで胸がいっぱいになりました。でも、お話したいことが何も言えなかったです。
  • いつも励ましてくれる言葉に勇気をもらっています。
  • 朝から話をしたことで運気がアップしました。
  • 今日も一日あっという間でした。明日の一日のスケジュールを書き出しています。
  • 一日を大切にできるようになれる今に感謝しています。
  • 年末は実家の仕事の手伝いです。家の仕事を手伝うのは滅多にないのでとても好きな時間です。
  • 紅白歌合戦を見てゆっくりしています。
  • おいしいコーヒーのお店を見つけています。今、そのお店でゆっくりとコーヒーを飲んでいます。是非、行ってみて下さい。

短い言葉ですが、今とても幸せだという感じが伝わってきます。本人は幸せな瞬間を感じていると思いますが、こんな素敵な言葉を受け取った人も幸せを感じられるのです。

これらのことは決して無理をしていることではなく、そして難しいことでもなくて、自分の行動と共に常に訪れていることなのです。それを幸せだと気付けることが幸せなのです。

幸せは今ここにだけ存在しています。普段は空気の存在に気付かないように、健康の存在に気付かないように、幸せも感じられないでいます。

しかし試しに息を止めて我慢をして限界が近づいて息を吸い込んだ時に、空気があることに感謝したくなります。風邪をひいて健康を損ねた時、健康でいられることの有り難さを感じます。それが外国を旅行している時に風邪をひいてホテルのベッドで、一人で寝ている時の不安感は体験した人なら分かると思います。回復した時に、健康でいられることに感謝している自分があります。

このように当たり前の幸せは感じにくいものです。もしそれがなくなったとしたら幸せでいられないものがあれば、それが今ここにあることが幸せだと思えるのです。

幸せは人生の中の特別なものではなくて、今ここに存在しているものです。