「チェンジをチャンスに変えることが大事なこと。たった一文字を変えるだけですよ」という話がありました。ChangeとChance、確かにGをCに変えるだけで機会が訪れることになります。自分が変わると機会が訪れること。GをCに変えることを意識すれば、大切な機会は訪れるということです。

人を変えることは難しいことですが、自分を変えることは自分の意思でできることです。

この人は有名な次の言葉を引用してくれました。「心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる」。

また野村克也さんは「心が変われば態度が変わる　態度が変われば行動が変わる　行動が変われば習慣が変わる　習慣が変われば人格が変わる　人格が変われば運命が変わる　運命が変われば人生が変わる」というヒンズー教の教えとして紹介しています。

前後をつなぎ合わせると、心が変わると人生が変わるとなります。心のあり方を変えると人生が変わってしまうのです。心が変えるという気付きが習慣となり、それを毎日続けることで無意識へと発展します。無意識の行動はそれまでなかった機会を与えてくれます。機会を得るということは、その立場にならなければ得られないものを得られる機会を持つことになります。それまでは立つことのできなかった場所に立てる機会があるというだけで、儲けです。

何か聞かれた時に難しい表情をして相手を睨み付けるよりも、笑顔で反応して目をくりくりさせながら「それは、どうして」と答える方が相手に好印象を与えます。暗い顔、無表情、反応に乏しいことよりも、明るい笑顔、瞳が輝いていること、素直に反応する方が相手に好意を持って受け入れられます。

これまでの自分とは違う姿勢や表情に変えることで、これまではなかったような機会はやってきます。変化を無意識になるまで習慣化させ、無意識になったことを意識して実行することを心掛けたいものです。

そしてチェンジは意識しなければ分からないことがあります。ある人が和歌山城を観察していました。そこに和歌山市議会議員が通り掛りました。その議員は尋ねました。「何を見ているのですか」。その人は「今日の景色を観察しています。毎日観察していますよ」と答えたのです。すると市議会議員は「和歌山城を観察しても何も変わっていないですよ」と答えたのです。

笑いながら「毎日観察していると変化していることに気付きます。和歌山市が誇る和歌山城を見て何も変化はないと思うことが、行動や思考が停止させていると思いますよ」と。答えたのです。

つまり毎日、変化はないように思っていても、日常は常に変化しています。変化を見逃さないことや変化に気付く力が必要なのです。

変わることに気付いていなければ行動も変わりません。環境が変化していないと思っていると、人は失敗しなかった昨日と同じ行動を取るからです。少しの変化を見逃さないことや変化に気付くことが行動を変え、機会を招いてくれるのです。

Change のGをCへ変えようとすること。変化は機会につながります。